自分の強み(長所)を見つけて、転職やキャリアアップにつなげたい人も多いと思います。
しかし、
- 自分の強みがわからない
- 弱みならいくらでもあるのに
- 強みの見つけ方を知りたい
など、悩みを持った人も多いのではないでしょうか。
実際に強みと聞かれてもパッと思い付く人は少ないでしょう。
そこで今回は、自分の強みがわからない理由や強みの見つけ方を解説します。
自分の強みを活かして活躍をしたい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
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自分の強みがわからない3つの理由
自分の強みがわからない理由は以下の3つです。
- 自分を客観視できていない
- 強み(長所)をずば抜けた才能だと勘違いしている
- 自己肯定感が低い
それぞれについて、詳しく解説していきます。
①自分を客観視できていない
強みがないと感じている人は、自分を客観視できていません。
素晴らしい強みがあったとしても、当たり前にできてしまうが故に、気づいていないのです。
また自分を客観視できない人は、能力が低いということも分かっています。
アメリカのコーネル大学の「正しい自己評価」の研究を例に出します。
この研究では、とある試験のあとに「自分の成績はどの程度か」と学生に自己評価をさせました。
すると下位25%にいる学生は「良い出来だったので上位に入りそう」と回答。
逆に上位の学生は「手応えがないので努力が必要」という人の割合が多い結果となりました。
この研究から、能力の低い人ほど自分を過大評価することが分かったのです。
自分を客観視できれば強みが見つかるだけでなく、仕事にも良い影響を与えます。
②強み(長所)をずば抜けた才能だと勘違いしている
「強み」と聞くと「人よりずば抜けた才能」だと感じていませんか?
しかしハードルを上げてしまうと、自分の強みにフタをしてしまうでしょう。
また就職や転職で企業が知りたい「強み」とは、特別な才能ではなく、自分が持っている能力の中で一番優れているものです。
他人と比べて優れているものだと勘違いしている人もいますが、そこを履き違えないように注意してください。
③自己肯定感が低い
自己肯定感が低いと、自分の強みに気づけません。
なぜなら、強みを弱みだと勘違いしてしまうからです。
例えば、「人の気持ちに敏感で寄り添える」という強みがあっても、自己肯定感が低いと「周りが気になりすぎて自分はビビリな人間だ」と思ってしまうのです。
どんなにすごい能力を持っていても、自己肯定感が低ければ、悪い方に考えがちです。
強みに気付くためには、自己肯定感を高くする必要があります。
強みには3種類ある
強みには以下の3種類があります。
- ポータブルスキル
- ソフトスキル
- 資格・専門スキル
それぞれについて、詳しく解説していきます。
ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、持ち運びができる能力のことです。
いわゆる、どこでも通用するスキルを指すもので、業種や時代に左右されない汎用性の高いスキルを指します。
- コミュニケーション能力
- 情報収集能力
- 問題解決能力
- 判断力
- 分析力
このように、どんな場面でも強みになるのがポータブルスキルのメリットです。
ソフトスキル
ソフトスキルとは、仕事をするうえで基礎となる個人の性格や特性などに関係するスキルです。
ポータブルスキルと共通する部分がありますが、どちらかというと性格や特性などを指す場合が多いです。
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 共感力
- 協調性
- 発想力
ソフトスキルはどんなビジネスにも活かしやすく、長期的に活躍できる人材になれます。
資格・専門スキル
資格や専門スキルは、自分の能力を証明できるものです。
特に資格は自分の強みを公的に証明できるため、就職や転職が有利に進むでしょう。
また資格によっては独占業務があります。独占業務は、資格がないと取り扱いできません。例えば、税理士は「税務書類の作成」「税務代理」「税務相談」などの独占業務があります。
資格や専門スキルを持っていれば、世間から認められやすく、キャリアアップにも有利になるはずです。
自分の強みの見つけ方5つ
それでは自分の強みを見つける方法を紹介します。
①過去の成功体験を探る
自分が過去に成功したことや、褒められたこと、評価されたことを思い出してみましょう。
それを追求していくと自分の強みが見えてきます。
例えば、
- 生徒会で行事を取り仕切った→責任感、協調性
- 人とすぐに仲良くなる→コミュニケーション能力、気配りができる
- 小学校から大学まで野球をしていた→継続力、忍耐力
など、周りの人から評価された経験から強みを探れます。
些細なことでも強みになりうるので、ぜひ過去の体験を思い返してみてください。
②短所から長所を探る
「短所は長所の裏返し」という言葉があるように、弱みから強みを探すこともできます。
あなたも自分の弱みならいくつか思いつきませんか?
その弱みの捉え方を変えれば長所になり得ます。
私の弱みを例に挙げると、
- 人の目を気にし過ぎる(悩みやすい)→人の気持ちに寄り添える(共感力)
- 周りの意見を聞かずに突き進む(頑固)→自分の軸がブレない(芯がある)
- 切羽詰まらないと行動しない(危機感がない)→ここぞという時に集中できる(行動力)
このように別の視点から見ると弱みが長所になります。
弱みの数だけ強みがあるので、まずは自分の弱みを洗い出してみてはいかがでしょうか。
③家族や友人に聞いてみる
強みは自分では気づけないものです。
そんなときは、家族や友人に聞いてみましょう。
あなたも仲の良い友人の良いところはパッと思い付くと思います。それと同じで、自分の周りにいる人は、あなたの良さに気づいています。
できれば強みに関するエピソードやそう思った出来事を聞いておくと、面接やES対策で役立ちます。
④情熱を持って取り組んだことを思い出す
これまで情熱を持って取り組んだことや、より多くの時間をかけてきたものは、間違いなく強みです。
私の場合だと、会社を辞めてライターとなり、時間と場所に囚われなくなったため東欧のポーランドで海外生活をした経験があります。「自由になりたい願望」が強く、会社を辞めて誰よりも行動しました。
友達からは「行動力ありすぎ」と言われ、間違いなく強みだと思っています。
誰しも、何かに熱中したことや、情熱を持っていたことはあるので、それを思い返して強み探しの参考にしてみましょう。
⑤自己分析を受ける
客観的かつ手早く強みを見つけたいなら自己分析がおすすめです。
自己分析にもよりますが、さまざまな質問が用意されているため、自分について深く知ることができます。
自己分析は客観的に自分を分析してくれるため、気付かなかった強みや弱み、特性などの洗い出せるのがメリットです。
ぜひ自己分析を実施して、自分の中に隠れた強みを見つけてみてくださいね。
面接や自己紹介で自分の強みを伝えるコツ
企業の面接や自己紹介の場面で、自分の強みを上手く伝えるコツを紹介します。
体験談を交えながら話す
強みを話す際は、体験談を交えながらだと説得力が増します。
基本的に面接の場面では、根拠を示すことが大切です。なぜそこが強みだと感じるのか、具体的なエピソードが求められます。
例えば、筆者の場合は「行動力」が強みです。なぜなら、単身ポーランドに移住したり、YouTubeを始めたり、富士山に登ったりなど、いつも行動している根拠があります。
このように体験談を交えながら話すと、面接官も納得してくれるでしょう。
どう仕事に活かすか伝える
自分の強みをどう仕事に活かすか伝えると、相手も業務のイメージが沸きやすくなります。
例えば、コミュニケーション能力が強みなら
前職ではお客様のリピート率No.1のスタッフでした。リピーターは売上の8割を作っていると言われいますので、御社でもお客様に選ばれるような丁寧な接客を心がけます
といったように、仕事への活かし方を伝えましょう。
すると面接官も採用後のイメージがしやすく、合格する確率も上がっていくでしょう。
わかりやすい言葉で伝える
難しい言葉は使わず、わかりやすい言葉で伝えることが大切です。
もちろん技術職などの面接では、難しい言葉や用語が必要になるかもしれません。
しかし基本的には、相手に理解しやすい言葉を使って伝えた方が好印象です。
自分を良く見せようとして難しい言葉や横文字を使う人もいますが、相手によっては逆効果でしょう。
相手がどんな立場なのか、あらかじめチェックして、言葉選びをしてみてください。
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まとめ
今回は自分の強みがわからない理由と強みの見つけ方を解説してきました。
自分を客観視できれば、強みが分かるだけでなく仕事にも生かせるでしょう。
それでは本記事を参考に、自分の強みを見つけてみてくださいね。
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