仕事や職場環境がしんどくて、今すぐ逃げ出したい時ってありますよね。
逃げたい反面、逃げたら甘えになるのではないか、逃げたところで次もまた同じように辛いことはあるのではないか、と考えては踏み止まる人は多くいます。
しんどい環境に見切りをつけることは、果たして逃げになるのでしょうか?
結論は、もう少し頑張るべき時もあれば、今すぐ逃げるべき時もあります。
この記事では、仕事から逃げたいと思った時にやるべきことや、今すぐ逃げるべきタイミングについて解説します。
目次
仕事ができない自分が辛いあなたへ
自分に合った仕事ができておらず、できない自分が辛くて逃げ出したい人は、仕事を変えることをおすすめします。
経営学者のピーター・ドラッガーは以下のように語っています。
「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。 しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。 強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」
自分の強みを活かせる仕事をすることで、逃げたい気持ちから解放されるでしょう。
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仕事から逃げたいと思う理由
あなたが仕事から逃げたい理由は何でしょうか?
辛いことがありすぎて、とにかく今すぐ逃げたいという人も少なくありません。
しかし原因を明確にしないと対策が難しく、仮に辞めて違う仕事をしても、また同じ展開になってしまう恐れがあります。
そこでまずは仕事から逃げたい理由を紹介しますので、自分に当てはまるものがないか、確認してみてください。
法外な残業が常態化している
毎日毎日残業で家に帰れば寝るだけ、休日はとにかく寝溜めしてゆっくり家で過ごしたい、という環境下にある人は多いのではないでしょうか。
筆者も連日朝から終電近くまで働いた時期がありましたが、基本朝から疲れていて、体調が万全な日はほぼありませんでした。
日曜日の夜は次の長い1週間を想像しただけで疲れて、仮病で逃げるか悩んだものです。
ちなみに、厚生労働省の「時間外労働の上限規制」によると、時間外労働の上限は原則月45時間、年間360時間と定められています。
月に8日休み(22日出勤)とすれば、1日2時間程度が上限。これを上回っていれば、法外な残業と言えます。
明らかにキャパオーバーの仕事量
1人の仕事量とは思えない、明らかにキャパオーバーな状況も逃げ出したくなります。
何から手をつければいいのかわからず混乱したり、終わらなくて誰かに迷惑をかけてしまう心配や恐怖があったり、精神的にとても辛いからです。
キャパオーバーしているときは大体、残業や休日出勤といった長時間労働にもつながりますからね。精神的にも体力的にもしんどくて、逃げたくなるわけです。
休日も会社やクライアントから連絡がくる
サービス業では特に、シフト制でお店は毎日営業していること
が多いため、自分が休みの日にも何か確認などで、会社やクライアントから連絡がくることはよくあります。
「休みのところにすみません」と言いながら、30分くらい平気で話してくる人もいますからね。用事がある時にこれは本当にテンションが下がります。
常に仕事を気にしなければならないため、オン・オフの切り替えができないことが苦痛で、この生活から解放されたいと思うわけです。
重大なミスをしてしまった
重大なミスをしてしまった時は、誰しもその場から逃げたくなりますよね。
- 書類の送り先を間違えた
- 重要なファイルを削除してしまった
- 見積もり額の桁数を間違えて超安価で受注してしまった
- アレルギー持ちの人に通常のメニューを提供してしまった
- お客様の高価なドレスにコーヒーをこぼしてしまった
など、どんなに優秀な人でも、人間である以上ミスはあります。
自分1人が身内に怒られて済めばいいですが、クライアントやお客様に迷惑や被害が及んでしまえば、自分の謝罪だけでは済みません。
取り返しのつかないミスをしてしまった時は、恐怖で逃げたいと思うのが自然でしょう。
仕事ができない
仕事ができない自分が辛くて、逃げたいと感じる時もありますよね。
- 自分だけ全然獲得できない
- 注意してるつもりなのにミスしてしまう
- わからないことがわからない
仕事ができないと焦る気持ちもあれば、周りをイライラさせたり迷惑をかけたりして、居心地の悪さも感じてしまいます。
仕事ができなくて居心地も悪ければ、職場にいる時間は地獄に感じるでしょう。
職場の人間関係に問題がある
仕事を辞めたい理由ランキングで、常に上位にあるのが人間関係の問題です。
- 毎日怒鳴っては詰めてくるパワハラ上司
- 曖昧な指示で仕事を丸投げしてくる適当上司
- セクハラやストーカーをする同僚
- 陰湿なイジメを繰り返すお局
上司には逆らえない、セクハラやイジメは騒ぎ立てづらいなど、我慢せざるを得ない場面が多いのが辛いところ。
仕事内容や残業より、人間関係のストレスが辛くて逃げたい人はたくさんいます。
クレームが多い仕事で辛い
クレームが多い環境も精神的に辛くて逃げたくなります。
冷静に話ができればいいですが、クレームを入れる人は感情的になっていることも多く、怒鳴られたり罵声を浴びせられたりすることもザラ。
筆者はコールセンターで働いたこともありましたが、電話でのクレームは特に厄介です。対面なら言い方に配慮する人も、電話越しだと言いたい放題言うこともありますからね。
こんな状況が日常的にあったら、逃げたくなりますよね。
プレッシャーに耐えられない
仕事のプレッシャーが大きい時は、緊張や恐怖で逃げたくなります。
- 上層部を相手にプレゼンする
- 大きなセミナーに登壇する
- ミスが許されないプロジェクトを指揮する
- 高級なモノを輸送する
プレッシャーが大きい仕事は、失敗したらどうしようとネガティブに考えてしまいがちで、余計に辛く感じるもの。
すべて投げ出して逃げれば、どんなに心が軽くなるだろうと考えてしまいます。
毎日同じことの繰り返しで将来が不安
毎日同じことの繰り返しで退屈していて、現状維持が続くことに不安を感じ、仕事から逃げたくなる人もいます。
と考え出すと、仕事の意義、やりがいを見失って、毎日が辛く感じられます。
向上心のある人や変化を求める人は、変わり映えのない日常には耐えられません。
仕事から逃げるのは甘え?
仕事から逃げたくなる理由を紹介しましたが、上記のような理由で仕事から逃げるのは甘えになるのでしょうか?
一概に正解はありませんが、以下のような基準をひとつの目安にされるといいでしょう。
今すぐ逃げるべき状況
心身にネガティブな影響が出ていたら、今すぐ逃げるべきです。
- 仕事の不安や上司への恐怖心で眠れない
- 会社に向かう途中で頭痛や吐き気がする
- ストレスで円形脱毛症になった
こういった状況は、明らかに異常です。
生活や人生を豊かにするためにしている仕事が原因で、メンタルを病んで休業状態になってしまえば、後悔ばかりが残るでしょう。
その会社や仕事を手放したら、あなたはもうどこで何もできないのかと言ったら、そんなわけありませんよね。耐え続ける必要はありません。
逃げた方がいい状況
まだ心身に余裕はあるけどブラックな環境下にいて、将来的に不安があるとしたら、逃げるもしくは、逃げる準備をした方がいいでしょう。
- 法外な残業が常態化している
- 休日出勤を強要される
- 職場の人間関係に重大な問題がある
会社の体質や他者のことは自分では変えられないため、この先も耐えるしかありません。
今は大丈夫だったとしても安泰とは言えないので、逃げる準備を進めておくべきでしょう。
ちなみに、月の残業が80時間で「過労死ライン」とされています。これくらいの残業は当たり前の環境にいる人は、異常だと理解しましょう。
もう少し頑張るべき状況
仕事から逃げたい気持ちはわかりますが、もう少し頑張るべき状況もあります。
- 仕事を始めてほんの数日しか経っていない
- 失敗してこってり絞られた(ほんの数回)
- 慣れない仕事のプレッシャーで緊張している
このような状況から逃げるのは、甘えと言われても仕方がありません。
初めてのことは誰しも思い通りいかないもの。すぐに合う・合わないを見極めるのは早いです。
慣れれば要領を掴めたり、面白さに気づけたり、緊張しなくなって自分に自信が出たり、局面が変わる可能性は大いにありますからね。
仕事から逃げたいと思った時の対処法6つ
次に、仕事から逃げたいと思った時の対処法を紹介します。
仕事から逃げたい理由を明確にする
まずは仕事から逃げたい理由を明確にしましょう。そしてそれは自分で解決できることか、それとも自分ではどうしようもないことなのかを考えましょう。
例えば残業が多く、休日出勤も強要される状態が辛くて逃げたい場合。
自分の仕事が遅くて長引いているなら改善の余地はありますが、他の人もみな、残業することが当たり前の環境では、解決は難しいでしょう。
1度メモに書き出して言語化し、客観的に見てみるのがおすすめです。
自分に改善の余地がある時、改善を試みてから再度判断するか、それともただ逃げるかでは雲泥の差になります。
休養する
会社に辿り着くのがやっとなくらい辛い時は、無理せず一旦休養しましょう。
心と体が回復することで余裕が出て、もう少し頑張ろう!と前向きになることもありますからね。
仕事は大変だけど、今の会社で頑張りたい気持ちがある人は、休養してリフレッシュしましょう。
身近な人に相談する
辛いことやストレスを1人で抱えないで、身近な人に相談しましょう。
話すだけで気持ちは楽になりますし、自分より辛い立場や失敗を経験した人の話を聞けば、自分を見つめ直すキッカケにもなります。
また、悩みは人に話すだけで9割解決するとも言われています。人に状況を説明する中で自然と頭が整理され、解決策が思いつくからです。
「せっかく友達と会うのに愚痴るのは嫌...」と思うかもしれませんが、友達が困っていたら相談に乗ってあげたいと思いますよね?
たまにはそういう時があってもいいのではないでしょうか。
辛いことを正直に上司に伝えてみる
辛いことを正直に上司に伝えてみるのもアリです。
- 業務量を調整してもらいたい
- 自分のレベルに見合った仕事がしたい
- 仕事が合わないから部署異動したい
あなたもそうだと思いますが、他者の本心ってわかりませんよね。
自分では辛い感じを全面に出していると思っていても、意外と周りは気付いていません。正直に伝えると「早く言ってくれればよかったのに」と言われることもあるものです。
中には「甘えるな!」と聞き入れてくれない人もいるでしょうが、それなら辞めるまで。耐えてもいずれ辞める時がくるのであれば、正直に伝えてみるべきでしょう。
プライベートを充実させる
プライベートを充実させることは、誰にとっても非常に重要です。
どんなにいい仕事や職場でも、時に辛いことやストレス、逃げたくなるようなプレッシャーがかかる場面はあるもの。それを中和させるのはプライベートの時間です。
日本人は4人に1人が無趣味というデータもありますが、あなたはいかがですか?
多くの人は働くためではなく、プライベートを楽しく豊かにするために生きているはずなのに、プライベートが退屈では気分は上がりません。
プライベートを充実させるべく、趣味探しをしてみてはいかがでしょうか。
次の仕事のアテをつける
「他に仕事があるから、別にこの仕事は辞めても構わない」という状況が最強です。
しんどければ辞めてもいい、出世できなくてもいい、といった依存せず、他人と比較せず状態にあると、心のゆとりが違います。
いつ辞めても構わないという安心感の後ろ盾は強く、逃げたい気持ちを和らげる効果も。
今は空き時間にできる副業求人も豊富にありますからね。今の仕事から逃げたい人は、次の仕事のアテをつけることをおすすめします。
結論)仕事は逃げてもいい
自分にできる限りのことはやって、それでも改善されない場合は、逃げて大丈夫です。会社や上司はあなたがうつ病になって潰れたとしても、人生の責任を負ってはくれません。
体が滅びるまで捧げるほどの仕事でしょうか?もしそうでないのであれば、見切りをつけましょう。
「転職したいけど勤続年数が短くて...」と勤続年数を気にする人もいますが、問題ありません。
私たちが転職経験者500名を対象に実施したアンケートによると、78.2%もの人が「勤続年数は気にする必要がない」と回答しています。
ただし、無断で突然辞めるのはNGです。心配や迷惑をかけないよう、会社の規定に沿って2週間前なり1ヶ月前に、きちんと申請してくださいね。
自分に合った仕事を見つけよう
自分に合った仕事ができていない人は、改めて自分の適性を確認しましょう。
自分の強みを活かせる仕事をすることで、逃げたいと思う機会を大幅に減らせます。
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まとめ
今回は仕事から逃げたい時にやるべきことや、逃げるべき状況について解説しました。
世の中にはいてはいけない会社、関わってはいけない人がいます。また、どんなに頑張ってもうまくできない仕事もあります。
逆に、あなたが必要とされる会社や仕事も絶対にあります。自分の強みが活かせる仕事探しをしましょう。
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