そこまで親しくない相手との会話の広げ方がわからず、うまくコミュニケーションが取れないことにお悩みではありませんか?
マイナビニュースが男女500名を対象に実施した、「コミュニケーションに関する意識調査」によると、コミュニケーションに苦手意識を持つと回答した人は、なんと72.4%。
多くの人が、会話の始め方や会話を続ける方法がわからず困っています。
- 人とすぐに打ち解けられるようになりたい
- 異性と自然に会話ができるようになりたい
- 先輩や上司に気に入られたい
このように思うあなたに向けて、今回は「会話が続かない」を克服する方法と、コミュ強に学ぶ雑談のコツを解説します。
目次
会話が続かない人の特徴
まずはじめに、会話が続かない人の特徴から紹介します。自分に当てはまるものがないか、確認してみてください。
人見知り
人見知りの特徴は以下の通りです。
- 初対面の人を前にすると極度に緊張する
- 相手の目を見ながら会話ができない
- どう思われるかを気にし過ぎて発信できない
警戒心が強い側面もあり、話を振られても1問1答になりがち。
打ち解ければ普通に会話ができる人が多いですが、打ち解けるまでに時間がかかる人だと、会話が続かない期間は長いでしょう。
空気が読めない
逆に人見知りせず、しゃべれるのに会話が続かない人もいます。それは空気が読めない人です。
「アッパー系コミュ障」とも呼ばれ、相手の気持ちを察することができず、悪気なく不快感を与えてしまったり、場の雰囲気に合わせられず空回りしたりするイメージです。
話すことに抵抗はなく、明るく話しているのに、なぜか会話が弾まないとか、対人関係でトラブルになりやすい人は、会話の内容や言い方に問題があるのかもしれません。
繊細さん(HSP)
最近よく耳にする「繊細さん(HSP)」は、内向的な性格の人が多く、積極的に自分から話しかけたり、場を盛り上げたりするのが苦手な傾向にあります。
波長が合う相手であれば、1対1の会話は深いところまでできますが、大勢でワイワイ過ごすような環境は刺激が強くて疲れてしまい、早くその場から離れたくなってしまいます。
日本人は5人に1人がHSPと言われるほどHSP人口が多いため、ひょっとしたらあなたも、HSP気質の持ち主なのかもしれません。
表情の変化が少ない
表情の変化が少ない人は、相手によっては会話が弾まず、すぐに終了します。
なぜなら話をどう感じているかがわかりづらいからです。話者からすると、人形に話しかけているような感覚です。
しっかり聞いていることは伝わっても、興味がなさそう、楽しくなさそうと受け取られるため、話している側は次第に虚しくなってくるわけです。
「何を考えているかよくわからない」と言われる人は、大体表情の変化が少ないです。
理屈っぽい
理屈っぽい人はめんどくさい人だと思われて、距離を置かれるケースがあります。
- 冗談が通じない
- ちょっとした言い間違いをいちいち指摘する
- これはこういう意味?それともこういう意味?と細部に引っかかる
会話していて疲れますよね。なるべく関わらないようにしようと思われて、会話が続かなくなってしまう人もいます。
会話に気負いがある
会話に気負いがあるとは例えば、「盛り上げなくちゃ」とか「気の利いたコメントを言わなければ」と思っているイメージです。
うまいことを言おうと考えれば考えるほど、混乱して言葉は出てこなくなるので、レスポンスが悪くなり、会話は続かなくなります。
うまく会話したい気持ちが強過ぎて、逆に会話下手になっているのかもしれません。
異性に慣れていない
異性との会話が続かない人は、異性に慣れていないだけの場合も多いです。
- ずっと男子校/女子校だった
- 異性の兄弟がいない
- 異性が少ない職場
または、異性によく見られたい思いが強い人だと、相手が異性というだけで緊張して、何を話せばいいかわからない状態になってしまいます。
「会話が続かない」を克服する方法15選
ここからは「会話が続かない」を克服する方法を紹介します。
笑顔を意識する
会話において笑顔はとても重要です。無表情の人より笑顔の人の方が話しやすいですよね。
- 笑顔で挨拶する
- 話しかけられたら笑顔で振り向く
- 笑顔で頷く
笑顔にするだけで相手は安心します。それによって、自然と相手からいろいろ話してくれるようになりますし、話しかけられる機会も増えます。
笑顔にはストレス解消やリラックス効果、免疫力アップなど、相手に与える印象をよくする以外のメリットもたくさん。やらない理由はありません。
会話の最中ずっと笑顔でいる必要はありませんし、思いっきりニコッとするのが恥ずかしい人は、微笑む感じでも十分です。
笑顔とニヤニヤするのは違うので、その点はご注意を。
相手をよく観察する
会話は相手に興味を持つ姿勢が大切です。なので、相手をよく観察しましょう。
観察すると聞くと、相手をジロジロ見るイメージをもたれるかもしれませんが、ジロジロ見るのはNGです。ジロジロ見られたら気味が悪いですよね。
観察すべきは話し方や話すスピード、どんなことに興味関心を持っているのかなど、目で見えない部分を含めたその人全体です。
個人的には、相手に多めに話してもらうか、自分が多めに話すべきか、会話のバランスを探るのがおすすめです。
なぜなら「話は聞くことが大事」とよく言いますが、話してくれた方がラクと感じる人も中にはいるからです。
相手が話したがりの人であれば聞き役に徹して、リードした方がよければリードする、相手によってバランス調整ができるのが理想です。
相手のいいところに注目して褒める
相手のいいところに注目する意識も重要です。
人は欠けている部分に目がいきやすい性質があるため、無意識的にマイナス面に注目してしまうからです。
- 髪型や服装がおしゃれ
- 時計やバッグなど持ち物がかわいい
- 姿勢がいい
- 声がいい
- 字がキレイ
- 気が利く
など、誰しも何かしらいいところはあります。些細なことでもいいので見つけましょう。
いいところが見えたら、それをさり気なく褒めるのがポイントです。
見つけて終わりではなく、それを相手に伝えることでひとつ会話が成立する上、褒められて不快な気持ちになる人はそういないので、その後の会話が弾みやすくなります。
おだてるようでは嘘っぽく感じられてしまうかもしれないので、さらっと褒めることを意識しましょう。
リアクションをする
あなたは相手の話にリアクションをとっていますか?
会話が盛り上がるかどうかは、リアクションで決まります。
聞く側が相槌を打つ、笑う、驚く、共感する、感心するなど、適切なリアクションができれば会話は盛り上がり、そうでなければ淡々とするのはイメージできますよね。
会話は上手に話すことに意識が向きがちですが、上手に聞くこともかなり重要です。
話し上手になるより、聞き上手を目指す方がハードルが低いと思う人は、聞き方をバージョンアップしましょう。
聞かれたことには答える
例えばあなたは「好きなアーティストは?」と聞かれて、「特にいないですね...」なんて答えていませんか?
会話に参加する意識がなければ、盛り上がるものも盛り上がりません。
など、何かしら回答はできますよね。聞かれたことには答えるようにしましょう。
聞かれたことを聞き返す
会話はキャッチボールなので、聞かれたことはそのまま聞き返しましょう。
ここでひとつポイントは、「そちらは?」と聞き返すのではなく、「◯◯さんは?」と名前で聞き返すことです。
理由は、名前を呼ばれると好意的な印象をもつ効果があるからです。
好意的な印象を持ってもらえれば、相手が自然と話してくれたり、少々突っ込んだ話ができたり、会話はどんどん広がります。
共通点を探る
あなたはこれまでに、初対面の人とたまたま年齢や出身地が一緒で、妙に親近感が湧いた経験はありませんか?
これは類似性の法則と呼ばれ、自分と共通点がある人に親近感を抱く心理は、誰しもあるものなんです。
なので、初対面で距離をグッと縮めたい時には、共通点を探ることがおすすめです。
誕生日や趣味、これまで旅行した場所、履いてるスニーカー、使ってるスマホなど、些細なことでもOK。
ポイントは「そのスニーカー私も持ってます!いいですよね!」のように、ちゃんと伝えることです。ひょんなキッカケから、会話が広がることもありますからね。
今の感情を呟く
話題がなければ、今の感情を呟いてみるのもひとつです。
よくある会話のパターンですよね。相手が拾ってくれれば、話が展開することは全然あります。
トーク内容を準備する
トーク内容を準備して会話に臨むのもおすすめです。
話すことがまとまってないと話せないですが、準備していれば自然に話せるからです。
ポイントは、家で声に出して練習することです。
暗記して頭だけで覚えてる状態だと、本番では意外と言葉が出てきません。でも、声に出して体で覚えていると、本番でも自然と言葉が出てきます。
筆者は過去営業職をしていましたが、商談前はよく話の構成と内容を整理して、声に出して練習していました。
初対面の人との会話を考えるのであれば、まずは自己紹介を整理しておくといいでしょう。
出身、趣味、最近ハマってることなど、共通点になる可能性が高い話題を盛り込んで、30秒程度で話せるボリュームで検討してみてください。
相手の「間」に合わせる
会話はテンポを合わせることが大切です。
沈黙が耐えられない人は「間」を嫌うので、一方的に話しすぎてしまったり、相手がまだ回答中のところに被せて自分の話をしたりしがち。これだとなかなか噛み合いません。
自分ばかり話しすぎてしまうきらいがある人は、口数を減らすことを意識してみましょう。
わかりやすい言葉を使う
会話を続かせるポイントは、わかりやすい言葉を使うことです。
業界用語や専門用語、横文字、身内にしかわからないような話をされても、よくわからないですし、正直めんどくさいですよね。
自分が当たり前に知っていることを、他の人も当たり前に知っているとは限りません。相手に合わせた言葉選びを意識しましょう。
わからないことはすぐ聞く
逆によくわからない言葉や表現を使う人を相手にする時は、すぐ聞くのがおすすめです。たとえ興味がない話だとしてもです。
スルーすればコミュニケーションは終了しますが、拾い続ける限り終わりません。個人的にはこのパターンの会話が1番ラクです。
なぜなら、所々「それどういう意味?」「なんでそうなるの?」とたまに聞けば、ずっと会話が続くからです。
説明が好きな人だと、興味を示す人にはなんとか理解させたい気持ちになり、きちんとわかりやすく説明してくれるので、最初は興味がなかった話も意外と楽しく聞けます。
専門性の高い話は、検索では得られない情報も多々ありますからね。貴重な時間です。
相手の話を遮らない
相手の話を遮らないのは会話の基本です。
説明中に別の話題にすり替えられたら、話す気分ではなくなりますよね。
よく聞こえなかった時や、なんと表現すればいいかわからず、言葉に詰まっている時に手助け的に入るのはOKですが、それ以外は聞くこと、相槌を打つことに集中しましょう。
クッション言葉を使う
クッション言葉とは、本題に入る前に添える言葉です。
例えば、年齢を聞く時。同い年だと親しみが一気に増すので、同年代かなと思われる人には年齢を聞きたい時があると思います。
この時「今いくつですか?」とストレートに聞いてもいいですが、配慮に欠ける人と思われることもあります。
なのでもし聞くのであれば、「差し支えなければ、年齢を聞いてもいいですか?」のような聞き方をしましょう。一言付け足すだけでも印象は違いますよね。
その他にも使えるクッション言葉はたくさんあります。
- もしよろしければ
- ご迷惑でなければ
- 申し訳ないですが
- 可能であれば
- 念のため
ぜひ活用してみてくださいね。
ネガティブな意見にはズラして回答する
ネガティブが強めの人に対して、どう返せばいいかがわからない時は、ズラして回答するのがおすすめです。
例えば「話すことが苦手で、全然会話が続かないんですよ...」と言われたら、「僕はとても話しやすいと感じますよ」と言うイメージ。
いろいろ聞いてアドバイスする流れもいいですが、ネガティブな言葉は言えば言うほど気持ちが沈んでいくので、サクッと切り上げた方がいい場合もあります。
コミュ強に学ぶ雑談のコツ
次に、コミュ強に学ぶ雑談のコツを紹介します。会話の始め方や、会話を弾ませるヒントになるので、ぜひ参考にしてみてください。
見た目に気を遣う
会話が弾むかどうかは、見た目の印象で決まることもめずらしくありません。
あなたも見た目的に関わりたくないと思う相手には、なるべく話しかけないようにしようとか、話しかけられても最低限の受け答えにしようと思いますよね。
関わりを持ちたい相手と思われることが大切です。特に異性は。高級品をまとってオシャレをする必要はありません。清潔感を意識しましょう。
挨拶をする
会話は入りが非常に重要です。会話の入りになるのは、挨拶が多いですよね。
笑顔で挨拶をすれば自然と会話は展開され、挨拶をしなければ、話しかけるタイミングが見つからないまま終わることもあります。
挨拶をされて不快に思う人はそういないので、どんどん自分から挨拶をしましょう。
先に自己開示する
「会話は相手の話をたくさん聞くべき」という意識が強い人は、自分のことはさておき、尋問のように質問攻めにする傾向があります。
しかしそれだと、初対面の相手の場合は特に、なかなか会話が盛り上がりません。
なぜなら、警戒心があるからです。素性がわからない人に、自分の情報をすべて開示することはありませんよね。
「人に名を尋ねる時は、まず自分から名乗るのが礼儀」です。
先に自己開示をして、警戒心を和らげてから聞くことを意識しましょう。
1度に話しすぎない
1度にバーっと話しても、情報量が多くて処理しきれません。
あちこち脱線しないようなるべく簡潔に答えて、相手にボールを渡しましょう。
会話はキャッチボールなので、自分が長くボールを持ちすぎない意識が大切です。
ネガティブな表現を上手に使う
ネガティブな表現も、最終的に笑えるなら使うのもアリです。
言えるわけないじゃないですか(笑)
少し和みますよね。ちなみに雑談はこれくらい、些細なやりとりで十分です。
何かネタを仕込む
相手が思わず注目するような、ネタを仕込むのもアリです。
- 特徴的なデザインの小物を身につける
- めずらしい肩書きを持つ
- 権威性のある資格をとる
何か資格を持つと会話のネタが広がりますし、権威性を持って話せるのでおすすめです。
初対面の人に使える無難な会話のネタ
ここでは、初対面の人に使える無難な会話ネタを紹介します。
- 出身地
- 家族構成(ペット含む)
- 仕事
- 特技
- 趣味
- 休日の過ごし方
このあたりが聞きやすく、親近感が湧きやすいネタとしておすすめです。自分のことを棚卸しして、説明できるようにしておきましょう。
初対面の会話で避けるべき話題とNG行為
初対面の会話で避けるべき話題と、NG行為についても解説します。
デリケートな話題
デリケートな話題とは、以下のようなものです。
- 異性(主に男性から女性)に年齢や具体的な居住地を聞く
- 容姿に関すること
- 子どもの有無
- 政治/宗教の話
- 下ネタ
また、学歴や職歴がコンプレックスの人もいるので、あまり深くどこの学校?どこの会社?と詮索するのも、初対面では避けるのがベター。
ある程度打ち解けて、冗談も言い合える仲になれば踏み込んでもいいですが、初対面での会話では避けるべきです。
偏見の話
偏見の話は、例えば職業。「この仕事をしてる人は大体変わってる。根暗だよね」と散々言った後、実は相手の親がその職業で、微妙な空気になるなんてこともあります。
その場に該当する人がいないと思って、安心して言いたい放題言うと、思わぬ落とし穴にハマることもあるので、注意しましょう。
スマホをいじる
会話の最中にしょっちゅうスマホをいじるのはNGです。
メッセージやお知らせが届くたびに目を向ける人がいますが、会話に集中していないことが伝わります。
スマホは見えないところにしまっておきましょう。
過度にお酒を頼る
お酒を飲むと緊張が和らいで、会話がスムーズになる人もいると思います。
緊張しっぱなしで終わるよりは、適度にお酒の力を借りた方がいいでしょう。ただ、過度にお酒を入れるのはNGです。
意識なく失礼なことを言ったり、酔い潰れて介抱させてしまったりすることもありますからね。
自分を変えるには環境を変えるのがおすすめ
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まとめ
今回は「会話が続かない」を克服する方法と、コミュ強に学ぶ雑談のコツをまとめました。
面白い話や気の利いた返しができるようにならないとダメだと気負う必要はありません。
芸人さんのような話術がなくても、十分会話は広げられるようになります。無理なくできそうなことから、ぜひ実践してみてくださいね。
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