このように思い仕事探しをしている中で、フルコミッションという言葉に行き着いた方もいるのではないでしょうか。
広く浸透している言葉ではないので、ピンとこない方も多いでしょう。
そこで今回は、フルコミッションの実態を知る筆者が、 フルコミッションの意味や歩合制との違い、フルコミが向く人の特徴をまとめて解説します。
目次
フルコミッションとは?
フルコミッション(通称フルコミ)とは、fa-arrow-circle-right基本給がない、完全歩合制の給与システムのことです。
「フルコミッション」という言葉は、保険や不動産の営業職で使われるケースが多いですが、完全歩合制の給与システムは、芸能界でもよく見られます。
わかりやすい例で言うと、吉本興業に所属するお笑い芸人の方々は、フルコミッションです。
フルコミッションの雇用形態
と疑問を持たれる方もいると思いますが、フルコミは業務委託なので、企業と雇用契約を結びません。
fa-arrow-circle-right 「企業に所属して活動する個人事業主」のイメージです。
フルコミッションで働くメリット
フルコミッションで働くメリットを解説します。
企業の看板や設備を利用できる
フルコミッションは業務委託なので、基本給や有給はありません。
ただ、名刺を作り、オフィスを利用するなど、企業の看板や設備は社員同様に利用できます。
また、例えば不動産業で働くとしたら、業務提携する会社が保有する不動産を扱うことも可能です。
対外的には企業に所属しているように振る舞えるので、完全に個人として活動するより、信頼を担保しやすいのもメリットと言えます。
収入が大幅にアップする可能性がある
フルコミッションで働く1番の魅力は、収入が大幅にアップする可能性があることでしょう。
筆者の友人は不動産でフルコミの営業をしていましたが、 月に1件の契約で、月収は100万円を超えていました。
フルコミの世界は完全成果主義なので、年齢や性別、学歴は一切関係ありません。若くして 年収3000万円〜5000万円クラスの人もいるようです。
会社員では、社長まで登り詰めても届かないような収入を目指せると考えると、夢がありますね。
自分のペースで働ける
フルコミッションは業務委託なので、出勤義務はなく、労働時間や休日も自由に決められるケースがほとんどです。
企業としては固定費がかかるわけではないので、ノルマを設定せず、副業で働けるところも多くあります。
気軽に自分のペースで働けるのもメリットと言えるでしょう。
フルコミッションと歩合制の違い
フルコミッション(完全歩合制)と、歩合制の違いは何なのでしょうか?
簡単に言うと、歩合の大きさが違います。
歩合の割合は企業によって異なるので一概には言えませんが、イメージは以下の通りです。
——フルコミッションは売り上げ(もしくは利益)の50〜90%が手元に入り、歩合制の場合は目標超過分に対して、10〜20%程度が給与に上乗せされるケースが多いです。
仮に月100万円の成果を上げた場合、フルコミなら 50〜90万円が手元に入ります。
——一方歩合制は、月の目標金額が80万円に対して100万円を売り上げたとしたら、目標超過分の20万円の10〜20%程度が給与に上乗せされる計算になります。
つまり、基本給+歩合(2〜4万円)が歩合制の支給額です。
まったく同じ額の成果を上げたとしても、フルコミの方が 2〜3倍収入が高くなることはザラにあります。
フルコミッションが向く人の特徴8つ
フルコミッションが向く人の特徴を解説します。
自分の裁量で働きたい人
フルコミは上司に言われた通りのやり方ではなく、自分の裁量で働きたい人に向いています。
自発的に考えて行動を起こせる人にとっては、組織の中にいるより働きやすいと感じるでしょう。
逆に指示待ちタイプの人は到底やっていけませんので、挑戦しないことをおすすめします。
成果に応じた報酬が欲しい人
年齢や在籍年数ではなく、その時々の成果に応じた報酬が欲しいと感じる人にも、フルコミは向くでしょう。
フルコミは稼ぎたい意志が強い人ほど結果を残しますし、長続きもします。
成果と報酬が働くモチベーションになる人にはおすすめです。
営業力がある人
フルコミの仕事の多くは営業なので、営業力は向き不向きに大きく関わってきます。
提案力やクロージング力はもちろんですが、すぐに契約につながる顧客、そうでない顧客の見極めができないと、時間を有効に使えず、契約を伸ばすことができません。
自己管理能力がある人
フルコミで働く上で、自己管理能力は最も重要な要素のひとつです。
なぜなら、働く曜日や時間からその日の業務内容まで、全て自分で決定するからです。
モチベーション管理ができなければ、仕事をサボりがちになってしまいますし、逆に働き過ぎれば休みがなくなってしまいます。
誰かに進捗管理をしてもらったり、就業時間が明確に決まっていたりする方が働きやすいと感じる人だと、フルコミは難しいでしょう。
メンタルが強い人
フルコミでやっていくには、メンタルの強さが欠かせません。
自分で仕事を見つけて契約を取れなければ収入はない、このプレッシャーが毎月続くわけですから、並みの精神力では継続できません。
また、フルコミで働く人口は少ないため、仕事上の悩みや不安があっても、気軽に相談できる相手も少ないのが現状です。
プレッシャーや不安に耐えられて、悩みは自己解決できるメンタルがある人に向くと言えます。
ポジティブな人
フルコミはポジティブで、気持ちの切り替えが早い人に向いています。
なぜなら営業の世界では、ほぼ決まりかけていた案件でも、覆ってしまうことはよくあるからです。
その度にどん底まで気持ちが沈んでしまい、復活するまでに何日もかかるようだと、すぐに立ち行かなくなってしまいます。
一喜一憂するのはその瞬間だけで、すぐ切り替えて前を向ける人は、活躍できるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
フルコミを継続できるかどうかは、コミュニケーション能力次第と言っても過言ではありません。
しっかりコミュニケーションをとって信頼構築できれば、契約につながるだけでなく、いい人を紹介してもらえる可能性もあります。
安定して成果を上げ続ける人は、継続発注があったり、紹介による成約の割合が多かったりしますからね。
フルコミッションで働く際の注意点
フルコミッションで働く際の注意点も理解しておきましょう。
成果を上げなければ収入はゼロ
会社員であれば、成果を上げられなくても給料は出ます。
しかしフルコミは、毎日精一杯頑張っても、結果が伴わなければ収入はゼロです。
筆者の友人に保険のフルコミ営業をメインにしている人が数人いますが、全員それとは別に、時給や日給で働ける仕事も持っています。
10年以上営業をしていてそれなりに安定している人でも、フルコミ1本で活動するのは、金銭的にも精神的にも難しいわけです。
経費が出てむしろマイナスになることもある
フルコミは、経費が自己負担のケースが多いです。
経費とは例えば、オフィスに行く際の電車代、車を使うならガソリン代といった費用です。
経費が出ているのに成約なしとなれば、その月の収支はマイナスとなります。
ノルマがなくてもプレッシャーをかけられることはある
ノルマがないと謳う仕事を選んだとしても、企業としては当然成果がほしいので、結局何かと口出しされるものです。
社員ほどプレッシャーをかけられることはないにせよ、チクチク言われるのは覚悟しておいた方がいいでしょう。
自分の裁量で自由に働きたいなら
自分の裁量で自由に働き、成果に応じた収入が得たいのであれば、フリーランスとしての活動をおすすめします。
収入の爆発力はフルコミッションの方がありますが、フリーランスの方が金銭的にも精神的にも安定して働きやすいからです。
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まとめ
今回は、 フルコミッションの意味や歩合制との違い、フルコミが向く人の特徴をまとめて解説しました。
フルコミッションの歩合はかなり魅力的です。その反面、成果を上げるのは容易ではありません。
挑戦するにしてもまずは、副業としてスタートすることをおすすめします。
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