集中力を高める方法11選|集中力アップで仕事・勉強を効率化!

「集中力が続かず仕事がはかどらない...」

「試験前なのに勉強に集中できない...」

 

こんな悩みありますよね。筆者も学生の頃や会社員時代によく悩んでいました。

 

でも、実は簡単な方法で集中力は高めることができるんです。

 

筆者はライター兼ブロガーとして毎日8〜10時間パソコンに向かっていますが、今回ご紹介する方法を実践してから、集中できない時間がほぼなくなりました。

 

本記事でご紹介するのは、集中力アップを紹介する名著から方法を学び、自分で実証した中から特に効果があったと感じる集中力アップの方法です。

 

集中力を高めて、自分の生産性をもっと上げたい!と思う方には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

集中力を高めるメリット

集中力を高めるメリットは以下の通りです。

 

  1. 仕事をサクサク効率良く進めることができる
  2. こなせるタスクの数が増える
  3. ケアレスミスが減る
  4. ポジティブになる&自分に自信がつく
  5. 規則正しい生活が送れるようになる

 

などさまざまなメリットがあります。今回紹介する方法を実践すれば、大きなメリットを感じることができるでしょう。

集中力を高める具体的な方法11選

集中力を高める具体的な方法は以下の通りです。

  1. 姿勢を正す
  2. 生活習慣を改善する
  3. カフェインを摂取する
  4. 集中できる空間を作る
  5. 整理整頓をする
  6. 優先順位を決める、マルチタスクはNG!
  7. スケジュール管理をする
  8. 時間制限を設ける
  9. 脱スマホ
  10. 疲れ対策をする(ブルーライトカット、目を温めるなど)
  11. 身だしなみを整える

 

もう少し詳しく、ひとつずつご説明します。

姿勢を正す

姿勢を正すと、脳が活性化し集中状態に入りやすくなります。

 

なぜなら、姿勢を正すことにより、鼻呼吸がしやすくなり、脳に酸素が行き渡るからです。

 

①酸素を脳にちゃんと行き届かせること、②血流を良くすること、③小まめに水分補給をすること】が集中力アップには大切。

 

逆に姿勢が悪くなると、口呼吸になりやすく、その結果、脳に十分な酸素が循環せず、集中力を欠くとされています。

 

脳に十分な酸素を届けるには、鼻から吸って口から吐く、「鼻呼吸」を意識してみてください。

 

ちなみに正しい姿勢とは、証明写真を撮る時のような姿勢です。肩はリラックス、背筋を伸ばして、最後にアゴを引くのをお忘れなく。机に肘をついたり、足を組まないようにしましょう。

 

僕は作業中の姿勢はすごく意識してて、だいぶ良い姿勢がキープできるようになってきました。それでも集中状態が切れてふと気づくと、ちょっと前かがみになってたりはします。

 

自分なりに良い姿勢をしても、鏡で見るとどちらかの肩が下がってたり、猫背になったりしています。

 

あと、姿勢が良くても体の軸が曲がっていては意味がないので、机の木目にパソコンの位置を合わせるなどして、身体が平行になってるかも意識しましょう。

 

これは僕のただの思いこみかもしれませんが、良い姿勢がキープできてるかどうかの指標として、「あくび」があります。

 

あくびをする理由は明らかになっていないようですが、一説によると「脳の働きが鈍くなる(酸欠状態)とあくびが出る」と言われています。

 

サラリーマン時代に毎日散々職場であくびをしてた僕が、今や日中全然あくびが出ません。そのため集中力とあくびは大きな関係があると感じています。

 

また、もし座り状態で姿勢をキープするのが辛くなってきたら、ときどき立ってみるのもいいでしょう。

 

僕はずっと座ってるとお尻が痛くなったり、足の血行が悪くなったりする感じが嫌で、ちょこちょこ立って作業することがありますが、これが結構集中できます。

 

前に勤めてた会社にいた姿勢の良い女性の先輩は、椅子をどけて、バランスボールに座って仕事していました。

 

もし、そういったことがOKな職場環境であれば、試してみても良いと思います。

生活習慣を改善する

その日のコンディションは集中力を大きく左右します。

 

寝不足でボーっとしてしまう日や、二日酔いで頭がガンガンしてるような日に、集中しよう!といくら思っても身体はついてきません。

 

      • 適度な運動をする
      • バランスの良い食生活
      • 十分な睡眠

 

など、日頃から規則正しい生活をすることが大切です。

適度な運動をする

適度な運動をすると血流が良くなり、脳が活性化します。

 

最近では”朝活”なんてワードもよく聞きますが、朝に運動を取り入れることは老若男女問わずおすすめです。

 

サラリーマン時代に上司から聞かされていたのは、「デキるビジネスマンや経営者は、朝早く起きて運動する」という話。

 

当時の僕は「おじさんだから朝早く起きちゃうだけじゃないの?」と内心思ってましたが、

 

ジョギングしたり、泳いだり、朝に20~30分何かしら有酸素運動を取り入れると、脳の活性化に効果が認められているようです。

 

朝のジョギングや水泳にハードルを感じる方は、1駅手前で降りて15分くらい歩いたり常に階段を使ったりするなど、小さなことから始めてみてはいかがでしょうか。個人的に階段を使うクセを付けるのがおすすめです。

 

 

バランスの良い食生活

バランスと取れた食生活は集中力に直結します。

 

これは誰しもが知っている事実ですよね。そして方法もシンプルです。

 

・朝・昼・夜の3食を食べる

・栄養バランスを考えて食べる

・よく噛んで食べる

・腹八分目にする

・食べる時間を決めておく

 

これを意識して実行してみましょう。

 

食べたものがその後のエネルギーに変わるので、朝・昼・夜のどこか抜けば、燃料切れのタイミングが来てしまいます。

 

ここで1つポイントは、朝・昼・夜の中で抜きがちな「朝ごはん」こそ、とても重要だということです。

 

なぜなら、集中力のピークは朝であり、起きてから徐々にすり減っていくと考えられているからです。

 

デキるビジネスマンや経営者は、出社すれば会議や商談、懇親会などスケジュールがいっぱいで、なかなか自分の時間を確保することができません。

 

だからこそ朝早く起きて、有酸素運動をし、食事でエネルギー補給をして、最高の状態を維持しましょう。

 

よく「ダイエット中だから」と、食事を抜くという人がいますが、身体はエネルギーが補給されないと分かると、エネルギーを蓄えるために脂肪を増やします。

 

そのため、ダイエット中でも、朝・昼・番と規則正しく食事した方がいいのです。

十分な睡眠

十分な睡眠は集中力だけでなく、1日の体調を左右する大切なものです。

 

ショートスリーパーやロングスリーパーなど、睡眠に適した時間は人それぞれ異なりますが、一般的に大多数の人がミドルスリーパーで、必要な睡眠時間は7~8時間とされています。

 

そのため、毎日7~8時間の睡眠を確保することが重要です。

 

寝るギリギリまでパソコンやスマホを見ていて、いざ寝ようと思ったらなかなか寝付けず、そのまま数時間経過してた。そんな経験はありませんか?

 

パソコンやスマホ画面から発するブルーライトは、睡眠の質が悪くなり、翌日のパフォーマンスを著しく低下させます。

 

僕自身少し前まで、眠たくなるまで仕事をして、眠たくなったらベッドに入る。

 

という生活してましたが、いざベッドに入ると、眠たいはずなのになぜか寝付けないことが何回もありました。

 

そのため最近は、寝る前2時間のパソコンやスマホ(音楽流したりはします)はNGに。すると、自然とよく眠れるようになりました。

 

・7~8時間睡眠が確保できる時間にベッドに入る

・ベッドに入る2時間前からパソコンやスマホを触らない

 

この2点がポイントです。

 

ちなみに、22時~2時の間(睡眠のゴールデンタイム)に寝ていると成長ホルモンが分泌され、疲労回復や肌の再生などに効果的と言われていますが、寝る時間は無関係で、「眠りの深さ」が重要と言われている事例もあります。

 

なるべく早く寝るのに越したことはありませんが、20時にはパソコンやスマホから離れて22時に就寝するのは難しいですよね。

 

そのため、就寝時間を2時間遅らせて、22時にはパソコンやスマホから離れ、24時に就寝するという感じても問題ないでしょう。

 

このように【よく寝て、規則正しく食べて、適度に運動する】ことが集中力を高める秘訣です。

 

カフェインを摂取する

カフェイン」は脳が活性化し、集中力アップが期待できます。

 

カフェインには、

 

      • 覚醒作用
      • 興奮作用
      • 血管拡張
      • 利尿作用

 

があります。

 

覚醒作用は眠気を抑制し頭をスッキリさせてくれ、興奮作用は疲労感を減少させ集中力を維持してくれるんです。

 

ちなみに僕はコーヒーが大好きで、毎日豆を挽いてコーヒーを飲んでます。

 

起きてから自分で淹れる1杯目、昼過ぎ~夕方くらいにカフェに行って2杯目、夜ごはんを食べた後に3杯目というペースで飲むことが多いです。

 

集中力アップを意識してるわけではなく、ただ単に好きで飲んでるだけですが、結果的にこれも集中力のアップに良かったみたいです。

 

ただし、飲みすぎは要注意です。

 

厚生労働省は1日あたりのカフェインの摂取量を、健康な成人で400mg(コーヒー3杯程度)としています。

 

カフェインの取り過ぎは不安感が出るなどのマイナス作用があるので、目安量以上の摂取は控えましょう。
※参考:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A

集中できる空間を作る

集中力が高い時=リラックスできてる状態】です。

 

自分にとってリラックスできる空間を作る、もしくは居心地良く感じられるカフェや図書館に行くなど、集中しやすい場所に身を置くことが大切です。

 

集中できる環境は人によって異なり

 

      • 漫画喫茶のような個室がいい人
      • 家で一人で作業したい人
      • 少し騒がしいカフェがいい人

 

などさまざまです。

 

どういう条件が揃うと自分がリラックスできるか、具体的に想像しながら考えてみましょう。

 

とはいえ、職場のデスクから離れられないという人もいるかと思います。

 

そんな人は、周りから見えないように工夫をしたり、観葉植物を置いてリラックスしたりするのもいいでしょう。また会議室を予約して、集中できる環境を意図的に作るのもいいかもしれません。

 

環境が限られている人は、今できることから始めてみてください。

整理整頓をする

「デキる人の机や部屋は、整理整頓が行き届いてる」と言われていますが、その通りです。

 

部屋が散らかっていると、さまざまなモノに目がいき、注意力が散漫になってしまいます。

 

逆に部屋が整理整頓されていると、気を取られることなく、スッキリとした気持ちで仕事や勉強に取り組めますよね。

 

僕も経験しましたが、勉強をしようと思っていたのに、気付いたら掃除をい始めてた経験ってありませんか?

 

「作業の前に...まずは整理整頓だな!」みたいな。

 

どこから手を付けようかな?と考え、気付いたら漫画を読んでいたこともあります。

 

これ自体は集中力を上げるための準備になってますが、掃除後は疲れてしまうため、仕事や勉強の前に行うのはおすすめしません。

 

ここは片付けを後回しにしないで、1日の終わりにサッと片付ける習慣を付ければ解決できるでしょう。

優先順位を決める、マルチタスクはNG!

優先順位を決めて仕事や勉強をしてみましょう。

 

いくつかタスクがある中で、

①今日中にやらないといけないもの
②2~3日猶予があるもの
③特に納期の指定が無いもの

これらに分類できるかと思います。

 

そして、①だけに取り組むことだけを考えてください。

 

なぜなら、脳は2つのことに同時に集中できないからです

・取引先の人と大事な電話をしてる最中に、小説を読むのは難しい。

・車を運転中に誰かとしゃべることはできる。

 

また、①の中に2~3タスクがある場合は、1つ目がちゃんと終わってから2つ目に取り掛かってください。マルチタスクになると頭を何度の切り替えるため、疲れやすくなります。

 

タスクAをやってる最中に、「そういえばタスクBって今どこまでやってたっけ?」

 

Aを中断してある程度調べて、Aの作業に戻って少しして、

 

「ちょっと煮詰まってきたからあとでやろうと思ってたBのアレ、今やっとこうかな。」またAを中断。

 

今度は「そういえばタスクAって今どこまでやってたっけ?」と繰り返す。

 

これでは全然集中力がキープできません。

 

どこまで作業したかを思い出す、やることを選択するなど、考える回数が増えるだけ脳は疲れて、肝心な作業中に集中力が発揮されないわけです。

 

やり方はシンプルで「今日の目標はAを終わらせること。もし時間が余ればBに着手する。」というだけ。

 

マルチタスクになりがちな人は、優先順位を決めて集中できる環境を作ってみてくださいね。

スケジュール管理をする

優先順位に加え、スケジュール管理もできるようになれば完璧です。

 

1日の中でやるべきタスクは複数あり、メールチェックや日報、打ち合わせなど、細かな作業もあります。

 

まずはタスクの優先順位を決め、そこからスケジュールに落とし込んでいくといいでしょう。

 

ここで意識するべきことは、時間の区切り方とメールの確認頻度です。

 

まず、「時間の区切り方」についてですが、一般的なサラリーマンは、1日8時間勤務が基本だと思います。

 

ざっくり午前4時間、午後4時間として、いくら環境が整っていたとしても、その4時間ずつを休みなくフルで集中し続けるということは不可能です。

 

そこで参考にしていただきたいのが、以下の時間の区切り方。

 

1、25分作業して5分休憩するリズム(ポモドーロ・テクニック)

2、90分作業して20分休憩するリズム(ウルトラディアン・リズム)

 

名前は覚えなくて良いので数字だけ覚えてください。上記2つは、人が集中力を保つのに適した時間間隔だと言われています。

 

気になる方は、両方を試してみて集中できる方を実践してみてください。もちろん、その日のタスク内容によっても変えるのもありです。

 

次に「メールの確認頻度」について。

 

メールを受信する度に今やってる作業を一時中断して、チェックして返信して、また作業に戻るという人がいますが、これはNGです。

 

これまでに”集中力は脆い”、”マルチタスクはNG”とご紹介してきましたが、1件1件のメールにいちいち反応していては、その度に集中力がリセットされてしまいます。

 

元の集中状態に戻るには20~30分要するとされているので、1日の作業量が減ってしまうでしょう。

 

メールの返事はその日のうち、もしくは24時間以内にすれば良いので、集中力をリセットしてまで最優先する必要はありません。

 

僕はメールの確認は、朝起きて1回、昼過ぎの作業前に1回、夕方の作業前に1回、の1日3回を基本としています。

 

簡単なことをした後は、集中状態に持っていきやすいらしく、集中力が必要な作業の前に、メールの確認をするようにしました。

 

「小まめに休憩を挟むこと、メールの確認は1日数回まとめて行う」を、ぜひ意識してみてください。

時間制限を設ける

集中力を上げる方法として、「時間の制限を作ること」も有効です。

 

例えば、定時後の予定に、

・意中の人との初デート

・久しぶりに会う旧友との食事

・好きなアーティストのライブ

・次の日から旅行で、仕事終わりの飛行機を予約してる

 

など、外せない(外したくない)予定があると、前日からやることを整理して、「今日は絶対に残業しない」と、モチベーション高くテキパキ作業できた。

 

という経験は誰もがあるかと思います。

 

定時で帰る理由があれば、自然と集中力が上がり、依頼や誘いがあっても「今日は予定があるので!」と断ることもできます。

 

逆に予定がない時は、「残業になっても良いや」と感じ、ダラダラと仕事をしてしまう人も多いでしょう。

 

そのため定時後に、気になってた習い事を始めてみる、ジムに通う、ゲームする、など、あえて予定を入れてみるのもおすすめです。

脱スマホ(脱エンタメ、スマホゲーム、SNS)

現代において、最も集中力の妨げになる原因が「スマホ」です。

 

「スマホ依存症」と呼ばれる言葉も登場し、人間の生活の妨げになっているケースが増えてきました。

 

LINE、InstagramFacebookYouTubeなどのSNS、ネットニュースにスマホゲーム、ネットショッピングなど、便利な世の中になりましたが、「ちょっと時間ができたらSNSを見る」が習慣化され、無意識にスマホを開いていませんか?

 

仕事に集中しててもLINEの通知が来れば、「誰から?」「何の用?」と気になって、すぐにスマホに目がいってしまう。

 

人間が集中できるのは1つだけなので、LINEが来る度に返信してたら作業に集中できるはずがありません。

 

ちなみに僕は、SNSに興味がなく、スマホを触る機会が少ないです。スマホゲームのポコポコやってましたが、飽きてやめました。

 

またネットニュースは意識的に見ないようにしてるので、LINEが来ればたまに確認して、あとはグーグルマップとSpotify、写真加工のアプリを使うくらい。

 

ネットニュースはネガティブな情報が多く、嘘の情報が流れることもあるため、おすすめしません。ネガティブな表現を見聞きすることは、集中力を低下させる原因にもなりますしね。

 

徐々にスマホを開く回数を減らし、、集中力を高めましょう。

 

疲れ対策をする(ブルーライトカット、目を温めるなど)

脳が疲れると集中力が著しく低下します。

 

ここでは脳を疲れにくくする方法や、疲労回復の方法についてご紹介します。

 

①適度な休憩をとる

②ブルーライトカットのメガネをする

③目を温める

④軽く運動する

 

①の「適度な休憩をとる」は、脳が疲れた時に効果的です。先ほど紹介した「25分作業して5分休憩」「90分作業して20分休憩」を実践してみましょう。

 

また休憩時間中のスマホは、あまりおすすめしません。脳を使うことになり、さらに疲れてしまいます。

 

スマホは休憩入ってすぐに最低限確認して、残りの時間は「パワーナップ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

パワーナップとは15~30分程度の短い仮眠のことで、実際に寝なくても自分のデスクにうつぶせて、目を閉じてるだけでも効果があるとされています。

 

ただし、30分以上の仮眠は起きた時に疲労感が増すので、必ず目覚ましをかけておいてください。

ちなみに、カフェインを摂取した後のパワーナップは特に効果が高いとされています。

 

お昼を食べてコーヒーを飲んで、15分程度パワーナップをして、午後の作業開始、というようなリズムが良さそうですね。

 

②と③は、目のケアに関することです。

 

デスクワークの疲れ=目の疲れでもありますが、それは目と脳が密接な関係にあるからです。

 

ブルーライトカットのメガネを着用したり、温かいタオルを当てて目の負担を軽減しましょう。

 

僕はブルーライトカットのメガネをして作業し、目が疲れたらソファーやベッドに横になって、温かいタオルを目に当てて、15分くらいパワーナップするようにしてます。

 

④の「軽く運動する」を見て、「疲れ対策に疲れることをするの?」と思われた方もいるかと思います。

 

しかし、ここでご紹介したいのは「アクティブレスト(積極的休養)」という、アスリートが疲労回復に実践してる手法。

 

簡単に言うと、疲れを感じた時に軽い運動をし、血流を改善したり、疲労物質の排出を促したりすることです。

 

運動と聞くと、筋トレとかランニングを想像するかもしれませんが、ストレッチやウォーキングでOK。

 

そしてポイントは「足」に注目することです。

 

特に「第二の心臓」と言われるふくらはぎは、座り仕事をしていると血行が悪くなり、血液中の酸素がうまく循環しなくなります。すると体や脳が疲れ、集中力が途切れてしまうのです。

 

疲れを感じてきたら上半身ぐーっと伸びをしたりすると思いますが、その時に立って下半身も伸びをしたり、ストレッチしたり、5分くらい歩いてみたり、「足の血行を良くする」ということも意識してみてください。

 

勤務終了間際は疲労感を感じてたけど、会社から出て駅まで歩いてる内に、それまで感じてた疲れが消えて元気になってきたという経験ってありませんか?

 

僕は帰ってゆっくり休もうと思ってたのに、急に予定を変更してジムに行ったり、同僚と飲みに行ったりすることがちょいちょいありました。

 

まさに、座りっぱなしが続いて血行が悪くなって、”疲れてる気がする”状態だったのです。

 

一定時間作業して小休憩にスマホを見るではなく、立って軽くストレッチしたり、歩いてみたりすることを意識してみてはいかがでしょうか。

身だしなみを整える

会社勤めをしている人は、少なからず身だしなみを整えてると思います。

 

しかし、ここで言う身だしなみは、そのままデートに行けるくらいバシッと決めるイメージです。

 

しばらくクリーニングに出してないスーツ着てませんか?

アイロンかかってないワイシャツ着てませんか?

ヨレヨレで穴が開いた靴下履いてませんか?

かかとのすり減った靴を履いてませんか?

寝ぐせのままだったり、無精ひげを生やしたままになってませんか?

 

誰も見てないし、特に飾る必要がない日だからと、やる気のない格好してたら気分も上がりません。

 

すごくデザインが気に入った文房具を買って、「勉強しよう!」「日記付けよう!」ってモチベーション上がったことありませんか?

 

それと似た感覚で、身だしなみひとつでモチベーションは上がりますし、座り方などの振る舞いも自然と変わります。

集中力を高める方法を実践する前に知ってほしい3か条

集中力を上げる方法を実践する前に踏まえておきたいことは以下の通りです。

 

①やることを決める

②目標を決める

③すぐ始める

 

集中力を上げる秘訣は、「集中力を上げるのに効果的な動きをする+習慣化を増やす」の2点です。

 

集中力を上げる側面と、集中力を使う機会を減らす側面の2方向からアプローチして、集中したい時に集中できる自分を作りましょう。

①やることを決める

集中力を上げる(維持する、低下させない、回復する方法含め)方法について紹介してきましたが、全ての方法を実践するのは無理があります。

 

「自分に向いてること、無理なくやれそうだと思うことをやる」が鉄則です。

 

定期的に部屋や机の上を整理整頓したり、1日1回コーヒー飲んでカフェインを補給してみたり、できることから始めてみてください。

②目標を決める

【最初からハードルの高い目標設定をしないこと】。ここは強く意識するべきポイントです。

 

「継続は力なり」とは言いますが、無理なく継続できる目標設定にしてみましょう。

 

「アレをやってもダメ」「コレをやってもダメ」という経験が続くと、せっかく取り組もうと思った気持ちがゼロどころかマイナスに転じます。

 

例えば、

 

      • いきなり腕立て100回やって、翌日激しい筋肉痛に見舞われて数日動けず、そのままやめてしまう。
      • 1日1箱吸ってたヘビースモーカーが急に禁煙しようとして、2日後には吸い始めてしまう。

 

よくあることです。

 

ロンドン大学の博士の実験結果によると、新たに何か始めたことを習慣化するまでに要する期間は、平均で66日間だそうです。

 

その人の特性や難易度によってバラつきがあるようですが、とりあえず2か月は必要だと覚えておきましょう。

 

また、1日サボることは習慣化に大した影響を与えないようですが、2日連続でサボると習慣化が遠のくとされています。

 

2日連続でサボらず2か月間継続するが目安です。

 

絶対できると思う軽い目標値からのスタートが良いと思います。

 

例えば、「1日10回の腕立てを週に3回やる」「タバコを1日3本までにしてみる」など、ハードルを下げてみてください。

 

習慣化できれば、考えたり悩むことが無くなるので、その分集中力を節約できます。

 

③すぐ始める

「キリがいいから来週から始めよう」「今の仕事が落ち着いてから始めよう」と思っていては、いつまで経っても始められません。

 

人間思い立った時が最もモチベーションが高く、48時間以内に行動に移すと良いとされています。

 

思い立ったが吉日という言葉があるように、実行はなるべく早めが成功のカギです。やること決めて、目標を決めて、すぐに始めましょう!

 

集中力について知っておくべきこと

集中力について知っておくべきことは以下の通り。

 

・集中力は誰しも途切れるもの

・集中力の上げ方は人によって異なる

 

この2点です。

 

集中力を上げる方法を実践していく過程で、「集中力ついてきたかも!」と感じる一方で、「今日はなんか集中できないな...」と思う瞬間もあります。

 

しかし、集中力は必ず途切れるものなので、一喜一憂せず、淡々とこなすことを心がけてみましょう。

 

また、ガヤガヤしてる場所の方が集中できる人もいれば、静かな場所の方が良い人もいます。

 

とりあえずやってみて、違和感を感じるようであれば、それは合ってないことなのかもしれません。

 

だからこそ、今回紹介した方法をいくつか試してみて、自分に合った方法を模索してみてください。

人間の集中力はスゴイ

2018年、WHO(世界保健機関)が世界各地の1020代の若者の間で起きているゲーム依存を、「ゲーム依存症」という疾患として認めることを発表しました。

 

これがどの程度の依存かというと、

・ゲームをやりたいがために寝る時間を削る

・まだまだゲームがやりたいから、学校や会社に行かなくなる

・それでもまだまだゲームがやりたいから、食事もロクにしなくなる

・結果、ゲームに集中しすぎた過労や、同じ体勢で長時間過ごし続けたために血流が悪くなり死亡するケースもある

(3~4日、寝ずにゲームするような人もいたよう)というもの。

 

「インターネット依存症」にも言えますが、デジタル社会の現代ならではの病気だなと感じる一方、

 

「人間本当に集中したら、死が迫ってることにも気が付かないほど何かに集中できるんだ...スゴイな。」と思った僕もいました。

 

でも、このような生活が破綻するまで集中してしまうことはないにしても、気付いたら何かに没頭してた経験ってありませんか?

 

・マンガを読んでる時

・仲の良い友達と久しぶりに再会して話し込んでる時

・ネットショップで商品検索してる時

・好きなアイドルの動画をYouTubeで観てる時

 

などなど。

 

ふと我に帰ったら「もう1時間経ってるの?!」ということは、誰もが経験したことがあるかと思います。

 

人は無意識に集中状態に入るので、自分の意思のスイッチひとつで集中状態を作り出すことは難しいものですが、もし、この集中状態がもっと頻繁に作り出せるようになったとしたら、どんな自分になると思いますか?

 

仕事で発揮できればきっとデキるビジネスマンにどんどん近付いていけるでしょう。

やりたいことを見つければ集中力は自然と高まる

「ゲーム依存症」について触れましたが、「やりたいことこと」なら自然と集中力が上がっていきます。

 

自分に当てはめてみても、やりたいことをしているから集中できていますし、その結果「この集中力をもっと上げたい」「キープしたいという」という気持ちも出てきて、さらに集中力が向上しました。

 

アスリートは集中力がある、成功した人は集中力があると言いますが、結局みんな、それぞれがやりたいことに突き進んでるからですよね。

 

自分が好きなことを見つけて、転職や起業をするのもいいかもしれませんね。

 

周りの人が自分を変える

ハーバード大学の研究に、「平均して生産性の10%以上は、隣の席に座る人間の質で決まる」というものがあります。

 

また日本では、「つるみの法則」と言われるものがありますがご存じでしょうか?

 

自分の周りにいる10人の平均年収が、あなたの将来の年収になる」というものです。

 

良くも悪くも人間引っ張られる傾向があるということでしょう。

海外生活orプチ海外移住もオススメ

僕は現在、ヨーロッパで生活しながら日本企業の仕事をリモートワーカーとして担当させてもらっています。自宅やカフェなど場所を転々と働いてるので、ノマドワーカーでもあります。

 

日本に帰りたい気持ちもありますが、「自分のやりたいことに没頭する」という側面においては、最高の環境であり、良い働き方だと感じています。

 

・テレビを付けても言葉がわからないから観ない

・周りの人たちが何話してるのかわからないから聞こえない

・モノが増えない

・新鮮な環境だから飽きない

 

つまり、雑念がカットされるわけです。

 

カフェに行っても周りのお客さんが何を話してるか分からないので、「聞く気がないのに聞いてしまって集中力が切れる」というイライラを防止できます。同様に、テレビから流れるネガティブな情報を無意識にキャッチしてしまうこともありません。

 

またスーツケース1つとリュック1つで生活をしているので、定期的な整理整頓も必要ないのです。

最近は1か月ずつ滞在場所を変えながら生活してるんですが、日々目新しいので生活にも飽きないですね。

 

お笑い芸人の綾部祐二さんや渡辺直美さんなど、ニューヨーク生活をしてる芸能人もいますが、彼らが言うように、そこにいるだけで気持ちが高まるというか満足する場所ってある気がしてて、

 

そういうワクワクするような場所で生活することって、ポジティブな気持ちにさせてくれる効果があると感じています。

 

海外生活と言っても完全に移住するわけではなくて、多くの国は観光目的で3か月滞在できるので、プチ移住で環境を変えてしまうというのもひとつの手でしょう。

 

まとめ

今回は集中力を高める方法について紹介をしてきました。

 

「自分の行動パターンを見直す、自分の生活・職場環境を見直す、自分の働き方を見直す」

 

集中力を底上げするには、さまざまな方法を実践することが大切です。実践する時は「無理せずスモールスタート」を合言葉にしましょう。

 

この記事をキッカケに何か取り組んで、あなたの集中力が上がることを願っています。

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<参考文献・情報>

・森健次朗著「ビジネスの9割は集中力で決まる」

・DaiGo著「自分を操る超集中力」

・鈴木祐著「ヤバい集中力」

・LightworksBLOG「疲労回復のカギを握るアクティブレストとは デキる人は休むのもうまい