上記は筆者の友人が、親にやりたいことを告げた時に言われたことです。
夢がない、やりたいことがないという人もたくさんいる中、夢ややりたいことがあっても、身近な人にそれを受け入れてもらえない悲しい現実もあります。
口論の末、無理やり自分の夢を追い求めることもできるでしょう。でも、できることなら円満に、応援してもらいながら夢を叶えたいですよね。
そこでこの記事では、夢に立ちはだかる「ドリームキラー」への有効な対処法について解説します。
目次
ドリームキラーとは
ドリームキラー(Dream Killer)とは、直訳すると「夢を殺す人」で、もう少し日本語的に言うと「達成したい夢や目標を邪魔する人」のことです。
ドリームキラーになり得るのは、親、祖父母、教師、恋人、友人、上司、先輩、同僚など、身近な人が多いです。また、ドリームキラーには”善意”と”悪意”の2種類が存在します。
善意のドリームキラーとは
- その夢は本当に実現できるのか?
- 変な人に騙されて、そそのかされたのではないか?
- 夢破れた時に金銭的にも精神的にも大きな損害を被るのではないか?
といった、本人を心配する気持ちから「やめておいたほうがいい」と、夢を諦めるよう促すのが、善意のドリームキラーです。
善意のドリームキラーは主に、親や祖父母、教師、恋人など、あなたに悲しい思いをしてほしくないと願う人が多いです。
悪意のドリームキラーとは
- その夢が達成されたら、自分より充実した人生になる
- 忙しくなって、自分はもう相手にされなくなってしまうかも
- 自分だけ取り残されて、惨めな思いをするかもしれない
といった、あなたが輝くことで自分が取り残される、同等(もしくは自分以下)と思っていたから心地よかった関係が崩れてしまうことを心配する気持ちから、「やめておいたほうがいい」と、夢を諦めるよう促すのが、悪意のドリームキラーです。
悪意のドリームキラーは主に、友人、上司、先輩、同僚など、あなたに成功してほしくないと願う人が多いです。
親族でも世間体を気にする人がいると、周囲の評判を気にして、「自分が恥ずかしい思いをしたくない」という気持ちから、夢を諦めるよう促すケースもあります。
身近に潜むドリームキラーの特徴
ここではドリームキラーの特徴を紹介します。
成功には才能か運が必要だと思っている
このように、成功には努力や情熱よりも、才能や運が大事と思っている人は「どうせ無理だから」「失敗するからやめておいた方がいい」と言いがちです。
いわゆる現実主義者は、ドリームキラーの典型のひとつ。心配しているわけでも、邪魔したいわけでもなく、固定観念が強い人というイメージです。
自分も挑戦したいけど勇気がない
自分も夢を持っていて、その道に挑戦したい気持ちがあるけど踏み込めていない人も、身近な人の成功を見たくない気持ちからドリームキラーになりがちです。
または、現状に不満を抱えているけど特にやりたいことはなく、悶々と過ごしている人も同様です。
何かで失敗した経験がある
例えば起業に失敗して多額の借金を背負ったような人や、誰かが失敗して苦労しているところを目の当たりにしてきたような人です。
首が回らなくなり飛んでしまう、最悪自殺してしまう人もいるので、「大変な目に遭ってほしくない」と心配する人もいます。
冒頭で紹介した「バンドで音楽活動をしていきたいと言ったら、公務員になれと言われた」友人の父は経営者で、かなり苦しい時期が長くあったようで、同じ苦労をしてほしくない想いから、安定を選んでほしいと言ったそうです。
周囲からの評価や世間体を気にする
親族や恋人の中には、あなたの取り組んでいることが「世間的に立派かどうか」が大事な人もいます。
 
他人の中に生きているような人も、ドリームキラーになりがちです。
とにかく怠け者
自分でせっせと働きたくない、怠け者の上司や先輩、同僚は危険です。
例えば自分が夢のために会社を去るとなった時に、
- 引継ぎをしたら仕事が増える
- 人手不足になって残業が増える
- また採用して1から教えないといけない
- 優秀な人が抜けてチームの成績が下がったら自分のメンツが守れない
という心理が働く人もいます。
自分の面倒ごとを増やさないために、心配した”フリ”をして、うまく言いくるめようとする偽善のドリームキラーになることも。
ドリームキラーに有効な3つの対処法
身近に潜むドリームキラーへの有効な対処法を紹介します。
安易に夢や目標を語らない
ドリームキラーだと思われる人には夢や目標を語らず、「知られないこと」が1番です。
と思う人もいると思いますが、あくまでも”安易に語らない”なので、ずっとひた隠しにしてコソコソしましょうということではありません。
「この人に話したら、なんかネガティブなこと言われそうだな」と思う人には、言うべきタイミングが来るまで伏せておくのが無難です。
アタシはブログ書いてることを、身内には言わなかった。
それは
『時給に換算したらいくらになるの?』
『バイトした方が早いじゃん』と小馬鹿にされるのが見えてたから。
周りに言わなかったから、ドリームキラーに出会うことなく、無事前進できたと思う^^— 海下里恵🌕晩酌すたいる店長 (@minto_cafe7) June 4, 2018
自分の夢や目標は、ノートに書いたり、人に話すことで達成率が上がるという研究結果もあるので、サポーターになってくれる人には逆に積極的に話しましょう。
ネガティブなコメントは聞き流す
ドリームキラーだと思わずに話したら、ドリームキラーだったということもあるでしょう。
自分の夢や目標を理解してもらう必要がない相手であれば、反論したり、細々説明したりせず、聞き流して話題を変えるのがベストです。
人気絶頂の中仕事を休業し、NY留学を決めた渡辺直美さん。「帰ってきても仕事はないぞ」と言われ、「じゃあバイトから始めます」と返したそう。どんな有名な人にも誹謗中傷する人やドリームキラーはいる。でも誰かに何かを言われても揺るがない意思がある人は最強なんだよね。
— りさ🚀複業家 | PRプロデューサー (@Risaxx) December 23, 2020
応援してもらえるよう入念に準備する
夢を打ち明けるタイミングがきた時、感情的にこうするから!と宣言して飛び出すような行動はナンセンス。
- なぜそれがしたいのか
- どれくらい勉強したのか
- どれくらい覚悟があるのか
- どういう計画で考えているのか
できる限りの準備をして、本気度を示すのが最も効果的です。
具体的な計画や築いたコネクション、コツコツ貯めた貯金など、言葉と行動が伴っていたら、「どうせ止めても無駄でしょ?」「そこまで本気ならきっと成功する」と、後押ししてくれる人が増えていきます。
逆に入念に準備したらあえてドリームキラーに話して、どこを突いてくるかを確認して、計画の準備を改善する、なんて発想も良いでしょう。考え方によってはポジティブな付き合い方も可能です。
自分自身がドリームキラーの可能性もある
- 自分が無意識に他人のドリームキラーになっていることもある
- 自分が自分のドリームキラーになっていることもある
という、2つの意味があります。
例えば、現在会社員で働いて安定しているけど、本当は海外移住して、現地でツアーガイドなどしながら過ごしたいとか、美容師で働いてる人が独立して自分の美容室を立ち上げたいなど、夢や目標はあるけど、
と、挑戦する前に諦めてしまうことです。
「絶対うまくいくよ!」と周りに応援されても、自信が持てずに挑戦しない人は、自分が自分のドリームキラーになってしまっていると考えられます。
これは自分に自信が持てない、自分の能力や可能性を信じられていないといった、自己肯定感の低さが原因です。
eiアカデミー代表で量子力学コーチの高橋宏和氏は、
「自分を信じる力やポジティブな思い込みの力は、トレーニングによって鍛えられる」
と説明しています。
体験談)筆者が遭遇したドリームキラー
筆者は両親など身近な人からあれこれ言われたり、反対されたりすることが少なく、おそらく比較的自由な人生を過ごしてきたと思っていますが、「本当に大丈夫?」といろんな人から心配されたことがありました。
それは、社会人を辞めてワーホリに行くことを決めた時です。
今時海外に行くこと、海外で生活することはめずらしくはありませんが、筆者の周りは海外に行ったことがない人が多く、”海外は危険な場所”という印象を持っているので、会社を辞めてまで海外に行きたい理由がよく理解してもらえませんでした。
直接的に反対されたわけではなかったですが、
といった話はちょくちょくされました。
筆者の場合、「海外生活をしてみたい」が1番の理由で、英語力はつけば嬉しいくらい、帰国して英語を使ってやりたい仕事があったわけでもなかったので、特に気にすることなく海外生活をしてきました。
いろいろ忠告してくれてた人たちと帰国後に再開すると、
と言う人も多く、「どういうこと?」と思ったことがしばしばありました。
よくよく思い返すと、
- 本当はやりたいことがあったけど、挑戦しなかった
- 結婚した後にやりたいことができたけど、できずにいる
こういった人たちの意見でした。
自分のやりたいことに挑戦していないと、自分が誰かのドリームキラーになってしまうこともあると感じた出来事でした。
ドリームキラーは敵ばかりではない
ドリームキラーは自分にとって悪い人ばかりでは決してありません。なので、自分の夢を応援してくれない人=自分の敵とは思わず、アドバイスにはしっかりと耳を傾けましょう。
重要なことは、伝え方や伝えるタイミング、そして何より、自分の本気度を示せることです。
自信がない伝え方をすれば、相手にもそれが伝わってしまい「安易に応援して大丈夫なのか?」と思われてしまうこともありますからね。
自分に自信がない人はまず、自分の内面を鍛えるところから始めましょう。
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