この記事を読んでいるあなたは、フリーランスに興味を抱いていると思います。
ランサーズの「フリーランス実態調査2021」によると、日本のフリーランス人口は2018年から500万人以上増加し、現在は1,670万人(副業含む)。日本でもフリーランスがかなり浸透してきたことがわかります。
その一方で、フリーランスはどういうスキルがあればできるのか、自分には何が向いているのかがわからず、興味がある止まりになっている人も少なくありません。
そこで本記事では、フリーランスに向いている職種やフリーランスで活動するメリット・デメリットを解説します。
フリーランスで活動したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
(本ページはプロモーションが含まれています。)
フリーランスとは
フリーランスとは、
企業や団体に所属することなく、個人事業主として活動する人のことを指します。
出社する必要のない仕事も多く、自分自身が働きたい場所・働きたい時間に仕事をこなし、報酬を得ることができるのが特徴です。
たまにフリーランスとフリーターを混合している人がいますが、フリーランスはクライアントと案件ごとに業務契約を結びます。つまり、雇用契約はしません。
一方でフリーターはいわゆるアルバイトなど、正社員以外の雇用形態で働く人のことを指すので、勤務先と直接の雇用契約があります。ここが大きな違いです。
フリーランスに向いている職種
フリーランスに向いている職種は、大きく分けて以下の5つです。
- エンジニア系
- クリエイター系
- Webライター系
- マーケティング系
- 接客系
それぞれどのような職業が存在しているのか、細かく解説していきます。
エンジニア系
エンジニア系は、大きく分けて以下2つの職業が存在しています。
- システムエンジニア
- プログラマー
システムエンジニア
システムエンジニア(SE)とは、クライアントとサービスやシステムに関する打ち合わせを行い、ヒアリングを元に仕様書を製作する仕事です。
要件定義や詳細設計など、開発の上流工程をを担う業務であり、全てのWebプロダクトで欠かせない存在です。
エンジニアの中でも、コミュニケーション能力が求められるポジションです。
プログラマー
プログラマーとは、システムエンジニアが作成した仕様書を元に、Webサイトやソフトウェアのコーディングを行う仕事です。
Web上に存在しているサービスやソフトは、設計図だけを読み込ませても動くことはありません。
そのため、プログラマーが仕様書を確認しながら動きを加えることで、サービスやシステムが構築されていきます。
クリエイター系
クリエイター系には、大きく分けて以下5つの職業が存在しています。
- 動画編集
- YouTuber
- イラストレーター
- ライバー
- Webデザイナー
動画編集
動画編集は、企業PRやYouTubeやInstagram・TikTokなど、SNS上にアップロードするための動画を編集する仕事です。
近年は様々なジャンルで動画を活用しているため、動画編集はフリーランスとして活動できる仕事となっています。
業務を行う際は「adobe premier Pro」などの動画編集ソフトを使用する必要があるため、ある程度技術を身につけておく必要があるでしょう。
YouTuber
今や人気の職業ランキングの常連になっているYouTuber。知らない人はいませんよね。
自分のやりたいことに挑戦できる点と、生み出したコンテンツが継続的に利益をもたらす、いわゆるストック型ビジネスになる点が人気の秘訣です。
しかし、基本的な動画編集技術や1,000人以上のチャンネル登録者数がいなければ広告をつけることができず、収益を得ることはできません。
YouTuberとして収益を上げていくためには、ある程度の動画編集技術とチャンネル登録者数が必要になります。
イラストレーター
イラストレーターは、企業のロゴやSNSで使うアイコンなどのデジタル画像の制作をしたり、ポスターや雑誌、CDジャケットに使う印刷媒体のイラストを描いたりする仕事です。
illustratorやphotoshopなどの画像編集ソフトを利用するスキルが必要とされます。
「イラストが得意だけど、仕事の経験はない」という人でも、フリーランスは経歴よりポートフォリオが重要な世界なので、これまでの制作物を見せれば、仕事につながる可能性は十分あります。
ライバー
ライバーとは、ライブ配信サービス内でライブ配信を行い、ギフティングという形で報酬を得る仕事です。
日本国内ではまだYouTuberほど確立された職業ではありませんが、中国ではライブ配信で商品紹介を行う「セールスライバー」など、フリーで始める方も増えているよう。
ライバーはこれから市場が拡大する職種になるかもしれません。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、バナーやサムネイル画像、LPなどの制作をする仕事です。
よくWebデザインは絵を描くスキルが必要と思われがちですが、Webデザイナーは基本、イラストを描くことはありません。
Webデザインは個人作業中心なので、ミーティングに時間を取られることが少なく、フリーランスの中でも自由度が高いため、子育て中のママからの人気が高い職種です。
Webライター系
Webライター系は、大きく分けて以下3つの職業が存在しています。
- Webライター
- ブロガー
- 書籍執筆
Webライター
Webライターはこの記事のような、Web上にある記事制作をする仕事です。
ライティングはジャンルが非常に幅が広く、自分の経験をもとに感想文的に書ける内容もあるため、参入しやすいと感じる人は多いでしょう。
当然経験やSEOの知識が求められる案件も多いですが、作業的には文字入力ができれば成り立つので、高スペックのパソコンも複雑なツールを使いこなすことも不要。
黙々とパソコンを前に作業できる人であれば、やっていける可能性は高いです。
ブロガー/アフィリエイター
ブロガーとは、自身でブログを運営しアフィリエイトや広告収入を得る仕事です。YouTuberのようにストック型ビジネスに育てば、稼働していなくても収入を得られるようになります。
ただ、不定期で否応なしに起こる検索エンジンのアルゴリズムアップデートにより、今月は10万円稼げていたものが、翌月0になることも普通にある世界なので、これ一本で生計を成り立たせるにはかなりの努力が必要です。
収益に不安定要素があるものの、自分の好きなジャンルで趣味感覚でやれるのは魅力と言えるでしょう。
書籍執筆
自身の経験や知識を書籍化して販売することです。
書籍というとハードルが高く感じられますが、アマゾンキンドル(Kindle)の電子書籍・ペーパーバック出版代行【パブフル】(を使えば、誰でも無料で出版が可能です。
ココナラで記事を有料販売するのも一種の書籍販売と言えるので、有料級の情報を訴求できる人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
マーケティング系
マーケティング系は、大きく分けて以下4つの職業が存在しています。
- Webマーケター
- Web広告運用
- データサイエンティスト
Webマーケター
Webマーケターとは、WebサイトやSNSなどのオンラインメディアを活用し、集客やサービス、ブランドの認知拡大などを行う仕事です。
ご存知の通り、世の中は紙媒体からWeb媒体へのシフトが加速していますが、まだまだWebマーケティングに精通している人材は少なく、Webをどう活用すればいいかわかっていない企業が多くあります。
Webマーケターは引く手数多なので、高収入が見込める職種でもあります。
Web広告運用
Web広告運用は、検索エンジンに表示されるリスティング広告や、SNS広告などの運用をする仕事です。
Web広告の市場規模は右肩上がりに伸びており、今後さらに拡大されると予想されています。
集客に課題を持つ企業は非常に多いため、広告運用ができるようになると自分の市場価値は跳ね上がります。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、クライアントの抱えている問題点を洗い出し、必要なデータを活用して解決する仕事です。
膨大なデータの中から必要な情報を探し出すため、経験とデータを読み解く力が必要とされます。また、プロジェクトのKPI設定もデータサイエンティストの仕事です。
豊富な経験とデータ解析力が求められますが、フリーランスでも年々市場価値が高まっています。
接客系
接客系の職種でも、フリーランスで働く人は増えてきています。
美容師
どこかのサロンに就職して常駐するのが一般的な美容師も、今はフリーランスが増えています。
「面貸し」といって、予約が入ったときに美容室に場所代を払って席を借りて、その時間にそのお客様だけを対応するイメージ。
例えば元美容師の主婦の方が、隙間時間の有効活用にフリーランス美容師として、気軽に復帰できるならいいですよね。
パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーは、トレーニングジムと業務委託契約を行い、指名された際に専属でトレーニング指導を行う仕事です。
または、お客様の自宅やスポーツチームの練習施設に出向いて指導する、出張型や派遣型もあります。
アスリートや経営者のようなクライアントと専属契約となれば、高収入も期待できます。
フリーランスになるメリット
フリーランスになるメリットは、大きく分けて以下の4つです。
- 好きな場所・時間に働ける
- 好きな仕事を選べる
- 頑張り次第で収入が上がる
- 人間関係を選べる
メリット1:好きな場所・時間に働ける
正社員として企業に所属する場合、オフィスに出勤し、決められた時間勤務する必要があります。
しかしフリーランスの多くの職種では、出勤が必要なオフィスも就業時間も定められていません。つまり、好きな場所・好きな時間に働くことができます。
朝早く起きることが苦手な方や、自宅からオフィスまで距離がある方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット2:好きな仕事を選べる
フリーランスは自分で仕事を選ぶことができます。
例えば筆者のようなWebライターであれば、自分の書きたいor書けるテーマにだけ応募して、書きたくないと思うテーマには応募しない選択が可能です。企業に所属していたらそういうわけにはいきませんよね。
あらゆるテーマを担当することで幅が広がるので、やりたいことだけやるのが一概にいいとは言えませんが、苦手な仕事を続ける必要はないのは魅力です。
メリット3:頑張り次第で収入が上がる
正社員やアルバイトの場合、固定の給料や時給がありますが、フリーランスには毎月固定の給料はなく、受注した仕事の報酬によって収入が異なります。
また、依頼をこなせばこなすほど得られる報酬は増えるため、自身の頑張り次第で収入をアップさせることが可能です。
定められた収入に不満を抱えている方には、頑張り次第で収入を変えられる点はメリットと言えます。
メリット4:人間関係を選べる
フリーランスは仕事で関わる人間選びも可能です。案件ごとの契約なので、このクライアント合わないなと感じたら、その仕事限りで関係を終わらせればいいからです。
先日私たちが転職経験者500名を対象に調査した「仕事を辞めて正解だったか?」の結果をみると、退職理由の1位は「人間関係がつらかった」でした。
約2人に1人が人間関係が退職理由になっていると考えると、これはかなりメリットと感じる人も多いのではないでしょうか。
フリーランスになるデメリット
フリーランスになるデメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 収入が安定しない
- スキルと営業力が必要
- 自己管理が必要
デメリット1:収入が安定しない
正社員やアルバイトは、暇で何もせず1日終わったという日でも、出社した以上給料は出ます。
一方フリーランスは、仕事がなければ収入はありません。仕事があったとしても、体調を崩して働けない期間などの保証はなく、稼働できなければ収入になりません。
毎月一定の収入を得続けたいと考えている人には、デメリットと言えるでしょう。
デメリット2:スキルと営業力が必要
仕事を受注し続けるためには、スキルと自身の有用性をアピールする営業力が必要です。
フリーランスになりたてでコネクションがない時や、営業が苦手な人にはデメリットと感じられるでしょう。
ただここは、会社員をしながら副業して、フリーランスになる前に実績やパイプ作りをするなど準備すれば回避できます。
デメリット3:自己管理が必要
フリーランスでうまくいくかどうかは、スキルや経験よりも自己管理が重要と言っても過言ではありません。
極端な話、いくら納品物の精度が高くても平気で納期を遅れるような人では、継続して発注したいと思われることはありません。逆にスキルや経験は乏しくても、キッチリしている人は重宝されます。
ある程度誰かに管理してもらって、手綱を引いてもらった方がやりやすい人にとって、フリーランスの自由度は逆にデメリットに感じられるでしょう。
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まとめ
今回はフリーランスに向いている職種や、フリーランスで活動するメリット・デメリットを解説しました。
継続的に仕事が獲得できるか収入面が懸念で、なかなか踏み込めない人が多いですが、いきなりフリーランスに転身する必要はありません。
副業求人もたくさんあるので、まずは副業で興味のあることに挑戦してみて、いい感触が掴めたら徐々に比率を変えればOKです。興味がある人は挑戦しましょう。
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