仕事中に理不尽な言いがかりや仕打ちを受けることってありますよね。
多少なり自分にも落ち度があればまだ納得できますが、ただ感情的に当たられてはストレス以外の何ものでもありません。
日本企業の多くは年功序列の縦社会文化のため、反論の余地なく泣き寝入りしてしまっている人がほとんどでしょう。
向こう何十年とある労働人生を、理不尽に耐え続けるばかりなんて想像しただけでウンザリしますよね。
そこで今回は、理不尽に苦しむあなたに向けて、仕事や上司の理不尽への対処法を紹介します。
目次
仕事の理不尽に耐えられないあなたへ
まず結論ですが、仕事の理不尽によって精神的なストレスがひどい場合、仕事もしくは働き方を変えることをおすすめします。
仕事や業界が合っていない、もしくは会社の風土が合っていないことが根本的な原因だと考えられるからです。
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仕事で理不尽を感じること
まずは仕事で理不尽を感じることをタイプ別に紹介します。
上司に理不尽を感じること
まずは特に理不尽を感じることが多い、上司の理不尽からみていきましょう。
八つ当たりしてくる
八つ当たりしてくるのは理不尽上司あるあるです。
イライラしやすく、感情が表に出やすいタイプの上司だと、突然怒り出すことってありますよね。
いつもと同じなのになぜか怒り始めて、今なぜ怒られているのかよくわからない状況を経験した人も多いのではないでしょうか。
家庭で嫌なことがあった、前日ゴルフで負けた、仲の悪い他部署の誰々と揉めたなど、やり場のない怒りを自分がマウントを取れる場所で発散するわけです。
言うことがコロコロ変わる
思いつきで発言しては混乱させる上司もよくいます。
発言内容を撤回して指示し直すならまだしも、発言自体覚えておらず、「なんでそんなことやってるの?そんな指示はしてない」と言ってくる人は厄介です。
言われた通りにやったことなのに、こちらのミス扱いになりますからね。
意見を求める割に否定ばかりする
意見を求める割に否定ばかりする人も理不尽です。
風通しの良いチームにしたいという想いがあってか、「遠慮なく意見を言ってほしい」と言う割に、言ったら反論とみなして頭ごなしに否定してきたり、「わからなければ聞いてね」と言われたから聞けば、自分で調べろと言ってきたり。
言ってることとやってることがあべこべな上司にも理不尽を感じます。
失敗の責任を押し付ける
自分が主導していた仕事に失敗があったとき、部下に責任を押し付ける上司もいます。
直接的に濡れ衣を着せてくる人もいれば、上司のさらに上司にこっそり、「彼のミスが原因で...」と裏工作する人もいます。
責任を取るのが責任者の務めですが、保身的な上司は責任から逃げますからね。
こういう人は逆に悲観的だった仕事が成功した場合は、「俺の言う通りだっただろ」的な、結果ありきで手のひら返しをしてくる展開もあります。
先輩や同僚に理不尽を感じること
次に、先輩や同僚に理不尽を感じることを紹介します。
上司の出方によって変わり身する
上司の出方によって変わり身する人もいます。
例えば仕事の進め方について先輩にアドバイスをもらい、その通りに進めていたところに上司から「そのやり方ではダメ」「優先順位が違う」といった横槍が入ったときに、知らんぷりしてフォローしてくれません。
ひどい場合は上司に乗っかり、「そのやり方は違うよ。さっき言ったよね?」的な発言をしてくる人も。人間不信になりますよね。
妬まれる
先輩や同僚から妬まれて、ストレスを感じることもあります。
異性の社員と仲良くなって妙な噂をたてられたり、独身で恋人もいない者同士仲良く過ごしていたのが、片方に恋人ができて関係性がおかしくなったりするのはよく聞く話です。
自慢したり見せびらかしたりしてるわけではないのに、嫌がらせや仲間外れにされれば理不尽だと感じます。
会社の体質に理不尽を感じること
ここからは、会社の体質に理不尽を感じることを紹介します。
スキルが属人化している
会社として決まり事やマニュアルが整備されていないところは、スキルが属人化している傾向にあります。
良く言えばかっちりしたルールがないため、個人のやりやすいようにやれる反面、新人からすると人によってやり方や指示が違うので困惑するもの。
筆者もこういう環境で働いていたことがありますが、先輩によって指示が違うことがストレスで辞めていく人も多くいました。
言われた通りにやっている中で否定されれば、理不尽だと感じますよね。
仕事量が不公平
仕事量が不公平なときも理不尽を感じます。
デキる人には仕事が集まり、サボりがちな人はゆるく働いているというのは、多くの職場で見られる光景ではないでしょうか。
仕事量が違う分、給料や待遇に差が出ればいいですが、同じ階級にいれば給料も待遇も変わりませんからね。
残業が常態化している
残業が常態化していて、定時以降に平然と会議がセッティングされるような会社の風潮も理不尽だと感じます。
せめて残業代が出ればいいですが、きっちり残業代が出る会社ばかりではありません。むしろ、きっちり残業代が出るところの方がめずらしいでしょう。
サービス残業の強要は理不尽だと感じるのが自然です。
評価制度が機能していない
評価制度が機能していない会社に理不尽を感じる人は多くいます。
評価制度とは名ばかりで、実際は直属の上司の好みによって評価が決まるケースは多々あるからです。
人よりも仕事をこなし、残業も多くしている自分より、上司が可愛がってる人が良い評価を得るなんてことはあるあるです。平等な評価がないのも理不尽だと思いますよね。
クライアントに理不尽を感じること
最後に、クライアントに理不尽を感じることを紹介します。
理不尽な要求をしてくる
クライアントの方が立場が上の場合、それをいいことに理不尽な要求をしてくるところもあります。
- 納品後に1からやり直しレベルの修正依頼をかけてくる
- 急に納期の短縮を要求してくる
- 見積もりを買い叩いてくる
要求に応じなければ支払いをしない、といった具合です。理不尽でしかありません。
理不尽なクレームを入れてくる
理不尽なクレームを入れてくる人を「モンスタークライアント」や「カスタマーハラスメント」と言いますが、最近日本ではクレームが深刻化していることが問題視されています。
思っていたのと違うとか、言った言わないの話から自分に都合のいい解釈をして、変更や無料キャンセルに応じないとキレて、土下座まで要求する人もめずらしくないよう。
日本は顧客の立場が圧倒的に強いケースが多いので、ゴネればなんでも通ると思っている人もいますからね。
仕事で理不尽を感じたときの対処法11選
ここでは、仕事で理不尽を感じたときの対処法を紹介します。
自分に落ち度がないかを考える
理不尽を感じたらまずは冷静に、自分に落ち度がないかを考えましょう。
理不尽な場面の方が多いと思いますが、中には自分が言われていたことを忘れていたり、配慮に欠けていたり、理不尽なことを言われる原因の一端があったかもしれません。
この先に紹介しますが、理不尽がひどい場合は誰かに相談する、部署異動を打診するといった対処法があります。
その際に自分に落ち度がないかを考えて、改善できることはしたけど、それでも変わらなかったと言えるかどうかは大きな違いです。
適当に受け流す
上司や同僚からの機嫌による理不尽は、適当に受け流しましょう。
ただ言える相手に小言を言ってるだけなので、正面から受け止めるのは時間の無駄です。
「はい」「わかりました」「そうですね」「気をつけます」など、適当に反応すればOKです。
「本当にわかってるのか?聞いてるのか?」と言われるとめんどくさいので、なるべく1回で済むよう、嫌な顔をせず、いい返事を意識しましょう。
反面教師にする
理不尽を言ってくる人を反面教師にする発想もおすすめです。
もし自分が先輩や上司の立場になったとき、どう接したら後輩や部下は働きやすいか、頑張ろうと思えるか、これらがわかるのは良い勉強です。
理不尽なことも違う角度からみると、自分の成長につながります。
成果を出す
営業職のような成果が目に見えてわかりやすい仕事をしている人は、人一倍成果を上げるのも非常に有効です。
成果を残していれば、社内での存在感と発言力が増すからです。
雑務を押し付けられそうになっても「今は忙しいので難しい」と断りやすいですし、成果を出している人が正解という文化の会社であれば、自分の考えや提案も通りやすくなります。
仕事を人一倍こなし、社内での住民権を獲得すると、過ごしやすさは大幅に変わります。また、昇給などの交渉もしやすくなります。
自己主張する
理不尽を言ってくる人は、言いやすい人にはとことん言って、言いづらい人には全然言わないこともめずらしくありません。
理不尽を言う人にとって、どういう人が言いやすい相手なのでしょうか?
成果が芳しくない人のほか、標的にされやすいのは「弱気で反論してこなそうな人」です。つまり、自己主張してくるタイプは苦手ということです。
と思われるかもしれませんが、噛みついたり喧嘩腰になったりする必要はありません。
明らかに理不尽なことに対して淡々と、「自分はこう思います」とか「それは納得できません」と言えばOKです。
主張するようになると、理不尽を言われることが一気に減る可能性があります。
理不尽を言う人の懐に入る
しょっちゅう理不尽を言う人は大体周囲から敬遠されるため、孤独を感じている人も多くいます。
そんな人と仲良くするなんてあり得ないと思うかもしれませんが、自分を慕う人はエコ贔屓的に可愛がる傾向があるので、懐に入って難を逃れるのは有効な方法です。
懐に入る方法は相手次第ですが、何事も教えてくださいスタンスでいるのが吉です。
「あなたに聞かなくてもわかります」というスカした感じは、目をつけられるので注意しましょう。
誰かに相談する
理不尽の話を仲の良い同僚や友人に相談するのもおすすめです。
人に話すだけである程度スッキリしますし、自分には見えていなかった解釈や対処法に気付くこともあるからです。
理不尽を言う人とつながりのある人物であれば、そっと口添えしてくれることもあるでしょう。
相談できる相手がいれば相談して、1人でストレスを溜め込むのはやめましょう。
プライベートを充実させる
プライベートを充実させて、仕事のストレスを解消する術を持っておくのは大切です。
理不尽なことを言われるといつだって嫌な気持ちになるものですが、プライベートが充実しているときに言われると、なんか嫌なことでもあったのかな?くらいに自然と受け流せることもあるからです。
家と職場の往復が基本で、休日も予定がない日が多いと、つい仕事の嫌なことを思い出してしまうなど、気持ちをリセットすることができません。そうすると負債が溜まる一方で、苦しさが増すばかりです。
やることがなくて退屈することが多い人は、何か趣味探しをしてみてはいかがでしょうか。
理不尽の内容を記録する
度を超えたパワハラ発言など、始末に負えない理不尽を言う人が相手の場合は、内容を記録しましょう。
いつどのような場面で何を言われたのか、メモ書きでも具体的な状況がわかる記録があると、会社としても対処しやすいですからね。
自分の身を守るための武器を増やしましょう。
部署異動を相談する
仕事や会社は好きだけど、特定の人物からの理不尽が耐えられないなら、部署異動や店舗異動の相談をしてみましょう。
人員の兼ね合いもあるのですぐの異動は叶わないかもしれませんが、理不尽の内容がひどければ、人事も取り合ってくれます。
会社としてもせっかく採用した人材が流出するより、異動で調整した方がいいですからね。異動まで期間があることを見越して、限界がくる前に相談しましょう。
転職する
異動が難しい、もしくは会社の体質的に理不尽が横行している場合は、転職を検討しましょう。
他人や組織を変えるのはそうカンタンにできることではないので、自分が離れた方が圧倒的に早く、ストレスから逃れられます。
安易に転職先を決定すると、転職先でも同じような現実が待っている可能性もあるため、可能な限り慎重に検討しましょう。
会社や上司が理不尽でもやってはいけないこと3つ
会社や上司の理不尽が横行していても、やってはいけないことがあります。今より状況を悪化させないよう、以下には注意しましょう。
無視する
たまに聞こえないフリをしてやり過ごすのはいいと思いますが、あからさまに無視するのはさすがにNGです。
目をつけられて、余計に言われやすくなってしまう可能性があります。
今以上にストレスを増やさないために、めんどくさくても適当に受け流すくらいの対応はしましょう。
敵対心や嫌悪感を出す
敵対心や嫌悪感を出して接するのも得策ではありません。
あまりに理不尽でイライラすると、抑えられないときもあると思いますが、感情的な人に感情的に向き合っては泥沼状態になります。
怒りのピークは6秒とされているので、イラッときたらトイレに行くなどその場を離れ、1〜2回深呼吸をしましょう。それだけでだいぶ落ち着くはずです。
悪口や愚痴を言いまくる
理不尽なことがあると、どうしても飲み会などで同僚にその話をしたくなるものですよね。
愚痴を言うのは問題ないですが、節度のある言い方やその話題に終始しないよう心がけましょう。
ちょっと面白く笑える表現なら聞いてる方も楽しい時間を過ごせますが、あまりにネガティブが強いと聞いていてしんどいものです。
あなたもめんどくさいと思われると、理不尽なことを言う人と同じく、孤立してしまうかもしれません。
理不尽が限界で仕事を辞めたいなら
仕事の理不尽によって精神的に限界を迎えている場合は、早急に仕事もしくは働き方を変えることをおすすめします。
今は転職も当たり前の時代です。勤続年数が長い方がいいといった概念にとらわれる必要はありません。
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まとめ
今回は仕事の理不尽への対処法について紹介しました。
会社や上司、同僚、クライアントなど、働いていれば何かしらの理不尽に遭遇することはあるものです。関わる人すべてが自分と同じ価値観ということはまずありませんからね。
雇用される立場で一緒に働く相手を選べない以上、まったく理不尽のない環境というのは難しいでしょう。
だからといって、我慢しすぎてメンタルを病んでしまえば元も子もありません。できることはやってみて、それでダメなら転職か働き方を変えることをおすすめします。
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