あなたは生きがいがなくて、人生が充実していないことにモヤモヤしていませんか?
生きがいがあるとないでは、老後の健康面に差が出るという研究データもあるほど、生きがいで人生の充実度は変わります。
生きがいがないことに焦る必要はありませんが、そのうち見つかるだろうと先送りにしていると、何も見つからずじまいになってしまうことも。
そこで今回は、生きがいを見つけて人生の充実度を上げたいあなたに向けて、生きがいの見つけ方を紹介します。
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目次
生きがいの意味
そもそも生きがいとは何か?まずは意味をみていきましょう。
生きがいは「生き甲斐」と書き「人生の生きる価値、はりあい、喜びといった、その人の生を根拠づけるものを広く指す。」と説明されています。
※参照:コトバンク
好きなこと、やりがいのあること、楽しいことなど、それに触れている瞬間が自分にとってかけがえのないものと感じられることすべてが、生きがいと定義できるでしょう。
生きがいがない人は多い
公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構が実施した「サラリーマンの生活と生きがいに関する調査」をみると、41.6%もの人が生きがいを持っていないことがわかります。
- 持っている:58.4%
- 前は持っていたが、今は持っていない:14.6%
- 持っていない:27%
約半数の人が生きがいなく今を過ごしていると思うと、すごく多く感じられます。
生きがいがない人の特徴
ここでは生きがいがない人の特徴を紹介します。
趣味がない
生きがいがある人は趣味があり、生きがいがない人は趣味がない、というくらい、趣味は生きがいに直結します。
生きがいの意味にある「生きる喜びやはりあい」は趣味から得られるので、無趣味だと生きがいに欠けることは想像できるでしょう。
博報堂生活総研が公開する「遊びについての調査」によると、「自分は無趣味である」と回答した人は26.2%。
生きがいを持っていないと回答した人の割合と非常に近い数字です。
仕事が充実していない
アスリートや芸術家、起業家など、世の中「仕事が生きがいそのもの!」という人もたくさんいます。
一方でパワハラが横行しているような会社にいて、いつも辞めるかどうか悩んでいる状況にいたらどうでしょう?
仮に趣味や楽しみを持っていたとしても、活動時間の大部分を費やす仕事が充実していなければ、ネガティブな感情に支配されて、無気力になってしまうのも無理はありません。
日常に忙殺されている
遅くまで残業して、帰ったら最低限の家事をして、お風呂に入って寝て、早朝に起きてまた仕事に向かう。
筆者はこんなルーティーンで生活していた時期がありましたが、このように日常に忙殺されている人はたくさんいます。
「休みは家でただただ寝ていたい」と思う生活だと、行きたいところがあっても、やりたいことがあっても、そもそものやる気が起きません。
仕事に生きがいを感じられていなければ、生きがいを感じる瞬間はほぼないでしょう。
交友関係が狭い
前述した「サラリーマンの生活と生きがいに関する調査」をみると、生きがいは「前は持っていたが、今は持っていない」と回答した人が14.6%いました。
例えば、学生時代は仲間とスポーツやバンド活動をするのが趣味だったけど、就職して住む場所が遠くなり、家庭を持って時間が合わなくなって、今はやっていない。
こんなことってありますよね。筆者も年齢を重ねるにつれて、自然とやらなくなったことは多々あります。交友関係が狭くなって、やりたいことができていない人もいます。
恋愛や結婚を諦めている
後述しますが、配偶者との結婚生活や子どもとの暮らし、老後は孫との関わりなど、家族のつながりに生きがいを感じる人は非常に多くいます。
恋人と楽しい時間を共有したり、子どもの成長を見守ったりするのは、喜びを感じられる瞬間ですよね。
日本は晩婚化や生涯独身人口が増え続けているので、孤独により生きがいを感じられていない人も多いでしょう。
否定的で行動力がない
気にしいな性格の人やマイナス思考の人は、面白そうなことが目の前にあっても「やってみて失敗したらどうしよう」などと考えて、躊躇してしまう傾向にあります。
行動力がないために、生きがいになる何かを掴むチャンスを逃している人もめずらしくありません。
生きがいがあるメリット
生きがいがあるメリットを2つ紹介します。
人生が充実する
生きがいとなる楽しみや喜びは、あればあるだけ人生が充実します。
生きがいがあって今が充実していれば、仕事で多少嫌なことがあっても頑張れたり、他人に優しくできたり、基本的にポジティブでいられますからね。
大き過ぎるメリットと言えるでしょう。
老後の認知症予防になる
平均80歳の男女900人を対象に行われた「生きがいの有無と認知症のなりやすさ」の調査結果によると、生きがいがない人はある人と比べ、約2.4倍アルツハイマー型認知症になりやすいと説明されています。
認知症は引きこもっている人に多い傾向にあるようですが、生きがいがあると外出や他者との関わりが増え、認知症予防に有効とされています。
また、生きがいがあると運動量の増加やストレス解消につながり、うつ病予防にも効果的とされています。
生きがいの見つけ方5つ
ここからは、生きがいの見つけ方を紹介します。
趣味を見つける
趣味がない人は、趣味を見つけるのが1番です。みんなで楽しめるものもいいですが、2〜3人程度の少人数で楽しめるもの、自分1人でも楽しめるものと、バリエーションがあると最高ですね。
特に1人でも楽しめる趣味が見つかると、他人の状況で左右されないので、安定感があっておすすめです。
身近な人の手助けをしてみる
誰かの役に立つことから何かを見つけ、それが生きがいにつながるケースもあります。
例えばネットショッピングモールの無料ネットショップ開業【BASE】は、創業者の母親が「ネットショップを作ってみたい。だけど、どうしても難しくてよくわからない」という言葉をキッカケに生まれたサービスです。
誰か1人の悩みの解決は、その他大勢の悩みの解決につながるとはよく言われますよね。
社会貢献や新たなビジネスに興味がある人は、身近な人の手助けをしてみると、何かヒントが得られるかもしれません。
身近な人の生きがいを聞いてみる
考えても今ひとつピンとこない人は、身近な人の生きがいを聞いてみるのもおすすめです。自分の知らない世界や、魅力に気づけていないことって世の中にたくさんありますからね。
スポーツのような一緒にできることなら、教えてもらったり、その人の持つコミュニティに参加させてもらったりすることで、生きがいが見つかることもあるでしょう。
出会いの場に行ってみる
- 気軽に遊べる友達がほしい
- 恋人がほしい
- 趣味を共有できる仲間がほしい
など、出会いがほしい人は出会いの場に行ってみましょう。出会いは本当に自分次第です。
もし出会い目的の場に行くことに抵抗があれば、習い事を始めたり、人との関わりを目的に副業を始めたりするのもアリです。
気の合う仲間や恋人は、一緒にいるだけで充実しますからね。
環境を変える
環境を変えるとは、住む場所、使う時間、関わる人のすべて、もしくはどれかを変えるということです。
例えば、職場まで遠すぎて自由な時間がとれないことが、新たな行動を始められない原因であれば、引っ越したり在宅ワークにしたりするイメージ。
筆者は実際、会社員時代にもっと時間がほしくて、会社まで歩ける距離に引っ越したことがありました。会社の周辺にある賃貸物件と、片道40分程度離れた場所で選ぶ賃貸物件では、もちろん選択肢に差はあります。
でもやってみて、筆者にとっては通勤が大幅短縮され、自由な時間が増えたことの方がよっぽど価値がありました。その時間で好きなことができるようになりましたからね。
環境を変えるのは容易ではありませんが、変化が大きい分得られることも大きいです。
みんなどんなことに生きがいを感じている?
前段で生きがいの見つけ方を紹介しましたが、さらにヒントとなるべく、世間の人が生きがいに感じることランキングTOP10を紹介します。
ランキング | 生きがいを感じること | 回答数(複数) |
---|---|---|
1位 | 趣味 | 51.6% |
2位 | 子ども・孫・親などの家族・家庭 | 35.8% |
3位 | 配偶者・結婚生活 | 28.2% |
4位 | ひとりで気ままに過ごすこと | 19.1% |
5位 | 自分自身の健康づくり | 17.4% |
6位 | 友達など家族以外の人との交流 | 15.1% |
7位 | 自然とのふれあい | 14.2% |
8位 | 仕事 | 12.3% |
9位 | スポーツ | 11.3% |
10位 | 自分自身の内面の充実 | 10.7% |
※公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構が実施した「サラリーマンの生活と生きがいに関する調査」を基に作成。
やはり、趣味が圧倒的ですね。
- 家族で楽しめる趣味
- 友人や恋人と楽しめる趣味
- 1人で楽しめる趣味
で考えてみると、充実度の幅はかなり広がるでしょう。
ちなみに筆者の生きがいは以下の通りです。ご参考まで。
- 家族で楽しめる趣味:ペットと散歩
- 友人や恋人と楽しめる趣味:新たな飲食店の開拓
- 1人で楽しめる趣味:旅行、テニス観戦
生きがいを見つけるコツ
次に、生きがいを見つけるコツを紹介します。
生きがいに過度な期待をしない
まずは生きがいに過度な期待をしないことです。
毎回めちゃくちゃテンションが上がって、とにかくワクワクすることは何か?なんて期待値をもって探しても、なかなか見つかりません。
ペットと一緒に過ごす時間のような、ささやかな幸せに目を向けることが大切です。
とにかく行動すること
当たり前ですが、行動しないと何も変わりません。
面白そうなことや楽しそうなことが見つかったら、とにかく挑戦するのはもちろんのこと、自分の棚卸しをしたり、誰かに生きがいを聞いてみたりするのも行動に入ります。
些細なことでも、今できることを積み上げましょう。
健康管理をすること
健康管理をするのもとても重要です。
- 不摂生の影響で食事や飲酒に制限が出る
- 体力がなくてすぐに疲れてしまう
こうなっては、選択肢が狭まるからです。
若いうちはあまり差が見られませんが、高齢の方をみると、元気な人とそうでない人って活動の幅も質も全然違いますよね。
いくらお金と時間に余裕が出ても、健康がなければ宝の持ち腐れ。
健康は第一の富です。
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まとめ
人生100年時代と言われますが、世界一の長寿国日本はそこに1番近い存在です。
ぜひ生きがいを見つけて、1日でも多く、充実した人生にしましょう。
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