「出世が見込めないから転職しようかな...」
「ブラック企業すぎてついていけない...」
「もっとやりがいのある仕事がしたい!」
約20年の社会人生活の中で1度は会社を辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
特に40代は出世できるかどうかの大きな分かれ道です。
出世のために残業や接待して、身を粉にして働いてきた自負の強い人ほど、結果が伴わなければストレスを抱えてしまいます。
辞めたい感情が突如たかぶり、退職後のキャリアが決まってないまま辞めてしまう人も多いです。
と考える人も多いですが、それは危険です。特に家庭のある方は一旦冷静になりましょう。
そこでこの記事では、会社を辞めたい40代の方に向けて、会社を辞める前にやるべきこと、知っておくべきことについて、ご紹介します。
目次
40代が会社を辞めたい理由TOP10
まず、そもそもなぜ会社を辞めたいと思うのか?その理由をみていきましょう。
- 1位:会社の将来性が不安(21.4%)
- 2位:ほかにやりたい仕事がある(15.8%)
- 3位:給与に不満がある(8.5%)
- 4位:倒産/リストラ/契約期間の満了(6.4%)
- 5位:残業が多い/休日が少ない(4.8%)
- 6位:U・Iターンしたい(4.1%)
- 7位:専門知識・技術力を習得したい(3.8%)
- 8位:会社の評価方法に不満がある(3.4%)
- 9位:業界の先行きが不安(3.3%)
- 10位:幅広い経験・知識を積みたい(2.8%)
※引用:doda「転職理由ランキング2018<年代別>」
40代ともなれば、ある程度立場があって人脈が広い人も多いため、若い時には見えなかった社内事情が見えてきた人もいるでしょう。
ちなみに、20代30代は「ほかにやりたい仕事がある」が共に1位で、「会社の将来性が不安」は年代が上がるにつれて順位が高くなっています。
40代が会社を辞める前にやるべきこと
ここからは、40代の方が会社を辞める前にやるべきことを3つご紹介します。
1.会社を辞めたい理由を明確にする
前章で「40代が会社を辞めたい理由TOP10」をご紹介しましたが、
勘の良い方はこのように思われたのではないでしょうか。
リクナビNEXTがまとめる「転職理由の本音ランキングBest10」を見ると、ランキング内容は大きく変わります。
- 1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
- 2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
- 3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
- 4位:給与が低かった(12%)
- 5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
- 6位:社長がワンマンだった(7%)
- 7位:社風が合わなかった(6%)
- 7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
- 7位:キャリアアップしたかった(6%)
- 10位:昇進・評価が不満だった(4%)
あなたはどちらのランキングに共感しますか?
本音ランキングの方が共感できる人も多いと思います。
と考える必要はありません。
人間根本的な感覚は似てるもの。何かが嫌だから続けたくないと思うのは自然なことです。
あなたは今、会社や仕事に何を望みますか?
- もっと稼ぎたい
- ポジションがほしい
- 残業したくない
- もっと休みがほしい
- 働きたい人と働きたい
- 好きな場所で働きたい
- 好きな時間に働きたい
いろいろあると思います。
「辞めることによって何から解放されたいのか?」
「次のステップでは何が得られれば満足なのか?」
ここをハッキリと認識できているかどうかがすごく重要です。
会社を辞めた後、満足できるか、結局同じような悩みを抱えるかは、ここで決まると言っても過言ではありません。
「その全てがほしい!」という人もいるでしょう。それも良いと思います。ただ、優先順位は必要です。
優先順位が全て同列というのは、広くて、キレイで、安くて、駅近で、設備が良くて、防犯・防音に優れてて、良い人しか住んでない賃貸マンションを探してるようなものです。
頭の中で整理しようとせず、ぜひ1度紙に書き出してみてください。自分に正直に向き合う時間を持ちましょう。
2.本当に会社を辞めるべきか見極める
会社を辞めたい理由が明確になったら、辞めるべきかを多面的に考えてみましょう。
なぜかというと、無い物ねだりになっている可能性があるからです。
例えば、休みはしっかりあるし有休は取りやすい、残業もほぼないけど、「給料が低く、昇給の見込みがない」ことが辞めたい理由だったとします。
辞めて転職した結果、
となったらどうでしょう?
給料が増える望みが叶えば、最初は「最高!大成功!」と思うでしょう。しかし、数ヶ月で前の生活が恋しくなる。これってめずらしいことではありません。
給料が上がれば、それなりに苦労もついてくるもの。都合良く給料だけアップというわけにはなかなかいきません。時給換算すれば前職と変わらない、なんてこともあります。
あくまでも休みがしっかりある前提ですが、「収入が上がれば良い」のであれば、休みの日や仕事終わりの隙間時間に副業をするのもアリですよね。
「ほかにやりたい仕事がある」場合も同じように考えてみてください。
まずは空いた時間で挑戦してみて、自分に合っているかどうか、将来的にやっていけそうかどうか、確認してから会社を辞めても遅くはないと思います。
辞めてから「出戻りさせてください!」はそうそう通じませんからね。
3.転職活動
いろいろと検討した結果、やはり会社を辞めて転職するべきだと判断した場合、転職活動は在職中に行いましょう。
- 新卒から1つの企業に勤めてきたので、履歴書はキレイ
- 会社員としての経験値は十分
- ワードやエクセルなど、問題なく使いこなせる
- 後輩の育成・管理もしたことがある
強みはたくさんあり、仕事はすぐに見つかると思っている人も多いでしょう。
なんなら内心、今より良い条件で決まることへの期待が高い人もいるかと思います。
しかし40代の転職者を以下のように見ている企業や採用担当者も少なくありません。
- 長期的に働けない
- 柔軟性に欠けていそう
- 若い世代からの指示を聞かなそう
- 人件費が高い
「自分はそんなことない!」と思っても、そういう印象が強い企業や採用担当者だと、書類審査すら通過できません。
特別なスキルや経験があって、それにマッチした求人に応募しない限り、20代、30代よりも転職はよっぽど厳しいと考えましょう。
大手企業で課長クラスの役職を勤めていた人でも、転職先がなかなか決まらず、結局年収200万円ダウンで転職したという事例もよく見かけます。
転職エージェントを使い、じっくり時間をかけて100社も200社も当たるつもりで探せば、条件に合うところはきっと見つかると思います。
でも先に辞めて、1〜2ヶ月書類審査すらまともに通過しない状態が続くと、焦りと不安が強くなり、大幅な妥協につながるわけです。
1年くらい働かなくても生活できる十分な貯蓄があるなら良いかもしれませんが、そうでなければ在職中に転職活動を行いましょう。
40代が会社を辞める前に知っておくべきこと
ここからは、40代の方が会社を辞める前に知っておくべきことについてご紹介します。
それは、「同じような職種や環境への転職だけが選択肢ではない」ということです。
もっと具体的に言うと、「新しいスキルを身に付けて、副業を始める」そして、「副業で成果が出てきたら、フリーランスになる」or「副業での経験値を武器に、新しい業界に転職する」といったことです。
これまでの経験値が活かせそうな領域でキャリアアップを図るのが転職の王道ですが、果たしてそこに捉われる必要はあるのでしょうか?
テクノロジーの進化や流行の変化が激しい現代は、今当たり前に存在しているものが、1年後には過去のものになっていることもめずらしくありません。
携帯電話がスマートフォンになり、本は電子書籍で読めるようになり、ネットで買い物ができるようになるなど、あらゆることが変化しています。
変化によって新たな産業が生まれた一方、需要がなくなってしまった産業も同じようにあります。
一時期「AIが仕事を奪う日がくる」なんて大きな話題となりました。
世界的な大手コンサルティング企業マッキンゼーは、10年後の2030年には、2人に1人が今と同じポジションにいれなくなるという予測を発表しています。
当然未来は誰にもわからないことなので、予測通りにならないこともあるでしょう。でも、これだけの時代変化を目の当たりにしていて、予測通りになるわけがないとも言い切れませんよね。
10年後の2030年には本当に、自分の意思に関係なくキャリアチェンジを余儀なくされるかもしれません。
と思われる方もいますが、自分の身を守れるのは自分だけ。急な変化が訪れた時に安定していられるかどうかは、持っているスキル次第です。
また、人生100年時代と言われる現代において、40代は折り返し地点にもきていません。40代はまだまだ”若い”です。第二の人生、別のキャリアに挑戦してみても良いのではないでしょうか。
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早く行動しないと”社内失業者”になる恐れも
やる気がないまま生活を続けていると、
- 仕事の効率が上がらない
- 仕事自体やりたくなくなる
- 面倒な依頼は断るようになる
- 仕事がこなくなる
モチベーションがキープできないと、いつしか「社内失業者」になってしまうこともあるでしょう。
そうなると、辞めたいと思っていたはずが「辞めてほしい」に変わり、リストラ対象です。
さいごに
会社への依存度が減るにつれて、会社への不満も減っていきます。
例えば、会社の給料並みの収入が副業で得られるようになれば、収入の不満は大きく減るでしょう。
それによって、
- 給料が上がらない→ほかに収入があるからOK
- 残業できなくて稼げない→むしろ早く帰って別の仕事がしたい
このように、生活と心にゆとりができると、不満が和らぎます。
スキルを得て収入の柱を増やし、会社にしがみつく生活を脱却することによって、会社を辞めたい気持ちは大きく変化します。
つまり、会社を辞めたい人が取る選択には、会社を辞める以外、会社で得られないことは「会社以外で補填する」考え方もあるということです。
会社を辞める前に、
「辞めることによって何から解放されたいのか?」
「次のステップでは何が得られれば満足なのか?」
を明確にしていただき、同業種への転職か、それとも新しいことへの挑戦か、どちらが自分にとって最適解かをぜひ考えてみてください。
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