求められる動画編集者のなり方とは?現役ディレクターが語る副業で成功する極意

人気の副業として注目を集めている動画編集。なりたい職業ランキングにYouTuberがランクインした背景もあり、動画編集をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?

 

ですが動画編集は、まだまだ認知度が低く、学習方法が分からない部分もあり、一歩踏み出せていない人もいるようです。

 

そこで今回は、株式会社マネクルで動画コンテンツの業務を行う米田さんに、動画のお仕事についてインタビューしました。

動画制作の第一線で活躍する米田さん

簡単に自己紹介をお願いします。
株式会社マネクルにて、動画制作を担当しております米田(よねだ)です。32歳、現在は大阪府堺市に住んでいます。
現在の仕事の具体的な内容を教えてください
マネクルの社員として、ビデオカメラマンや編集者、フリーランス動画クリエイタースクール講師、ディレクターを担当させてもらっています。
主にセミナーやローンチ動画の撮影・編集、機材のセッティング、機材の発注、撮影に関わる全ての業務をしています。
現在はディレクターとして人を動かす立場なので、がっつり編集するというより、会社にいる編集者さんに仕事の割り振りをしていますね。
米田さんが動画編集の部署のトップという感じですか?
そうです。そのほかにも、マネクルのリモートワーカーで働かれている編集者や外部の方に、動画編集を依頼することもあります。
またマネクルが運営するオープンイノベーション大学の動画クリエイターコース」の講師もしています。
初心者の方に動画編集を教えて、動画を配信できる状態まで指導するのが仕事です。

カメラマンから編集者まで、動画と歩んできた人生

過去にどんな仕事をしていましたか?
大学卒業後はNHKの新規開拓の営業の仕事をしていました。それを経てビデオカメラマンの会社に転職し、現在はマネクルで動画ディレクターとして働いています。
営業職からなぜビデオカメラマンに転職しようと思ったんですか?
昔から映像関連の仕事に携わりたい気持ちがあったからです。
大学では総合情報学部という、動画撮影からプログラミング、ソフトウェアなど、情報系の学部に進学しました。学生時代は、自分で撮影してコンテストに応募したり、テレビ局でバイトしたりしていました。
動画が好きだったんですね
映像の仕事がしたかったので、就職活動では大手テレビ局に応募しました。しかし採用されず、NHKの新規営業を選びました。そこで契約を取れば、NHKの発展につながると思ったからです。
しかし「動画の仕事がしたい」と、ずっと心に引っかかっていたので、ビデオカメラマンに転職しました。

動画の仕事が諦められずビデオカメラマンになったんですね
ですが、ビデオカメラマンが所属するプロダクションはブラックな会社ばかりでした。撮影がある日は朝早くから夜遅くまで仕事。終電で帰るのは当たり前で、終電を逃したら会社の車で家に帰るという生活をしていました。
そんな中、ビデオカメラマンの仕事中に腰を壊してしまい、カメラマンとしてやっていけなくなり、友人の紹介でマネクルに入りました。
撮影よりも編集がメインなので、腰に負担がからず、体の調子も良くなりましたね。
カメラって腰を壊すくらい重いんですか?
ビデオカメラは、軽いもので2.5kg、重いもので10kgくらいあります。一番しんどいのはずっと同じ姿勢で撮影をする時ですね。それが積み重なって腰が壊れ、ドクターストップがかかりました。
腰を壊してでもビデオカメラマンをしたかったですが、友人から「もっと動画の技術を教えてあげた方がいいんじゃないか」というアドバイスもあり、マネクルに入社することにしました。
マネクルでの仕事の1日のスケジュールを教えてください
午前中はメールやチャットのチェックをします。そこから完成した動画チェック、修正依頼を出します。午後からは、動画編集の講座のチェック、生徒さんの質問やフィードバックを行います。これらの仕事で大体、1日が終わりますね。
将来はどんな仕事をしたいですか?
自社からいろいろな動画のジャンルを増やしたいと思っています。今はセミナーやローンチ動画が中心ですが、今後は自社だけでショートムービーやCM動画なども作りたいです。
あとは、もっと多くの人に動画編集を教えて、優秀な編集者を育成したい気持ちがありますね。

プロから見た動画編集の副業について

動画編集は独学で学べるものでしょうか?
独学で学べます
今は誰でもパソコンを持っていますし、編集ソフトもリーズナブルに購入できます。
昔は専門学校やスクールに通う必要があり、パソコンや編集ソフトも手に入りにくい状況でした。でも今はチャレンジしやすい環境が整っていますね
また最近は、スマホのアプリやパソコンの無料ソフトで動画制作ができます。
とはいえ、凝った編集ができる人は、まだ少ないです。だからこそ、品質の高い動画を作れる人は生き残って行けると思います。最近は、広告動画などの需要も増えてきていますが、そこまでできる動画編集者は少ないため、まだまだ需要はありますね。
SNSを見ると動画編集者が急増していますが、やはりレベルの高い人は少ないですか?
ある程度の編集ができる人は増えていますが、依頼主の意図を汲み取って動画を作れる人は少ないですね。もう一個上のレベルの編集者が足りていません。
そこに違いがあると思います。
担当されている動画クリエイターコースのおすすめのポイントはありますか?
動画クリエイターコースでは、ただ動画編集できる人ではなく、未経験から動画編集技術を身につけられるのがメリットです。
動画編集の仕事に向いてる人の特徴はありますか?

動画編集に向いている人の特徴としては、

  • テレビなど映像を見るのが好きな人
  • 音楽が好きな人
  • 第三者の気持ちで客観的に編集できる人
  • 新しい情報を取り入れられる人
  • デザインのスキルがある人
  • パソコン操作が苦にならない人

こういった感じですかね。

やはり、テレビなど映像を見ることが好きなのは必須条件だと思います。
やはり動画を作る上で音声は重要ですか?
音はとても重要です。
音質の違いが分かる人は動画編集者に向いています。
普段からいろんな音楽を聞いていると「この音楽をこの動画に当てはめたらどうだろう」という引き出しが増えます。
趣味で音楽を聞いている人は、動画編集に生かしやすいですね。
動画編集を仕事にするメリットを教えてください。
達成感が分かりやすく、やりがいを見出しやすい点ですかね。今ある動画をより良く見せる技術がつくと、依頼主に喜んでもらえます。
動画編集をしていると、自然と表現の仕方が分かります。第三者の視点に立てるようになり、動画編集に関わらず、作品を作る上で役立ちます。その結果、依頼主とも交渉も上手くなり、稼げるようになるんですよ。
あとは仕事の場所を問わないところですね。ノートパソコンと動画編集ソフトさえあれば、自宅や撮影先の現場でも仕事ができます。簡単な編集であれば、スマホでもできますからね。

逆に動画編集のデメリットはありますか?
無茶して体調を崩すところですね。目と耳を酷使するので、長時間になると視力や聴力が落ちてしまい、中には難聴になる人もいます。あとは、自分のように腰を壊す人もいますね。
さらに、ずっと座って編集作業をするので、太ってしまう人が多いです。体調管理はしっかりしておかないと、体を壊してしまいます。
あとはパソコンや編集ソフトに数十万円の初期費用がかかるところです。動画の配信や保存はクラウド上になるため、ネット環境の用意も必要です。
とはいえパソコンとネット環境されあれば、どこでも仕事ができるメリットを考慮すれば、デメリットは少なく感じますね。
動画編集はどれくらいのスペックのパソコン必要ですか?
CPUはCorei7、メモリ16Gを推奨しています。これくらいないと操作が重くなるからです。
最近は動画編集用PCが出ており、ノートパソコンなら12〜17万円程度で購入できますよ。
動画編集に向いたパソコンは少し高いんですね
少々値段はしますが、動画編集をしていると、パソコンのアップデートやソフトのレベルが高くなっていきます。そうなると、ある程度のスペックがないと操作ができません。
結果的に新しいパソコンを買うことになり、余計に費用がかかってしまいます。
最初にちゃんとしたパソコンを買った方が安上がりです。
動画編集におすすめのソフトを教えてください
Adobe Premiere Pro(アドビ プレミア プロ)がおすすめです。ほとんどの動画編集者が使っています。
自分はFINAL CUTを使っているんですが、やはりAdobe Premiere Pro一択でしょうか?
FINAL CUTもいいソフトなんですけども、やはりPremiere Proの方がテンプレートや素材が圧倒的に豊富です。
あとPremiere Proで編集した動画は共有しやすいんですよ。
Premiere ProのデータをFINAL CUTでは開けないため、仕事に支障が出ます。再編集ができないため、ユーザーが最も多いPremiere Proを選んでおいた方がいいですね。

米田さんのプライベートについて

朝と夜の過ごし方を教えてください
朝起きて朝ご飯の準備、部屋の掃除。そこから身支度を整えて出勤します。家では仕事のチャットなどは見ないように心がけています
仕事終わりは、友達が近くに住んでいるので、食事や飲みに行くことが多いです。またお酒が好きなのは、前職のカメラマン時代にあります。カメラマンの人はお酒を飲む人が多くて、業界的にも体育会系だったので。
あとは、自身でYouTube動画の撮影もしていて、YouTube動画のチェックやテレビを見ています。
外出自粛で飲みに行けない時はどうしていますか?
友達とzoomでオンライン飲み会したり、zoomの共有機能で好きな動画を見せあったりしています。遠隔で会えるので、それなりに楽しんでいます
休日は何をしていますか?
小学生の時から剣道をやっていて休日に活動しています。
しかし現在は、コロナでできなくなったので、テレビやYouTubeを見ていますね。
あとは家にいる時間が長く、掃除する機会が増えたので、掃除グッズを買って部屋をきれいにするのも楽しくなってきました。

米田さん自身もYouTuberとして活躍している

どんなYouTube動画をアップしていますか?
ビジネス・教育系の動画を配信しています。
YouTubeを伸ばすコツはありますか?
動画のクオリティも大切ですが、まずはサムネイルですね。いかに見たくなるようなデザインにするか心がけています。
気になるワードが入っていなかったり、どんな人が出ているか分からなかったりする動画はクリックされません。
視聴者の分析もかねてサムネイル強化してます。
あと、どの動画の再生数伸びてどの動画が伸びないのか、出したら出しっぱなしではなく、ひとつひとつの動画が、どんな影響を与えているのかを考えるのもポイントですね。
YouTubeを始めるなら、YouTubeの仕組みについて理解しておくことが大切です。
動画をアップしたらそのままという人も多いですが、概要欄や配信時間が適当だと、数字が伸びません。
また動画編集の部分で言うと、自分と同じジャンルの動画を見て、真似した編集をすることが大切です。動画編集のスキルアップに繋がりますからね。

米田さんのこれからについて

自己実現のためにしていることはありますか?
他者の動画作品を観たり、ネットやSNS(Twitter、Instagram)で編集スキルの情報を集めたりしています。
撮影機器や編集ソフトは、毎年バージョンアップしているので、常に新しい機能を学ぶ意識は大切です。
あとは、常に自分の作った作品を第三者に見てもらう癖をつけています。
自分が良いと思ったものも、他の人はいまいちに感じることもありますからね。動画編集者やディレクターとして必要な作業だと思っています。
あとは、マーケティングの勉強をしています。
動画とマーケティングを掛け合わせたら、さらにレベルアップできそうです。
普通に動画編集しているだけだと技術に偏りが生まれるので、マーケティングを学べるマネクルに入ってよかったですね。あとはデザインスキルも必要なので、参考書などを見て情報を取り入れてます。
フリーランスやリモートワークがしたい人に一言
動画編集はコロナの時代に需要のある仕事です。場所を選ばない仕事なので、在宅ワークにマッチしていると思います。ぜひ動画編集スキルを身につけて、副業を始めてみてください。

 

動画のスペシャリストとして、あらゆる観点から動画制作についてお話をしてくれた米田さん。話されている中で、本当に動画が好きなことが伝わってきました。

 

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