夜勤が辛いと悩む人は少なくありません。
筆者も夜勤を経験したことがありますが、同じ仕事でも全然感覚が違うというか、合う・合わないの個人差が大きいと感じました。
先に結論ですが、夜勤に体が慣れず、いつまで経ってもしんどいと感じる人は、辞めるべきです。
仕事上のパフォーマンスの問題もさることながら、健康への影響も大きいからです。この記事では、夜勤の知られざるデメリットを紹介します。
夜勤の仕事が辛いと感じているあなたへ
夜勤の仕事が辛いと感じている人は、仕事を見直した方がいいでしょう。
世の中は日勤だけの仕事の方が多いですからね。自分に合った仕事は他にもたくさんあるはずです。
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夜勤がある仕事とは
日本では15〜20%の割合で、夜勤作業をする労働者がいるとされています。
- 医師
- 看護師
- 介護士
- 警察官
- 消防士
- パイロット
- キャビンアテンダント
- グランドスタッフ
- 航空エンジニア
- 工場作業員
- 土木作業員
- 警備員
- 飲食
- コンビニ
- スーパー
- コールセンター
- ガソリンスタンド
24時間体制で稼働する仕事は、当然夜勤があります。
夜勤がある仕事のメリット・デメリット
夜勤の仕事のメリット・デメリットを紹介します。
夜勤の仕事のメリット
まずは夜勤のメリットからみていきましょう。
夜勤アリの方が稼げる
同じ職業でも、日勤のみより夜勤アリの方が収入は高くなります。
理由は単純に、夜勤を担当すると「夜勤手当」がつくからです。
どの程度夜勤を担当するかによって変わりますが、年収ベースで見ると、夜勤アリで働く人の方が、50〜100万円高くなると考えていいでしょう。
収入水準が高いとされる看護師は、夜勤手当による底上げが大きいと言われています。
職場によっては暇が多い
夜勤は場所によってはめちゃくちゃ暇です。なんの対応もせず、いるだけ状態で終わることがめずらしくない職場もあります。
筆者の友人には、朝まで営業しているホテルのバーで働く人がいますが、平日は基本誰も来ないので、読書をして過ごしたり、友人を招いて喋って過ごしたり、気楽に働いています。
人間関係のストレスが少ない
日勤に比べて夜勤は、人員が少ない環境が多いです。
前述したバーのような、1人で任される環境も夜勤は多々あるので、人間関係のストレスが最小化される場合があります。
1人でマイペースに働きたい人には、大きなメリットと言えるでしょう。
通勤のストレスが少ない
始業・終業時間や居住地によっては、日勤の人の通勤ラッシュと重なってしまう人もいるかもしれませんが、多くの人は夜勤の日は通勤ラッシュを避けられるのではないでしょうか。
満員電車の疲労感やストレスはかなり大きなものなので、これが回避できるのは誰にとってもメリットになるでしょう。
平日の昼間の時間を有意義に使える
夜勤だと平日の昼間の時間を有意義に使えるのもメリットです。
役所の手続きや銀行、郵便局での用事は基本平日の日中になるので、用事がある度にいちいち会社に申請をする必要がないのは楽ですよね。
また、平日は大体どこも空いているので待たず、安くサービスが受けられることもあるのでお得です。
夜勤の仕事のデメリット
夜勤のデメリットも見てみましょう。
体質に合わないと眠くて辛い
夜勤のデメリットにはまず、眠気が辛いことが挙げられます。「なかなか慣れなくて...」と思っているかもしれませんが、慣れの問題ではありません。
人には4つの睡眠タイプ(朝型、昼型、夜型、超夜型)があるのをご存知でしょうか?
イギリスの研究チームは、これらは遺伝子で決まるため、「夜型の人は努力しても、決して朝型になれない」と発表しています。
つまり逆も然りで「朝型の人は努力しても、決して夜型になれない」と考えられます。
筆者の友人に「深夜になってからが集中できる」というクリエイターがいますが、やはり昔から夜型人間でした。体質が合わない人にとって夜勤は、辛さしかないでしょう。
生活リズムが乱れる
”夜勤のみ”の仕事であれば、生活リズムは夜型に合っていくかもしれませんが、多くは日勤・夜勤の2交代制、もしくは日勤・準夜勤・深夜勤の3交代制のため、生活リズムは乱れやすいです。
寝る時間、食事の時間、入浴の時間など、すべてがバラバラになるので、今日食事をしたかどうか、お風呂に入ったかどうか、一瞬わからなくなってしまうなんて人もいます。
パフォーマンスが低下する
生活リズムの乱れは、概日リズム睡眠障害(体内時計の周期と地球の24時間周期が合わなくなって生じる睡眠障害)のような、睡眠に影響が及びやすいです。
睡眠が崩れると、食欲の低下、肌荒れ、集中力の低下などにつながるとされています。
「不眠がうつ病のようなこころの病につながることや、睡眠不足や睡眠障害による日中の眠気が、ヒューマンエラーに基づく事故につながることも明らかになっています」
※参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針」
眠れないことに加えパフォーマンスが低下すれば、ストレスは相当なものになるでしょう。
体調を崩しやすくなる
夜勤のデメリットには睡眠の問題以外、運動を習慣化しづらかったり、食事が偏りやすかったりして、体調を崩しやすくなることも挙げられます。
これは日勤でも同じですが、疲れて帰宅したときは食事の準備が面倒で、偏った食生活になりがちです。
ただ日勤であれば、ヘルシーな食事が食べられる飲食店に行くなどの選択肢もありますが、夜勤明けの早朝では選択肢が限られています。
筆者の友人の独身男性で、自炊する気がまったくない、夜勤がある仕事をしている人は実際、しょっちゅう体調を崩しています。
体調を崩すと仕事がきつい上に、休みの日もしんどいので辛すぎますよね。
病気のリスクが高まる
夜勤は病気のリスクが高まることも明らかになっており、夜勤が多い人は短命であると言われています。
IARC(国際がん研究機関)は、「概日性をみだす交替制勤務」による発がん性を、5段階評価の中で2番目のGroup 2A(probably:発がん性がおそらくある)に分類すると発表。
シフトワーカーは日勤労働者に比べ、前立腺がんになる確率が3.5倍、乳がんは2.6倍になると報告されています。
※参照:日本医事新報社「交替制勤務と発がんリスク」
合わない夜勤生活を続けた結果、短命になるというのは大き過ぎるデメリットです。
忙しいと大変
夜勤のメリットで「職場によっては暇が多い」と紹介しましたが、もちろん忙しいところもあります。
人員が少ない中で忙しくなれば、大変なのは言うまでもありません。眠気で集中力がない状態のときと重なってしまえば、かなり辛い時間に感じるでしょう。
トラブルが不安で辛い
日勤では先輩なり上司が近くにいて、何かあっても判断や指示を仰げますが、夜勤だと近くに頼れる人がいない場面も多くあります。
まだ経験が浅かったり、冷静に判断できるか自信がなかったりする人だと、トラブルが起こらないかが不安で辛く、戦々恐々と夜を過ごす人も。
医療現場のような一刻を争う環境だと、プレッシャーは相当なものでしょう。
一緒に過ごす人によっては地獄の時間になる
夜勤は人員が少ないので、嫌いな人や苦手な人と2人で過ごす日も出てきます。
お互いやることがあって、会話の必要がなければいいですが、わりと暇で長時間の会話が必要となれば地獄です。
眠くてしんどいときに訳のわからない身の上話を聞かされたり、プライベートを根掘り葉掘り聞かれたり、休日の誘いを受けたりすればたまりません。
友達や恋人と予定が合わない
筆者は過去にバーの仕事をしており、夕方〜朝方にかけて働いていた時期がありました。
飲食店はやはり金曜・土曜・祝前日の夜が賑わうため、その日の勤務は固定です。
必然的に参加できない集まりが多かったり、旅行に同行できなかったり、淋しさを感じることもありました。
年齢とともに辛さが増す
夜勤は年齢とともに辛さが増すものです。実際「30代後半になって、突然夜勤がしんどいと感じるようになった」という声は多いです。
若い頃は多少無茶をしても仮眠すれば回復していたという人も、年齢を重ねるにつれて、しっかり寝ないと頭も体も働かなくなります。
また、年齢と立場が上がると、新人や若い子とペアで夜勤担当になることが増えるため、神経を尖らせる時間が増え、夜勤明けはぐったりしてしまう人も。
「いつまで夜勤を続けられるだろう...」という不安が付きまとうのも、デメリットと言えるでしょう。
夜勤の仕事が合う人の特徴
次に、夜勤の仕事が合う人の特徴を紹介します。ここに該当しない人は、合わないと考えていいでしょう。
夜型人間
まずは夜型人間であることでしょう。特徴は夜に活発になることに加え、昼間にぐっすり眠れることです。
夜勤で体は疲れていても、朝日を浴びながら帰宅すると脳が覚醒して、寝たいのになかなか寝つけなかったり、日中の外の音で何度も起きてしまったりする人は、夜勤向きではありません。
睡眠が崩れると、生活の質すべてが低下しますからね。
とにかくお金を貯めたい人
夜勤は収入が高く、飲み会への参加機会など減らせるので、出費が抑えられます。
収入が高くて出費が少なければ、当然手残りはできますよね。お金を貯めたい人にとっては条件がいいと言えるでしょう。
人との関わりを少なくしたい人
なるべく人との関わりを少なく働きたい人にとっても、夜勤は合うでしょう。
場所によっては、人は少ないけど苦手な人とペアを組まなければならないといった辛さがありますが、1人で働ける仕事や環境を選べば、ストレスなく働けます。
結論)夜勤がつらいなら辞めるべき
夜勤が体に合わないと感じる人は、辞めるべきです。
歳を重ねるごとに辛さは増す上、健康上の問題も出てきやすくなります。まだまだ長い労働人生、無理なく働けることが何よりも大切ですからね。
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まとめ
今回は夜勤の知られざるデメリットを紹介しました。
夜勤は単に眠くて辛い以上に、さまざまな悪影響を及ぼすことがわかっています。いくら条件が良くても、体を壊しては元も子もありません。
自分に合った仕事や働き方を探しましょう。
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