朝起きると体が重く、午前中だけ体調が悪いという人はいませんか?
朝のだるさが日常的に起こっている人は、「起立性調節障害」という病気かもしれません。
これらに該当する人は要注意です。
そこで今回は、起立性調節障害の特徴や対策を解説します。
朝の辛さから抜け出したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
起立性調節障害とは?
起立性調節障害とは、自律神経の機能が乱れることで発症する病気です。
主に10代の思春期に多い病気ですが、強いストレスや疲労がきっかけで発症するケースもあります。
以下の症状に該当する場合は、起立性調節障害の可能性があります。
- 朝起き上がるのが辛い
- 午前中は倦怠感が続く
- 立ちくらみやめまいがある
- 吐き気や頭痛がある
- 乗り物に酔いやすい
- 上記の症状は午前中に強い傾向がある
これらに該当しないかセルフチェックしてみましょう。
起立性調節障害になると日常生活に支障をきたします。仕事に行けないだけでなく、友達を遊べなかったり、パートナーと関係が築けなかったりと、精神的にも辛い状況が続いてしまうのです。
起立性調節障害の原因
起立性調節障害は、自律神経の乱れによって発症します。
自律神経の乱れは、環境の変化や疲労、ストレスなどが原因です。
自律神経は24時間の周期があり、日中は交感神経が活発になり精力的に活動できます。そして夜になると副交感神経に切り替わり、体を休める状態に入ります。
しかし起立性調節障害は、交感神経の活動が6時間ほど後ろにずれ込んでいます。そのため、朝は体が動かず、夜は交感神経が活発で寝付けないのです。
起立性調節障害を発症しやすい人とは?
起立性調整障害を発症しやすい人の特徴を解説します。
低血圧の人
低血圧の人は、午前中に倦怠感や頭痛、めまいを感じるなど、起立性調節障害と似ている部分があります。
医療業界では高血圧のリスクが注目され、低血圧の認知度はそう高くありません。そのため、低血圧の明確な判断基準はなく、病院や個人の判断に委ねられます。
そのため、午前中だけ体調が悪い人は、専門医に相談した方がいいでしょう。
ストレスを抱えている人
ストレスを抱えると自律神経が乱れます。特に責任感の強い人や真面目な人は、精神的なストレスを抱えやすいといわれています。
起立性調節障害だけでなく、精神疾患のリスクも上がるため、すぐに対処した方がいいでしょう。
気圧の変化に弱い人
気圧の変化に弱い人は、起立性調節障害のリスクが上がります。気圧が変化すると人間はストレスを感じます。それを解消するために、交感神経と副交感神経の調整を行います。
しかし気圧の変化に弱い人は、調整がうまくいきません。そのため、「雨の日は頭が痛い」「曇りの日は体がだるい」といった症状が出るのです。
このような人は、起立性調節障害を発症しやすいでしょう。
自律神経が弱い人
もともと自律神経が弱いという人もいます。交感神経と副交感神経の調整がうまくいかず、すぐに体の不調を感じてしまうのです。
一時的に改善しても、生活の乱れやストレスなど、ちょっとしたきっかけで再発することもあります。
起立性調節障害は病院での治療が必要
起立性調節障害になった場合、病院での治療が必要です。非常に見極めが難しい病気で、血液検査や心電図、X線検査などで慎重に判断されます。
治療には「薬物療法」と「非薬物療法」の2つがあります。
薬物療法は、血圧や血管を調整する薬を用いて、体調をコントロールする方法。非薬物療法は、生活習慣の改善やカウンセリングなどで、徐々に改善していく治療法です。
起立性調節障害の疑いがある場合は、すぐに病院を受診しましょう。
起立性調節障害の人が日常で意識すべきこと
日常の過ごし方ひとつで、起立性調節障害の改善に差が出ます。
そこで起立性調節障害の人が、日常で意識すべきことをまとめてみました。
規則正しい生活を心がける
規則正しい生活は、健康管理をする上で最も大切なものです。生活のリズムが整えば、自律神経が乱れにくくなり、朝の調子も改善していくでしょう。
規則正しい生活の例を挙げると、
- バランスの良い食生活
- 適度な運動
- 夜更かしをしない
などがあります。
生活習慣の改善は、ストレス解消や疲労回復にもつながりますので、ぜひ実践してみてくださいね。
ストレスの原因を排除する
ストレスは起立性調節障害を悪化させる原因です。
だからこそ、ストレスの原因を排除しましょう。
- 職場の環境が悪ければ転職する
- 疲れが溜まっているなら休暇を取る
- 家族の関係がこじれているなら一人暮らしする
このように、ストレスから離れることをおすすめします。
我慢する人も多いですが、症状をさらに悪化させ社会復帰が難しくなるだけです。
血圧を上げる
起立性調節障害は、血圧が低い人に多く発症する病気です。
そのため血圧が低い人は、血圧を上げることを意識してみてください。
血圧を上げる方法は以下の通りです。
- 太陽の光を浴びる
- 水を飲む
- 熱いシャワーを浴びる
- 塩分を少し多めに摂取する
これらを心がけると、血圧が上がりやすくなります。
布団から起き上がれない人は、布団の中で軽くストレッチをしてから起き上がると、体への負担も少ないですよ。
大人の起立性調節障害はいつまで続くのか?
起立性調節障害は、自律神経が整うことで改善に向かう病気です。
しかし、もともと低血圧だったり、自律神経のバランスが崩れやすかったりします。そのため、生活習慣の乱れで再発するリスクはあるでしょう。
会社員として働いていると、残業や人間関係、お酒の付き合いなどがあります。自分のキャパシティを理解し、症状を悪化させないことが大切です。
起立性調節障害で仕事ができない時は?
起立性調節障害の症状がひどいと、仕事どころではありません。
そんな時はどう対処すればいいのか?仕事ができない時の対処法をまとめてみました。
休職して治療に専念する
まずは休職して治療に専念することをおすすめします。完治しないまま働いていると、さらに症状が悪化する場合があるからです。
休職中は、病院で治療を受け、生活習慣の改善に取り組みましょう。生活習慣は一度染み付くと、仕事を始めても良いサイクルを生み出してくれます。
症状がひどい人は、休職して治療に専念してみてくださいね。
在宅勤務のできる職種へ転職
在宅勤務になれば体への負担も減ります。朝起きてから、そのまま自室で仕事ができるため、準備や通勤時間はなくなります。
時間に自由が生まれるため、体のメンテナンスに時間を割けるでしょう。
在宅勤務ができる職種としては、
- 事務職
- WEBライター
- WEBデザイナー
- プログラマー
などがあります。
スキルを身につければ、未経験からでも転職できる職種です。興味のある人は、会社の休職期間を活用して、学習してみてはいかがでしょうか。
フリーランスになる
フリーランスになれば、働く場所や時間は自由です。筆者の私もフリーランスのWEBライターとして働いています。
朝の調子が悪い時は午後から仕事したり、低気圧で体が重い時は休みにしたりしています。友人のフリーランスの中には、午後から稼働する人や夜型の人も多くいます。
フリーランスになれば、起立性調節障害をカバーできるかもしれません。
朝動けなくて辛いあなたへ
起立性調節障害の人は、仕事に行きたくても行けない日もあるでしょう。
そんな人は、働き方を変えることをおすすめします。在宅勤務やフリーランスになれば、生活習慣を改善しながら働けます。
私たちは起業やフリーランスに必要なスキルを無料で身につけられる、オープンイノベーション大学という学校を運営しています。
用意しているコンテンツは全て無料で学び放題。あなたの人生を変えるきっかけづくりをしています。
どんなスキルが向いているのか診断もできますので、ぜひLINE登録(無料)して学習を始めてみてくださいね。
まとめ
今回は、起立性調節障害の特徴や対策を解説してきました。
朝起きるのが辛い人は、まず病院を受診し、生活環境を整えることから始めてみてください。そして、自分のキャパシティを理解し、働き方を変えていきましょう。
それでは本記事を参考に、働きやすい環境を目指してみてくださいね。
この記事は、起業家やフリーランスの新しい生き方を支援する「オープンイノベーション大学」が提供しています。
オープンイノベーション大学とは、Webデザインやプログラミング、動画制作など、フリーで働けるさまざまなスキルが学べる学校で、総計24万6千人の方が学んできました。
私たちの強みは、
- オンラインで自宅学習が可能(海外在住でもOK)
- 各業界の”現役で活躍する講師”から実践的なノウハウが学べる
- 専門スキル以外、マーケティングや集客スキルもしっかり学べる
- 横のつながりがあるので、仲間が増える
異業種・未経験で学習を始めた初心者の方が、学習後に現場で即戦力として活躍できる、スキルやノウハウが学べるカリキュラムに定評があります。
学習後に働けるのはもちろんのこと、学習段階で案件を受注して収入を上げる人も多数。
- 転職、独立のためのスキルが欲しい会社員の方
- 隙間時間で副業がしたい個人事業主、主婦、定年を迎えた方
といった、老若男女問わず、幅広い受講生の方々にご参加いただいています。
もしあなたが、
- 働き方や生き方を変えたい!
- 新たなスキルが欲しい!
- 収入の柱を増やしたい!
と思っていたら、ぜひLINE登録(無料)していただき、私たちが発信する情報をチェックしてみてください。
「何か行動したいけど、なにをすればいいのかわからない...」という方には、適性診断(無料)もご用意しています。
LINE登録後、3分程度で回答できる内容ですので、ぜひ試してみてくださいね。きっとこれまで知らなかった自分に気が付くヒントになると思います。