商品やサービス戦略に大きく関わるマーケター。華やかなイメージがある一方で、
- マーケターってどんな仕事?
- 向いている人の特徴が知りたい!
- 未経験でもマーケターになれるの?
このように思われている方もいるでしょう。
今回は、マーケターの仕事内容や向いている人の特徴などを解説します。
未経験からマーケターを目指す方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
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マーケターとは
マーケターとは、商品やサービスが売れる流れを作る職業です。
マネジメントの第一人者ピーター・ドラッガー氏は、マーケティングを「セリング(売り込み)を不要にすること」と位置づけました。つまり、
上記のプロセスを構造化し、商品が継続的に売れる環境を整えていくのがマーケターの仕事といえます。
セールスと混同されがちですが、マーケターは顧客と商品をマッチングさせ、自然と売れる仕組みを作るのが主な役割です。
マーケティングの種類
一口にマーケターといっても、担当する領域によって種類は多岐にわたります。大きく分けると以下の2つ。
- オフラインマーケティング
- デジタルマーケティング
それぞれの特徴を解説します。
オフラインマーケティング
オフラインマーケティングとは、ネットを介さないマーケティング手法の総称です。
街頭アンケートや電話、テレビCMや新聞広告などを活用して、販売戦略を行います。オンラインを活用しない分、営業の要素も強く関わってくる領域といえるでしょう。
リーチできる範囲は限られますが、訴求したい情報を確実に届けられるのが特徴です。また顧客と近い距離で関われるのも魅力といえます。
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングとは、その名の通りネットを通して行われる販売戦略です。
総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、2022年のインターネット広告費は3兆912億円。マスコミ4媒体(新聞・ラジオ・テレビ・雑誌)を上回る結果となっています。
上記のように、現在主流となりつつあるのが、デジタルマーケティングです。マーケターは使用するツールやポジションによって細分化され、一例としては、
- Webマーケター
- SNSマーケター
- CRMマーケター
- コンテンツマーケター
などが挙げられます。
デジタルマーケティングの特徴は、商品を広範囲にアピールできる点です。顧客とのタッチポイントが増える分、ターゲットの絞り込みやリサーチが重要となってきます。
マーケターの仕事内容
マーケターの業務は主に以下の4つです。
- 市場調査と分析
- 商品の企画立案
- 販売戦略の考案
- 実行と改善
順に解説していきます。
市場調査と分析
商品を販売する上で、マーケットリサーチは欠かせません。
いくら魅力的な商品を扱っていたとしても、ターゲットとする客層や市場を見誤れば、売上の最大化は見込めないためです。
市場調査を行う際には、顧客・競合・自社から成り立つ、3C分析などが代表的。消費者のニーズや競合といった外部環境を分析し、自社の強みを明確化していきます。
商品を展開するエリア、いわゆる土俵を決めるのが、マーケター業務のファーストステップです。
商品の企画立案
分析で得られた情報を基に、ニーズに適した商品を検討していきます。
顧客の抱える課題や競合が打ち出すメッセージなど、さまざまな要素を組み合わせ、自社商品へと落とし込む段階です。
場合によっては、商品企画とマーケティングが別部署に分かれているケースもあるでしょう。
いずれにしても、他部署との円滑なコミュニケーションや、アイデアを売り込むプレゼンテーション能力が試されるステップです。
販売戦略の考案
商品をどのように売っていくのかを決めるのも、マーケターの業務に含まれます。
例えば若年層を狙うならSNS、中高年を狙うなら新聞やチラシを活用するなど、ターゲットによって戦略も異なるものです。
またSNSの中でも、InstagramやLINE、YouTubeなど、目的によって媒体を切り替える柔軟さも求められます。
販促方法を考える段階では、広報や営業担当といった、より多くの部署との連携が必要です。
実行と改善
戦略を実行し、結果を基に改善策を考えます。
一度売れたら終わりではなく、商品が継続的に売れる仕組みを作るのがマーケターの本質です。
この際使われるフレームワークとしては、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取った、PDCAサイクルがポピュラーでしょう。
売れた理由や失敗した原因を洗い出し、次のサイクルへとつなげるのも、マーケターにとって重要な仕事といえます。
マーケターに向いている人の特徴
下記にあてはまる方は、マーケターに向いている可能性が高いです。
- 外向的な性格
- 計算が得意
- 流行に敏感
マーケターは社内や社外を問わず、さまざまな立場の人と関わる仕事。外向性の高さは大きな強みとなります。
またトレンドをいち早く読み取る洞察力や、細かなデータと向き合う論理的な思考も重要です。
考えを実行に移せる行動力と、物事を冷静に判断する客観力が求められます。
未経験からマーケターになる5つの方法
ここからは、未経験からマーケターになる方法を5つ解説します。
①マーケティング部門に異動する
社内にマーケティング部門があるなら、異動を希望してみるのもひとつの手段です。
現在の部署で成果を積み上げてきた経緯があれば、未経験でも要望が通る可能性があります。
ただし、社内のリソースや事業の方針によっても左右されるため、必ずしも希望が通るとは限りません。
異動を希望する際には、後ほど解説する資格の取得や、独学をしてある程度の知識を身につけておくのが無難です。
②転職活動をする
社内にマーケティング部門がない場合、転職も視野に入れておきましょう。
マーケターとして企業に勤める場合、事業会社のマーケティング部門に転職するか、マーケティング支援会社に就職するかのどちらかが一般的です。
マーケティング支援会社とは、SEO対策やWeb集客の立案など、外部のマーケティング業務を専門的に請け負う企業を指します。
さまざまな案件やクライアントと関われるので、マーケターとして着実にスキルアップしていきたい方におすすめ。
ただし、転職は人生にとって大きな選択です。まずは知人や転職エージェントに相談するなど、外部の意見を参考にするのも悪くはありません。
③資格を取得する
スキルの証明に役立つのが、資格の取得です。
でしょう。
しかし、やみくもに資格を取るのはおすすめしません。
例えば、Webマーケに特化したスキルを身につけたい場合はWebアナリスト検定。
体系的な知識を学びたい場合はマーケティング・ビジネス実務検定を取得するなど、目指す領域によって有効な資格も変わってくるものです。
マーケ系の資格の中には、無料で取得できるものもいくつかあるので、興味がある方はチェックしてみてください。
④独学する
自己学習で事前に知識を身につけておけば、就職に有利になります。
現在は個人でも有益な情報を手軽に得られる時代です。書籍やネット、動画サイトなど、活用できるものは積極的に取り入れましょう。
また独学で学んだ知識を応用して、副業マーケターとして業務をはじめてみるのもおすすめです。
例えばSNSや広告の運用代行など、案件を1つずつ積み重ねていけば、企業にアピールできる実績となります。
マーケティングの勉強方法はいくつか存在するので、気になる方は確認してみてください。
⑤勉強会やセミナーに参加する
実践的なスキルを身につけたいなら、勉強会やセミナーへの参加が効果的といえます。
特におすすめなのは、マーケティング支援会社や、関連するツールの開発や販売を行っている企業が運営するスクールです。
実務的なスキルを学べるだけでなく、現場の感覚を体感できるため、マーケターとして働くイメージが付きやすくなります。
セミナーやスクールによっては参加条件が定められている場合もあるので、事前のチェックは忘れずにしておきましょう。
マーケターに重要なスキル
マーケターを目指す上で特に重要となるスキルを4つ解説します。
ロジカルな思考
マーケターは、論理的に物事を考えなければいけません。マーケティングの根幹を成すのは、結果と原因の分析です。そのため、
- なぜそうなったのか
- 何が原因で失敗したのか
など、不測の事態に対しても、論理的かつ客観的に判断する能力が求められます。
ロジックツリーやMECEといったフレームワークを取り入れ、常にロジカルな思考で状況を分析するのが、マーケターに必要なスキルのひとつです。
情報収集能力
トレンドに敏感な方は、マーケターに向いている可能性があります。集客や販売方法は、時代の流れによって常に変化していくものです。
実際にWebやSNSなど、現在のマーケティングはデジタルの領域がメインとなりました。かつて有効とされていた戦略もすぐに廃れていく業界です。
トレンドに素早く反応できるアンテナの高さは、マーケターとして働く上で重要なスキルといえるでしょう。
総合的なITスキル
販促方法や商品コンセプトだけでなく、広告運用やSEO対策など、マーケターにはさまざまなスキルが求められます。
中でも動画制作やWebデザイン、コピーライティングなど、クリエイティブなスキルが重宝されるケースも少なくありません。
また多方面に活かせるスキルを身につけておけば、各部署との意思疎通もスムーズに進みます。
現場で求められるマーケターを目指すなら、より多くのITスキルを学んでおいて損はありません。
コミュニケーション能力
顧客に限らず、社内やクライアントとの関係づくりなど、さまざまな場面で人と関わり合うのがマーケターです。そのため、コミュニケーション能力は最大の強みとなります。
またマネジメントスキルやプレゼンテーション能力も必要です。メンバーのタスク管理や取引先を納得させる提案力など、さまざまな対人スキルが要求されます。
ヒューマンスキルを身につけていけば、結果としてディレクターのような、リーダー役を任される機会にも恵まれやすくなるでしょう。
マーケターに関するよくある質問
マーケターに関するよくある質問を解説します。
マーケターの平均年収は?
厚生労働省が運営する「job tag」によると、Webマーケターやリサーチャーを含む「企画・調査事務員」の令和4年の平均年収は、630万3,000円。
国税庁の「民間給与実態統計調査」では、同年の全国平均は458万円とされています。
上記を見ても分かる通り、他の職業と比べ、マーケターは高い給与水準にあるようです。
フリーランスでもマーケターになれる?
なれます。
ただし、フリーランスとして継続的に案件を受注し続けるには、社員として働く以上にさまざまなスキルが必要です。
基本的なマーケティングスキルやITの知識に加え、クライアントへの営業力も磨いていかなければなりません。
そのため可能であれば、まずは企業で実績を積んでから、フリーランスのマーケターとして独立するのが無難でしょう。
未経験からマーケターになるのは難しい?
ハードルは高いといえます。
「job tag」が公表するマーケターの有効求人倍率は、0.55倍。有効求人倍率とは、求職者と求人数の割合を示したもので、一般的に倍率が1を下回ると就職が難しいとされています。
また上記は経験者も含めての数字です。未経験となると、より難度が高まるのも事実でしょう。
しかし可能性は0ではありません。独学やスクールを活用して、まずは「未経験」の状態から脱しましょう。
ある程度の知識を身につけておけば、実務経験がなくとも採用されるチャンスに恵まれやすくなります。
もしくはWebライターや動画制作からはじめて、マーケティングに関連する知識を深めていく手も考えられますね。
今できる範囲からはじめてみて、自分に合ったペースで必要なスキルを磨いてみてください。
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まとめ
マーケターの仕事内容や必要なスキルを解説しました。
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