日本では個人で独立して働く人はまだまだ少数派ですが、ドイツにはフリーランスビザという就労ビザが存在するくらい、フリーで働いてる人がたくさんいます。
男性の方は「1度は独立して働いてみたいな。」
と思ったことがある人も多いのではないでしょうか?
僕も会社員として働いていた時に思ったことがありましたし、周りの人もそういう気持ちを持った人もいました。
ただ、独立すると言っても、「何をしようかな?」と感じてしまいますよね。
今回は大手企業を退職し、20代半ばからネット物販ビジネスで独立して、現在は物販の講師やマーケッターなど幅広く活動している中村さんに、独立するまでの経緯や現在の働き方についてインタービューしてきました。
中村さんの自己紹介をお願いします。
趣味は食べログの美味しい店の開拓、旅行、あとはダラダラYouTube観ることです。
生まれだけは大阪で、両親は大阪の人ということもあって、故郷感はあります。
当時は就職氷河期で、もともとは銀行とか商社を目指してたんですけど全部うまくいかず、最後残ったのが、ブラック企業で有名なアパレルの会社だったんですね。
でそこで正社員として働くことになり「まずは店長になれ」と言われ、店舗に派遣されて働いてました。
三重や愛知の店舗をいくつか周って、本当軍隊みたいな感じでした。長時間労働を上司から強要されたこともあります。
仕事量も多くて、最初の仕事覚えてない時は地獄で、何回も「この線路に飛び込んで死ねばいいのに自分」みたいなこと思ってましたね(笑)
本当にそんな感じなんですね。
例えば女性で要領の良い人だったら逆に居心地良かったりするかもしれないですし、
でも書かれてることは結構ありました。
良い面としては、若い時から店長代理って立ち位置でマネジメントしたり、レイアウト作ったり、在庫管理、例えばこの商品は何色がどれくらい売れてるというのを見て、販売戦略に近いことを考えてやるとか、そういう思考作業をやるのは結構楽しかったですね。
そういうのは楽しいけど、人間関係のマネジメントは嫌でした。その結果「嫌が勝って辞めた」って感じですね。
最後に転勤したのが伊勢だったんですけど、伊勢の店長が激怖の人で、この人の追求が続いていくって考えたらもう無理だなって思って着任した2日目くらいに、布団から体が動かなくなっちゃいました。
それで店長に電話して、そのまま辞めることになりました。
辞めたのが3月末だったんですけど、その年の6月に名古屋市役所の公務員試験がありました。
勉強期間もあるし、公務員を目指して勉強してたんですね。
だけど、なんか違うなって思い始めました。
本当にやりたい事じゃないなってモヤモヤして、本屋行ったりネットサーフィンしたりし始めました。
その時に、たまたま僕の嫁(当時は彼女)の友達にアマゾン輸入で情報発信をしている人がいたんですよ。
当時は「個人輸入ビジネス」って言葉を使っていて、円高で1ドル80円くらいで、”アメリカから商品を買って、日本で売れば稼げるビジネスがある”っていう情報知りました。
それがアパレルの仕事とイメージが近かったというか、前職の人間関係をなくして、自分だけでできるようになった感じでした。
アパレル商品も言ったら海外からの輸入なので、ちょっとおもしろそうだなって興味持って始めたのが、ちょうど7年前くらいですね。
アドバイスもらいながらやってたんですか?
自分でネットでコンサルタント探して、別の人に頼みました。
コンサルタントは大学生みたいな子だったんですけど、とりあえずイロハだけは教えてもらって、やってみるんだけど、赤字出しまくってみたいな(笑)
いきなりうまくは全然いかなかったですね。
だけどこの生活スタイル、要するに自分のペースでパソコン1つでできるのっていいなって思いながらやってたので、辞める選択肢はなかったですね。
PDCA回して先生を変えたりもして、そこからアメリカじゃなくて中国から仕入れてみようとか、アマゾン使ってみようとか、逆に国内でやろうとか、物販っていう軸の中でいろいろやってたのがこの時から3年くらいですね。
2015年くらいまで。物販1つでいろんなやり方を開拓してたって感じです。
収入が一般的な稼ぎくらいになるまではどれくらいかかりましたか?
中国輸入のアマゾン販売に移行してからは、売上げで月300万くらいで利益が50万くらいになりました。
その売上げを維持しつつ、違うやり方をいろいろ試していましたね。
今は一旦物販のプレイヤーから離れてるということでしたが
どれくらいの期間、物販ビジネスをやってたんですか?
そこから初めて情報ビジネスというところに入ったんですね。
当時はサポーターって感じで、生徒のお手伝いしていました。
そして2年前からマーケターという立ち位置に変わって、ここで初めて物販を離れましたね。
そこで嫁に物販を任せるスタイルに変わりました。僕自身は完全に物販はやらない状態になってます。
ただ、センスはありました。
スクールへの誘いがあったという事でしたが、どういう繋がりだったんですか?
せどりのプロジェクトをやるという話があって
「誰か人がいないかな?」って探してた時に、僕に声がかかったという感じです。
なので、会社としてはもう6年くらい経ちますね。
最初の頃は1社から仕事をもらっていましたが、今は繋がりができて、LINEのマーケティングコンサルとか、セミナーのお手伝いとかもやってます。
転職する選択肢はなかったんですか?
それはそれでやりつつ、軸になる収入減を作ろうみたいな。
なんか、ミスとか多くて。事務作業とか本当苦手なんですよ。
社会に関わっちゃダメな人間だと思ってて、
だから一般企業への転職って選択肢はなかったですね。
会社辞めた時は、いかに人と関わらずに生きていけるかって軸しかなかったです。
だから「公務員ならいいかな」とは思ったんですけど。
になるところですかね。
誰かと働き続けることがストレスの原因かと思いますが、それがないので自由にできるし、月曜日が憂鬱とかそんなのもないし、旅行先でも仕事できるし、良いことしかないと思います。
時間的な自由とかストレス、縛りとか憂鬱とか、そういうの全部解消されるので。
ワークライフバランスなんて言葉ありますけど、そんなバランス考える必要ないと思っています。
ただしストックビジネスがまだできてないので、「今月来月どうする?」ってところはまだバタバタしてるなとは感じます。
ここはサラリーマンとは違いますね。
あとは、「旅行先で仕事できる」というと聞こえはいいですが、逆に言うと旅行先でも仕事してしまうというのはデメリットにもなるのかなと思います。
これは人それぞれだと思いますが。
身体が限界きたら休むって感じですけど、基本ずっと仕事してます。
1日丸っと休むってことができてなくて、連絡もくるし、休んでも4時間とか。
まぁ嫌じゃないんですよ。そういうもんだって染みついちゃってるので。
オフィスを借りてやる必要もなくて、僕は誰かがざわついててほしいんですよ。そうじゃないと集中できなくて。
結構あります?家の周辺に。
アパレル店員やりつつ、物販やってるんですか?
いろいろ天秤にかけたんですけど、今は役員にしない方がいいってなって、でも来年以降はもしかしたらそうするかもしれないです。
周りになかなかいなくないですか?人というか、夫婦というか。
2%くらいだと思います。
ただ今は、そういう人しか周りにいないです。
そういうのを地道に積み重ねてきた結果ですかね。
あとは川島塾っていう300人くらいが集まるメガコミュニティがあるんですけど、僕もそこに所属して3年目なので、そういうところですね。
丸っと1日休みがないという話でしたが、リフレッシュはどうされてますか?
こういう働き方をするって言った時、周りの反応ってどうでしたか?
特に何も言わずに実家で輸入ビジネス始めて、いきなり海外から荷物がバンバン届くんですよ。
怪しいこと始めたのねみたいな。で当時嫁が石川県住んでたんで、そこに逃げました。
今ではみんな僕の優秀なスタッフになりさがったんですけど(笑)
コミュニティとか関わりがないと、なかなか聞かないですよね。
まぁただ僕は家族に反対されたからやらないという選択肢はなくて、だから押し切りました。
紹介とかも持って来るんですよ。「近くに住んでる〇〇ちゃんが生命保険の営業マンやってるんだけど、どう?」みたいな。
フリーランスやリモートワーク、
独立して働くというのは、どういう人に向いてると感じますか?
サラリーマンでうまくいってない人には向いてると思います。
答えになってるかわかんないですけど(笑)
昔から僕は人間関係が上手くいかず、どうすればいいか悩んでいました。
今思えば、ありのままの俺で良かったんだって思えるんですよ。
今いろんなコミュニティに入って同属性の人を見ると、みんな同じなんです。
みんな結局社会に適合しなかったから、経営者やるしかなかったんだなって。
だから、そんな風に薄々感じてる人は、1回やってみたらどうですか?って言いたいですね。
でもみんななかなか現状を変える決断はできないって感じで。
戻れなくなりますね。
サラリーマンが居心地良いと感じてる人が無理してやる必要はないと思います。
こういう仕事があったらとか。
これを続けてるってことはそれが答えですね。
よっぽどの金銭的な事情があれば別かもしれませんが。
一時的に事業を止めてでも学びたい事があれば、2~3年だけやるとか。そういう可能性はゼロではないかなと思います。
って話が起こる世界のようなイメージがあるんですけど、そういうのはないですか?
長期的な事業作ろうっていうのはみんなあまりなくて、
みんなそれぞれ自分の城を持ちたい人たちなので。
いろんな話が来るんですよね、選択肢というか。
稼げるんだけど、雑用に近い部分の面積が大きい仕事とか、下請けになってしまうような仕事とか、売っても面白くない物を売る仕事とか。
お金だけを優先すれば、そっちの方が良いって選択肢もあるんですけど、今はやりがいですね。
やりがいから入って、収入ももちろん大きくしていきたいし、時間が取れる選択肢を取りたいし。
今は不労所得作ろうとか、引退したいとかはあんまりなくて、若いうちにいろんな経験を積みたいと思ってます。
そういうのなくなってきてるって囁かれることが増えてますが、このあたりどう思いますか?
ただちょっと一般論と違う話になってしまうかもしれませんが、「サラリーマン=優秀じゃない」ではなく、サラリーマンの方が優秀な人ってたくさんいるんですよね。
そういう世界で上の方で働いてる人たちと僕らと、どっちが優秀かって考えた時に、僕はサラリーマンの人たちだと思っていて、ある意味脅威なんですよ。
その人たちがこっちに流れてきたら、「もっと頑張らないと」って思います。
一生安泰がないっていう流れはそうだと思うので、このまま会社勤めするのヤバイかもっていう意見は賛成で、じゃあそういう人たちになにかアドバイスって考えたら、こっちの世界はまだブルーオーシャンだと思ってるので、チャンスあるって言いたいですかね。
そういう人たちがどかっとフリーで働くことになったら、革命起こるような気がしますね。
だから僕らもうかうかしてられないですし、
先行した利益で頑張るしかないって感じですね。
「物販やってました」「スクールを売ってました」
でもそれ以外の商品を売ったことがなかったんですよね。
最近LINEのコンサルやってるんで、不動産の方のセミナーとか、ファッションとか恋愛とか、いろんなコンサルやってる方のセミナーのお手伝い入ったりして、一緒に売るスクリプトを作ったりしてるんですけど、結構いけるなって思い始めてるところなんですよね。
そんな風に、いろんな商品で力を試そうってしてるところ、そこでもちろん出た課題もあるので、売り方とか、資産にできる商品の売り方を研究してるところですね。
最後になりますが、今後の目標や夢、なにか目指すところがあれば、
仕事でもプライベートでも構わないので教えていただけますか。
セミナーで喋るのめっちゃ好きなので、1,000人くらいの前でセミナーをやってみたいですね。
具体的にいくらっていうのはあんまりないんですけど、収入とかはいくらでも稼いでいきたいっていう思いはあるし。
でもそれくらいですかね。もともと持ってた夢が叶ってるので。
今みたいな働き方ができるようになりたいとか、パソコン1つで生きていけるスキルを身に付けたいとか。
とりあえず目の前のことをやってる感じですね、今は。
おわりに
退職理由の第一位に挙げられることが多い”人間関係”。
ここから離れるために始めた物販ビジネスが精神的なストレスを解消しただけでなく、生活スタイルが変わり、新たな出会いもあり、現在では講師を務め、物販ビジネスを始めたい人をサポートする立場にある。
行動した分得られるものってあるんだなと改めて感じたインタビューでした。
この記事は、起業家やフリーランスの新しい生き方を支援する「オープンイノベーション大学」が提供しています。
オープンイノベーション大学とは、Webデザインやプログラミング、動画制作など、フリーで働けるさまざまなスキルが学べる学校で、総計24万6千人の方が学んできました。
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