ゆるブラック企業とは?特徴や危険性を知って働き方を見直そう

ゆるブラック企業とは、下記ツイッターへの投稿をきっかけに話題となった造語です。

 

 

ブラック企業やホワイト企業のどちらでもないという意味で、「パープル企業」と呼ばれることもあります。

 

筆者も以前“ゆるブラック企業”に勤めていました。けれども、そのまま働くことに抵抗があったので、結局退職することにしました。

 

ぬるま湯に浸かったような世界で過ごし続けると、本来の目的も見失ってしまいますからね。

 

自分の会社もゆるブラック企業ではないかと不安な方へ、筆者の体験談も踏まえ、特徴や抜け出す方法を紹介します。少しでも考え方の足しにしていただけたら幸いです。

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ゆるブラック企業(パープル企業)の特徴

白黒のオフィス
「ゆるブラック企業」は造語ですが、特徴を掴むことはできます。

 

ゆるブラック企業の特徴は、以下の通りです。

 

  • 残業はダラダラできる程度で少なめ
  • 月給は20万円前後の安さ(昇給は少なめ)
  • スキル不要で、自社知識のみで働ける(ルーティンワークなど)
  • やりがいも、きつさもない
  • 離職率は少なめ

 

上記のような特徴がありますが、ブラック企業に明確な定義がないのと同様、定義が記されているわけではありません。

 

「ラクそうで良いのでは?」と思うかもしれません。もちろん「がんばって働かなきゃいけない」「辛い思いをして働く必要がある」なんてことはないです。

 

問題はぬるま湯にいる状況ではなく、他に失うものが大きいという点です。

 

例えば、

  • スキルが身につかないまま若い時代を失う
  • 自分が本当にやりたいことを見つけられないまま時が過ぎる

など、何も得られないまま時間やエネルギーを失います。

 

失うものが多い職場が、ゆるブラック企業の特徴です。

筆者の前職(ゆるブラック企業)での体験談

筆者は以前ゆるブラック企業に勤めていました。その際の特徴を紹介します。

 

  • 残業なし
  • 月給は20数万円程度(昇給は少なめ)
  • マニュアルに沿った業務
  • やりがいも、つらさもなし
  • 離職率は少なめ
  • パワハラ等は一切なく、ゆるい社風
  • 女性でもキャリアアップ可(給与はさほど上がらず)

 

給与は高くないものの、その他の条件としてはほぼホワイト企業と呼べそうでもありました。

 

ですが、残念ながら実情は下記の通りです。

 

  • 学びがない
  • 成長意欲の少ない人が多い
  • 業務中に暇な時間が多い

 

仕事がきつくないどころか、暇な時間までありました。周りの人も同様なので、誰かを手伝うという状況も生まれません。

 

せっかく暇なら身になることをやりたいところですが、他のこと(勉強など)をすれば注意されてしまう始末。働かずに暇してても、その時間に対し給与を支払うという方針だったわけです。

 

けれども、暇というのは案外辛いもの。そんな時を過ごし続けるのは耐えられませんでした。それなのに周りにはそれを良しとする人がたくさんいた為、離職率が低いのも頷けます。

 

成長意欲があれば、辞めようと決意するには十分な理由になります

ゆるブラック企業が危険な理由

ゆるブラック企業では失うものが多いです。そこで、危険な理由を紹介します。

だらだら時間だけが過ぎていく

捨てられたたくさんの時計
何のスキルも身につかず、マニュアルに沿ったルーティンワークだけをしていれば、だらだらと時間だけが過ぎていってしまいます。

 

お金の為と割り切る方もいらっしゃるでしょうが、生きる目的はお金集めという人は少ないでしょう。

 

実際にはお金の先にある目的の為に、お金という一つの手段を得ているだけなはず。それであれば、その目的に近づく行動に移したいですよね。

 

それなのに、貴重な時間を目的から逸れた行為に使い続けたら、時間を捨てているようなものです。

スキルや経験が身につかない

毎日マニュアル通りにルーティンワークを行うのですから、スキルが身につかないのは当然です。

 

けれども、その会社が潰れない保証はありません。コロナ渦のように非常事態が起き、リストラされないとも言い切れないです。

 

そうなると、スキルも経験もない人を雇う会社は少なくなります。今時は終身雇用がないと考えると、頼りになるのは自分の武器(スキル)のみ。やりたいことをやるには、学びが必要ですね。

やる気が吸い取られる

同じことを繰り返すだけの環境に居続けると、成長意欲を削がれる人が多いでしょう。

 

驚いた顔
今が楽なのに、なぜ大変な世界へ出ようとするの?

と思ってしまうのですね。

 

楽なのが悪いというよりかは、本来自分の中にある目的に目を向けられなくなるのが怖いことと言えます。

 

自分にとっての本当の幸せや目的を考えることさえ止めてしまうのは、本末転倒です。

視野が狭くなり、行動力がなくなる

やる気がなくなれば、視野は狭くなり、自分と会社の小さな世界から周りを見ようとしなくなります。

 

そして、スキルも経験もない自分が厳しい外では通用しないと思い込み、行動力もなくなってしまうでしょう。

 

ですが、本来世界は大きく広がっているものです。周りを見渡せば素敵な世界が広がっているのですから、視野を広げなければもったいないですね。

ゆるブラック企業が多い業種・業界

暗いオフィスで一人働く人
ゆるブラック企業となる傾向が高い業種や業界を紹介します。
(※全ての企業が該当するわけではありませんので、ご了承ください。)

大企業

大企業は従業員数も多く、経済的な余裕も出てくる為、働く人々のスキルに依存されないことも多々あります。

 

そして、規模が大きいと、作業の一部分を任せられることになってきます。すると、さまざまな業務に携われず、スキルの向上も見込めなくなります。

 

難しい仕事であったとしても視野は広がらないので、成長度は低め。そうなれば、ゆるブラック企業化していく可能性も高くなります。

地方公務員(行政事務)

市役所や区役所、学校事務などの地方公務員の仕事はルーティン作業が多くなります。

 

そして、その職場にのみ通用する内容となると、どこでも通用するスキルは身につきません。

 

また、年功序列制度の為、向上心が高い人よりもだらだらと働く人が多くなる環境と言えるでしょう。

 

郵便局員

郵便局の、特に窓口業務はルーティンワークが多く、職場外で役立つスキルはなかなか身につきづらいでしょう。

 

賃金は高くないものの、福利厚生もしっかりしているため、辞める理由も見つからないまま働き続けやすい状況となります。

 

すると、何も身につかないまま時間だけが過ぎていき、新たな挑戦をせずに日々を過ごし続けることとなってしまいます。

コールセンター(インバウンド)

筆者は以前法人向けのインバウンドヘルプデスク(コールセンター)に勤めていました。

 

独自システムなどについての問い合わせ内容であった為、他で通用する知識とはなりませんでした。自分から電話を掛けることもないので、営業力も必要ありません。

 

問い合わせが来なければ仕事もあまりなく、問い合わせ時間が過ぎれば仕事も終わるため、残業にもなりません。

 

楽ではありましたが、やりがいは感じられず、ゆるブラック企業の特徴そのものだと感じる経験となりました。

 

ゆるブラック企業に向く人・向かない人

両手に書かれた笑った顔と困った顔
どんな仕事でも、人それぞれ向き不向きはあります。そこで、ゆるブラック企業に向く人と向かない人の特徴を解説します。

ゆるブラック企業に向く人

ゆるブラック企業に向く人の特徴は以下の通りです。

 

  • スキル向上は求めていない
  • 必要最低限の賃金を稼げれば、仕事は何でも良い
  • 仕事以外に目標がある

 

仕事だけが人生ではありませんので、仕事はただ給料をもらうための場所と考える人には、“やりがい”を求めることは不要と言えるかもしれません。

 

また、仕事ではなく趣味の範囲内で成し遂げたいことがある場合は、仕事以外の場で成長する環境に身を置けるでしょう。

 

それであれば仕事に注力するよりもストレスなく楽に働いておきたいと感じ、ゆるブラック企業でも気にならず、そんな職場に向く人と言えます。

ゆるブラック企業に向かない人

ゆるブラック企業に向かない人の特徴は以下の通りです。

 

  • 会社に依存したくない
  • 手に職を付けたい
  • やりがいを感じ、成長したい
  • 向上心や学習力を持ち続けたい
  • 無駄な時間は過ごしたくない
  • 視野広く保ち、思考停止したくない

 

そんなふうに成長意欲があり、一つの会社にだけ依存したくないと感じる人には、ゆるブラック企業は向きません。

 

また、賃金が目当てだとしても、何の身にもならない時間は一時も過ごしたくない合理主義者にも良い環境とは言えません。

 

向上心がある方は、ゆるブラック企業から脱出する方法をご参照ください。

ゆるブラック企業から脱出する方法

走り出す人
ゆるブラック企業から脱出する方法を紹介します。

スキルアップする

まずはいきなり退職や転職をせず、スキルアップの為に学習することをおすすめします。

 

スキルアップしておけば、副業や転職など、次の道を定めやすくなります。ある程度スキルが身につき、やりたいことが見えてきたら、いつでも現在の職場から離れられます。

 

いきなり今の職場を離れるよりかは、まずはスキルアップして選択肢を増やしてみてください。

 

転職する

今の状況から抜け出す定番は転職です。次の会社が自分に合うかどうかは分かりませんが、新たな出会いはあります。そこから視野が広がり、経験が蓄積されていくこともあるでしょう。

 

「次もダメかもしれない」と何の行動もしなければ、状況が改善されることはありません。

 

また、仕事は正社員でなければならないわけではありません。必要最低限の賃金を得る為だけであれば、1日のほとんどを仕事に費やす必要もないです。

 

そんな場合には、アルバイトやフリーランスなどを検討するのもいいかもしれません。

フリーランスになる

フリーランスになるのも一つの選択肢です。スキルがある人はもちろん、なくてもやりたいことがあるのなら、会社に属する必要はありません。

 

自分の裁量で仕事ができるため、時間がもったいないと思う人にはピッタリです。また、自分のやりたい仕事を常に選べるため、やりがいも感じられやすいでしょう。

 

成果報酬制であれば、正社員なら一日拘束され行う作業も、仕事が早ければ数時間で終わらせ同じ報酬をもらえますよ。

自分でコンテンツを配信

会社から仕事を引き受け作業をするフリーランスとは異なり、完全に自分だけで動画やブログ、音楽の制作・配信、ハンドメイド販売などを行うこともできます。

 

会社と仕事するのとは自由度が大きく異なります。独自でやりたいことがあり、さらに裁量権を持ちたい方におすすめです。

 

趣味を仕事にしたい方は、働き方の一つとして考えてみてください。

 

自給自足の生活をする

自給自足でお金をあまり使わず生活もできます。ゆるブラック企業に時間を費やしてしまうよりも、自分の力で生きる方法を身につければ、人生を思い通りに過ごせるかもしれません。

 

既に貯金がある人なら尚更、持ち家で自家栽培しながら暮らすこともできます。筆者の知人には、大きく稼ぎ、その後は一切働かずに暮らしている人がいます。

 

ただ、国民保険や国民年金のような固定の出費は発生しますので、貯金が十分にない場合は、必要な分のみ稼いだりしながらや、大きく稼げる仕事を一気にしたりするのが現実的でしょう。

旅をする

旅をして生活する生き方もあります。ゆるブラック企業で視野狭く時間を捨ててしまうよりかは、はるかに有意義な人生経験を積めるでしょう。

 

筆者の知人に世界を旅しながら、留まる現地で知り合った人にその場で仕事をもらって生活する人がいます。

 

次の土地へ行く為の交通費が溜まるまでの間、その土地で働き、その土地の文化を学ぶ生活となります。旅にはお金が掛かると思いきや、案外生活できるもののようです。

 

アクティブに動けてコミュニケーションをとれる人なら、楽しく刺激的な生活を送り続けられそうですね。

 

実際に旅生活をする人のスピーチ動画(もありますので、興味がある方は参考までにご視聴ください。

スキルを身につけて変わりたい方へ

2本の鉛筆
転職するにも、フリーランスを目指すにも、まずはスキルアップが必要になりますよね。

 

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まとめ:人生の目的のために時間を使おう

ゆるブラック企業で、ただ時間だけを浪費していくもったいなさを感じていただけましたでしょうか?

 

自分の目的を認識し「こうしたい!」と思える生活を送っていきましょう。

 

不安に感じていることがある方は、まずは行動に移してみる必要があります。人生を無駄にしないためにも、ぜひ自分に合った生き方を見つけてみてください。

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