仕事を辞めると伝えるのは決してポジティブなことではないので、アルバイトだろうと勇気がいります。誰しもできれば言いたくありません。
でも辞めると伝えなければ、会社がある限り雇用は続きます。
今日にも辞めたいと思っているのに、もう1年、もう3年と耐えながら働くなんて、あまりに辛いですよね。
そこで今回は、仕事を辞める勇気が出ない時の対処法と、仕事を辞めて人生変わった体験談を紹介します。
目次
仕事を辞める勇気が出ない原因
まずは仕事を辞める勇気が出ない原因からみていきましょう。
辞めると告げた時の反応が怖い
職場の人間関係が良くも悪くも、辞めると告げた時の反応が怖いと感じる人は多いのではないでしょうか。
上司に期待されていたり可愛がられていたりする人は、辞めると伝えたら残念がられて、申し訳ない気持ちになるでしょう。
逆にあまりよく思われていなければ、嫌味を言われたり無視されたりすることも。
一般的には人員調整や引き継ぎなど踏まえて、辞めると告げた日から1ヶ月程度先が退職日になるので、残りの期間の居心地を想像すると、なかなか言い出せないわけです。
将来が漠然としている
将来が漠然としているのも、辞める踏ん切りがつかない原因のひとつです。
会社を辞めたい、仕事を変えたいなどの気持ちはハッキリしている一方、特にやりたいことはなく、目指す将来像もなければ、「辞めて何するの?」となりますよね。
やりたいことが見つかったら辞めればいいと考え、先延ばしにするのもよくあることです。
辞めたい時に限っていいことがある
辞めたい気持ちが高まった時に限っていいことがあって、気持ちが相殺されることもありますよね。
- いつも厳しい上司に突然褒められた
- 取引先やお客様から感謝された
- 目標達成を同僚にお祝いしてもらった
上記のようなことがあった直後に辞めるとは言いづらくて、伝えるキッカケを失ってしまうわけです。
辞めた後の生活が不安
仕事を辞めた後の生活が不安で、辞められない人も多くいます。
- 転職先が決まっていない
- 自分に自信がなく、今の会社以外で正社員になれないと思っている
- 貯金がない
今の仕事を手放したら生活ができなくなってしまうのでは?と思う状態にあったら、辞めるのは怖いですよね。
転職先でうまくいくか不安
転職しても同じような理由で会社を辞めたいと思う可能性はありますし、むしろ今よりストレスを抱える可能性もあります。
仮に転職先もすぐに辞めた場合、その後の就職活動に影響が出ると考えると、慎重になるのは自然でしょう。
一切不満がない環境ってそうないですからね。結局どこにいっても同じなのでは?と考え始めると、辞める踏ん切りがつかないわけです。
仕事を辞める勇気が出ない人が知っておきたいこと
不安や懸念から仕事を辞める勇気が出ない場合は、自分の感情以外の情報に目を向けて、判断材料を増やすといいかもしれません。
辞めて後悔する人は少ない
辞めたら後悔するのでは?と思う人は、以下のデータをご覧ください。
転職経験者500名を対象に、「仕事を辞めて正解だったか?」というテーマでアンケート調査を行った結果です。
Yes(辞めて正解だった)と回答した人が89.2%に対し、No(辞めなければよかった)と回答した人は、わずか2.6%。
「どちらとも言えない」と回答した人には、fa-exchange「前も今もどちらもいい」といった意見もあるため、辞めたことを後悔している人はかなり少ない結果でした。
ちなみに筆者も仕事を辞めた経験がありますが、後悔していません。
転職するなら早い方がいい
転職は何歳でもできるものですが、早い方が間口が広く、ハードルは低い傾向にあります。
長期勤務によるキャリア形成を目的として、年齢制限を設ける求人はありますし、年齢が上がれば求められるスキルや経験値も上がる傾向にあるからです。
特に異業種に転職したい人は、早く動くに越したことはありません。
仕事を辞める勇気が出ない時の対処法7つ
ここからは、仕事を辞める勇気が出ない時の対処法を紹介します。
仕事を辞めたい理由を整理する
まずはじめに、仕事を辞めたい理由を整理しましょう。
- 仕事にやりがいを感じられない
- 会社の社風や人間関係が合わない
- キャリアアップが見込めない
など、さまざまあると思います。
辞めたい理由を書き出して、それは自分の問題なのか、自分以外の問題なのか、仕分けてみましょう。
自分以外の問題だったとしたら、それは変えられないので、辞めた方がいいと結論付けることができます。
頭の中だけで考えていると行ったり来たりしてしまいますが、言語化することで論理的に判断できるようになるでしょう。感情に左右されやすい人は、ぜひ試してみてください。
辞めてどうなりたいかを考える
先が漠然としていると、不安で行動を躊躇してしまいがちです。
逆に辞めてどうなりたいか、人生の目標が定まっていて、それが今の仕事を続けていては達成できないことがわかれば、現状維持ではいられません。
将来像を明確にして、辞める決心を固めるという手も有効です。
誰かに相談されたつもりで考えてみる
仮に自分以外の誰かに、自分と同じ理由で仕事を辞めたいと思っていると相談されたとしましょう。
あなたなら、どのようなアドバイスをしますか?
そのアドバイスは自分がそうするべきだと思っていることです。このように別の視点で考えてみるのもおすすめです。
在職中に新たなスキルを学んで副業する
もしこのような懸念があり、転職を躊躇しているなら、在職中にスキルを学んで、副業で挑戦してみることをおすすめします。
今は家にいながらスクールに参加することもできますし、副業の求人は豊富にあり、あらゆることに挑戦しやすい時代です。
お試しでやってみて、自分に向いてると感じた場合に方向転換するなら、不安はだいぶ和らぎますよね。多少でも経験があれば転職成功率も上がるでしょう。
先延ばしできないように工夫する
絶好のチャンスがきても、
と先延ばしにしてしまう人は、先延ばしができないように工夫しましょう。
例えば筆者は上司に、
という旨のメールを送り、2人で話す機会を作り、そこで伝えました。
こうすれば伝える機会を伺う必要はないですし、自分は心の準備ができていて、上司はそれとなく察しているので、話は早いものです。
先延ばしにしていると新たな仕事を任されてしまい、余計言いづらくなることもあるので、言うしかない状態を作りましょう。
在職中に転職先を決める
退職して失業手当をもらいながら、ゆっくり次を探したいと考える人もいると思いますが、辞める勇気がない人は、在職中に転職先を決めてしまった方がいいでしょう。
転職先が決まっていれば、仕事を辞めると言わざるを得ないからです。
締め切りを設けて、言うしかない状況に追い込むのも効果的です。
退職代行サービスを利用する
上司の反応が怖くてどうしても言い出せない人や、伝えたけど聞き入れてもらえなかった人は、退職代行サービスを検討するといいでしょう。
退職代行サービスとはその名の通り、自分に代わって退職を伝えてくれるサービスです。
早ければ即日対応してもらえて、その日から出社不要になるよう。
自分で退職を伝えて、引き継ぎをして、お世話になった人に挨拶をしてから辞めるのが望ましいですが、どうしても難しいと感じる場合は、迷わず使いましょう。
仕事を辞める勇気が出ない人によくある悩み
次に、仕事を辞める勇気が出ない人によくある悩みを紹介します。
勤続年数は気にするべき?
先にご紹介した、転職経験者500名を対象に実施した「仕事を辞めて正解だったか?」というアンケート調査では、勤続年数に関する質問もしています。
Q. 仕事や会社が辛かったら、勤続年数を気にせず辞めるべきか?
日本では「勤続年数は3年を目安に」とよく言われますが、転職経験者の大多数は、気にする必要がないと考えていることがわかります。
「メンタルが限界にくる前に辞めるべき」という意見が多くありました。
退職理由に嘘はつかない方がいい?
退職理由を正直に話すか、それとも納得してもらえそうな理由を作り上げるか、悩む人もいますよね。
これは理由によりますが、正直に言いづらい理由の場合、話は作ってもOKです。
上司が嫌いだから辞めるとそのまま上司に言えるかというと、無理ですからね。
ただ、変に作り話を大きくするのはやめましょう。辞める権利は誰にでもあるので、シンプルな理由で大丈夫です。
辞めるタイミングはある?
辞めるタイミングがあるとすれば、閑散期でしょう。
繁忙期もしくは繁忙期の前に、今回の繁忙期を超えたら辞める旨を伝えておくとスムーズです。
電話やメールで退職を伝えるのはアリ?
電話やメールで退職を伝えるのは、基本ナシです。
精神的に追い込まれている状態だと、そうするしかないと思うかもしれませんが、そうなる前に伝えなければいけません。
このままだとメンタルが持たないと感じたら早めに言う、もしくは退職代行を使いましょう。
仕事を辞めて人生変わった体験談
筆者は27歳の時に仕事を辞めて留学に行き、3年半ほど海外で生活し、現在はフリーランスとして活動しています。
当時仕事や会社に大きな不満はなかったですが、漠然とfa-arrow-circle-right「このままでいいのかな?」と思いながら働く日々が1年ほど続いた末に、辞めることを決めました。
正直なところ特にやりたいことがなくて、迷走していました。
留学は海外生活に憧れがあったのと、現在の自分から1番遠い環境にいけば、なんか見えるかなくらいの感覚で、突発的に決めたことでした。
とあれこれ言われもしましたが、結果的に辞めてよかったと思っています。
友達が増えたり働き方を変えるキッカケになったり、自分にとって良い方向に人生変わったと感じるからです。
また、「仕事を続けていたら今頃どうなってただろう?」と振り返ることは全然なくて、それも辞めてよかったんだろうと思う理由です。
決断するまでに時間がかかりましたが、最後は自分の感覚を信じてよかったと思っています。
仕事を辞める勇気がない人におすすめの働き方
仕事を辞める勇気がない人には、フリーランスという働き方をおすすめします。
フリーランスは雇用契約がないため、正社員のような退職手続きはありませんし、在宅ワークが多いので、直接会って伝える必要もありません。
今後仕事を辞める時に悩みたくない人は、フリーランスを検討されるといいでしょう。
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まとめ
今回は仕事を辞める勇気が出ない時の対処法と、仕事を辞めて人生変わった体験談を紹介しました。
仕事を辞めることを逃げだと考える人もいますが、勇気がなくて行動しないのは現実逃避と言えます。
辞めてもどうにかなるものです。ぜひ自分の感覚を信じて、辞めると伝えましょう。
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