終業後や休日も仕事のことが頭にあり、完全なオフモードになれない人は少なくありません。筆者自身もそうでした。
会社員時代は営業だったため、結果への不安を引きずってしまったり、終業後や休日にクライアントから連絡があったり、完全に仕事を忘れて過ごせた休日は数える程度でした。
現在はフリーランスとして活動していますが、フリーランスになった当初は仕事を安定させるべく躍起になっており、プライベートとのメリハリのない生活を過ごしていました。
だからこそ痛感しますが、仕事とプライベートのオンオフの切り替えはできた方がいいです。それができることもひとつの自己管理能力ですからね。
この記事では筆者の経験談を踏まえ、仕事とプライベートのオンオフを切り替える方法を紹介します。
仕事とプライベート、人生はバランスが大事
生きるために働くはずが、働くために生きる状態になっていませんか?
本当に好きなことをしていて、仕事が生きがいになっている人であれば、オンオフの境がなくていいのかもしれませんが、多くの人にとって仕事は仕事。
仕事とプライベート、人生はバランスが大事です。
日本でも話題になった、緩和ケアの介護を長年勤めたブロニー・ウェアさんの著書「死ぬ瞬間の5つの後悔」では、人は最期に以下5つの後悔を口にする人が多いと説明されています。
「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って気持ちを伝えればよかった」
「友人と連絡を取り続ければよかった」
「幸せを諦めなければよかった」
20代30代の若い世代の人でも、今の生活を続ければ、将来こう思うだろうと想像できる人もいるのではないでしょうか。
プライベートが充実してこそのいい人生ですからね。メリハリをつけて、バランスのいい人生を過ごしましょう。
仕事のオンオフを切り替えるメリット
仕事とプライベートのオンオフを切り替えるメリットを紹介します。
プライベートの時間が充実する
オンオフの切り替えができないと、プライベートは中途半端になりがちです。
- 仕事の嫌なことや不安を考えて寝つきが悪い
- 休日も仕事の連絡がくるかもと通知が気になる
- 休日明けのことを考えてどんよりする
これは過去に筆者が経験した状況です。オフの時間が見事に侵食されていますよね。
現在はオンオフをきっちり切り替えているため、オフの時間に仕事のことを考えることも、仕事をすることもなく、プライベートの時間を存分に満喫しています。
モチベーション高く仕事ができる
いい休日を過ごし、しっかりリフレッシュできた翌日は、モチベーション高く過ごせた経験があなたにも1度はあると思います。
職場を離れても仕事のことばかり考えていると、気持ちの切り替えが難しく、しっかりリフレッシュできません。
1日何もせずゴロゴロ過ごしていても、嫌なことや不安を考えたままだと休んだ気がしませんよね。
肉体的な疲労と脳の疲労は別物なので、ゴロゴロして体を休めれば、疲労のすべてが回復するわけではありません。脳疲労の回復には、オンオフのメリハリが重要なんです。
気持ちの切り替えができると、日々モチベーション高く仕事ができるようになります。
人間関係が良くなる
休日に多少電話をしたり、メールのチェックをしたりするくらいなら、大して影響はないと感じるかもしれませんが、誰かと過ごしているときだったらどうでしょう?
一緒にいる人はどうしても気を遣いますよね。ネガティブな連絡があった場合、感情を抑えられず、場の雰囲気を壊してしまうこともあるでしょう。
「約束した日に仕事を持ち込まないでほしい」と思う人であれば、誘われる機会が減ってしまうかもしれません。
オンオフのメリハリがきっちりしていれば、仕事のことを忘れて存分に楽しめるので、良好な人間関係の構築にもつながります。
精神的に余裕ができる
仕事のオンオフがしっかりできていると、精神的に余裕ができます。
オフにしっかり休養して楽しく過ごしていれば、明るくハツラツとした自分でいられ、逆にメリハリがない生活をしていれば、ストレスでどんよりした自分になります。
余裕があれば他人の幸せに嫉妬せず、些細な言動にイライラすることもありません。みんなに優しく接することができて、印象の良い自分でいられるでしょう。
自己管理能力が鍛えられる
仕事とプライベートのオンオフを切り替えできるようになると、同時に自己管理能力が鍛えられます。
中途半端に仕事をせず、中途半端に休まず、中途半端に遊ばず、今自分が集中すべきことに注力できるようになります。
フルリモートで在宅ワークをする人には特に、この自己管理能力は超重要です。
家が職場にもなるので、オンオフの切り替えができないと、1人ブラック企業状態になってしまうからです。筆者もフリーランスになりたての頃はそうでした。
今後フルリモートで働きたいと思っている人にとっては、自己管理能力が鍛えられるのは大きなメリットと言えます。
仕事のオンオフを切り替える方法10選
ここからは、仕事とプライベートのオンオフを切り替える方法を紹介します。
1日のゴールを決める
1日のやることや、どこまでやるかを決めずに仕事をしている人は、ゴールを設定しましょう。期日から逆算すれば、1日あたりの必要作業量はおのずと見えてくるはずです。
毎日やれるところまでやろうとしていると、本当は十分進んでいるのに不安を感じたり、その日の活動成果が測りづらかったりしてしまいます。
ゴールが見えていれば、ゴールに達した時点でスッキリ終える気になりますし、予定通りに進捗していれば、安心して仕事から離れることができます。
中にはそれでも不安で「あともう少しだけ...」とやってしまう人もいますが、明日やればいいことを今日やる必要はありません。決めたこと以上やらない勇気を持ちましょう。
集中力をアップさせる
集中力をアップさせて、仕事を早く終わらせる発想も有効です。
- 整理整頓をする
- マルチタスクをしない
- 姿勢を正す
- スマホを見えないところに置く
- カフェインを摂取する
- 立って仕事をする
など、集中力を高める方法はさまざまあります。
ダラダラ作業してしまいがちな人は、集中力アップを意識しましょう。
休憩中に仮眠をとる
休憩中に仮眠をとるのも効果的です。頭がスッキリすることに加え、仕事のオンオフを切り替えるひとつの習慣になるでしょう。
しっかり寝る必要はなく、デスクにうつ伏せて15分〜20分程度目をつぶるだけでも効果はあります。
夜に残業をしない
残業が必要な場合は、夜ではなく朝にすることをおすすめします。
夜に残業するより翌朝の方が頭がスッキリしており、みんなが出社するまでに終わらせようと短期集中で取り組むことができるからです。
夜の残業は集中力も切れているので、ダラダラしてしまいがち。今日は予定がないからゆっくりでいいやと思って取り組むと、プライベートの時間は削られるばかりです。
仕事に費やす時間が長くなればなるほど、仕事をしている状態が当たり前になり、いずれ早く帰ることに抵抗を感じるようになってしまいます。
夜に残業しなければならない理由がなければ、朝に回しましょう。
スケジュールを入れる
家に1人でいると仕事のことを考えてしまったり、予定がないから残業してしまったりする人は、友達や恋人と会うか映画を観に行くなど、スケジュールを入れるのがおすすめです。
予定があれば残業をしないよう集中力が高まるので、作業効率を上げるにも効果的ですし、楽しい予定は自然と気持ちを切り替えられます。
身近に誘える人がおらず、これといってやりたいこともない人は、趣味探しをしてみましょう。没頭できるものが見つかれば、オンオフの切り替えはカンタンです。
服装でオンオフを切り替える
私服通勤の人は、服装でオンオフを切り替えるのもおすすめです。
仕事に着ていく服とプライベートの服を区別することで、見た目から気分の切り替えが可能になります。
服装以外、髪のセットの仕方を変えたり香水をつけたり、見た目に変化を加えてみてはいかがでしょうか。
休日はパソコンを開かない
休日はなるべくパソコンを開かないようにしましょう。開くとつい習慣で、メールやチャットを確認してしまうものです。
見たくない内容であればテンションは下がりますし、1度でも休日に返信してしまうと、「もう1件だけ...」と徐々に増えていき、いずれしっかり仕事をすることになります。
と考える気持ちもわかりますが、ブレーキを踏む勇気がないと自滅します。
パートナーや家族との時間をつくる
「仕事だから仕方ない」と思っている人は、バランスの悪い生活になりがちです。
バランスの悪い生活の影響は、どうしても身近な人に向きやすいため、恋人間や夫婦間には特に大きく影響します。
「家庭の安定なくして仕事の出世なし」と言われますが、一流と呼ばれる人は仕事を言い訳に身近な人を犠牲にすることはしません。
仕事で成果を出したい人こそ、オフを大事にすべきと言えるでしょう。
有休を活用する
こういう理由でオフモードになりきれない人は、有休を活用しましょう。土日含め1週間ほどの休みが取れれば、やれることの選択肢はかなり広がります。
個人的にはピーク時期をずらして、ちょっといいところに格安で旅行するのがおすすめです。普段の生活環境から離れた方が、オフモードになりやすいですからね。
ルーティーンをつくる
フリーで働いていて、働く曜日や時間を自分で決められる人は、ルーティーンをつくるのがおすすめです。
- 朝8時から12時まで仕事をする
- 昼は1時間休憩する
- 16時までで仕事は終わり
- 17時からジムに行く
- 19時から夕食
こういったリズムに当てはめて生活すると、次第にそれが習慣となり、自然とオンオフが切り替えられるようになります。
ジムや散歩、買い物など、1度外に出る用事をつくると、オフになりやすいのでおすすめです。
激務すぎてオンオフを切り替えられない人は
仕事量が多すぎたり、休日にも会社や顧客から連絡があったり、激務すぎてオンオフの切り替えができない人は、環境自体を見直した方がいいかもしれません。
人生の大半の時間を今の仕事で消耗するのは嫌だと感じる人は、仕事を変えることをおすすめします。
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まとめ
今回は仕事とプライベートのオンオフを切り替える方法を紹介しました。
定年延長どころか定年廃止を決める企業もある今、私たちの平均労働年数は今後伸びていくことが予想されます。
もっと働いてなければいけない、働いていないと不安と感じる状態が続くと、本当に仕事だけの人生になりかねません。
今から少しずつオフの時間を増やし、バランスのいい生活を実現しましょう。
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