「田舎暮らししたいけど失敗しそう」と悩まれている方もいるでしょう。「田舎は何もなくて、生きていけない」という声をよく耳にします。本記事では、実際に島根県の郊外に住んでいる筆者が、田舎移住で感じるデメリットとその対策についてお話しします。
そこで本記事では、田舎暮らしのデメリットと対策を解説します。
目次
地方移住の現実は想像と違う
都会に住んでいて「やっぱり田舎に住みたいな」と考えている人は意外に多くいます。
Job総研の調査によると、地方移住に興味がある人が59.8%と半数以上の人が興味を示しています。(参考:Job総研)
しかし、ニュートラルワークスの調査では、「地方移住は成功だった」と答えたのは48.6%。つまり地方移住経験者の半数以上の人が何かしら失敗と感じており、成功と言えない理由があるわけです。
(参考:PR TIMES)
「田舎暮らしはやめておけ」と言われる理由と対策
ネットなどで「田舎暮らしはやめておけ」と目にしますが、「デメリットはどこにあるのか?」「失敗を感じるのはどういうところなのか?」をお話しします。
仕事の問題
地方移住を機に、転職して心機一転と考えている人もいるかもしれません。しかし、思っている以上にシビアな現実があります。地方移住の仕事にまつわる問題をお話しします。
生活が不安になる給料の低さ
地方の給料は、都会とは違って感覚的に分かるほど低いです。原因はいくつもありますが、地方では事業規模が小さい中小企業が多く、人が効率的に働いているかを示す労働生産性が低い傾向にあります。
簡単に言うと
のです。
そもそも地方は人が少ないため、どうしても需要が小さくなります。そのため、会社側の利益が小さく、生産性改善に着手する余裕がないわけです。
また地方は、土木建設・農業・漁業など労働力が物を言う業種が多く、農業・漁業に至っては、「人件費を商品に価格転嫁しにくい問題」もあります。(参考:日本農業新聞)
数多くの問題が絡んでいるため、なかなか社員増強や賃金アップができないのが地方企業の現状です。
募集している業種が少ない
地方では、建設業・製造業・エネルギー(電気、ガス、水道)関連が多く、IT関連企業が非常に少ない状況です。つまり、クリエイティブな求人がほぼありません。
令和3年のデータによると、日本の総事業所(企業)数のうち東京、神奈川、愛知、大阪、福岡だけで全国の約35%を占め、残りの42都道府県をみても5都府県のどこにも届かない数です。(参考:総務省統計局)
例えば、一番事業所数が少ない鳥取県だと25,475件で全国の事業所数の0.5%の割合。大都市と比べて企業数が圧倒的に少ないのがわかります。
やはり人口が少ないと希望する業種が少なく、移住にハードルを感じてしまいます。
対策|移住は仕事が決まってから!
地方移住の際は、あらかじめ仕事を決めておきましょう。
地方の求人は都会と違って、求人数・業種・賃金どれも少ない傾向にあります。なので、「在宅ワークなど移住先で働ける仕事」か「移住先で働ける仕事」を見つけてからのほうが安心です。
とはいえ、移住先で仕事を見つけるのは難しいですよね。
そこで、おすすめは「フルリモートワークができる求人」です。フルリモートワークだと、遠く離れたクライアントとの仕事をインターネットで完結できます。
在宅勤務のできる企業で働いたり、Web系フリーランスとして独立したりなど、さまざまな選択肢があり、地方で収入を得る対策になります。
都会の仕事を持って移住すると精神的・金銭的に安心です。
お金の問題
「田舎暮らしは都会より安く済む」と感じている人は多いかと思います。しかし、都会よりも支出が多くなる部分を見過ごしているのではないでしょうか。
ここからは、地方と都会で違う支出についてお話しします。
都会とは違う交通事情
地方にも電車・バスはあります。しかし、都会と違うのは路線数と発車本数の少なさです。通勤時間は本数が増えますが、それでも都会より少ないです。また、家から最寄り駅までの距離も数kmあると思ったほうがよいでしょう。
そこで必要になるのが自動車です。
田舎は車社会とよく言われますが、まさにその通りだと思います。
筆者も兵庫県から島根県に移住しましたが、買い物をしたくても近くに店がないので、片道20kmほど離れた市街地へ移動しなければなりません。
最寄り駅まで5kmほどです。バスもありますが行きたいところに直接は行けませんし、本数が極めて少ないです。
実用的な移動手段は自家用車一択なので、どうしても維持費が必要になります。
小さくても土いじりはお金がかかる
田舎では庭付きの一軒家が多く、必ず雑草が生えます。
雑草の対応としては、根から抜き取る除草と草の部分を刈り取る草刈りがあります。雑草の勢いが強い5月〜10月は比較的気温が高く、対処する人間側はとても大変です。なので、面積が大きければ草刈りが主流になります。
草刈りになると、鎌や草刈機が必要です。草刈機はラクですが本体価格もある程度しますし、刃や燃料などのランニングコストもかかります。
庭に木があるとさらに大変です。放っておくと枝が伸びて敷地外にでたり、電線に干渉したり不都合が発生します。そのため必要なのが剪定です。見栄えが気になるなら庭師に依頼すると綺麗に剪定してくれます。しかし、これもまたコストがかかります。
自分で草刈りや剪定をするにしても道具代が必要です。
また、「田舎暮らしをしたら野菜を作ろう!」と考えている人は意外に多いです。しかし、小さな畑でも農業資材が数多く必要です。
耕運機・肥料・防虫ネット・燃料・薬などのほか、害獣対策資材が必要になる場合もあります。
田舎では植物に対しコストが発生することを想定しておきましょう。
対策|支出はより具体的に計算しよう!
まずは、地方に移住したら年間かかる費用がいくらになるか、できるだけ具体的に計算してみるとよいです。
「都会より地方のほうがモノが安い」と聞きますが、日頃使う生活必需品ではほとんど差はありません。むしろ都会より地方のほうがモノの種類がなく高くついたり、都会では不要だったものが必要になったりと支出が膨らみます。
例えば冬場に雪が積もる地域です。特に冬場の暖房は「生きるための生命線」となり、燃料費は簡単に値上がりします。また、地方は都市ガスではなくプロパンガスが多く、値段が高くなります。さらに、都会は車以外の交通手段も豊富ですが、地方は車がないと何もできません。
「都会より地方はモノが安い」という迷信は捨てましょう。
計算して収入と支出のバランスが取れているならば、お金の問題は生じにくいと判断ができます。
人間関係の問題
続いてお話しするのは人間関係についてです。こちらも田舎暮らしのデメリットとしてよく聞くテーマです。無視できない部分ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。
都会とは違う人付き合い
地方の人付き合いは都会と違い、連絡をしてから会いに来るという習慣がありません。連絡もなく家に来て、勝手に玄関に入ってくるのが習慣になっています。
もちろん鍵をかけていれば問題ありませんが、窓から覗かれたり、庭に入ってきたりなど、都会では考えられない行動に遭遇するかもしれません。
また防犯のため常に居留守だと、近隣の勝手な批判から住みづらい環境になるのでコミュニケーションのバランスが大切です。
人見知りの人には厳しい状況になりますが、都会とは比べ物にならないほど人の距離が近いと感じます。
約束をせず人の時間を取る原因は、耳が聞こえにくい高齢者が多かったり、スマホを使う高齢者がほぼいなかったりなど、あらかじめ約束を取り付ける手段がないためです。
いろんな意味で昭和を感じるほどのアナログ対応が必要なのが、田舎暮らしです。
移住はよそ者扱いされがち
縁もゆかりもない場所に移住すると、よそ者扱いされる場合があります。「最初は右も左も分からない状態なので仕方がない」と割り切るのも必要でしょう。
筆者の経験では、回覧板が回ってこず情報が入ってこなかったり、配布物が抜き取られたりした経験があります。
もちろん地域の民度にもよりますが、昔ながらの慣習があるので時間をかけて慣れていく必要があります。
対策|人間関係は焦らず少しずつ馴染むように!
移住してきて1〜2年は、地域の人の顔と名前を覚えつつ、少しずつ交流を増やしていきましょう。いきなり自治会はハードルが高いので、草刈りの集まりなどに参加すると早く覚えられます。
筆者も草刈りの集まりから参加しました。ほかにも、近くの神社の祭りに引っ張り込まれ、何の練習や打ち合わせもなく獅子舞役で祭事に参加させられた経験もあります。
経験を通して住民との接点が増えていき、「あっ!あの時の」と話が繋がって親睦が深まるケースも。
自分から参加していくほうが人間関係を作るには早いですが、人間性などフィーリングが合わない人もいます。いきなり信頼せずに石橋を叩いて渡るように、周りの人の話を聞きながら人間関係を作っていくのがおすすめです。
ルールの問題
地方には都会にはないローカルルールが存在します。細かいルールは、インターネットで調べても出てこないものがほとんどです。
ここでは、よく問題になる部分についてお話しします。
謎ルールと同調圧力はセットもの?
自治会への参加やゴミ出しなどの基本的なルールは都会と同じですが、「決まりごとを断る」という選択肢がないのが田舎です。自治会などの地域の集まりがありますが、ルールからちょっとでも外れると一方的に責められる状況になります。
例えば、自治会に参加していないと、地域のゴミステーションを使わせてもらえない場合があります。
「非会員のゴミ捨て」は多くの自治会で問題となっており、神戸市では自治会と非会員との間で裁判沙汰になりました。(参考:産経新聞)
この裁判は、自治会側の対応に違法性があると認めていますが、現時点ではまだ決着はついていません。
このように「ゴミを捨てるには、会員になるしかない」と多くの人が思っています。会費を払いルールを守っている会員と、そうではない非会員との間の不公平感が同調圧力を生み出しています。
対策|後悔を回避!事前の情報収集!
あらかじめ移住先に行って、自治会の状況やその他のルールについて教えてもらうのが先決です。
ローカルルールはインターネットにすら出ておらず、現地に行って情報を得るしかありません。いちいち現地に行くのは面倒ですが、他にもメリットがあります。
「住むならここがいいよ」「この人には気をつけろ」など多くの注意点を知れて、移住後の生活が穏便にスタートできます。また、顔を知ってもらっていると困った時に相談しやすいです。
移住してから困るより移住前の情報収集が、後悔せずに田舎暮らしを満喫する対策となります。まずは、各市町村や町おこしのコミュニティのホームページから調べると動きやすいです。
つまり時間と労力を掛けるのがコツです!
虫の問題
地方は都会よりも自然が豊かです。「自然が豊か」という言葉には「生物の豊かさ」も含みます。都会では見ない虫も多くいます。
ここでは、田舎の虫問題についてお話しします。
呼んでいないのに出てくる虫たち
地方移住すると、自然豊かな場所で暮らすので、都会とは生態系が違います。とにかく虫の数と種類が多いです。
筆者は島根県に住んでおりますが、よく出没するのが羽を持った小さな虫(小蝿や蚊など)やカメムシなどです。
これはまだ序の口で、危ないのはスズメバチやムカデといった毒虫です。
日本では2020年から2022年までの間にスズメバチ、ジガバチおよびミツバチとの接触で2022年-20人、2021 年-15人、2020年-13人の犠牲者(死亡者)が出ています。(参考:e-STAT)
筆者の周りでは、10月〜11月頃スズメバチとムカデが多数出没します。特に厄介なのは、夜行性であるムカデが寝室に出ることです。
「カサ...カサ...カサ」というゴキブリよりもゆっくりな音がして電気をつけると、障子に黒く長い生物が・・・
移住初年度の体験でした。
対策|事前の虫対策が肝心!
まずは、窓の対策として網戸の設置です。ただ、網戸の網目より小さい羽虫が多く出没するので、網戸の外に網目の細かい農業用ネットを設置するのも多少効果が期待できます。
また、家の中の隙間を徹底的に目張りするのも重要です。古民家では家が歪んで隙間ができている状況をよく見かけます。その隙間から虫が入ってくるので、コーキングなどで目張りすると変わります。
スズメバチに関しては、素人が手を出さないほうがよいので、巣を見つけたら業者か市に連絡するほうが確実です。あとは殺虫剤スプレーが売られているので、備えをおすすめします。
筆者の家では単独で飛んできたスズメバチ対策として、玄関にバドミントンのラケットを準備しています。実際に何度も助けられました。
ムカデに関しては、ムカデ専用の殺虫剤を家の周りに設置するだけでもだいぶ変わります。それでも家の中に勝手に入り込んでくるので、ゴミはさみを部屋に用意しておくと安心です。
雑草の問題
田舎暮らしでは虫や害獣以外の生物にも悩まされます。それは雑草です!ここでは雑草についてお話しします。
常に根性を見せる雑草たち
田舎では、例え畑をしなくても家の周りに雑草が生えます。草むしりで済むレベルから草刈機で刈り取るレベルまでさまざまです。また平坦な場所ならよいですが、斜面にも生えるので手作業では難しい場合もあります。
面倒なので放っておくと道路の邪魔をします。交通安全の観点からも処理するべきでしょう。
しかし、せっかく処理しても梅雨の時期には悲惨な状況になります。1回雨が降るだけで凄まじい速度で成長します。一度刈り取っても1ヶ月程度で元に戻ります。
人間よりも根性を見せてくる雑草たち。この雑草で美味しいお茶が作れるなら喜んで刈るのですが...
対策|草刈機が一台あると便利!
まずは、草刈機が1台あると助かります。田舎で生える雑草は、単純な草からちょっとした木に見えるものまで多岐に渡ります。
「抜いたり鎌で切るなどの手作業では大変」「年に数回、地域の草刈りで召集される」など草刈りは、地域共通の悩みなのです。そこで草刈機が1台あると家の草刈りがはかどり、地域の集まりにも参加できて住民とのコミュニケーションが取れます。
ただし、草刈機には気をつけるべきポイントがあります。
- 小石やモノを飛ばして人を怪我させたり、モノを壊したりする
- 刃で自分や他人を切って怪我をさせてしまう
など人や物に損害が出てしまう可能性です。特に草刈機は、刃が弾き返される「キックバック」で怪我をするケースが多いので、知識と装備の対策が必須です。
消費者庁によると平成27年4月から令和2年3月までで、草刈機による事故件数が88件ありました。(参考:消費者庁)
草刈りが初めての場合は、経験者に教わったり講習を受けたりしましょう。報酬を得ない草刈りでは資格は不要です。安全を確保しながら少しずつ実践してみてください。
教育の問題
大人の目線ばかり気にしていられないのも田舎暮らしです。田舎が故に問題となるのが教育です。
ここでは教育に関してお話ししたいと思います。
進学の選択肢が少ない
都会と違い地方では進学の選択肢が極端に少なくなります。進学の選択肢とはどういったものがあるのか、以下にまとめました。
【学校の数】
都会では、普通科高校でも偏差値の違う学校がいくつもあります。地方では、偏差値のバリエーションが少ないため、「進学なら◯◯高校」と決まってしまいがち。
【塾の数】
都会では大手塾が集まっており、塾のバリエーションも豊富。田舎では大手塾はあまりなく、地方都市に行かねば塾自体がほぼない。
【参考書の種類】
都会では迷うほどの参考書があり、よい参考書も多数ある。田舎では、参考書の種類がなく、手にとって見比べられない場合もある。
やはり地方は人口が少ないため、学校も塾も利益が見込める都会に集中します。そのため、地方では勉強の進め方・よい参考書・志望校対策を含めた選択肢にハンデがあるでしょう。
対策|田舎でもネットで自宅学習できる!
昨今ではインターネットの普及により、地方でもオンライン塾が受けられます。塾により提供しているサービスが異なるので、自分に合うサービスを探してみてください。特色のある大手塾の講義が自宅で受けられるので大変便利です。
しかし、志望校の傾向や対策についてインターネットで探せない情報は、リアルで塾に通わないと得られません。
そういった情報も、各大学別対策授業をオンラインで受けることでカバーできます。
効率的に勉強しないと時間が足りないのが受験です。インターネットでは無駄な情報が多くあります。必要な情報を厳選し、効率的に勉強して志望校にチャレンジしましょう。
医療の問題
地方移住をする際、「健康」に関する不安を感じている人も多いと思います。もともと持病があったり、環境の変化から病気になったりする場合もあります。
ここでは、移住に伴う医療に関してお話しします。
病院が少なく選べない
都会には規模を問わず病院が数多くあります。しかし地方では、規模の大きい病院は都市部に集中し、その他の地域は、診療所のような小規模施設しかありません。小さな病院でさえ数が少ないため、例え評判が悪い病院でも通院せざるを得ない状況です。
病気の治療について他の病院でも診てもらう、セカンドオピニオンも受けづらい状況でもあります。
都会の感覚でいると想像以上の落差に不安が生まれると思います。
都会と地方では医療環境の違いがあるため、持病のある人は下調べをしてから移住先をきめてみてください。
対策|信用できるかかりつけ医を見つける
何はともあれ
移住希望の場所からどのくらいの距離に病院があるのか
その病院の評判はどうか
を調べることを始めましょう。
病院の大きさより、先生のスキルが大切です!
地方でも大学病院から異動してきた先生もおられます。患者のことを本気で考えられる先生だったら、大病院へ移すべきかどうか迅速に対応されます。
規模が小さい病院でも信頼できる先生がいると安心なので、少々遠くても良いかかりつけ医を探しましょう。
そのためにも「病院が近くだからここにしよう」ではなく、「できるだけ良い先生がいる病院を探そう」と目線を変えたほうが移住も成功しやすいです。
田舎暮らしを快適に過ごす方法
準備不足で移住するとデメリットとして表面化してきます。これが「田舎暮らしはデメリットしかない」といわれる理由です。
しかし、すべてに対応できるとは限りません。そのため、想像と違う現実が現れるとストレスとなります。
ここでは、不安の柱となりやすい収入や人間関係に関わる対策をもう少しお話しします。
都会の仕事をしつつ田舎に住む
田舎に住むなら、リモートワークがおすすめです。大企業や都市圏の会社で働けるため、給料面でも都会と同等の条件が見込めますし、家の中で仕事が完結します。
正社員でリモートができる会社だと、福利厚生や保険の観点からも安定してよいですね。ほかにも個人事業主として、企業からリモートの仕事を得る方法もあります。
個人事業主として得られる業種は多種多様で、例えばWebデザインやライター、動画編集などです。リモートの仕事で収入を得られると田舎の賃金以上に稼げる可能性もあります。
自動車、光熱費など都会とは違う部分で支出が膨らむのが地方です。
- 「田舎は低収入では生きていけません!」
あえて声を大きくしてお伝えしたいです。
- 「田舎は物価が安いから給料も安くてよい」
と思っていると痛い目に合いますので、田舎に合わせた条件の仕事も避けたほうがよいでしょう。
給料の安さはストレスに直結します。仕事の不安は簡単に回避できないので、仕事をきちんと決めてから移住するのをおすすめします。
スキルを身につけよう!
少しでもよい条件の仕事に出会うために、移住前にスキルを身につけましょう。たとえ移住後でも、チャレンジする価値はあります。
できれば大きく2つのスキルがあると、かなり安心材料になります。
- 1つ目は、モノづくりで収入に繋がるスキルです。
例えば、野菜作りや米作りなどの食べ物を作ったり、DIYなどで実用的な商品を作ったりと例を挙げるとキリがないほどあります。
- 2つ目は、デジタルを使ったスキルです。
例えば、Webデザインやプログラミング、動画編集などがあります。
アナログとデジタルの両スキルを持っていると、例えば撮影・動画編集を通してモノづくりの現場をYouTubeなどで周知できます。各スキルで仕事を得られたり、商品の販売促進ができたりと可能性が広がります。
大変で時間がかかりますが、ぜひチャレンジしてみてください!
オンラインコミュニティに参加してみよう!
地方はコミュニティが狭く、アナログな生活を送っている人が多いので、世間の常識から遅れていて話が通じないこともしばしばです。
共通の価値観や最新の情報をアップデートするためにも、オンラインコミュニティへの参加をおすすめします。
ビジネス系やスピリチュアル系、食べ歩き系などなんでも結構です。様々な年齢層、地域の人と繋がると欲しかった情報を得て悩みが解決できます。
地方の人にはアナログ対応、都会の人にはデジタルツールを使った対応ができれば、人間関係のストレスを解消できるきっかけになります。
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「田舎暮らしはデメリットしかない!」わけではない
都会から地方へ移住は、たくさんの不安がつきものです。考えれば考えるだけ不安が膨らみます。
ならば、調査から始めましょう!
- 必要なのは「情報」です。
引っ越す前に現地調査をしてみてください。現場確認ほど信頼度の高い情報はありません。
地方は移住者を求めていますが、古い慣習を変えられず、折り合いがつかないケースがあります。ならば移住者が無理に変えようとせず、一番よい距離感が大切かもしれませんね。
地域の人を無理に変えようとせず、「どう対応すると双方によい落とし所になるか」と、先に自分の精神を変えられるかが鍵です。
頭を固くせず変化させるのは、自分を守る手段となります。不安やストレスがなくなれば、「自然が豊か」「美味しい料理」「地方に残る文化」など夢見た田舎暮らしのメリットを感じられます。
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