使えない上司にストレスを抱える人は非常に多く、退職理由になる人もいるほど。
辞めればストレスから解放されますが、次に上司になる人も同じタイプかもしれないと考えると、退職で万事解決とは言えません。
そこで今回は、使えない上司の特徴と対処法を解説します。
上司によっては、自分の考え方や行動を変えることでストレスを最小化できるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
使えない上司の特徴
使えない上司の特徴から紹介します。
fa-arrow-circle-right対処の余地がある上司とfa-arrow-circle-right対処が難しい上司に分かれるので、まずはそこを見極めましょう。
対処の余地がある使えない上司の特徴
対処の余地がある使えない上司の特徴を紹介します。
✔ 業務に対する基礎的な知識が不足している
配置転換や天下りで、これまでの経歴とは畑違いの部署で管理職に就く人もいます。
立場的に新人のようにかまってもらえるわけではないので、何をすればいいのか、自分の役割がわかっていないことも考えられます。
役割がわかれば機能する上司もいるので、関わり方次第で改善は期待できます。
✔ 人の好き嫌いが露骨に出る
人の好き嫌いを仕事に持ち込む上司はめずらしくありません。
自分の好きな部下には大した成果がなくても高評価を与え、逆に嫌いな部下は成果が上げにくい環境を作るなど、やりたい放題。
ただ、わかりやすい性格なので、好かれさえすれば逆にコントロールすることも可能です。
✔ 指示が雑
使えない上司の多くは、説明が曖昧だったり仕事を丸投げしたり、指示が雑です。
指示が雑になる原因は以下が考えられます。
- 他のことで忙しくてテンパっている
- 考えればわかるでしょと思っている
- 上司自身どう処理すればいいのかわかっておらず、指示が出せない
指示がわかりづらくて現場が混乱していることが伝われば、改善される人もいます。
✔ 状況の把握能力がない
状況の把握能力がない上司は、的外れな指示やアドバイスをしがちです。
状況がよくわかっていないところに突然入って仕切りだし、余計なことだけしていなくなる上司っていますよね。
このタイプは、仕事ができる人の前では大人しくなる傾向があるので、できる人だと認識されれば、ストレスは最小化されるでしょう。
✔ 言うことがコロコロ変わる
言うことがコロコロ変わる、言葉に責任が持てない上司に、ストレスを感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。
その場の思いつきで発言するタイプは、発言したことをすぐに忘れるので、自分は言うことがコロコロ変わる人間だと気付いていないのが厄介なところ。
自分の発言に一貫性がないことに本人が気付けば、改善は期待できます。
✔ ITリテラシーが低い
年配の上司だと特に、ITリテラシーが低く、文章入力程度しかできない人も少なくありません。
単純な操作まですべて部下に任せるようでは、みんな自分の業務が進まず困ってしまいます。
ただ中には、覚える気がないのではなく、何をどうすればいいのか、わからないことがわからない人もいます。
とイライラする前に、操作方法をレクチャーしてみてもいいかもしれません。
対処が難しい使えない上司の特徴
次に、対処が難しい使えない上司の特徴を紹介します。
✔ そもそも仕事にやる気がない
そもそも仕事にやる気がない人は、fa-arrow-circle-rightどうしようもできません。
雑談ばかりしていたり、仕事が回ってきそうな気配を感じると忙しいフリをしたり、仕事を回避することしか考えていないからです。
今の役職、今の収入、今の仕事内容で変わらず定年までいければOK、会社も部下も顧客もどうでもいい、と考えている人を変えるのは至難です。
✔ 危機感がなく努力しない
仕事ができない上司には、危機感のない人も多くいます。
例えば、上司のさらに上司や顧客から、段取りの悪さやミスが多いことを指摘されて怒られても、また同じようなミスをする人がいますよね。
上の人や顧客の立場から指摘されても変わらない人は、fa-arrow-circle-right変わりません。
✔ すぐに感情的になる
すぐに感情的になる上司は、厄介者としか言いようがありません。
sc_marker red">状況改善は見込めません。
✔ 問題やクレーム
デキる上司は叱るために、あえて感情的になることもありますが、使えない上司は大抵、気に入らないことに腹を立てて、ただキレるだけだからです。
感情論優先の人は部下の意見に聞く耳を持たず、建設的な話ができないので、fa-arrow-circle-right 問題やクレームから逃げる上司は、fa-arrow-circle-right最も存在価値がない上司と言ってもいいでしょう。
問題やクレーム対応が好きな人はそういないので、逃げたくなる気持ちもわかりますが、責任を取るのが責任者の仕事です。
失敗は部下のせいにして成功は自分の手柄にするような、責任者の器ではない人を変えるのは難しいでしょう。
使えない上司への対処法6つ
ここからは、使えない上司への対処法を紹介します。
1. 上司との関わり方を変える
上司との関わり方を変えるとは、距離をとるか、むしろ近づくかのどちらかです。
距離をとる場合は、仕事中は最低限の相談や報告をするのみ、上司から見えないところで昼休憩をして、上司の参加する飲み会には行かないといった具合です。
単純に接触頻度が減れば、その分ストレスも減るという発想ですね。
もし上司の人柄が嫌いでなければ、距離を縮めて関係構築をして、上司をコントロールするのもいいでしょう。
2. 仕事で成果を出す
仕事で成果を出せば認められて、存在感のある人間になります。
存在感が出ると、自分の判断で行動できる機会が増え、さらに上司から意見を求められる立場になります。
fa-arrow-right「もっとこうした方がみんな働きやすくなる」といった提案が自然とできるようになれば、ストレスを感じる機会は大幅に減るでしょう。
3. 同僚に相談する
抱えている不満を吐き出すだけでも、気持ちは楽になります。
使えない上司の話題で共感し、同僚との仲が深まり、チームの結束が強まるなんてこともありますからね。
友人に愚痴るのもいいですが、上司のことを知らないと共感しづらい側面もあるので、同僚に話した方がスッキリするでしょう。
4. 思っていることを1度伝えてみる
上司に1度、思っていることをストレートに伝えてみるのもアリです。
上司は自分が原因でストレスを与えていることに気付いていないだけで、気付けば改善するかもしれません。
伝える際のポイントは、fa-arrow-circle-rightやんわり伝えるのではなく、ハッキリと伝えることです。
事前に議事録なり証拠を残して、言った言わないにならないよう対策したり、不満を抱える人で集まって伝えたりすると、より響くでしょう。
伝える際の注意点は以下の通りです。
- 感情的にならないこと
- 「◯◯さんも言ってました」と、他人の名前を勝手に出さないこと
- 不満を言うだけにならないこと
どう改善してほしいかまで明確に伝えるのが重要です。争う姿勢ではなく、建設的な議論をする姿勢で臨みましょう。
5. 上司の上司に相談する
仮に使えない上司が課長だとしたら、その上司は部長ですね。
部長は現場と距離があり且つ、報告は課長からもらうため、偏った情報しか持っていない可能性があります。
部下の立場からでは言いづらいことや、言っても効果がないことも、部長の立場から言えば響くので、内容によっては上に話を通した方がいいでしょう。
それでも効果がない場合は、部署異動を打診するのもひとつの手です。
6. 仕事や働き方を変える
対処が難しいタイプが上司の場合や、部署異動も叶わない場合、自分が変わるしかありません。
個人的には上司という存在がない、フリーランスになるのがおすすめです。
フリーランスはいろいろ自分で管理しなければならない一方、上司は存在しないので、今よりはるかにストレスフリーで働けると思います。
筆者は現在フリーランスとして活動していますが、会社員時代にあった人間関係のストレスはほとんどありません。
同じ経験をしたくない人は、上司のいない働き方を検討されるといいでしょう。
使えない上司だったとしてもやってはいけないこと
いくら使えない上司だったとしても、会社員として、人としてやってはいけないことを2つ紹介します。
1. 報連相をしない
上司と関わりたくないとは言え、報連相を怠るのはいけません。
問題の原因が上司にあったとしても、自分もやるべきことをやらなければ、お互い様になってしまいます。
2. 逆パワハラをする
逆パワハラとは文字通り、下の立場の人間が上の立場の人間に対してパワハラを行うことです。
具体的には、
集団で無視する
少し注意されたらパワハラで訴えると脅す
セクハラされたとガセネタをでっち上げる
こんなことある?と思うかもしれませんが、モンスター社員による逆パワハラは昨今問題になっています。
使えない上司を追放したいからといって、精神的に追い詰めるのは絶対にやめましょう。
使えない上司に対するストレスが辛い場合は
使えない上司に対するストレスが辛い人は、フリーランスに転身することをおすすめします。
フリーランスにはそもそも「上司」という存在がいないですし、仕事で関わる人を自分である程度コントロールできるので、職場にあるような人間関係のストレスはだいぶ減らせます。
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まとめ:使えない上司にイライラするなら環境を変えよう
今回は使えない上司の特徴と対処法を解説しました。
人間性を根本から変えることはできないので、手のつけようがない上司の場合は自分が変わるほかありません。働き方を変えることも含めて検討してみてください。
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