次男の性格と特徴とは？血液型別の違いや恋愛傾向、5つの適職を紹介

 

次男の方には、自分の性格と適職を理解せず、私生活や仕事で窮屈な思いをされている人も少なくないでしょう。

 

心理学の世界では、出生順位の違いが性格に与える影響が示唆されており、同じ兄弟でも、生まれた順番で特徴が異なるとされています。

 

筆者も末っ子の次男ですが、自分の性格的な特徴を知らずに、対人関係や仕事で悩んでしまう場面も多くありました。

 

そこで今回は、次男の性格と特徴、恋愛傾向や向いている仕事を紹介します。

 

次男の方はもちろん、職場や私生活のパートナーとして、次男の方と付き合う関係にある人も、ぜひ参考にしてみてください。

次男とは

次男とは、兄弟のなかで長男や長女の次に生まれた男の子を指し、第2子とよばれる場合もあります。

 

アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーは、「家族布置」とよばれる概念をもとに、きょうだいの出生順位による性格の違いを調べました。

 

アドラーのきょうだい構図を大きく分類すると、「第1子（長子・一人っ子）」「中間子」「末っ子」となり、次男や末っ子の特徴を以下のように記しています。

 

 

上記はあくまで傾向ですが、次男や末っ子の方は思いあたる部分もあるのではないでしょうか。

次男と二男の違い

「二男」も2番目に生まれた男の子を指す言葉で、役所の書類など、公式な手続きには二男と記載するのが一般的です。

 

ニュアンスとしては、きょうだいが2人だけの場合は「次男」、きょうだいが第2子以降も続く場合は「二男」、と考えていただければわかりやすいかもしれません。

 

そのため、二男であり中間子の場合もありますが、真ん中生まれでは性格の特徴もまた異なるとされています。

 

上記のように、2番目に生まれた男の子とは言え、一括りにできないのも事実でしょう。

末っ子と次男の違い

末っ子とは、きょうだいのなかで最後に生まれた子供をあらわし、性別に関係なく使われる言葉です。

 

2人きょうだいで2番目に生まれた男の子であれば、末っ子の次男となり、3人きょうだいで最後に生まれた男の子は、末っ子の三男になります。

 

心理学では、「次子（末っ子）的性格」と大きくまとめられるケースもあり、次男でも三男でも、同じ末っ子であれば共通した特徴が見られる場合もあるようです。

次男に共通する性格的特徴

ここからは、次男に共通する性格的特徴を紹介します。

自由人

第1子に比べ自由に育てられた次男は、束縛を嫌う傾向があります。

 

長男や長女の場合、はじめて子育てをするプレッシャーと期待から、親もきびしくしつけてしまうものでしょう。

 

しかし、次男や末っ子では、育児に対する親の慣れもあり、そこまで厳格に教育されません。そのため、のびのびとした環境で育った次男は、自由を好む性格になるようです。

甘えるのが上手い

常に年長のきょうだいと比較され、能力面で劣る次男は、他人の懐に入る術に長けています。

 

とくに末っ子の場合、アドラーが『永遠の赤ん坊』と形容するように、周囲を頼る傾向が強く、ときには自ら弱点をアピールし、誰かの助けを求める場合もあるでしょう。

 

周りに助けてもらう機会が多いため、他人に対して依存的な性格になってしまうケースも考えられるようです。

平和主義

競争心の高さも次男の特徴ですが、それと同時に、争いを好まず、他人との衝突を避ける傾向も持ち合わせています。

 

というのも、次男にとって、長男や長女は絶対的な存在。能力面で上の子に勝てないと自覚している次男は、無駄な争いを嫌うようになるのです。

 

そのため、大人になっても温厚で協調性のある、平和主義的な性格になるケースが多く見られます。

 

上記のような特徴が見られる次男は、エニアグラムタイプ9の傾向があるかもしれません。気になる方はチェックしてみてください。

 

頼られるのが好き

親やきょうだいに助けてもらう機会が多い次男ですが、周りから頼りにされるのも嫌いではありません。

 

家事の手伝いやおつかいを任されるのは、大抵は年長者のきょうだいです。そのため次男は、「自分も親から頼りにされたい」と思いながら育ちます。

 

上記のような環境が、他人の悩みや相談をついつい引き受けてしまう、次男の人柄のよさにつながっているのでしょう。

行動力がある

休日にはふらりと遠出をし、趣味や興味のある物事に対して積極的にチャレンジするのも次男の特徴。

 

生まれが後になるほど、放任されて育てられるケースも少なくないため、よりアクティブな面が目立ってくるようです。

 

しかし、フットワークが軽いからといって、何も考えていないわけではありません。

 

兄や姉の体験を身近で観察してきた経緯から、次男には確かな自分軸が存在しており、それが行動力を高める要因になっているのでしょう。

 

負けず嫌い

次男は競争心の高さが特徴的です。幼い頃から年上のライバルが存在するため、自然と負けん気の強さが鍛えられていくのでしょう。

 

しかし、計算高い一面を持つ次男は、勝てない勝負には挑みません。兄が学業で優秀ならスポーツを選ぶなど、第1子とは別の方向でスキルを伸ばしていくのです。

 

アドラー心理学では上記のような傾向を、親の愛を奪うための一種の戦略と位置づけ、その後のライススタイル（性格）の形成に影響を与えていると示唆しています。

社交的で人当たりがいい

長男や長女に比べ、次男は話好きで人当たりがよく、コミュニケーション能力に長けているとされています。

 

とくに下にもきょうだいがいる方は、より柔軟性の高い対人スキルを身につけている場合もめずらしくありません。

 

他人の懐に入る術も理解しているため、ソーシャルスキルに優れた、世渡り上手な大人になるケースも少なくないようです。

要領よく物事をこなす

幼い頃から第1子の行動を模範としてきた次男は、何事においても適応力の高さを発揮します。

 

兄や姉を身近なお手本として、

といった、成功と失敗の疑似体験を通し、効率よく物事を進めるスキルを身につけていくのです。

 

普段から、

と思われている方にとっては、参考にしたい部分かもしれませんね。

 

物怖じしない

次男は幼少期から年長者と関わる環境にあったため、物怖じしない、どこか怖いもの知らずな一面があります。

 

上記の特徴に、次男特有の競争心の高さが加わると、ときには危険とさえも思われる行動を取り、周囲を驚かせてしまうケースもめずらしくないようです。

 

 

カリフォルニア大学バークレー校らの「調査」では、末っ子は第1子に比べ、リスクの高いスポーツを好む傾向があると報告されており、その差は約1.48倍。

 

堅実さを特徴とする長子とは反対に、次男や末っ子は、リスクテイカーとして成長するケースもめずらしくはないようです。

大らかでゆとりがある

周囲から愛情を注がれて育った次男や末っ子は、気持ちに余裕があり、マイペースな印象すらあるでしょう。

 

英国の調査会社『YouGov』によると、末っ子は第1子に比べ、「自分は面白い」と回答する割合が高く、「気楽」で「リラックスしている」などの答えも多かったようです。

 

悪く言えば、責任感が薄い、とも捉えられますが、おっとりとした性格がひとつの魅力と言えるかもしれませんね。

観察眼が鋭い

第1子と比較して、運動や学力で劣りがちな次男は、周囲をよく観察し、必要とされている行動を敏感に読み取ります。

 

ときには、自ら進んで次男や末っ子としての役割を演じる面もあり、あえて滑稽な行動を取るケースも少なくないようです。

 

また次男には、

など、ESFP（エンターテイナー）の特徴に類似した傾向が多く見られるため、持ち前の性質を活かせば、特定の分野で成功できる可能性も高いと言えるでしょう。

 

考えを素直に口にする

次男や末っ子は、幼い頃から多少のわがままを言っても許される立場のため、ストレートな感情表現が目立ちます。

 

また、あえて単刀直入な言葉を使い、親の関心を惹こうとしているケースも考えられるでしょう。

 

本人に悪気がないのはわかりますが、上記のような特徴が大人になっても見られる場合、周囲から敬遠される原因になってしまうかもしれません。

忍耐強い

次男や末っ子の方には、幼い頃、よく兄や姉に泣かされていた人もいるのではないでしょうか。

 

きょうだいとの衝突をくり返すうち、次男は年長者には力では勝てないと自覚し、しだいに他人と折り合いをつける術を身につけていきます。

 

そのため、異なる意見も否定せず、一度は自分のなかに取り入れる辛抱強さを持ち合わせいるのが特徴です。

 

しかし、上記のような性質が過度になると、仕事や私生活で「必要ない我慢」をしてしまい、精神的な負担となってしまうケースもあるかもしれません。

 

血液型タイプ別｜次男の性格の特徴

ここからは、血液型をひとつの参考にして、次男の性格と特徴を解説します。

A型次男の特徴

A型はもともと、真面目で几帳面な部分や、繊細な点が特徴的。

 

A型の性質に次男が持つ、観察眼の鋭さや平和主義な部分が重なると、「気配り上手で相手に合わせて行動ができる」などの特徴が見られるかもしれません。

 

とくに下にもきょうだいがいる次男は、より協調性が高く、チームの橋渡し的な役割を任される場合もめずらしくはないようです。

 

自分から前に出るよりも、周囲のサポート役に徹するケースが多いのではないでしょうか。

 

B型次男の特徴

B型に該当する特徴として、マイペースで気分屋、自分の感情に素直な点が挙げられます。

 

そこに次男の性質である、束縛を嫌い、ストレートな感情表現が加わると、「アクティブで周囲を引っ張っていく人」と認識される場合もあるでしょう。

 

次男に共通する自由人な傾向と、B型のマイペースな部分が重なり、より個性的でフットワークの軽さが特徴的なタイプと言えます。

 

本人は意図せずとも、チームのリーダー的役割を任されるケースも少なくないかもしれませんね。

 

O型次男の特徴

一般的にO型は、コミュニケーション能力が高く、行動力がある性格として知られています。

 

O型の特徴に、次男の大らかさや物怖じしない傾向が重なると、「チャレンジ精神旺盛で場の雰囲気を和ませる」などの特徴が見られる場合も。

　

また、次男の負けず嫌いな性質が加わり、勝負事においては一歩も引かない大胆さを見せる場面もあるかもしれませんね。

 

クラスや職場では、ムードメーカー的な存在になるケースもあるでしょう。

 

AB型次男の特徴

AB型の特徴としては、こだわりが強く、頭の回転が早い点が挙げられます。

 

上記に次男特有の、要領のよさや忍耐強さがプラスされると、「自分の興味がある分野をとことん追求する」といった傾向が見られるかもしれません。

 

また、持ち前のセンスのよさと柔軟な発想力を発揮し、チーム内ではアイデアマンとして重宝されるケースも少なくないでしょう。

 

次男の恋愛傾向あるある

次男の恋愛傾向あるあるを紹介します。

ロマンチスト

第1子と比べ、責任感や真面目さを強く求められずに育った次男は、やや夢想家な部分も。

 

そのため、恋愛でもロマンチックなシチュエーションにこだわり、相手の喜びそうなサプライズを考える方も少なくないでしょう。

 

自分の感情をそのまま言葉にする傾向があるため、ときにはキザとも思えるようなセリフを口にするなど、ストレートな愛情表現も特徴的です。

喧嘩になると先に折れる

幼少期から年長者と関わってきた次男は、なるべく争いを避け、人間関係を円滑に進めるためのスキルを身につけています。

 

恋愛においても上記のような傾向が見られ、言い争いになったとしても先に折れるケースもめずらしくないはずです。

 

もともとの大らかな性格もあり、喧嘩をしても、次の日には何事もなかったかのようにケロッとしている方もいるかもしれませんね。

束縛を嫌う

次男に特有の自由を好む特徴は、恋愛に対しても影響を与える可能性があります。

 

のびのびとした環境で育った次男は、過度な干渉や束縛を嫌い、自分の行動を制限されるとストレスを感じるようです。

 

そのため、パートナーに対しても自立した関係を求め、私生活ではお互いのプライベートな時間を大切にする、少しクールな部分が印象的と言えるでしょう。

次男（末っ子）の性格に適した仕事5選

ここからは、次男や末っ子の持つ性格的特徴を踏まえ、おすすめの仕事を解説します。

スポーツ選手

大胆さと負けず嫌いな特徴を持つ次男は、スポーツの世界で活躍するケースが多いと言えます。

 

幼い頃から、兄や姉に追いつこうとトライアンドエラーをくり返してきた次男は、それだけ競技の成長速度も速いのでしょう。

 

次男で末っ子のアスリートとしては、

 

などの選手が有名。その他、マインドスポーツに該当する将棋界でも、藤井聡太氏が末っ子の次男ですね。

 

また、きょうだいで活躍するプロ野球選手を対象にした米国の「調査」では、末っ子は第1子に比べ、約10.6倍、盗塁を試みる確率が高かったとされています。

 

重要な場面でリスクを選択できる次男の性格が、競技面での大きなアドバンテージになっているのかもしれません。

営業職

営業職は、自社で開発した商品やサービスを顧客にアピールし、契約を促す仕事です。

 

仕事の特性上、コミュニケーション能力が要求されるため、次男の社交的な性格と人当たりのよさを活かせば、高い成果を残せる可能性があります。

 

しかし、束縛を嫌う次男にとって、ノルマや数字に縛られる生活が精神的な負担となってしまうケースも考えられるでしょう。

 

研究職

地道なイメージのある研究職ですが、次男が持つ自由を求める特徴は、専門的な分野でもメリットになる可能性が示されています。

 

社会史家であるフランク・サロウェイ氏は、化学や研究における大発見に対する態度を、出生順位別に調査しました。

 

上記の研究によると、次男や末っ子の研究者は、「新しい発見を支持する」傾向が高く、後生まれになるほど、革新的な考えを持つとされています。

 

第1子とは別の道を模索する後生まれの特性が、自然と、クリティカル・シンキング（批判的思考）を鍛える結果となっているのかもしれません。

 

YouTuber

YouTuberは、YouTubeに動画を投稿し、再生回数に応じた広告収入により生計を立てる仕事です。

 

動画の企画や編集など、すべての工程を1人で完結させる人も多く、自分の興味がある分野で自由に活動したい次男の方におすすめと言えます。

 

収益化には一定のラインが求められるため、職業として成立させるには、かなりの努力と時間が必要になるのも事実でしょう。

 

しかし、動画の投稿が目的であれば、機材を揃えさえすれば誰でも無料ではじめられるため、興味がある方は一度検討してみてもよいかもしれません。

 

Webデザイナー

Webデザイナーは、ホームページやランディングページなど、Webサイトのデザインを制作する仕事です。

 

デザインに興味があり、クリエイティブな発想が得意な次男や末っ子の方におすすめの仕事と言えます。

 

主にクライアントからの依頼に応じて制作を進めていくため、次男や末っ子の持つ、社交性の高さと気配り上手な点も役に立つでしょう。

 

また、持ち前の観察力の高さを活かして、自分なりのデザインセンスを磨いていけば、フリーランスとして独立できる可能性も高まります。

 

次男（末っ子）に向いていない仕事

次男や末っ子は、型にはまった仕事や淡々とした業務には不向きと言えるかもしれません。具体的には、

 

などが挙げられるでしょう。規則が厳しく、単調な作業がメインになる仕事は、次男や末っ子にとって精神的な負担となります。

 

また、やや責任感が薄い傾向もあるので、リーダー的な立場や人の命を預かるような仕事にも向かないかもしれません。

 

次男や末っ子の方は、自分が純粋に興味を持てる分野で、時間や場所に縛られない、自由な仕事を探してみるのをおすすめします。

　

次男に関するよくある質問

ここからは、次男に関するよくある質問を解説します。

次男は性格が悪い？

「性格が悪い」とは断言できませんが、生活環境によっては、トラブルメーカーになってしまう可能性も一部で示唆されています。

 

米国の『Good Housekeeping』に掲載された研究結果によると、次男は長男に比べ、非行に走る確率が、25〜40％高いと報告されたようです。

 

しかし、次男だからといって問題児と決めつけるのは軽率でしょう。上記の結果も含め、生まれた順番で必ずしも決まった性格が形成されるわけではありません。

 

きょうだい順で性格の違いがあらわれる理由は、親の教育方針やライフスタイル、そして、子供たちが周囲の期待に応えようとした結果です。

 

そのため、「似たような環境で育てば、共通した特徴が見られる場合もある」と考えていただき、出生順位は参考程度に留めておくのが無難でしょう。

次男がわがままと言われる理由は？

次男がわがままと言われる理由は、自由を好み、自分の感情に素直過ぎる点にあるのかもしれません。

 

とくに、調和を重んじる日本の社会生活では、末っ子気質の方は少しだけ浮いた人と捉えられてしまうケースもあるようです。

 

なかには、自分の性格に適していない環境に身を置き、「何だか生きづらい…」と感じている方もいるのではないでしょうか。

 

上記のように悩まれている次男の方は、一度働き方や環境を変えてみるのがおすすめです。

 

具体的には、

などが考えられるでしょう。

 

なかでも、時間や場所に縛られずに仕事ができるリモートワークは、束縛を嫌う次男の方におすすめの働き方です。

 

末っ子次男である筆者も、リモートワークの仕事をはじめてから、以前に比べストレスなく、のびのびと働けている実感があります。

 

また、リモートワークといっても、Webデザインや動画編集者など、職種はさまざま。自分の得意な分野で、自由に働ける点も大きなメリットと言えますね。

 

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まとめ

今回は、次男の性格と特徴、恋愛傾向や向いている仕事を解説しました。

 

生まれた順番で個人の性格が決まるとは言い切れませんが、特定の環境が、共通した特徴を形成する可能性も考えられます。

 

今回の記事を参考に、自分やパートナーをよりよく理解する、ひとつの目安としていただけましたら幸いです。

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