
- 仕事にブランクがあるけれど、また働きたい!
- 50代から人生やり直せる資格がほしい!
- おばさんでも取れる資格ってなんだろう?
最近は“おばさん”という言葉にネガティブな印象を持つ人もいますが、ここでは親しみを込めた意味で使っています。
今から資格を取れるのか?取れたとして未経験の自分に仕事はあるのか?と考えて、足踏みしてしまう人に向けておすすめの資格をご紹介します!
結論、未経験でも資格さえあれば、年齢不問で応募できる求人は多数あります。
ポイントは、需要のある資格を選ぶことです!
新しい人生をスタートしたい時に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
40代・50代の資格選びのポイントとは?
おすすめの資格を紹介する前に、40・50代女性が資格選びをする際のポイントを解説します。
資格の重要度を理解する
資格は、知識や技能を客観的に「証明」できる大きな武器。職場での信頼を得やすく、採用や昇進の場面でもプラスになる機会が少なくありません。
やる気や実力をアピールする手段としても役立ちます。とはいえ、世の中には資格がなければ就けない仕事と、資格がなくても経験次第でできる仕事の両方が存在します。
たとえば「宅建士」や「医薬品登録販売者」などは、国家資格がないと就業できない代表例です。
希望する業界に対して、資格の“重要度”を正しく理解するのが大切です。
資格の将来性を見据える
資格を取るなら、一時的なブームよりも将来にわたって役立つ“実用性”の高い資格を選びたいもの。
特に、全国的にニーズがある分野は、年齢や地域に関係なく働きやすく、シニア世代にもおすすめです。
たとえば、体力の負担が少ない在宅ワーク系や、スキマ時間で学べる心理・医薬品・オフィス技能系の資格は、家庭との両立もしやすく長期的に活かしやすい傾向があります。
独立や副業につながる資格なら、定年後も収入の柱として活用可能です。
50代で経験を積み、60代で自宅開業を目指すなど、将来の働き方をイメージしながら「どこでも・いつでも」使える資格を選ぶのが大切です。
資格取得にかかるコスト
資格取得にかかるコストとは、「勉強時間」と「勉強に要する費用」です。
たとえば、参考書を使った独学なら比較的安く始められます。通信講座を利用すれば、数万円前後で取り組みやすい資格も多数あります。
資料を請求して比較すれば、自分に合った講座を見つけやすくなります。
ただし、医薬品販売や建築関係の一部資格では、専門学校の卒業や実務経験が必要になる場合もあり、コストが上がりやすい側面も。
「毎日どれくらい勉強に時間を割けるか?」「どこまで費用をかけられるか?」を冷静に見極めながら、無理のないプランを立てましょう。
おばさんでも取れる資格15選
おばさんでも取れるおすすめの資格を15個紹介します。
1. ファイナンシャルプランナー
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | 3級は受験資格なし。2級以上は受験資格あり |
試験の頻度 | 3級・2級は通年実施(休止期間を除く)
1級は年1回 |
受験費用 | 3級:8,000円 2級:11,700円 1級:20,000円 |
目安の勉強時間 | 3級:80〜150時間 2級:150〜300時間 1級:約600時間 |
合格率 | 3級:約70% 2級:約30% 1級:約10% |
ファイナンシャルプランナー(通称:FP)は、年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続などの知識を有する、お金の専門家です。
主に個人を相手に、結婚や育児、老後生活などのライフイベントに沿った、資金計画のアドバイスをする仕事です。
就職先にはFP事務所、銀行、信用金庫、証券会社、保険会社などがあり、個人で独立系FPとして活躍している人もいます。
一般的には2級以上が実務レベルとされています。3級と比較すると格段に難易度が高いように見えますが、国家資格の合格率としては高い方です。
2級は独学で取得可能とされており、受験の機会は通年あるので、比較的目指しやすい資格と言えるでしょう。
2. 宅地建物取引士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 8,200円 |
目安の勉強時間 | 300〜500時間 |
合格率 | 約15% |
宅地建物取引士(通称:宅建)は、不動産業に欠かせない存在です。
なぜなら不動産業を営む事業者は、従業員の5人に1人以上の宅建保有者を置くのが、法律で義務付けられているからです。
宅建資格保有者には以下3つの独占業務があり、資格保有者でなければ行えません。
- 重要事項の説
- 重要事項の説明書面への記名・押印
- 契約書への記名・押印
このような「独占業務」がある資格は、知識や技能の“証明”になると同時に、資格の重要度が非常に高いと言えます。
今後も全国的に安定したニーズが見込まれる“実用的”な資格として、シニア世代にも根強い人気を誇っています。
3. 不動産鑑定士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | 短答式と論文式の2つの試験があり、 短答式:受験資格なし 論文式:短答式試験の合格者 |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 13,000円(書面申請) 12,800円(電子申請) |
目安の勉強時間 | 2,000〜4,000時間 |
合格率 | 短答式:約33% 論文式:約14% |
不動産鑑定士とは、不動産の適正な価値を鑑定する専門家です。
不動産の売買を希望する人に対して、土地や建物の価値を鑑定したり、土地の有効な使い方をコンサルしたりする仕事です。
不動産鑑定士は、前述した宅建資格との相性が良いとされています。なぜなら、宅建と不動産鑑定士の学習内容は関連しているからです。
宅建を取得した後に不動産鑑定士の勉強に移り、ダブルライセンスを取得し、大きなアドバンテージを持って活躍する人も多く存在します。
4. マンション管理士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 9,400円 |
目安の勉強時間 | 500時間 |
合格率 | 約11% |
マンション管理士は、マンションの維持・管理に関するコンサル業務をするための資格です。
マンション管理士試験は受験者の年齢層が高く、令和6年度の合格者の平均年齢は48.8歳、最高年齢は82歳でした。
専門知識を「証明」できるうえ、法律・建築・管理組合との関係調整など、多岐にわたる知識が活かせる“実用的”な資格として注目されています。
マンション管理士になるには、マンション管理士試験に合格し、マンション管理士として登録するのが必要です。
5. 全国通訳案内士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 14,850円(一カ国語)
29,700円(二カ国語) |
目安の勉強時間 | 150〜200時間 |
合格率 | 約15% |
全国通訳案内士は、外国人の日本旅行に同行し、観光地の歴史や文化を伝えるなど、旅行中の通訳をする仕事です。「民間の外交」とも言われています。
第二言語が話せる人や、コミュニケーションを大事に働きたい人に向いています。
通訳案内士試験の外国語の種類は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語です。
6. 行政書士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 10,400円 |
目安の勉強時間 | 600〜800時間 |
合格率 | 8〜15% |
行政書士は、行政に許認可申請が必要な場合に提出する書類の作成や、官公署に提出する書類に関する相談業務などを行う、法律の専門家です。
業務の多くは書類を扱うため、事務処理が得意な人に向く仕事です。
行政書士は取得難易度が高いですが、独立開業しやすいので、60代以降定年を気にせず、自分のペースで働きたい人におすすめの資格です。
開業は自宅でできるので、大きな初期コストがかからないのも魅力と言えるでしょう。
7. 歯科衛生士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | 厚生労働省指定の養成所等を卒業(3年) |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 14,300円 |
目安の勉強時間 | 養成所等に通う期間 |
合格率 | 約95% |
歯科衛生士は、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導をするための資格です。
「歯科助手のこと?」と思われる方もいるかもしれませんが、違います。
歯科助手は受付や雑務などを担当する一般事務職ですが、歯科衛生士は医療業務従事者です。
歯科衛生士は養成所(専門学校)を卒業する必要があるのは難点ですが、メリットは多くあります。
- 人手不足で需要が高く、将来性もある
- 就職先は全国各地にある
- 女性が多く、女性限定の専門学校もある
- 専門学校は夜間コースもあるので、仕事と両立もできる
- 合格率が非常に高いので、資格取得は手堅い
女性が多い環境の方が安心する人にとっては魅力でしょう。
8. 栄養士
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | 厚生労働省指定の養成所等を卒業(2〜4年) |
試験の頻度 | ー |
受験費用 | ー |
目安の勉強時間 | 養成所等に通う期間 |
合格率 | 100%(学校卒業と同時に資格を付与されるため) |
栄養士は学校や病院、福祉施設、保育園などで、食事の計画・調理・提供をする仕事です。
栄養学の知識は自分や家族の健康や美容面など、私生活で料理をする上でも役立つのが魅力ですね。
仕事だけでなく、幅広く活用できる資格を望む人には最適でしょう。
9. 登録販売者
資格の種類 | 国家資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 12,800円〜18,100円(都道府県によって異なる) |
目安の勉強時間 | 400時間 |
合格率 | 40〜50% |
登録販売者はドラッグストアや薬局などで、一般用医薬品(かぜ薬や鎮痛剤など)の販売ができる専門資格です。
薬剤師との違いは、薬の調剤をせず、一部薬剤師でなければ販売できない薬がある点です。
就職先は全国各地にあり、ドラッグストアや薬局によっては資格手当を支給するところも。
資格取得のコストは比較的低く、合格率は高めなので、取り組みやすい資格の一つです。
10. 日商簿記
資格の種類 | 公的資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 3級・2級は年3回 1級は年2回 ※ネット試験:2級・3級は毎日(指定日を除く) |
受験費用 | 3級:3,300円 2級:5,500円 1級:8,800円 |
目安の勉強時間 | 3級:約130時間 2級:250〜350時間 1級:500〜700時間 |
合格率 | 3級:約40〜50% 2級:5,500円 1級:約10% |
日商簿記は、企業の経営活動を記録するためのスキルで、会計・税理士事務所や、企業の経理部門で役立つ資格です。
簿記は英語力を測るTOEICと同程度、企業からの需要が高い資格として知られています。
求人をみると、多くの企業が日商簿記2級以上を応募資格としており、実務レベルは2級以上と考えた方が良いでしょう。
11. 日本語教育能力検定
資格の種類 | 民間資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 17,000円 |
目安の勉強時間 | 300時間 |
合格率 | 約25% |
日本語教育能力検定はその名の通り、外国人に日本語を教えるための資格です。 言葉だけでなく、日本のマナーや文化を教えるのも仕事です。
英語や中国語などの第二言語が使えると、国内だけでなく海外で働くチャンスもあります。
12. 医療事務
資格の種類 | 民間資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 毎月実施※土日を中心に複数回 |
受験費用 | 8,800円 |
目安の勉強時間 | 200時間 |
合格率 | 約60% |
医療事務は、就職・転職・再就職に有利で、女性人気の高い資格のひとつです。
主な仕事内容は、医療機関での受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)作成など。
医療事務資格は4つあり、本記事では中でも有名な「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」の情報を紹介します。
独学で合格する人も多いので、資格取得コストを抑えたい人におすすめです。
13. 介護職員初任者研修
資格の種類 | 民間資格 |
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受験資格 | なし |
試験の頻度 | 年間を通して開講(スクールによる) |
受験費用 | 4〜8万円程度(養成所の費用) |
目安の勉強時間 | 130時間 |
合格率 | ほぼ100% |
介護職員初任者研修は、以前はヘルパー2級と呼ばれていた資格です。介護の基礎から応用までを学び、介護職員として働く際に役立ちます。
今後、日本はますます高齢化が進むと予測されており、介護人材のニーズは高まっています。
資格があれば、介護の現場で活躍できるチャンスが増えるでしょう。
合格率は公表されていませんが、試験は養成所で学んだ内容の確認の意味合いが強く、ほぼ100%合格と言われています。
14. ケアマネージャー
資格の種類 | 公的資格 |
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受験資格 | 特定の国家資格保有者、もしくは介護施設従事者 (実務経験が通算5年以上あり、従事した日数が900日以上) |
試験の頻度 | 年1回 |
受験費用 | 約7,000円~14,400円(※都道府県により異なる) |
目安の勉強時間 | 100〜200時間 |
合格率 | 10〜20% |
ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする方が介護サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者と調整を行う、介護サービスの専門家です。
ケアマネージャーは介護現場で直接介護を行う、介護福祉士や実務者研修修了者などをまとめる立場で、介護の実務は本来業務ではありません。
ケアマネージャーは介護職の中で給与水準が高いため、介護業界でキャリアアップを目指す人におすすめの資格です。
15. 終活アドバイザー
資格の種類 | 民間資格 |
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受験資格 | なし。通信講座の受講が必須 |
試験の頻度 | 随時 |
受験費用 | 39,000円 |
目安の勉強時間 | 100時間 |
合格率 | ほぼ100% |
終活アドバイザーは、人生の後半期にあるさまざまな課題に対し、総合的なライフプランの設計をサポートする専門家です。
エンディングノートの作成サポートや、弁護士や行政書士などの専門家との連携なども行います。
終活アドバイザーは単独で仕事にするより、FPのような金融系資格や介護系資格のプラスαとしてあると、より活動の幅が広がります。
資格を取って好きなことを仕事にするのもアリ
「好き」を仕事にしたい方も多いのでは。今は、ネイリストやヨガインストラクター、ワインエキスパートなど、自分の興味を活かせる資格が豊富にあります。
資格によりスキルが証明されると、副業やフリーランスとしても活動の幅が広がります。
さらに、これまでの人生経験を掛け合わせて自分らしい仕事を生み出すのも可能です。
例えば、「子育て経験×ヨガ」で親子教室を開く、「接客経験×ワイン資格」でワイン講座を開くなど、人生経験と組み合わせれば、自分らしい働き方が叶います。
資格がなくてもできる仕事はたくさんある
世の中には資格がなくてもできる仕事はたくさんあります。
- プログラマー
- Webデザイナー
- Webライター
- Web広告運用
- LINEの構築代行
これらは資格不要で、スキルとパソコンとネット環境があればできる仕事です。
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おばさんでも取れる資格まとめ
今回は「おばさんでも取れる資格」をまとめました。
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まずは、資格取得のコストや将来的なワークライフバランスを考え、最適な資格を選びましょう。
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