ストレングスファインダーの中に「個別化」という資質があります。
自分を含め、人々の個性的な部分に関心を持つ資質ですが、仕事ではどのように活きる資質なのでしょうか。
今回は個別化の資質を持つ筆者が、個別化の特徴と適職について解説します。
目次
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ストレングスファインダー「個別化」の特徴
まずは、個別化の特徴からみていきましょう。
個性的であることを歓迎する
個別化の資質を持つ人は、個性的であることを歓迎します。
一般的に変わり者扱いされるような、独特だったり奇抜だったりする人を白い目で見ることはなく、むしろ興味津々。
ユニークな人との人間関係がうまくいきやすい傾向にあります。
偏見がない
世の中には血液型や性別、出生地などのわずかなデータで、
と決めつけてしまう人がいますが、個別化の人は偏った物の見方をしません。
筆者自身、日本と海外のいろんな場所で生活しましたが、国や地域の文化、時代の常識によって感覚が似ている傾向はあるものの、結局は人それぞれだとつくづく思います。
- 自己中心的ではないB型はたくさんいる
- 物静かな関西人はたくさんいる
- 自己主張が苦手でシャイな外国人はたくさんいる
よく知られる印象と真逆の人はごまんといます。あるひとつの属性だけで他人を判断しないのも、個別化ならではの特徴です。
洞察力がある
個別化の資質を持つ人は、自然と人やモノの特徴を観察しているため、洞察力があると言われています。
洞察力がある人は、多様な価値観を認め、物事を多角的にとらえることに長けています。
偏見なくニュートラルな状態で見れるからこそ、気付くことがあるのでしょう。
人それぞれに合った対応ができる
個別化の人は、人それぞれの特徴に合った、適切な関わりができることが強みです。
例えば仕事で指示出しをする時、自分で考えて行動したい人にはある程度任せ、丁寧に指示しないと不安になってしまう人には細かく伝えるイメージ。
相手を変えようとせず、自分の関わり方を変えて接することができるわけです。
注意点は、相手は自分と同じように自分の個性に気付き、配慮してくれるばかりではないということ。
人によって表現や態度を変えることをよく思わない人もいるため、”えこひいき”に見られる場合もあります。個人を見るばかりではなく、全体に注意を払う意識も必要です。
個別化の資質を仕事に活かすコツ
次に、個別化の資質を仕事に活かすコツを紹介します。
個性が活かせる環境を選ぶ
個別化の資質を活かすためには、個性的であることが歓迎される環境選びが重要です。
国籍、性別、年齢など、あらゆる属性の人が集まる環境が適しているので、昔ながらの日本企業より、外資系企業の方が合うでしょう。
個性を認めない環境では対立してしまう可能性もあるため、環境選びにはこだわりましょう。
創造力が活かせる仕事を選ぶ
個別化の人は洞察力があり、人やモノの特徴をよく観察しているため、本質をとらえることに長けています。
また、人と違うことを好むため、独自性のあるアウトプットを創り出すことも得意です。
Webデザインや動画クリエイターなど、クリエイティブ系も向くでしょう。
チームの取りまとめ役になる
個別化にはチームの取りまとめ役としての素質もあります。
ストレングスファインダーの診断結果には、以下のようなコメントがあります。
異なるタイプの人で構成される集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。それぞれの個性を知っているので、ベストな状態を引き出す方法もわかっています。
多様な価値観を持つ集団の潤滑油的なポジションも合うでしょう。
個別化の適職3つ
個別化の適職を紹介します。
カウンセラー
カウンセラーは相談員、アドバイザーとも言われる職業です。
カウンセラーにもさまざまな種類がありますが、一般的にはスクールカウンセラーや企業カウンセラーなど、心理カウンセラーを指すことが多いです。
相談者の抱える問題や悩みに対し、認知行動療法といった技法や心理学の知識を用いて解決を支援するスペシャリスト。
個別化の強みを活かし、相談者の特徴を見極め、適切なアドバイスをすることができるでしょう。
人材開発
人材開発は社内のOJTやキャリアアップ研修、外部研修を担当する教育系の職業です。
受講者の知識やスキル、モチベーションを高め、パフォーマンス向上を支援する仕事です。
人それぞれの強みや弱みを理解する個別化の人は、型にはまらない研修プログラムや育成プランを構築し、柔軟な指導ができるでしょう。
コピーライター
コピーライターとは、広告に使われる文章を考える職業です。
TVCM、Web系、パンフレット、雑誌など、コピーライターの活動範囲は幅広くあります。
コピーライターに求められるのは、マーケティング戦略に合った、人目を引く言葉を扱えることです。
人と違うことを好む個別化ならではの、エッジの利いたアイデアが活かせるでしょう。
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まとめ
今回はストレングスファインダー「個別化」の特徴と適職をまとめました。
ちなみに筆者の上位5つの資質は、最上志向、着想、自己確信、個別化、未来志向です。
ほかの資質の特徴や適職についてもまとめているので、もし同じ資質がある人は、併せて読んで参考にしてみてください。
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