介護職を辞めたい理由と5つの対処法|やってられないと感じるあなたへ

体力的にも精神的にもキツい介護職。現状にストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。

 

介護職をやってられない
もうやりたくない
精神病む

 

このように悩んでいる人もいるかと思います。

 

そこで今回は、介護職を辞めたい理由や対処法をまとめて紹介します。

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介護職を辞めたい人は非常に多い


介護職を辞めたいと思っている人は多い傾向にあります。

 

スマイル・プラスカンパニーが介護職員200人を対象にしたアンケートでは、約3割の人が現在の職場を辞めたいと回答しています。

 

また辞めたい理由は「収入が少なかった」「忙しすぎて心身ともに疲れた」など挙がりました。

 

やはり収入が少ない割に激務だと、辞めたいと感じてしまいますよね。

介護職を辞めたい理由は?

介護職を辞めたい理由をまとめて紹介します。

仕事の割に給料が低い

辞めたい理由の大半を占めるのが給料の安さです。

 

求人ボックス給料ナビのデータでは、国家資格である介護福祉士の平均年収は約300万円。これを考えると、それ以外の介護職はさらに給料が低いことが予測できますよね。

 

また介護職は、肉体労働が多く、排泄や入浴など精神的にも辛い仕事もこなします。職場によっては人手不足でサービス残業をしている人もいるでしょう。

 

そのため、仕事量の割に給料が少ないと感じる人が多いのです。

介護業界の3Kがストレス

介護業界には、「3K」という言葉があります。

 

これは「きつい」「汚い」「危険」という意味を表しています。

きつい 自分より体重の重い人を車椅子に乗せたり、ベッドから起き上がらせたりするなど体力的にキツい業務がある。
汚い 排泄介助や入浴などのサポート業務がある。
危険 高齢者が生活する施設では、風邪やインフルエンザの集団感染が起こりやすい。最近はコロナもあり、さらに緊張感が高まっている。

 

介護職として働くには3Kに耐え続けなければなりません。これを毎日やるとなると、ストレスを感じてしまいますよね。

利用者からのパワハラ・セクハラ

利用者からのパワハラやセクハラに悩んでいる人も少なくありません。

 

厚生労働省が調査した「介護現場におけるハラスメントに関する調査研究報告書(2019)」では、介護職員の50%以上が利用者からのハラスメントを受けた経験があると回答。

 

特に介護老人福祉施設では70%以上、認知症対応型通所介護では60%以上の人がハラスメントを受けています。

 

高齢者の中には、高い地位で働いていた人もいます。そういった人は、自分が偉いと思い込み、介護職員に暴力や暴言を吐きます。また男性の高齢者が、女性の介護職員にセクハラをすることも日常茶飯事です。

 

そのため、精神的なストレスを抱え、辞めたいと感じてしまうのです。

体力に限界を感じている


介護職は体力が必要な仕事です。

 

自分より体重の重い人を移動させたり、入浴の着替えさせたり、食事を食べさせたりと、体力がいることばかりです。それに加え、夜勤や宿直もあるため体力を消耗してしまいます。

 

若いうちはいいかもしれませんが、歳を取ってくると体力的に限界を感じてしまうでしょう。

人間関係が悪い

多くの介護職員が職場の人間関係で悩んでいます。

 

ソラジョブ介護が現役の介護職員200人を対象にしたアンケート調査では、83%の人が「人間関係で悩んだことがある」と回答。

 

人間関係で悩む原因としては「仕事に関する考え方の違い」「高圧な対応をされた」「非協力的な態度を取られた」「派閥があった」などがありました。

 

仕事内容もキツいのに、職場の人間関係も最悪だとやってられませんよね。

コロナで神経質になった

新型コロナウイルスの影響で、介護施設にも緊張が走っています。

 

特に高齢者は免疫力が弱いため、施設内でクラスターが起きてしまう危険性もあります。またコロナにより、60歳を超えた介護職員が大量に退職するという事態も起こりました。

 

感染予防で仕事量が増えたにもかかわらず、人は辞めていくという負のループに陥っています。このままでは、ずっと人手不足が続いてしまうかもしれません。

周りから底辺職だと思われている


介護職は「底辺」というイメージが定着しています。

 

その理由は、労働の割に給料が低いからです。自分は誇りを持って働いているのに、周りから「底辺」と言われたら悲しいですよね。

 

また結婚を考えた時に、相手の親から「介護職は給料大丈夫?」と心配される人もいるようです。

 

このように、日本全体で「介護職は底辺」という風潮があり、辞めたいと感じてしまいます。

夜勤や宿直が辛い

介護施設によっては夜勤や宿直勤務があります。

 

人間はもともと暗くなったら眠るという昼行性の生物です。そのため、夜起きていると、体内時計が正常なリズムを刻めなくなります。

 

その結果、体調不良やストレスが溜まる原因になってしまうのです。

結婚や出産

結婚や出産をきっかけに介護職を辞める人も多い傾向にあります。
これは女性だけでなく、男性介護職員の退職も多いといわれています。

 

その理由は以下の通りです。

  • 給料が低く家族を養えない
  • 土日に休めない
  • 感染リスクから家族を守りたい

やはり家族のことを考えると、介護職員を辞めた方がいいという考えになってしまいます。

介護職をやってられないと感じた時にすべきこと

介護職員を辞めたいと思った時の対処法を紹介します。

辞めたい理由を明確にする


まずは介護職を辞めたい理由を明確にしましょう。

 

なぜなら、辞めたい理由が分からないと次の職場でも同じ悩みに直面してしまう可能性があるからです。

 

仕事内容がキツいのか、夜勤が嫌なのか、人間関係に問題があるのか、まずは原因を追求し次のステップに移りましょう。

辞めた後のキャリアを考える

辞める前に、退職後のキャリアを考えてみてください。

 

他の職種に転職するのか、環境のよい介護施設に転職するのか、自分がどんな働き方がしたいのか明確にしましょう。

 

介護職はいつでも復帰できる業界なので、新しい職種への挑戦をおすすめします。

 

信頼できる人に相談する

辞めたいと感じたら信頼できる人に相談しましょう。「悩みを話すと9割が解決する」という言葉もあるように、話すだけでもスッキリします。

 

悩んでいる人の多くは、自分がどんな理由で悩んでいるのか明確になっていません。しかし人に話すと頭の中が整理され、解決策が見えてきます。

 

ぜひ信頼できる人に相談し、心を整理してみてくださいね。

休暇を取って自分の時間を作る

心身共に疲れているなら休暇を取りましょう。

 

人手不足で休めない気持ちも分かりますが、体を壊してからでは意味がありません特にうつ病や統合失調症などの精神疾患にかかると、一生治らない可能性もあります。

 

だからこそ、休暇を取って人生について考えてみてください。

 

介護職を辞めたい時によくある質問


介護職を辞めたいときによくある質問に回答します。

辛すぎてバックレたいです

辛くてバックレたい気持ちは分かります。

 

しかしバックレると社会的信用を失う可能性があります。

 

どうしてもバックレたい時は退職代行を利用しましょう。退職代行を使えば、会社への連絡は不要で、その日に退職できます。

 

全ての退職手続きを行ってくれるので、会社と関わらずに辞めたい人におすすめです

介護職が向いてない人の特徴を知りたいです

介護職が向いてない人の特徴は以下の通りです。

  • 体力がない
  • 感情移入しすぎる人
  • 稼ぎたい人

体力がない人は、肉体労働についていけない可能性があります。また、利用者が直面する問題や死を間に受けてしまう人は、精神的に辛い思いをしてしまうでしょう。

介護業界はどのようにキャリアアップしていきますか?

介護職のキャリアアップは以下のようになっています。

  1. 介護ヘルパー初任者研修(介護職員初任者研修)
  2. 実務者研修
  3. 介護福祉士
  4. 認定介護福祉士、またはケアマネージャー

このような順序でステップアップしていきます。

 

認定介護福祉士やケアマネージャーになれば、年収500万円も目指せます。

介護職から転職できますか?

資格やスキルを身につければ、他の職種へ転職できます。

 

例えば、簿記の資格を取得して経理へ転職したり、Webデザインを学んでフリーランスのWebデザイナーになったりと、さまざまな道があります。

 

まずは自分がどんなことに興味があるのか、紙に書き出してみましょう。

 

介護職だと彼氏・彼女はできませんか?

介護職でも恋人は作れます。

 

介護職で働く人は優しい人が多く、相手を思いやる気持ちを持っています。そのため、恋人ができないということはないでしょう。

 

ただし男性は給料が低いことにより、相手を不安にさせてしまう可能性があります。将来を考えた時、壁にぶつかることはあるかもしれませんね。

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介護職に限界を感じているなら転職を検討しましょう。

 

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まとめ

今回は介護職を辞めたい理由や対処法を紹介してきました。

 

まずは辞めたい理由を明確にし、次のステップに踏み出しましょう。

 

きっとあなたにあった仕事が見つかるはずです。

 

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