
新型コロナウイルス感染症以降、社会にいろいろ変化がありましたが、働き方も大きく変わりました。
「在宅ワーク」や「リモートワーク」という言葉に触れる機会が増え、実際に自宅で仕事を経験した方もおられるでしょう。
本記事では、実際にリモートワークをしている筆者が、個人事業主として40代で始める在宅ワークについて解説します。ぜひ、ご自身の考えを整理する材料にしていただければと思います。
目次
- 1 自営型テレワーカーの割合は26.6%
- 2 40代でもできる理由やおすすめポイント
- 3 40代が在宅ワークを探すポイント
- 4 自宅でできるおすすめの仕事25選
- 4.1 データ入力
- 4.2 不用品販売
- 4.3 アンケートモニター
- 4.4 YouTube
- 4.5 翻訳・通訳
- 4.6 ヘルプデスク・カスタマーサポート
- 4.7 オンライン秘書
- 4.8 企画書・資料作成
- 4.9 営業事務
- 4.10 経理
- 4.11 文字起こし
- 4.12 Webライター
- 4.13 シナリオライター
- 4.14 動画編集
- 4.15 Webデザイナー
- 4.16 CGデザイナー
- 4.17 DTPデザイナー
- 4.18 システムエンジニア
- 4.19 プログラマー
- 4.20 アフィリエイト(ブログ運営)
- 4.21 心理カウンセラー
- 4.22 Webマーケティングコンサルタント
- 4.23 オンラインセミナー講師
- 4.24 占い師
- 4.25 コーチング
- 5 在宅ワークのメリット
- 6 在宅ワークのデメリット
- 7 在宅ワークをしている筆者の体験談
- 8 よくある質問
- 9 副業・本業を在宅ワークで考えているあなたへ
- 10 在宅ワークは働き方・生き方を変える最短ルート
自営型テレワーカーの割合は26.6%
国土交通省の調査では、2022年の自営型(個人事業主)のテレワーカーの割合は26.6%でした。2020年の感染症の影響で雇用型・自営型ともにテレワークが増え、まん延防止等重点措置の解除や第5類移行などにより今は少し減少している状態です。
しかし、現在のテレワーカーの割合は2019年以前より高い水準を保った状態です。
(参考:国土交通省)
これからも感染症や災害などで勤務できない状況が生じる可能性もあります。自身で各種ツールが使えないと「いざ!」という時に何もできないので、雇用型・自営型どちらでもテレワークを実践することが身を守る方法の1つです。
実践されたことがない人は、今からでもテレワークに必要なツールに触れ、会社の制度があるなら試してみましょう。
40代でもできる理由やおすすめポイント
が基本です。
40代の人は、社会人になる前後からパソコンやインターネットに触れた人が多いのではないでしょうか。筆者は、学生だった2001年に初めてノート型パソコンを購入し、委員会活動のレジュメ作成をやり始めたのが最初でした。
若い段階で触り始めた世代なので、パソコンやインターネットにアレルギーが少ないはずです。その点から40代でも在宅ワークはおすすめです。
また、子どもの学費などで少しでも稼ぎたい方が多い世代です。稼ぐための仕事口が1つでも多くできると安心材料になります。
社会の流れで「会社の倒産」や「リストラ」にあっても再就職までのつなぎになったり、あるいは、本業になったりしてご自身の助けとなる可能性もあります。
40代が在宅ワークを探すポイント
在宅ワークをするにしても「何から手をつけてよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。40代で初めて在宅ワークをする際、やりたいことを探すための視点がいくつかあります。複数の視点から探すポイントを解説します。
採用条件から探す
在宅ワークは、企業に雇用される(正社員、パート、アルバイト)場合もあれば、個人事業主として自分で仕事を取って管理する方法もあります。
副業として始める場合、企業に雇用される方が管理しやすい側面があるのでおすすめです。また、同じ境遇の方とつながりやすいので、相談相手ができて助かるメリットもあります。
もちろん、自身で仕事を獲得し収入が得られれば、「本業がダメでも副業で稼げる」と意識できて恐怖心がなくなります。
やりたい仕事から探す
既にやりたい仕事が決まっている場合は、それに挑戦しましょう。ただし、自身にスキルや知識があればよいですが、何もない状態なら勉強からスタートしていく方が安心ですね。
やりたいことが絞れている分、余計なことに時間を使わずに済みます。勉強する環境を作りながら、仕事を取る準備も進めます。スクールなどのグループに所属して、勉強した内容をすぐに仕事に使えると知識と営業の両方の実績が積めてよいですね。
欲しい収入や経験から探す
今の本業にプラス少しの収入でよいのか、本業並みの収入が欲しいのかによっても業種が変わってきます。まずは、業種ごとの収入を調べる方がよいでしょう。
また、既にあるスキルや経験から業種を探す方法もあります。自分が持っているスキルや経験を活かした仕事なら、すぐに案件を獲得できるかもしれません。
ただし、産業医や薬剤師などの医療関係や工場勤務、飲食店など現場ありきの仕事だと在宅ワーク自体が困難です。
ですので、例えばZoomを使った対面コンサルなど、インターネットを使ってできる形に変える必要があります。
ライフスタイルから探す
自分のライフスタイルから仕事を探す方法もあります。
自分の生活を維持しながら仕事に取り組めるため、スケジュールの調整がしやすく、家族との時間も増えるはずです。
ただし、ライフスタイルから仕事を決めると、選択肢が狭くなり、条件に合う業種が見つからないかもしれません。
その結果、自分のやりたくない仕事を選んでしまう可能性もありますので、十分に調べてから判断してみてください。
自宅でできるおすすめの仕事25選
自宅でできる仕事は数多くありますが、簡単にできる業種から勉強や資格を取得した方がよい業種まで、さまざまな仕事をご紹介します。
データ入力
データ入力は、クライアントから共有された情報をエクセルなどに入力する作業です。情報の入手先は以下のようなものです。
- 名刺や請求書などの紙媒体
- 画像、動画、電話音声などのデジタル媒体
以上の媒体などから文字や音声をパソコンのフォームにそのまま文字入力します。
他にも指定された画像の収集や、企業の請求書や申込書を作成するなど内容もさまざまです。
基本的には、文字入力・表作成など単純な作業になります。高収入は望めませんが、仕事内容が多いため仕事不足になりにくい業種です。数千円〜数万円程度の安定した収入源となります。
また、未経験者でもできる内容なのでIT関連のスキルがない人でも挑戦しやすい仕事です。
未経験からのデータ入力についてお話ししている記事もあります。ぜひ参考にしてくださいね。
不用品販売
不用品販売は、家にある不要なものを販売してお金にする方法です。在宅ワークというと少し大袈裟かもしれませんが、基本的には在宅でできる内容です。販売は、フリマアプリを使うとスマホからでもできます。
自分で販売するので、金額も決められるのがメリットです。
また、生活用動産(家具・衣類など生活に通常必要な動産)の販売には税金がかかりません。なので、副業禁止の状況でも「物を売って利益を得る」経験を経て、「自分でもお金を稼げる」とマインドを変える練習としてもよいかもしれませんね。
ただし、1個 or 1組みで高額(30万円以上)な販売は課税対象になります。また、転売(安く買って高く売る)では、「古物商の許可」が必要です。さらに、ハンドメイドのものを販売する場合、「事業所得」となり課税対象です。
高価なものではなく、生活用動産に留めて販売しましょう。
アンケートモニター
アンケートモニターは、アンケート調査に協力する仕事です。Webアンケート、商品モニター・サンプルモニター、会場調査などが代表的な種類です。ほとんどの報酬はそれほど高くありませんが、中には抽選で高報酬のアンケートもあります。
Webアンケートは、在宅でも外出先でも取り組めます。コツコツやることでランクが上がって、高額アンケートに参加しやすくなるかもしれません。
基本的には資格が不要(案件によっては必要な場合もある)なので、気軽に始めてみても良いでしょう。
アンケートモニターについて詳しくお話ししている記事もあります。ぜひ参考にしてくださいね。
YouTube
YouTubeは、自分で動画を撮影してアップロードすることで、他者に観てもらって広告収入を得ます。YouTubeで収入を得るには条件をクリアしないといけません。
条件をクリアするには時間が必要なのでコツコツやるしかありませんが、条件を満たしているとYouTubeを続けている間は収入が入ります。
ジャンル選択や台本作り、撮影、編集とやることが多いですので、最初は低クオリティで始めてみてもよいかもしれません。
資格は不要で誰でもできます。同じジャンルの動画研究をして自身のファンを作っていきましょう。
YouTuberになる方法を詳しくお話ししている記事もあります。ぜひ参考にしてくださいね。
翻訳・通訳
海外留学や海外赴任などで外国語を扱うスキルがある方は、翻訳・通訳の仕事もおすすめです。
外国語なので、資格というより言語や文化を理解できているかが重要です。
- ビジネス関連の文章やマニュアル
- 書籍
- 映画やドラマ
などの翻訳が仕事になります。要約し相手にわかりやすく翻訳する難しさがありますが、単なる文字起こしよりも単価が高い仕事です。
ヘルプデスク・カスタマーサポート
ヘルプデスク・カスタマーサポートは、メールや電話などで顧客の問い合わせに答える仕事です。クライアント企業の製品・サービスや業界のことを理解しないと答えることができないので、しっかりと勉強することも必要です。
また、顧客と会話をするので、コミュニケーション能力やパソコン作業の能力が必要となります。さらに、シフト制なので勤務中は時間的に拘束されるため、簡単には席を離れられません。
会話のためにも静かに対応できる空間も用意しなければなりません。
そんなヘルプデスク・カスタマーサポートですが、良い点もあります。
さまざまなトラブルに対応するため、ITに関する幅広い知識、丁寧な言葉遣いや声色のスキルを習得できます。
顧客の問題を解決するので、直接「ありがとう」の言葉をかけられる場合も多いです。企業の印象を左右する「会社の顔」としての役割があります。
ヘルプデスクについて詳しくお話ししている記事もあります。ぜひ参考にしてくださいね。
オンライン秘書
オンライン秘書は、在宅で企業や個人事業主の秘書業務を行います。具体的には、経理やスケジュール管理、企業のサイト運営やSNSの運営など多岐にわたります。
基本的にコミュニケーション能力や少々のトラブルなどを自己解決する能力、ビジネスマナーも必要です。
つきっきりで作業する必要はないため、家事や育児をしながらでも時間の管理がしやすいです。しかし、休日は依頼主に合わせる場面も出てきます。
企画書・資料作成
クライアント企業の製品・サービスの企画書や資料を作成する仕事です。会議資料や説明会などで使われる資料となるため、クライアント企業の製品・サービスの内容や業界の状況を知らないと作成できません。
業界や製品サービスの知識が重要になりますが、資料作成なのでPowerPointやExcel、Wordなどのオフィスソフトが使えれば基本的には問題ありません。
営業事務
営業事務は、クライアント企業の営業スタッフを補助するお仕事です。事務処理や資料作成、メール対応などをします。
特殊な資格は不要ですが、パソコン能力は必須です。また、ビジネスマナーやコミュニケーション能力も必要となるため、企業の営業職や事務職の経験がある方におすすめな仕事になります。
経理
自宅で経理作業を行ないます。記帳業務、給与計算代行などが仕事です。
- 記帳業務は、日々生じる取引の仕訳などを記帳する仕事です。
- 給与計算代行は、賞与や勤怠管理、個人の業績データなどから給与を算出します。
PowerPointやExcel、Wordなどのオフィスソフトが使えれば基本的には問題ありません。企業での経理や事務経験のある方にはおすすめです。
また、簿記や税理士などの資格があるとさらに仕事の範囲が広がります。
文字起こし
文字起こしは、動画や音声データから話されている内容を文字化する仕事です。音声をそのまま文字化したり、要約して読みやすくしたりします。
昨今ではYouTubeの認知度が高いため、動画の音声から文字化させてブログ記事に活用するなど需要も多くなっています。また、AIにより音声データを文字化することもでき、ある程度効率的に作業ができる環境も整ってきました。
しかし、AIも完璧ではなく日本語として成り立たない文章になっていることが多く、人の手で修正していく必要があります。日本語能力が必要ですが、ハードルは高くない内容です。
Webライター
Webライターは、クライアント企業のサイト記事の作成を行います。クライアントは多種多様です。クライアント企業の製品・サービスを知らないと記事が書けないので、業界や製品・サービスの知識が必要です。
しかし、クラウドソーシングでは「初心者歓迎」「テストライティングから挑戦可能」などの案件が多数あり、知識がなくて不安な方でも始められます。
資格は必要ありませんが、日本語能力がないとサイト閲覧者を混乱させてしまいます。最低限の日本語能力があれば未経験者からでも挑戦できるのがWebライターです。
未経験からのWebライターについてお話ししている記事もあります。ぜひ参考にしてくださいね。
シナリオライター
シナリオライターは、映画・ドラマ・舞台の台本やゲームのシナリオを制作する仕事です。Webライターとは違い制作会社に脚本を持ち込んだり、シナリオコンクールに応募する方法で仕事を得ます。
仕事を得るには、執筆の基礎技術を身につけるまで誰かに教わるなどステップが必要なので、かなりハードルが高い仕事です。
しかし、最近ではYouTubeやTikTokなどの動画配信のためのシナリオ制作が増えており、クラウドソーシングでは初心者からでも始められる案件が多数あります。
もともと執筆経験がある方や映像業界にいた方におすすめなのですが、初心者からでも始められそうですね。
動画編集
動画編集は、クライアントから提供された動画データを編集し、1本の完成された動画にする仕事です。専用のソフトウエアを扱うので少し勉強が必要です。
昨今では動画配信プラットフォームやSNSなど動画をアップロードできるサービスが増えたため、動画編集の需要は高まっています。
エンタメ系やビジネス系などジャンルによって編集のテイストが違うので、各ジャンルの動画研究も必要です。YouTube程度の映像から、ミュージックビデオや社員教育動画など幅広いジャンルの仕事ができるようになります。
Webデザイナー
Webデザイナーは、主にビジネスで使うバナーやランディングページ(LP)などを制作する仕事です。
各ジャンルで売れるデザインの研究や参考デザインの収集を続ける努力も必要です。
パソコンやスマートフォンなどのデバイスの進化により、Webデザイナーの需要は高まっています。クラウドソーシングでも数多く案件があるので、ハードルはさほど高くありません。
CGデザイナー
CGデザイナーは、コンピューターグラフィックを使って映像やイラストを制作する仕事です。映画・ゲーム・YouTube・SNSなど需要はかなり多くあります。しかし、専用のソフトウェアを使う難しい仕事なため、在宅ワークする前に勉強や実践経験が必要です。
今までCGデザイナーの経験がある方には在宅ワークとしておすすめです。
DTPデザイナー
DTPデザイナーは、印刷物のデザイン+入稿までを行なう仕事です。DTP(デスクトップ パブリッシング)は、以下の3つの役割から構成されます。
- デザイナーがデザインする
- デザインに従って写真や原稿を基に製版用の原稿を制作する(版下)
- 印刷会社が版におこして印刷する
この1.〜2.項をまとめて行なうのがDTPデザイナーです。今はIllustratorやPhotshopなどのソフトウエアがあるため1.〜2.項を1人でできるようになりました。最近ではWebデザイナーが請け負うケースが増えており、在宅ワークでの求人も多数あります。
DTPデザイナーとWebデザイナーの勉強ができると、DTPデザイナー単体より仕事の幅が広がり収入アップも期待できるので、組み合わせたいスキルです。
システムエンジニア
システムエンジニアとは、クライアントのニーズに合わせたシステムを設計する仕事です。主に企画・設計、顧客対応などプロジェクトマネジメントをします。間違いやすいですが、プログラマーとは別の仕事です。
プログラミングのスキルや知識だけでなく、クライアントとのコミュニケーションも必要となるため、基本的には実務経験がないと成り立ちません。
未経験者ではハードルが高いので、経験者が在宅ワークとして選ぶにはよいでしょう。
プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムを開発する仕事です。システムエンジニアが作成する仕様書に応じて設計します。
デジタルが進化した昨今では、かなり人手不足なっており需要が大きい分野です。プログラマーの活躍できる分野はいくつもあります。
- Web系
- 組み込み、制御系
- パッケージアプリケーション系
- 社内システム系
- 通信系 など
プログラミングは、「上手く作動しない」などトラブルも起きやすい仕事内容なので、柔軟な対応が必要です。
現在は在宅での求人や初心者でもできる案件も多数あり、チャレンジしやすい業種です。ただ、ある程度の勉強が必要なので、スクールなどで勉強してから始める方が安心できるかと思います。
アフィリエイト(ブログ運営)
アフィリエイトは、広告宣伝をしたいクライアントの情報をWebサイトに掲示して、報酬をもらう仕事です。
Webサイトはいろいろありますが、主に自身で専用のブログを作って掲載するのが多い方法です。ブログを観てもらうだけではなく、広告のURLをクリックしてもらうことで報酬となるので、初心者からするとハードルが高く感じます。
ブログ設立当初は認知度が低いため、観てもらえる工夫をしながら色んな案件をこなしていく継続力が必要です。しかし、初期費用・運営費用が小さくて済み、初心者でも稼げる可能性もあります。
パソコンとネット環境があればできるので、自宅で黙々と作業したい人には向いている仕事です。
心理カウンセラー
心理カウンセラーは、他者の心理的な負担を取り除く仕事です。他者にアドバイスをするため、「話をよく聞く傾聴力」が重要です。
また、医療行為ではないので特殊な資格は不要ですが、クライアントが依頼しやすい環境づくりとして「公認心理士」や「臨床心理士」などの資格を取得すると安心です。
心理カウンセラーもオンラインでできるので在宅ワークとしておすすめです。クラウドソーシングでも仕事を探しやすい職業です。
回数を繰り返して自信がついたらHPなどの集客経路を作って、自然と仕事が入ってくる環境を作りましょう。
Webマーケティングコンサルタント
Webマーケティングコンサルタントは、ITの視点からクライアント企業の売上や利益を上げるための補助をする仕事です。
業務内容はHP制作、LP制作、Web広告、SNS、DMなど多岐にわたります。そのため、SEO対策などITならではの知識やスキルが必須となるので、初心者にはかなりハードルが高いです。
まずは、他社にて経験を積んでから個人で仕事を受注する流れが一番トラブルが少ないでしょう。
Webマーケティング経験者にはおすすめです。
オンラインセミナー講師
オンラインセミナー講師は、インターネットを使ってセミナーや講座の講師をする仕事です。講師も受講生も自宅にいながら参加できるため、住んでいる場所に捉われないのがメリットです。
自身の得意分野に関して話をするので、人に教えるのが好きな人に向いています。
また、オフラインではないため、人と直接接するのが怖い人や女性には心理的な側面と防犯の意味でもおすすめかもしれませんね。
占い師
占い師は、クライアントのさまざまな問題を解決するためのアドバイスをする仕事です。占いの手段はいろいろあり、独学やスクール、師匠をつけるなどで勉強が必須です。
インターネットが普及している昨今では、直接接触しなくても占える種類ならオンラインで占いができます。
占いは資格が不要ですが、他薦や資格があるとクライアントから信頼され、仕事の獲得につながります。
コーチング
コーチングは、クライアントと対話することで新しい気づきや目標達成に必要な行動を促進させる仕事です。
相手と話をするコミュニケーション能力が大変重要になります。また、相手を先導していくのではなく、相手が自発的に行動できるように促すため、ティーチングやカウンセリングとは違う難しさがあります。
初心者がいきなりするにはハードルが高いので、スクールで勉強することが最初の一歩です。
経験を積んでから在宅ワークとするのにはおすすめです。
在宅ワークのメリット
在宅ワークにはメリットが数多くあります。以下に一例を解説していきます。
身体の負担と収入のバランスが取れる
ワークライフバランスの取れた企業もありますが、会社員や公務員だと決まった時間に出勤している必要があります。
しかし、在宅ワークなら通勤時間がなくなり、身体的な負担が軽減されます。特に身体が不自由な方や健康に不安がある方におすすめです。
収入に関しては、雇用型在宅ワーク(正社員)だと最低賃金は保証されます。自営型在宅ワークだと仕事をしないと報酬がなくなるので大変ですが、体調に合わせて仕事量を調整しやすい側面があります。
雇用型・自営型どちらにせよ、身体の負担と収入のバランスを取りやすい形態です。
経験・スキルを活かして1人でできる
今までの経験やスキルを活かして1人でできる業種もあります。例えば、Webデザイナーや動画編集、Webライターなどです。「他者とあまり関わりたくない」「もっと内容にこだわりたい」という人には、他者に邪魔されずに納得のいく結果が出やすいです。
もちろん、確定申告や納税など仕事が増える部分はありますが「無駄なストレスを抱えずに済む」と捉えられる方には向いています。
未経験でも副業からスタートできる
本業をいきなり失うのはリスクが大きいです。そのリスクを最小限にする方法として、副業からスタートするのは有効な手段だと言えます。生活に余裕を持たせるために、本業で収入を確保しつつ副業でさらに収入を得ます。
何事も最初は勉強や経験を積んでいく必要がありますが、収入を上げつつ働き方や職業を変えられるチャンスです。
自分のペースで仕事ができる
自分のペースで仕事ができるのが一番大きなメリットです。納期に間に合えば良いので、途中で他の仕事が入っても調整しやすいです。
自営型の在宅ワークだと「ここは休み」と休みの日も自分で決められるため、旅行や習い事などやりたいことに挑戦できます。
地方の方だと地域の祭りなど催し事にも参加しやすくなるので、地方創生や地域活性のための活動にも参加できますね。
家族との時間が取れる
子育て世帯で「子どもが寝ている時に帰宅し、子どもが起きた時には出勤している」という経験者も多いと思います。在宅ワークでは、家族と顔を合わせた食事や「いってらっしゃい」「お帰り」の挨拶も可能です。
会社員と比べてスケジュール管理もしやすいので、家族との買い物やおでかけも増やせます。
また、「子どもの送り迎え」や「家族の急な病気」のときに、夫婦喧嘩をしなくなったとよく聞く話です。
在宅ワークでも仕事を差し置いて、急な用事が入ると心情はヤキモキします。ですが、会社員より融通が利いて調整しやすいメリットがあるので、家族全体を支える意味では重宝されるでしょう。
子育て中ですと、子どもと遊んであげられる時間も確保できて、思い出作りもしやすいです。
引越ししやすい
会社員や公務員の場合、以下の理由などで急な引越しが生じる場合があります。
- 職場の転勤
- 配偶者の転勤
- 結婚
- ペットと住む
- 家庭の事情
- 経済的理由
夫婦共働きの場合、相手の進退に関わるケースもあります。しかし、自身が在宅ワークだとどこでも仕事ができるので、相手に合わせるだけです。
家族の状況に応じて柔軟に対応できるのも大きなメリットです。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークにはメリットがたくさんありますが、その反面デメリットもあります。以下に一例を解説します。
仕事とプライベートの管理が大変
在宅ワークは仕事とプライベートの管理が難しい場合があります。
例えば、以下のようなものです。
- 自宅だと誘惑が多い
- 家族やペットに邪魔される
- 自宅だとメリハリがつかず集中できない
会社と違いテレビやYouTubeなど誘惑が多くて集中できないケースもあります。筆者の周りではZoomでミーティングをしていると、子どもやペットが邪魔しにくるシーンもよく見かけます。
また、連日深夜まで仕事をしてプライベートとのメリハリがつかない生活リズムになりやすいですので注意が必要です。
収入が安定しづらい
自営型の在宅ワークは、始めた段階では収入が安定しません。「勉強もしたから、いざ仕事を得るぞ!」と思っても、実績がないため仕事にありつけないわけです。
いろいろ対策をしてようやく仕事を得られても、内容が自分に合わなかったり、コンペ形式で仕事の取り合いになったり苦難があります。
安定するまでは無理が度重なるかもしれませんが、本業に影響がない程度で止めましょう。
Web会議に映る部屋
在宅ワークでも社内外の人とパソコンでWeb会議をすることが多々あります。初心者で背景変更がわからない人は毎回部屋を片付けている人もいます。
Web会議ができるアプリには、背景をぼかしたりデジタル背景に変えたりする機能があるので、使えるようにしたいところですね。
仕事に対応できる画像がいっぱいあるので、いろいろと試してみましょう。
気がつけば運動不足
在宅ワークだと常にパソコンの前に座っているため、ついつい運動不足になりがちです。腰痛になったり、集中しすぎて目眩がしたりします。
筆者も動画編集をしているため、運動不足で腰痛になりました。そのため、最低でも週に一度はランニングをするようにしています。できるだけ毎日1時間ほどかけてストレッチも実施しています。
通勤がないことで喜んでいましたが、弊害として運動不足になりました!
皆さんは、できるだけ歩く・ストレッチなど運動を意識して時間を確保するようにしてもらえれば、不調が出にくくなるので、運動不足の人におすすめです。
不安定なネット環境もある
在宅ワークは、自宅で働けるのがメリットです。しかし、田舎ではネット回線自体がない場合も考えられるため、調べてから引越しましょう。
また、瞬間停電がよくある地域も存在します。筆者は、島根県出雲市の郊外に住んでおりますが、よく瞬間停電があります。瞬間的でも停電するとルーターがエラーを起こすため再起動が必要です。
瞬間停電ならまだよいですが、数十分間も停電する場合もありました。
セミナーなど多数の人とオンラインでやり取りをする方は、瞬間停電が頻発する地域かも調べた方がよいかもしれません。
人から教わる機会が減る
会社員や公務員など雇用されている場合、社内でわからないことを聞くことができます。しかし、自営業の方は何かの組織に入るなど人のつながりがないと、全て自分で解決しないといけません。
知りたいことがあっても、人から教えてもらう機会が極端に減ってしまうわけですね。
「自分を守る」「サービスを向上させる」ためにも業種やビジネスに関するオンラインサロンなどのグループに参加する方がよさそうです。
思うようにコミュニケーションがとれない
在宅ワークだと、チャットやメール、Zoomなどの手段でやり取りをすることが多いと思います。
定期的な打ち合わせや話をする場合はZoomが使えますが、移動中やネット環境が悪い状況など場所やタイミングによっては難しいです。チャットなどで連絡を取っても、活字では思うように内容が伝わらない場合もあります。
この場合、在宅ワークのコミュニケーションの限界を感じる時があります。
在宅ワークをしている筆者の体験談
私は現在42歳で、島根県出雲市在住です。大阪にある企業の業務委託で在宅勤務をしています。仕事内容は、動画編集や動画編集初心者を対象としたスクールの講師です。
在宅ワーク開始から2年が経過しますが、体験して分かった視点を以下にまとめました。
内容 | 良い点 | 悪い点 |
インターネット | - |
|
通勤 |
|
- |
収入 |
|
|
運動 | - |
|
時間管理 |
|
|
人との関わり |
|
|
確定申告 |
|
|
結果的には
- 会社員の時より人に関わるストレスがなくなった
- 時間を自分で管理するので、ある程度自分の好きなことができる
- 仕事が途切れる時が一番金銭的に不安(収入経路を複数持つ方が安心できる)
- 時折停電する(島根県出雲市郊外)時があるので、セミナーなどは不安
- 確定申告、税金、年金に追いかけ回される印象が拭えない
以上のような感じです。
仕事を増やせば金銭的に安心ですが、自由に時間が使えなくなるのでバランスが大切な気がしますね。
よくある質問
在宅ワークをしていくにあたって、疑問が出てきます。ここでは、よくある質問の一例をご紹介いたします。
リモートワークでどれくらい稼げますか?
人によって違いがありますが、厚生労働省の資料によると副業の在宅ワーカーの平均的な月収は、5万円以下が27.7%、6〜9万円が18.0%となっており、約45%が9万円以下という状況です。
(参考:厚生労働省)
まずは、小遣いレベルから始めている人が多い印象です。無理な目標ではなく、現実的なところから始めましょう。
簡単にできる在宅勤務は何ですか?
経験のある職種が一番簡単に感じます。スキルや知識を一から勉強する時間が省けますし、すでに積み上げがあるので質が高いです。プログラミング経験がある方ならプログラミングで始めると流れに乗りやすいです。
特に何もない場合、資格や勉強も不要なものに挑戦する方法もあります。ただ、報酬がどうしても低いので、報酬が高くなるジャンルを勉強し、そちらにシフトしていくように変えてもよいですね。
在宅ワークでも確定申告が必要?
副業で在宅ワークをする場合、本業以外で年収20万円を超える場合は確定申告が必要になります。
(参考:国税庁)
詳細に関しては国税庁のHPを参照ください。不安な場合は、お近くの税理士さんに相談するのもよいですね。
健康保険や年金はどうすればよい?
会社員や公務員などであれば、社会保険などに加入されていると思います。自営型の場合は、国民健康保険や各業界の保険組合に加入する方法です。
国民健康保険は、市役所で加入することができます。
保険組合は、業種によって異なりますのでインターネットで調べてみてください。例えばクリエーターの場合、文芸美術国民健康保険組合があります。
(参考:文芸美術国民健康保険組合)
年金に関しては、会社員や公務員などであれば組織側がやってくれます。自営型の場合は、自身で年金機構から連絡がくるので振り込めば完了です。
主婦が在宅ワークをする際の注意点は?
在宅ワークは、実績が重視されがちです。しかし、初めは誰しも実績がないので焦らないでよいです。まずは、報酬額が低くても1〜2件程度実施してみて、それから少し高いものを選んでいくとやりやすいかもしれませんね。
また、悪徳業者もいます。
- 悪い口コミが少ないクラウドソーシングを選ぶ
- 報酬額や条件を事前にしっかり確認する
- 「登録費」など費用がかかるような案件には手を出さない
以上の方法で、自身を守るリテラシーを身につけてみてください。
高収入を得るためにはどうすればいい?
スキルなしの場合、収入の低い業種しか選べません。収入を上げるにはそれなりにハードルが高くなります。そのため、勉強や資格取得が必要になります。
- やりたい仕事で欲しい収入が見込めるジャンルを選定する
- そのジャンルの勉強や資格を取得する
- そのジャンルの仕事に強いクラウドソーシングで探す
以上のステップで試してみるのがおすすめです。
あとは、収入経路を複数持つことです。クラウドソーシングなどで仕事を得るほかに、リアルで会えるような人からも獲得できれば途切れる状況が減るため、トータル的に収入がアップします。
副業・本業を在宅ワークで考えているあなたへ
私たちはリモートワークに必要なスキルを無料で身につけられる、オープンイノベーション大学という学校を運営しています。
用意しているコンテンツは全て無料で学び放題。副業・本業で在宅ワークを目指す人を応援しています。
どんなスキルが向いているのか診断もできますので、ぜひLINE登録(無料)して学習を始めてみてくださいね。
在宅ワークは働き方・生き方を変える最短ルート
感染症の流行で、在宅ワークという働き方に光が当たりました。「企業に就職しないといけない」という考え方だけではなく、「自分で仕事と収入を得る方法がある」と認識されるきっかけにもなりました。
身体の負担やストレスで今の仕事を辞めたいと思っても、収入がなければ生きていけません。しかし、在宅ワークで仕事ができるようになると、悩みや不安を解消できる可能性が高まります。
それなりに時間がかかるので焦る必要はありません。1つずつチャレンジして理想の状況を実現しましょう。
在宅ワークは、働き方だけではなく生き方も変えられます。自身が本当にしたい生き方を再考するチャンスです。自分の気持ちと対話し、自身の人生の使い方を考えてみてもよいかもしれません。
この記事は、起業家やフリーランスの新しい生き方を支援する「オープンイノベーション大学」が提供しています。
オープンイノベーション大学とは、Webデザインやプログラミング、動画制作など、フリーで働けるさまざまなスキルが学べる学校で、総計24万6千人の方が学んできました。
私たちの強みは、
- オンラインで自宅学習が可能(海外在住でもOK)
- 各業界の”現役で活躍する講師”から実践的なノウハウが学べる
- 専門スキル以外、マーケティングや集客スキルもしっかり学べる
- 横のつながりがあるので、仲間が増える
異業種・未経験で学習を始めた初心者の方が、学習後に現場で即戦力として活躍できる、スキルやノウハウが学べるカリキュラムに定評があります。
学習後に働けるのはもちろんのこと、学習段階で案件を受注して収入を上げる人も多数。
- 転職、独立のためのスキルが欲しい会社員の方
- 隙間時間で副業がしたい個人事業主、主婦、定年を迎えた方
といった、老若男女問わず、幅広い受講生の方々にご参加いただいています。
もしあなたが、
- 働き方や生き方を変えたい!
- 新たなスキルが欲しい!
- 収入の柱を増やしたい!
と思っていたら、ぜひLINE登録(無料)していただき、私たちが発信する情報をチェックしてみてください。
「何か行動したいけど、なにをすればいいのかわからない...」という方には、適性診断(無料)もご用意しています。
LINE登録後、3分程度で回答できる内容ですので、ぜひ試してみてくださいね。きっとこれまで知らなかった自分に気が付くヒントになると思います。