食に関する資格17選!国家資格から民間資格までまとめて解説

食品系の資格は就職にも強く、根強い人気を誇っています。これから取得を考えている方は、将来に役立つ資格を知りたいですよね。

 

悩んで顔を覆っている男性
  • 就職や転職に役立つ資格を知りたい
  • 国家資格を取りたい
  • 食の資格をまとめて知りたい

 

こんな疑問や悩みを持った人も多いのではないでしょうか。

 

筆者は食品系の国家資格2つ、民間資格1つを持っています。また資格を活かして食品メーカーで働いていました。

 

そこでこの記事では、食品系の資格をまとめて紹介します。食品業界への就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

資格はスキルと掛け合わせよう

マフィンとその他の食べ物と卒業の帽子

 

資格はスキルと掛け合わせると効果的です。例えば、管理栄養士にプラスしてマーケティングの知識があれば、食品メーカーで重宝されます。

 

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食に関する国家資格

スパイスや食べ物の中に本がある写真

 

まずは食に関する国家資格をまとめて紹介します。

調理師

調理師とは、飲食店や調理施設などで調理業務を行える国家資格です。調理師の活躍する場は幅広く、飲食店や病院、福祉施設、ホテルなどさまざま。飲食業界で働きたい人におすすめです。また「名称独占資格」でもあるため、調理師免許を持っていない人は「調理師」を名乗ることはできません。

 

調理師免許の取得には2つのルートがあります。

  1. 専門学校を卒業する(試験なし)
  2. 2年以上の実務経験を積んで試験を受ける

 

そこまで難しい試験ではないため、自分の取得しやすいルートを選びましょう。飲食業界でキャリアを積みたい人は、ぜひ取得してみてください。

栄養士

栄養士とは、 献立の作成や栄養指導、調理業務を行える国家資格です。主に健康な人を対象に、食事を通じたサポートを行います。

 

例えば、以下のような職場で活躍できます。

  • 学校給食の献立作成や栄養指導
  • 病院や福祉施設での食事管理
  • 食品メーカーでの商品開発

 

栄養士資格は 2〜4年制の養成施設を卒業後に取得可能。活躍できる場が幅広いため、 食や健康に興味がある人におすすめの資格です。将来のキャリアに役立つので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

管理栄養士

管理栄養士とは、栄養に関する高度な知識を持つ国家資格です。栄養士の上位資格で、健康な人だけでなく、病気の人や障害を持つ人に対してもサポートできます。病院や介護施設など業務の幅は広く、食に関する資格のトップに君臨する存在です。

 

管理栄養士の取得には2つのルートがあります。

  1. 栄養士免許を取得後、実務経験を積んでから管理栄養士国家試験に合格する
  2. 管理栄養士養成課程のある4年制大学で学びながら管理栄養士国家試験に合格する

 

管理栄養士は、栄養士よりも高度な知識を持っているため、就職や転職に有利です。

 

取得までの道のりは長いですが、一生使える資格として高く評価されています。

製菓衛生師

製菓衛生師とは、製菓技術・知識を持つ国家資格です。スイーツを作るパティシエや和菓子を作る職人として働く際、有利になります。

 

また海外でパティシエとして働きたい場合、資格があるとビザが取得しやすいといわれています。

 

製菓衛生師の取得には2つのルートがあります。

  1. 都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学んだ後に国家試験を受験
  2. 菓子製造業にて2年以上の実務経験を積んで国家試験を受験

 

製菓衛生師になると、洋菓子店や和菓子店だけでなく、食品メーカーのスイーツ開発などの仕事にも就けます。お菓子作りを仕事にしたい方は、ぜひ取得してみてください。

パン製造技能士

パン製造技能士とは、その名の通りパンの製造に関する資格です。パン屋で働きたい人やパンメーカーで商品開発をしたい人におすすめです。

 

難易度によって級が分かれており、受験には実務経験が必要となります。

  • 2級:2年以上の実務経験
  • 1級:7年以上、または2級合格後2年以上の実務経験
  • 特級:1級合格後、5年以上の実務経験

 

パン製造技能士は、パン製造に関する唯一の国家資格です。パン業界で働きたい人は1級以上を目指しましょう。

食品衛生管理者

食品衛生管理者とは、食品を製造する施設で衛生管理を行える国家資格です。指定の食品、または添加物を製造する場合、必ず食品衛生管理者を置かなければなりません。特に食品工場では食品衛生管理者が必要になるケースが多く、需要の高い資格といえます。

 

主に食中毒の防止が仕事で、衛生管理のスペシャリストとして重宝されています。

 

似た資格に食品衛生責任者がありますが、こちらは飲食店など食品を扱う施設に必ず1人配置することが義務付けられている資格。講習を受けるだけで取得できます。

 

食品衛生管理者は食品衛生責任者の上位資格であり、あらゆる食品施設で重宝されています。

 

筆者も食品衛生管理者を持っており、食品メーカーへの転職に役立ちました。食品製造に携わりたい人は、ぜひ取得を目指してみてください。

食品衛生監視員

食品衛生監視員とは、食品衛生法に基づいて食の安全を守る国家資格です。

 

主に保健所や検疫所などに所属して、調査や衛生指導を行います。例えば、空港の検疫所で荷物のチェックをするのも食品衛生監視員の仕事です。筆者も食品衛生監視員の資格を持っており、食品メーカーでの仕事に役立ちました。

 

ちなみに食品衛生監視員の就職先は、空港の検疫所と保健所の2つがメインです。そのため食品衛生監視員として働くには、国家公務員、もしくは地方公務員の試験に合格しなければなりません。狭き門ですが、安定した仕事に就きたい人におすすめです。

食に関する民間資格(自治体含む)

複数のワイングラスにそれぞれ違うワインが注がれている写真

 

続いて、食に関する民間資格を紹介します。

ふぐ調理師

ふぐ調理師とは、ふぐを安全に食べられるように調理できる資格です。ふぐの取り扱いに必要な「除毒作業」を行い、フグ料理を安全に提供します。

 

ふぐ調理師は都道府県ごとに定められており、各自治体で試験内容や難易度が異なります。

 

中には講習を受けるだけで、資格がもらえる都道府県も。フグの取り扱いをしている飲食店で働きたい人は、調理師に加えてふぐ調理師の資格も取得しておきましょう。

フードコーディネーター

フードコーディネーターとは、食の「開発」「演出」「運営」に携わる専門資格です。

 

試験は1~3級に分かれており、2級以上になるとレストランのプロデュースや商品開発など、食品ビジネスで活躍できる知識を習得できます。上位級になるほど専門性が高く、業界で必要とされるスキルを身につけられます。

 

特に食品メーカーでの商品開発や飲食店のPRなどにおすすめ。民間資格ではありますが知名度も高いため、取得しておいて損はないでしょう。

フードスペシャリスト

フードスペシャリストとは、食に関する幅広い知識を身につけた食の専門家です。民間資格ではありますが、専門の大学や短大で必修の科目を修了した人だけが受験できるレベルの高い資格です。

 

栄養士や管理栄養士とは違い、食の「おいしさ」「楽しさ」「おもてなし」などに特化しています。

 

栄養学だけでなくビジネスの知識も問われるため、食品メーカーへの就職や転職にも有利です。

 

筆者もフードスペシャリストの資格を持っており、食品メーカーへの転職に役立ちました。

野菜ソムリエ

野菜ソムリエとは、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格です。野菜や果物の知識を有し、その魅力を広める活動を行っています。

 

野菜ソムリエは「野菜ソムリエ」「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」の3段階に分かれています。野菜ソムリエ上級プロになると、個人事業主として開業する人もいるようです。

 

野菜や果物を使って仕事をしたい人や、個人で開業したい人はぜひ取得を目指してみてください。

ワインソムリエ

ワインソムリエとは、ワインの知識を有する専門家で、飲食店などでお客様のワイン選びをサポートする仕事です。日本では民間資格ですが、ワインの本場フランスでは国家資格に認定されています。

 

ワインソムリエは、お酒を提供する飲食店で3年以上の実務経験がないと受験できません。もし実務経験がない場合は、経験なしで受験できるワインエキスパートがおすすめです。

 

レストランやホテルなど、ワインを提供する場で働きたい人はぜひ取得してみてください。

唎酒師

唎酒師(ききさけし)とは、 「日本酒のソムリエ」 とも呼ばれる資格で、日本酒に関する専門知識を持つプロフェッショナルです。お客様に最適な銘柄を提案したり、料理に合う飲み方をアドバイスしたりできます。

 

唎酒師の取得は「通信制」「2日間集中コース」「eラーニング」などから選択可能。自分の生活スタイルに合わせて取得できるため、気軽に挑戦しやすいのもメリットです。

 

日本酒に興味がある方や、和食店に勤めている方はぜひ取得してみてください。

食育インストラクター

食育インストラクターは、食の大切さや正しい知識を広める専門家です。私たちが毎日口にする食べ物は、健康や成長に大きく関わります。忙しい現代では「手軽さ」や「時短」を優先しがち。そこで、バランスの取れた食事や食文化の大切さを伝えるのが食育インストラクターの役目です。

 

この資格を取ると、子どもから大人まで幅広い世代に「食の楽しさ」や「栄養の知識」を伝えられるようになります。学校や保育園、企業の健康セミナーなど活躍の場もさまざま。料理教室を開いたり、ブログやSNSで情報発信する人も増えています。

 

また、「食育」の理解や実践のレベルに応じて、インストラクターの資格を5段階に分けて認定しています。初心者から専門家まで、自分のレベルに合った資格を取得できるため、無理なくステップアップが可能です。

発酵食スペシャリスト(醸しにすと)

発酵食スペシャリスト(醸しにすと)は、発酵食品に関する知識と技術を持ち、それを日々の生活や仕事に活かせる専門家です。一般社団法人ホールフード協会が認定する民間資格であり、発酵食品に関する幅広い知識を体系的に学ぶことができます。

 

味噌や醤油、納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなど、日本の食文化に根付く発酵食品には、腸内環境を整え、免疫力を高める効果があります。これらの特性を正しく理解し、健康的な食生活へとつなげることができるのが、発酵食スペシャリストの役割です。

 

単に発酵のメカニズムを知るだけでなく、味噌や醤油といった基本の調味料を効果的に活用し、それらを取り入れたレシピの考案や調理方法にも精通しています。また、自ら発酵食品を作るスキルも身につくため、家庭での実践だけでなく、発酵食を活かした飲食業や健康指導の仕事にも役立ちます。

フードアナリスト

フードアナリストは、食の知識や食文化、食のトレンドを理解し、それを正しく評価・発信する専門家です。食べ物の味や品質だけでなく、料理の歴史、食材の産地、レストランのサービスや空間演出など、食に関わるあらゆる要素を総合的に分析するスキルを持っています。

 

この資格は、日本フードアナリスト協会が認定する民間資格で、4級から1級までのランクがあり、学ぶレベルに応じてステップアップできます。

 

フードアナリストの資格を取得すると、飲食店や食品メーカーの評価・マーケティングに携わることができるほか、食に関する記事の執筆、SNSやブログでの情報発信、食のイベント企画など、多方面で活かすことができます。食の魅力をより深く理解し、プロの視点で発信したい方におすすめの資格です。

だしソムリエ

だしソムリエは、日本の食文化に欠かせない「だし」の知識を深め、その魅力を広める専門家です。和食の基本であるかつお節、昆布、煮干しなどの伝統的なだしはもちろん、野菜やきのこなどを使った現代的なだしの活用法まで幅広く学ぶことができます。だしの種類や旨味成分の違いを理解し、料理に最適なだしの選び方や引き方を実践できるスキルが身につきます。

 

一般社団法人だしソムリエ協会が認定する民間資格で、3級から1級までのステップアップ形式になっています。資格を取得すると、飲食業界はもちろん、料理教室の講師やレシピ開発、食育活動など、幅広い分野で活躍できます。だしを知り尽くし、その奥深い魅力を伝えることができるだしソムリエは、食のプロとしての価値を高める資格の一つです。

食の資格におすすめの就職先とは?

シェフが本格的な料理を盛り付けている様子
食の資格を活かせる職場を紹介します。

病院・介護施設

管理栄養士や栄養士、調理師におすすめなのが病院や介護施設です。特に管理栄養士は、病気の人に対して栄養管理や栄養指導ができるため、医療業界で重宝されています。

 

筆者も栄養系の大学を卒業していますが、管理栄養士を取得した友達の多くが病院や介護施設に就職していました。

 

また調理師や栄養士も、食事を調理する現場で活躍できます。高齢化社会が進む日本では、病院や介護施設の需要が高まっています。安定した仕事に就きたい人は、医療や介護の現場で働くのもひとつの手です。

飲食店

調理の仕事がしたい方は飲食店がおすすめです。飲食店は資格がなくても働けますが、調理師や食品衛生管理者などを取得しておくと役立ちます。

 

飲食店で働くと、調理スキルだけでなくマネジメントスキルや経営スキルが身につきます。もちろん店長やエリアマネージャーへのキャリアアップも可能です。

 

また管理栄養士やフードコーディネーターなどの資格があれば、メニュー開発に携われる場合も。多彩なポジションで活躍したい方は、外食産業に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

 

食品メーカー

食品メーカーは、商品の開発から製造、流通などを行っています。部署によって業務は異なりますが、幅広い分野で活躍できるチャンスがあります。

 

筆者も資格を活かして大手食品メーカーに就職しました。食品衛生管理者やフードスペシャリストの資格を持っていたため、製造現場や商品開発にも携わりました。

 

また他の業種と比べると、食品メーカーの給与水準は高い傾向にあります。大手メーカーになると福利厚生も充実しているため、安定した仕事を求めている人におすすめです。

保健所

食品衛生監視員を持っていると保健所で働けます。保健所は公衆衛生行政を実施し、感染症対策や食品衛生など、地域の安全を守る機関です。

 

専門性が高い機関なので、食品衛生監視員だけでなく、医師や保健師、薬剤師、獣医師などが配置されています。

 

食品衛生監視員は、その中でも食中毒の予防や水質調査などを行います。例えば、飲食店が営業許可を得るためには、保健所の審査に合格しなければなりません。この審査も食品衛生監視員の仕事です。

 

食品衛生監視員を活かして働きたい人は、保健所を選択してみてはいかがでしょうか。

料理研究家

個人で仕事をしたい方は、料理研究家という道もあります。

 

難しそうなイメージがありますが、Webサイトでオリジナルレシピを公開したり、SNSにレシピをアップしたりするだけでも、料理研究家を名乗ることができます。

 

実際にYouTubeをみると、多くのレシピ投稿者が料理研究家を名乗っています。自分の考えたレシピが有名になれば、レシピ本の出版やテレビ出演などのチャンスが舞い込むかもしれません。

 

料理が好きな人は、料理研究家を目指してみてはいかがでしょうか。

スキルを身につけたいあなたへ

パソコンで勉強している女性

 

資格はスキルと掛け合わせると効果的です。例えば、管理栄養士にプラスしてマーケティングの知識があれば、食品メーカーで重宝されます。

 

そして私たちは、ビジネスに必要なスキルを無料で身につけられる、オープンイノベーション大学という学校を運営しています。

 

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資格で転職を有利に進めよう

今回は食に関する資格をまとめて紹介してきました。

 

資格があれば仕事の幅が広がり、就職や転職に有利です。筆者も資格があったおかげで、大手食品メーカーに就職できました。

 

ぜひ本記事を参考に、自分に合った資格を見つけてみてくださいね。

 

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