あなたは”SNS疲れ”をしていませんか?
ここ10年ちょっとで生活の一部となったSNS。さまざまなSNSが誕生して盛り上がっている一方、SNSに投稿するのも見るのも疲れたという人も増えています。
この記事では、SNSが疲れやストレスになる原因とその対処法を紹介します。
SNS疲れとは
「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やメッセンジャーアプリなどでのコミュニケーションによる気疲れ。
長時間の利用に伴う精神的・身体的疲労のほか、自身の発言に対する反応を過剰に気にしたり、知人の発言に返答することに義務感を感じたり、企業などのSNSで見られる不特定多数の利用者からの否定的な発言や暴言に気を病んだりすることを指す。
代表的なSNSやアプリの名称を用いて、ツイッター疲れ、フェースブック疲れ、ライン疲れなどともいう。」と説明されています。
※引用:weblio辞書
40%以上の人がSNS疲れを経験している
以下は主要なSNSの国内利用者数をまとめたものです。
SNS名称 | 国内月間アクティブユーザー数 |
LINE | 8,600万人(2020年時点) |
YouTube | 6,200万人(2018年時点) |
4,500万人(2017年時点) | |
3,300万人(2019年時点) | |
2,600万人(2019年時点) | |
TikTok | 950万人(2019年時点) |
すごい利用者数ですね。
上記は”月間アクティブユーザー数”なので、アプリをインストールして使ったことがある人で考えればもっと大きな数字になるでしょう。
これだけ多くの人に利用されるSNSですが、Web担当者Forum「SNS疲れに関するアンケート調査」によると、全体の42.7%の人がSNS疲れの経験ありと回答しています。
男女別にみると男性平均38.6%、女性平均46.8%と、女性の方がSNS疲れを感じやすいようです。中でも特に、女性20代は65%と突出しています。
SNS疲れする原因
なぜSNSが疲れやストレスになってしまうのでしょうか。
SNSのための行動をしてしまう
- 常に写真優先でなかなか食事に進まない
- あまり興味のない場所だけど写真を撮るために行く
- フォローバック狙いでフォローしまくる
自分の本心と裏腹な行動を取ってしまう人も多いのではないでしょうか。
または、友人や恋人など身近な人がこういった行動をしていて、一緒にいて疲れを感じるケースもあるでしょう。
普段行かないところへ行く原動力となったり、写真や動画を撮る習慣によって思い出を残せたり、良い側面もたくさんあります。
しかし、本当に行きたい場所に行って記録したものを公開していたから楽しめていたSNSが、投稿を充実させるために記録をするようになり、さらには見映えを良くしようと撮り方や加工にこだわるようになる。
のめり込んで徐々に”ラフさ”がなくなった結果、楽しさ<疲れになってしまいます。
他人と比較してしまう
FacebookやInstagramのようなSNSは、自分とつながりのある人に1投稿で一斉に近況報告ができるメリットがあります。
投稿は基本的にポジティブな内容なので、自分も充実していてハッピーなタイミングなら受け止められるものも、真逆の状態にあるとなかなかそうもいきません。
例えばちょうど自分が失恋して落ち込んでいる時に、友人の結婚報告を見るのは傷口に塩を塗るようなもの。
友人の結婚を心から祝えないことへの自己嫌悪も相まって、精神的に疲れてしまいます。
反応を気にしてしまう
個人間のコミュニケーションが主な目的のSNSも、いいね数やコメント、リツイート数、再生数、保存数など、あらゆるアクションが可視化され、フォロワーの数は資産のような扱いとなっています。
いわゆる”錯覚資産”というものでしょうか。
どの数字も多ければ多いほどスゴイと思われる側面が強く、数字が良し悪しの判断材料でもあるため、「数字じゃない」と言い聞かせても気になるもの。
反応を気にしている時間は神経がすり減っていくので、少しずつ疲れが蓄積されてしまいます。
知らない方がよかったことを知ってしまう
- 昔好きだった人や元恋人の結婚
- 友人が怪しいビジネスに手を染めている
- スポーツの試合結果
など、知らなくてよかった、知らない方がよかったことってありますよね。
自ら情報をキャッチしにいかなくても何かと雑音が入りやすいので、ストレスに感じることもあるでしょう。
ネガティブな表現が目につきやすい
匿名でやっている人は特に、容赦のない誹謗中傷をしたり、妬みコメントでポジティブな投稿を台無しにしたり、揚げ足をとって吹っかけるなど、ネガティブは増加の一途をたどり、年々問題視されています。
一個人で友人・知人としかつながっていない人は無縁かもしれませんが、知名度がある人だと非難ゼロはなかなかないでしょう。SNS上で口論になっていることもめずらしくありません。
自分からネガティブなアクションを起こさないとしても、応援してる有名人やスポーツ選手が非難されていたら嫌な気持ちになりますよね。
ネガティブニュースがストレスを与え、精神的に疲れるのは言うまでもありません。
通知の数を見ただけで疲れる
仕事が終わってスマホを見ると、LINEもTwitterもInstagramも、何十個と通知がきているなんてことはありませんか?
どっと疲れてる時に大量の通知があると、アプリを開くことすらためらう人も少なくないでしょう。
スルーしていい通知ばかりなら良いものの、
- 早めに返信した方が良さそうなメッセージがきている
- いつもいいねやコメントしてくれる人が投稿している
コメントの内容を考える必要がある上に、やりとりがしばらく続きそうな内容だと「めんどくさい...」と思うこと必至です。
先延ばしにしたらまた通知が増えてるし、遅くなった言い訳を考えるのがまた面倒で、SNSが重たく感じるようになってしまう。
このようなループにはまっている人もいるでしょう。
つながりたくない人ともつながってしまう
SNSを本人名義でやっていると、特別仲が良かったわけじゃない同級生や会社の上司など、つながりたいと思わない人とつながってしまうことはよくあります。
鍵アカウントにしていれば交友関係やプライベートを見られることはありませんが、申請がきたら解除しないわけにはいかないですからね。
こうなると投稿内容を選ぶようになり、自分らしい使い方ができず、ストレスに感じてしまいます。
仕事でSNS担当をしている
企業や店舗がSNSを使って情報発信や予約、顧客対応、求人などをすることも一般的になっています。
若者だとSNSの操作はお手の物という人が多いですが、言葉遣いや気の利いた返信、ブランディングを損なわない投稿内容を意識するのは容易ではありません。
間違いがあれば即拡散されて、大騒動になるかもしれないプレッシャーもありますからね。影響力のあるアカウントの運用は非常に神経を使います。
自分ごとじゃないからむしろ気楽で、キャラ作りをして運用するのが逆に面白いと感じられる人なら良いものの、真面目で責任感の強い人にはかなり苦しいでしょう。
SNS疲れの対処法5つ
SNS疲れやストレスを解消する方法を紹介します。
自然体で生きる
- 頑張って良い写真を撮ろう
- 気の利いたコメントしよう
- 興味ないけど話題の店に行って投稿しよう
のような、SNSありきの行動をしないということです。
良い写真以外は投稿してはいけないなんて決まりはありませんし、文章なくハッシュタグや絵文字だけで投稿やコメントする人もたくさんいます。
飾らずラフに、自分らしく表現できれば、疲れを感じることは大幅に減るでしょう。
SNSの通知をオフにする
SNSを通知によって確認するのではなく、自分が確認したいタイミングに確認しにいくようにするだけでも大きく変わります。
SNSを仕事で使っている人以外、通知をオフにしても問題ない人がほとんどでしょう。
通知をオフにすることに加え、スマホを開いてすぐ見えない位置にアイコンを移動させると、自然と気になる回数がどんどん減っていき、適度な距離感で付き合えるようになります。
SNSの通知に限らずですが、スマホでもパソコンでも、通知が視界に入っただけで集中力は途切れてしまうものなので、集中力がなくて困ってるという人にもおすすめです。
SNSの使い方を変える
- 外食だけアップする
- 旅行だけアップする
- 景色だけアップする
SNSは疲れるしストレスを感じるけど使ってはいたい人は、なんでもアカウントから専用アカウントにするような、使い方を変えるのもひとつの方法です。
毎日投稿していたのを3日に1回にする、使うSNSを1つに絞る、見る時間を決めるなども良いでしょう。
何事も適度な距離感が大切です。
好きなものを食べすぎてアレルギーになったり、好きな曲を聴きすぎて飽きたり、距離が近すぎることが原因で遠ざかってしまうことは多方にあります。
いつも新鮮さを感じられるような距離感がわかると、良い付き合いができるでしょう。
SNSを見ない、やめる
極論ですが、嫌なら見ない、やめるという選択ももちろんアリです。
と決意してSNSに向き合うのは難しいのでおすすめしません。
人生誰しも波があるので、自分が落ちてる時に誰かは上がっていたり、知りたくない情報が飛び込んできたり、取得する情報を自分でコントロールできないからです。
中途半端にやらず、いっそ手放した方がスッキリする人も多いでしょう。
ほとんどの人がSNSを使っていない時間の方が長く過ごしてきたわけで、なければ生活できないものではないはずです。
やりたいことを見つける
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SNSをやめるメリット
SNSをやめるメリットは以下の通りです。
時間ができる
「そんなに大した時間できないでしょ」と思われるかもしれませんが、YouTube・Instagram・Twitter・Facebookなど総合すれば、1日あたり2〜3時間程度になってる人も少なくないはずです。
日々SNSをどの程度の時間見ているか正確に把握している人は少ないと思いますが、iPhoneであれば「設定」➡️「スクリーンタイム」。アンドロイドであれば「設定」➡️「デジタルウェルビーイング」で各アプリの使用時間を確認できるので、参考までに確認してみてください。
SNSから離れれば、それだけ別のことに時間が費やすことが可能となります。隙間時間でもできることはたくさんありますからね。
ストレスが減る
- 知らない方がよかった情報
- 知る必要がない情報
- ネガティブな表現
といった、自分にとってマイナスになる情報を見る機会が減れば、ストレスも減ります。
また、「コメントしてくれたからコメント返さないと...」といった煩わしさもなくなります。
寝つきが良くなる
寝る前にブルーライトを浴びると寝つきが悪くなるというのはよく知れた話ですが、それに加えて知りたくなかった情報を見てネガティブな感情になってしまえば尚更です。
睡眠不足にでもなれば翌日に丸々影響することもありますからね。
SNSチェックが習慣になっていると最初は見ないと変な感じがするかもしれませんが、通知をオフにして3日くらい見なければ、自然と気になること自体なくなっていきます。
SNS疲れとストレスを解消しよう
SNS疲れやストレスを感じるようであれば、使い方を見直すタイミングかもしれません。
あなたにとっての疲れの原因を見つけ、解消方法を実践して、SNSと良い付き合いができることを祈っています。
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