- 自分が正しいと思い込んでる先輩や上司が多い
- 旦那が自分の主張ばかり押し付けてきて、めんどくさい
- 言い方が嫌。理不尽なこと言ってる自覚ないのかな？
こんなふうに、「自分が正しいと思っている人」に振り回されて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
日本の職場にはいまだに年功序列や縦社会といった古い文化が根強く残っており、「上司が絶対」「目上には従え」の空気やストレスを抱えながら働く人は少なくありません。
自分が正しいと思っている人が会社を去るまで我慢して、理不尽な主張や攻撃的な言い方に耐え続けなければならないのでしょうか？
先に結論をお伝えすると、解決する術はあります。
今回は自分が正しいと思っている人（職場の上司や旦那さん）の特徴と、対処法を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
自分が正しいと思っている人に疲れた方へ
今回ご紹介する対処法で関係改善は見込めますが、ある程度の時間を要します。
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自分が正しいと思っている人の特徴とは？
自分が正しいと思っている人の特徴を解説します。
プライドが高く、自分の非を認めない
自分が正しいと思い込んでいる人の多くは、プライドが高く、自分の非を認めようとしません。
- 自分には能力がある
- 人より仕事ができる
- 考え方は常に正しい
こうした思い込みが強いため、自分が認めている上司や仲間以外の意見は「聞く価値がない」と無視します。
実際に能力は高く、成果も残す、カリスマ性のある人であれば、多少無茶を言っても人はついてきます。
しかし、「めんどくさい」「関わりたくない」と思われている時点で、単なる自信過剰や自己愛的な思い込みであるケースがほとんどです。
器が小さく、攻撃的になる
器が小さい人とは、自分の思い通りにいかないと不機嫌になったり、自分の弱さを見せられなかったりするタイプの人です。
- 自分が中心でなければ嫌
- 格下だと思われたくない
- でも責任は取りたくない
という矛盾を抱えており、自分の主張が通らないと感情的に反応しやすく、攻撃的な言い方になることもあります。
自分の主張が通らないと感情的になり、間違いを指摘すると「そういうつもりだった」と回答する、クレームが発生したら逃げる傾向があります。
職場で上の立場にいると扱いづらく、ストレスの原因になるでしょう。
固定観念が強く柔軟性がない
自分が正しいと思っている人には、固定観念が強く、柔軟性に欠けるタイプも多く見られます。
固定観念とは、事実や他人の意見があっても変わらない、凝り固まった思い込みのことです。
たとえば、日本では血液型と性格の関連を信じる人が多く存在しますが、科学的には根拠がないとされています。
それでも信じ続ける背景には、「確証バイアス」と呼ばれる心理的傾向があります。これは、自分に都合のいい情報を集め、反対の情報は無意識に排除してしまう現象です。
「A型は几帳面」と思い込んでいれば、几帳面な行動ばかりに注目して「やっぱりそうだ」と確信を深めてしまうのです。
このような人は、客観的な事実より、自分の感覚や思い込みを優先してしまう傾向があります。
「高学歴の方が優秀」「残業しないのはやる気がない」といった偏見や古い価値観を押し付け、職場では「めんどくさい人」と思われていることも少なくありません。
他人に厳しく自分に甘い
自分が正しいと思っている人にありがちなのが、「他人に厳しく、自分に甘い」矛盾した態度です。
たとえば、
- 自分のミスは「仕方ない」で済ませるのに、他人のミスは厳しく指摘する
- 自分が忙しい時に他人が雑談していると不機嫌になるが、自分は平気で話す
- ルールを破るのは自分ならOK、他人がやるとNG
などのように、他人には厳しく、自分には甘いという二重基準を持っています。
しかし、こうした矛盾した態度にも関わらず、自分ではそのことに気づいていないことが多いのです。
そのため指摘されると逆ギレしたり、被害者意識を持ったりすることもあります。
職場や家庭でこのタイプが上の立場にいると、理不尽なルールやパワハラにつながりやすく、周囲にとって大きなストレスのもととなります。
他責思考で「人のせい」にする
他責思考とは、トラブルやミスが起きたときに「原因は自分以外にある」と考える思考パターンです。
たとえば、新人教育で相手が成長しないと、「理解力がない」「努力不足」と決めつけ、自分の教え方を省みません。
この背景には「自分が正しい」「間違っていない」という強い思い込みがあります。自分を見直す発想がなく、問題の本質に気づけないため、同じ失敗を繰り返しやすいのです。
結果、責任転嫁や対人トラブルが増え、職場の雰囲気や信頼関係を悪化させてしまいます。
周囲の士気を下げる原因にもなるため、早めの見極めと距離の取り方が重要です。
自分が正しいと思っている人への対処法5つ
自分が正しいと思っている人への対処法を紹介します。
相手のタイプを見極めて関わる
「自分が正しいと思っている人」にも、実はさまざまなタイプが存在します。
一見似たように見えても、言動の背景や心理パターンが異なるため、関わり方にも工夫が必要です。
たとえば、
- 自信家タイプには、論理的かつ対等なコミュニケーションを
- 自信がないことを隠したいタイプには、否定せず安心感を与える姿勢を
- 思い込みで解釈が歪むタイプには、感情を刺激せず、事実を淡々と伝える対応を
このように、相手の性質に合わせた接し方を意識することで、無用な衝突やストレスを回避しやすくなります。
まずは、前述の特徴と照らし合わせながら、相手の言動や態度をよく観察してみましょう。
「正しさの押しつけ」がどこから来ているのかを理解すれば、論破を避けつつ、冷静に距離を取る対人スキルが身についていきます。
否定から入らず、言い方を工夫する
相手の意見を否定から入らずに受け止めることは、円滑なコミュニケーションの基本です。
特に、自分が正しいと思っている人は、否定されると攻撃されたと感じて感情的になる傾向があります。論破しようとすればするほど、話が通じなくなるので注意が必要です。
とはいえ、無理に同調する必要はありません。
「なるほど」「そういう考え方もありますね」「それは大変でしたね」など、否定せず受け流す言い方を意識するだけで、相手の反応は大きく変わります。
「話を聞いてくれる人」「敵ではない人」と認識されれば、次第にあなたの意見にも耳を傾けるようになります。
正義感が強い人ほど、真っ向から反論しがちですが、それでは自分自身が「正しさを押しつける人」になってしまうリスクも。
互いに、「自分が正しい」でぶつからない工夫が、「穏やかな職場づくり」に役立ちます。
意思表示で相手の論破を避ける
自分が正しいと思っている人の中でも、勢いで言い負かそうとする「支配的なタイプ」には、丁寧に意思表示することが効果的です。
このタイプは常に会話の主導権を握ろうとし、相手を言いくるめるような言動が目立ちます。
強気な姿勢の裏には、不安や劣等感を隠す心理があり、攻撃的な態度で自分を守ろうとする傾向があります。
そんな相手には、淡々と自分の立場や意見を伝えるのがポイントです。
たとえば、
- 少し整理が追いついておらず、確認させてください
- 前回と少し内容が違って聞こえたので、確認させてください
- 万が一のすれ違いを防ぐために、上司にも一度共有しておきますね
自分を強く見せる人ほど本質的には気が小さく、落ち着いて意思表示されると、大人しくなることも多いのです。
仕事で成果を上げる
営業職やフリーランスのように成果がわかりやすい仕事であれば、まずは数字や実績で結果を出すと、自分の発言力を高める手段になります。
誰もが納得する成果を上げれば、「自分が正しい」と思い込む相手からマウントを取られることは減るでしょう。それどころか、こちらにアドバイスを求めてくるような場面も出てきます。
「いろいろ言われるのは、格下に見られているからだ」と感じたら、自分の成果を高めるためのサインと捉えるのもひとつの視点です。
コツコツ積み上げた実績は、自分を守る盾になって、いつの間にか「もう振り回されない自分」へと変えてくれます。
職場や働き方を変える
- 自分が正しいと思っている人が多すぎる
- パワハラがひどくて精神的に限界
- 上司が感情的になりやすく、まともに会話ができない
そんな日々に心をすり減らしている人も多いのではないでしょうか。
人間関係にはどうしても相性があります。特に職場の人間関係によるストレスは深刻化しやすく、努力や工夫で改善できる場合もあれば、消耗する一方の関係性もあります。
そんなときは、職場や働き方そのものを見直すことも、立派な解決策のひとつです。
「逃げるみたいで嫌」と思うかもしれませんが、他人は変えられません。変えられるのは自分の環境や選択だけです。
最近では、在宅ワークやフリーランス、副業など、人間関係のストレスを最小限にして働く選択肢も増えています。
自分に合った環境を選ぶことは、心地よく働き続けるための大切な選択です。
自分が正しいと思っている人と関わらないために
自分が正しいと思っている人は、どの会社にもいるものです。
関わらないためには、働く相手をコントロールできる働き方をするしかありません。
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自分が正しいと思っている人にはさまざまな特徴がある
ここまで「自分が正しいと思っている人」の特徴や対処法を紹介してきました。
一見同じように見えても、その背景や性格はさまざまです。自分が正しいと思っている人のタイプを見極めることで、無駄に巻き込まれずに済む場面も増えるはずです。
ただ、どれだけ工夫しても関係が改善しないこともあります。そんなときは、転職や働き方そのものを見直すのも、立派な選択肢です。
無理に合わせ続けるより、自分が穏やかに働ける環境を選ぶことが、いちばんの対処法になるかもしれません。
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