どこの職場でも付きまとう人間関係の悩み。中でも上司は嫌でも関わらなければいけない存在なので、合わない相手だと本当にしんどいですよね。
上司とのコミュニケーションがうまくいかないと仕事に支障が出ることもあり、それが評価に影響し、ストレスは余計に大きくなるという悪循環はめずらしくありません。
上司次第で居心地や査定、給料が変わってくると考えると、上司との関係ひとつで人生が変わると言っても過言ではないでしょう。ただただ我慢している場合ではありません。
そこでこの記事では上司が嫌いすぎる人に向けて、すぐにできる5つの対処法と考えるべきことについて解説します。
苦手な上司に対してのストレスが溜まっている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
上司が嫌いすぎて悩んでいるあなたへ
突然ですが、あなたは今の仕事が合っていると感じますか?
もしかしたら今の仕事が合っておらず、パフォーマンスが十分に発揮できていないために目をつけられ、標的にされてしまうのが、上司嫌いの根本的な原因かもしれません。
心当たりがある人は、上司との関係をどうにかするより、仕事自体を考え直した方がいいでしょう。
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嫌いな上司がいる割合は70%超え
上司が嫌いすぎて悩んでいる人の中には「なぜ自分だけが理不尽な思いをしなければならないんだ」と感じている人もいるかと思います。
でも上司が嫌いな人は世の中にあなただけではありません。むしろ、大半の人が上司への不満を抱えています。
【マイナビジョブ20'sスカウト】が20〜30代の働く男女を対象に実施した調査結果によると、嫌いな上司がいる割合はなんと73.5%。
20代は特に嫌いな上司がいる割合が高く、男女問わず嫌いな上司がいることがわかります。
なぜこれほどまでに上司は嫌われてしまうのでしょうか。
嫌われる上司の7つの特徴
多くの人が嫌いな上司がいることがわかりましたが、嫌われる上司にはどういった特徴があるのでしょうか。
ここからは、嫌われる上司の7つの特徴を紹介します。
理不尽すぎる
嫌われる上司の特徴1つ目は「理不尽すぎる」です。
適切なアドバイスができない上司や、発言内容に一貫性のない上司は嫌われます。
「明らかに上司のミスなのに非を認めない」
「スケジュールが空いているはずなのに予定を合わせてくれない」
こういった経験もあるのではないでしょうか。
このように部下に対して理不尽な対応をするのは、嫌われる上司の特徴です。
出世しか考えていない
自分の出世を最優先にしている上司は嫌われます。
部下の努力や成果に関心を持たず、自分の出世しか考えていない上司は、部下からも見破られてしまいます。
「自分の評価に関わる仕事についてはやたら細かい」
「普段はアドバイスをしないのに、ミスをすると必要以上に怒る」
一方で「出世欲があるのは、向上心があって良いことなのでは?」と考える人もいるでしょう。
もちろん向上心を持って仕事をするのは素晴らしいことですが、そのツケが部下に回ってきてはいけません。
部下の失敗など、自分の出世が不利になることだけを取り上げて指摘し、部下の努力には目を向けない上司は嫌われてしまいます。
ハラスメントがひどい
嫌われる上司の特徴3つ目は「ハラスメントがひどい」です。
セクハラ、パワハラ、モラハラなど、上司という立場を武器にして暴言を吐いたり無理難題を押し付けたり、言うことを聞かなければイジメたり、指導の域を超える人は本当にたくさんいます。
自分がミスして迷惑をかけてしまったなら、少しキツく叱られるのは仕方ありませんが、容姿やプライベートのことなども注意されたら嫌になるのも無理はありません。
仕事ができない
仕事ができないのも嫌われる上司の特徴です。普段偉そうで言葉遣いが悪いような上司でも、いざという時に頼りになる人だと意外と尊敬されます。
一方で仕事は丸投げでトラブルからは逃げ惑う、ただただ偉そうなだけの上司だと「この人から言われる筋合いはない」と思いますよね。
年功序列が根強く残っている会社では、部下の方が仕事をできるにもかかわらず、仕事のできない上司がいるため不穏な空気を生みやすくなるでしょう。
価値観を押し付ける
価値観を押し付ける上司も嫌われがちです。価値観は人それぞれなので、同じ会社の人間だからといって押し付けてはいけません。
現在は働き方や生き方も多様化しています。この記事を読んでいる人の中には、会社での出世欲はあまりなく、プライベートの時間を大切にしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そういった価値観の人が上司から「もっと出世を考えろ」「仕事を最優先にしろ」と言われても響かないでしょう。
このように自分が正しいと信じ、価値観を押し付ける上司は嫌われてしまいます。
褒めないで指摘ばかりする
嫌われる上司の特徴6つ目は「褒めないで指摘ばかりする」です。
よく「褒められて伸びるタイプ」や「叱られて伸びるタイプ」と言いますが、褒められて嫌な人はいないでしょう。
嫌われる上司は、努力や成果、成長を褒めずに、仕事のやり方やミスに指摘ばかりしてしまいます。
良い部分を褒めずに、指摘ばかりしている上司には誰も付いていきません。
ケチ
嫌われる上司の特徴7つ目は「ケチ」です。
半強制的に飲みに付き合わされ、散々気を遣い、延々武勇伝を聞かされて、割り勘どころかむしろ多めに支払った経験がある人もいるのではないでしょうか。
これでは敬遠したくもなりますよね。
嫌いな上司への5つの対処法
ここまで嫌われる上司の特徴について紹介しました。それでは上司が嫌いな場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
ここからは、嫌いな上司への5つの対処法について解説します。
嫌いな理由を言語化する
嫌いな上司に対して「いいところが見当たらない。何もかもすべてが嫌!」となっている人もいますが、まずは嫌いな理由を言語化してみましょう。
問題を解決するには原因がハッキリとわからなければ、適切な対策を考えられません。
- ハラスメントが辛い
- 仕事の進捗をチェックしてくれない
- ミスした責任をなすりつけられる
嫌いな理由を言語化することで、「上司の性格が嫌い」「上司と価値観が合わない」などの嫌いな原因がわかります。
また、言語化することで対策を考えられることに加え、案外大したことじゃなかったなどの新しい発見にも繋がります。
嫌いな上司がいる場合は、嫌いな理由を言語化するのがオススメです。
良い面を探してみる
嫌いな上司の良い面を探してみるのも、対処法の1つです。
一度「嫌い」なイメージが固まってしまうと、その人の嫌な部分しか目につきません。
視野が狭くなっている状態なので、嫌いな理由を言語化したあとは、良い面も探してみましょう。
無理に好きになる必要はありませんが、良い面を探すことでこれまでの印象が変わるきっかけになるでしょう。
嫌な上司がいるおかげでチームの結束が生まれて、一致団結できてるなんてこともありますからね。
期待しない
上司が嫌いすぎる人は上司に期待するのをやめましょう。
期待してしまうと、裏切られた際のショックが大きくなってしまいます。
- 褒められないのが当たり前
- 報連相の際には小言がつきもの
- 変なタイミングで仕事が振られる
これらが当たり前の前提で行動すれば、気持ちも浮き沈みせずに済むでしょう。
人事や相談窓口、違う上司に相談する
上司が嫌いすぎて現状の環境を変えたい場合は、人事や会社の相談窓口、違う上司に相談しましょう。
上司の実態を会社に伝えることで、会社側が対処してくれるケースがあります。
もちろん1人の声だけでは難しいですが、同じように感じている同僚が多数いる場合は、上司への指導が入ったり、上司が異動したりする可能性があります。
当事者間では解決しない問題も、第三者の意見が入ることで進展することもあります。
最近では労働環境に重きを置く会社が多いため、ぜひ相談窓口などを活用してみてください。
異動を希望する
嫌いな上司の下での仕事がどうしても辛い場合は、異動を希望しましょう。
会社に事情を説明し、部署の異動ができれば嫌いな上司の下で働く必要はありません。
部署が変わるとこれまでと違う仕事をするため、勇気が必要なことではありますが、自分を守るためにも行動してみましょう。
上司が嫌いすぎてもやってはいけないこと
ここまで、嫌いな上司への5つの対処法を解説しました。
自分を守るためにも行動を起こすことは大切です。しかしながら、上司が嫌いすぎてもやってはいけない行動があります。
ここからは、上司が嫌いすぎてもやってはいけない3つのことを解説します。
仕返しをする
自分が嫌な思いをしているからといって仕返しをしてはいけません。
仕返しをすることで一時はスッキリするかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。
むしろさらに関係が悪化し、これまで以上に辛い思いをする可能性があります。あくまでも大人の対応を心がけましょう。
常に不平不満を言う
鬱憤を晴らしたい気持ちはわかりますが、常に不平不満を口にするのはやめましょう。
人の悪口は周囲の人にも影響を与えます。常に不平不満を口に出すと、周囲の人はいい気持ちにはなりません。
むしろあなたの性格が悪いと思われてしまい、他のメンバーからの評判が下がってしまうことも。
たまにはストレス発散のために口に出してスッキリすることも大切ですが、時間や場所を考えたうえで発言しましょう。
上司を無視する
嫌いな上司とコミュニケーションを取るのは大変なことですが、無視したり露骨に避けたりするのはNGです。
上司の挨拶を無視したり、指示に従わなかったりして仕事でミスが出た場合、他のメンバーにも迷惑がかかるうえに、誰も守ってくれません。
上司とはあくまでも仕事上の関係です。仕事に影響を与えるような対応はやめましょう。
無断欠勤・ばっくれ
上司が嫌いすぎて会社に行きたくないから無断で休む、辞めると言ったらいろいろ言われそうで面倒だからばっくれる。
このような行動をとってしまう人もいますが、無断欠勤やばっくれで退職するのは言うまでもなくNGです。
無断欠勤で周りに心配や迷惑をかけてしまえば、上司に大きな問題があったとしても、あなた自身にも問題があると見なされ、立場は悪くなります。
マイナスポイントを作らないよう心がけましょう。
上司が嫌いすぎる人が考えるべき3つこと
ここまでは主に上司への向き合い方を解説しましたが、ここからは自分との向き合い方について解説します。
上司が嫌いすぎる人は、これから解説する3つのことを考えてみましょう。
自分が見直すことはないか
上司が嫌いな人は「上司が悪い。上司に原因がある」と考えてしまいますが、一度自分自身の行動を見直してみましょう。
もしかしたら自分にも原因があるかもしれません。
- 指摘されたことを改善できていない
- 同じミスを繰り返す
- 自分で考えずにすぐ人に聞いてしまう
上記はあくまでも例ですが、本当に自分に原因はひとつもないでしょうか?
完璧な人間はいません。自分自身が見直すことはないか考えてみましょう。
圧倒的な成果を出せるか
今の仕事で圧倒的成果を出せていますか?
上司から何かを指摘されて嫌な気持ちになることはあります。
しかし圧倒的に成果を出せている人は、そもそも指摘されません。もしくは指摘されても成果を出しているので気にならない人が多いのです。
あなたが上司から指摘されて嫌な気持ちになるのであれば、仕事の成果が足りていない可能性があります。
自分は上司に指摘される必要がないほど、成果を出せているかを振り返ってみましょう。
仕事・働き方など環境を変える必要はあるか
上司が嫌いな人は、仕事や働き方を変える必要があるかを考えましょう。
自分に不向きな仕事だったり、常に上司と同じ空間で働かなければならなかったり、環境が合っていない可能性があります。
あなたの強みが活かせる仕事をする、もしくはリモートワークが可能な仕事であれば、上司とのコミュニケーションも最低限で済みます。
上司が嫌いな原因を再度確認し、環境を変える必要があるか検討しましょう。
上司が嫌いすぎてストレスが限界なら環境を変えよう
上司が嫌いすぎてストレスが限界なら環境を変えてみましょう。仕事において対人関係のストレスは付き物ですが、他人は変えられません。
現状から抜け出すためには自分自身を変えるか、環境を変える必要があるでしょう。
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まとめ:嫌いすぎる上司からは離れるのが得策
この記事では上司が嫌いすぎる人に向けて、すぐにできる5つの対処法と考えるべきことについて解説しました。
上司が嫌いすぎる人は原因を明確にして対処法を考えましょう。そのなかで忘れていけないのは「他人は変えられない」ということです。
自分自身の考え方を変える、環境を変えるなど、自分に合った対処法を検討してみてください。
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