共働きで子育てをする問題と10の対策|辛いと感じているママさん必見

共働きしながら子育てするのは辛いですよね。

 

フルタイムで働きながら子育てをしている
旦那が手伝ってくれなくて限界を感じている
仕事と子育てを上手く両立する方法を知りたい

 

こう感じている人も多いのではないでしょうか?

 

朝は旦那の準備と子供の世話に追われ、仕事から帰ったら子供を見ながら夕食の準備、食後はゆっくりしている旦那の横目に片付けをする。

 

こんな生活をしていると、ストレスが溜まってしまいます。

 

そこで今回は、共働きで子育てをする問題と解決策を徹底解説します。

 

仕事と子育てにストレスを感じている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

共働きの子育てに苦しむ主婦は多い


日本の共働き世帯は増え続けています。

 

内閣府の調査によると、昭和55年に614万世帯だった共働き世帯は、平成29年には1,188万世帯と、約2倍にまで増加しました。

そのため、共働きでの育児にストレスを感じてしまうのです。
一方で、第一子出産前後に仕事をする女性の割合は、4割から5割に増加。しかし日本の男性の家事や育児にかける時間は1日約83分。先進国の中でも特に短く、女性の負担が大きくなっていることが分かります。

 

働く女性が増えているにも関わらず、男性は家事や育児に協力的ではありません。

共働きで子育てをするママさんの悩みとは?

共働きで子育てをするママさんの悩みをまとめてみました。

家事や育児の負担が偏っている

共働き主婦の最大の悩みは、旦那が家事や育児に参加してくれないことです。

 

「家事や育児は女性の役割」という考えが定着している日本では、どうしても女性に負担が偏ります。

 

そのため、共働きの主婦は男性に対してストレスを感じてしまうのです。

頼れる人がいない

周りに頼れる人がいないと苦しさと孤独感を感じてしまいます。

 

最近は「アウェイ育児」という言葉も浸透し、主婦を苦しめる原因となっています。

 

アウェイ育児とは、知らない土地で育児をすることです。

結婚で旦那の勤務地に引越ししたり、旦那の転勤で地元を離れたりして、頼れる家族や友人がいない状況で子育てをする主婦もいます。

 

ワンオペ育児とアウェイ育児が重なってしまうと、計り知れないほどのストレスが襲いかかります。

 

家族や友人に「助けて」「辛い」と言える環境ではないため、精神的に辛くなってしまう人も少なくありません。

自分の時間がない

共働きで子育てしていると自分の時間がなくなります。

 

NHK放送文化研究所が、仕事をしている男女を対象にした「2005年国民生活時間調査」では、男性が平日に使える自由時間は約4時間、女性は3時間という結果に。

 

1週間に換算すると、女性の方が男性より7時間も自由時間が少ないことが分かっています。土日の自由時間も考えると、さらに差が開きそうですね。

子供の体調次第で会社を休まないといけない

子供の体調が悪くなると職場を休む、または早退しなければなりません。職場に申し訳ない気持ちになり、苦しい気持ちが続いてしまう女性もいます。

 

キッズラインの調査によると、子供の病気で休む時「パートナーまたは自分が休んで看病」が47.1%と最多でした。

 

どんなに理解がある職場でも、急に休むとなると気が引けてしまいますよね。基本的に女性がお迎えに行くことが多く、共働きで子育てをする女性は、もどかしい想いをしてしまうのです。

共働きで子育てをする時のポイント

共働きで子育てをする問題の解決策やポイントを紹介します。

家事や育児の分担を見直す


最も効果的なのが家事や育児の分担を見直すことです。

 

男性はちょっと家事や育児を手伝っただけで「こんなに頑張った」と思い込んでしまう生き物です。だからこそ、数字やデータを用いて男性を説得してみてはいかがでしょうか。

 

自分がどれだけ家事や育児に時間を割いているのか、どんなストレスを抱えているのか、明確に伝えることで理解してもらえます。

 

男性は鈍感な部分があり、女性がどんなことにストレスを感じているのか分かりません。また男性は、論理的な部分があるため、数字で説得されると納得しやすいです。

 

だからこそ、家事や育児の分担を提案してみることが大切です。

適度に手を抜く

家事や子育ては手を抜いてはいけない

 

こう感じている女性も多いかと思います。もちろん、子供の愛情を注ぐために努力することは大切ですが、全てに力を入れていると、限界がきてしまいます。

 

だからこそ、手を抜けるところを正しく判断し、自分の時間を確保しましょう

  • 旦那のお弁当を作らない日を作る
  • 洗濯物はハンガーにかけたまま収納する
  • 時短家電に頼る

など手を抜ける部分はいくらでもあります。その空いた時間に、自分の好きなことをすれば、ストレス発散になるでしょう。

自治体の支援制度を利用する

自治体によって子育て支援制度を設置しているところもあります。
そこで代表的な支援制度をいくつか紹介します。

シルバー人材センター

シルバー人材センターとは、市町村単位で設置されている社団法人です。高齢者が地域に貢献する目的で活動しており、家事代行業者のような役割を果たしてくれます。

 

価格も家事代行業者に依頼するよりも安価で、忙しい主婦の味方となってくれるでしょう。

子育てクーポン

地方自治体では、子供がいる家庭に子育てクーポンを配布しています。クーポンを活用すれば、家事代行業者や児童施設を割引価格で使えるようになります。

子育て支援パスポート

子育て支援パスポートとは、内閣府が子育て支援を目的につくったものです。

 

各都道府県の加盟店で優待を受けることができ、家事代行や飲食店、遊園地などさまざまなサービスに使えます。

食洗機やドラム式洗濯機の活用


家事の負担を軽減するために、食洗機やドラム式洗濯機など、時短家電を活用してみてはいかがでしょうか。

 

子供がいると洗い物や洗濯物が増えます。そんな時に活躍してくれるのが時短家電です。

 

大幅に家事の時間を削減してくれるため、自分の時間を確保したい主婦におすすめです。

家事代行やベビーシッターに依頼

共働きで子育てするのには限界があります。
そんな時は、家事代行やベビーシッターを活用してみてはいかがでしょうか。

 

抵抗がある人もいますが、家事のアウトソーシングは当たり前の時代になってきています。

 

日経DUALが読者を対象に調査した「家事代行に関するアンケート」では、家事代行を使ったことがある人の割合は62.7%。半数以上の人が家事代行サービスを活用しています。

 

家事代行サービスは、料理や掃除、買い物、子守など、オールマイティに依頼できるのが大きな魅力です。まずは抵抗のない範囲から依頼し、少しずつ活用の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

 

地方自治体の子育てクーポンを活用し、割引価格で利用してみてくださいね。

睡眠時間は削らない


家事や育児が忙しくても睡眠時間を削ってはいけません。

 

あらゆる研究機関の調査結果をみても、睡眠不足になると、がんや糖尿病、高血圧、うつ病、認知症などのリスクが上がることが分かっています。

 

日本人の睡眠時間は7時間22分と、先進国の中でワースト1位です。共働きで子育てとなると、「6時間の睡眠が取れるだけでも十分」という人が多いのではないでしょうか。

 

しかし自分が病気になってしまっては意味がありません。

 

家事や育児を分担したり、時短家電を利用したりして、睡眠時間の確保に努めましょう。

断る勇気を持つ

人の頼みを断りきれず時間を浪費したことはありませんか?

 

業務量の多い仕事を受けたり、気の進まないママ友との会話に参加したり、断れないと疲労とストレスが溜まっていきます。

 

ただでさえ家事と育児で忙しいのに、他の予定が入ると自分の時間どころか、家族との時間まで奪われてしまうでしょう。どんどん負のループに入り、うつ病などの精神疾患に発展してしまうことも考えられます。

 

だからこそ、断る勇気を持つことが大切です。

 

なかなか断れない人はルールを設けてみてください。

  • 最初に家事と育児が忙しいことを伝える
  • 抱えきれない仕事は受けない
  • 代替案を考えておく

このように、自分の基準を決めておくと断りやすくなりますよ。

整理整頓を心がける

整理整頓は、時間短縮につながるだけでなく、心の安定にもなります。

 

身の回りが整っていれば探し物の時間もなくなり、イライラも減るからです。
しかし子供がいると、どうしても散らかってしまいますよね。

そんな時は「モノを減らす」「隠す収納」を意識してみてはいかがでしょうか。

 

私の友人家族は、必要最低限のモノだけを揃えて、片付けるという概念をなくしています。モノが少なければ片付ける手間も減りますからね。

 

また収納ボックスを用意し、その中に一気にモノを入れるのもおすすめです。ボックスの中は乱雑でもいいので、とりあえず片付けてしまえば気持ちもスッキリします。

 

整理整頓は難しい問題ですが、少しずつでもいいので取り組んでみてくださいね。

自分の体調を優先する

家族を優先し、自分の体調をないがしろにしていませんか?

 

もちろん家族を守ることは大切ですが、自分が倒れてしまっては意味がありません。だからこそ、自分の体調も子供と同じように優先することを心がけてみてください。

 

積田美也子 著『「つい自分を後回しにしてしまう」が変わる本』にも書かれていますが、自分を優先できない人は、自分に価値がないと思って生活をしています。

 

「自分なんか」と思い込み、限界になるまで家族を優先してしまうのです。

 

自分を優先できないのを解決するには「感謝」が大切です。

 

この本では、その日あった良い出来事に感謝するという「感謝ワーク」を推奨しています。

 

友達が飴をくれた
旦那が風呂掃除をしてくれた

など小さな感謝を書き出していくのです。

 

このワークを取り組んだ人の多くは、明るい表情を取り戻し、自分を優先できる人間になれたそうです。

 

自分の体調を優先できていない人は、周りに感謝することから始めてみてはいかがでしょうか。

在宅勤務に切り替える


仕事と子育てが忙しいなら、在宅勤務に切り替えてみてはいかがでしょうか?

 

在宅勤務なら、通勤時間もなく、終業後すぐに家事や育児に取り組めます。子供が急な熱を出しても、病院に連れて行ったり、家で看病しながら仕事したりできます。

 

最近はコロナウイルスの影響もあり、在宅勤務を導入する会社も増えてきました。

 

またスキルを身につければ、フリーランスという選択肢も見えてくるでしょう。

 

仕事をしながらの家事や育児には限界があります。今の働き方を見直して、在宅勤務という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

子育てと在宅勤務を両立する主婦のスケジュール

在宅勤務に興味がある人は、どんな働き方なのか気になりますよね。

 

そこで実際に、3歳と1歳の子どもを育てながら在宅勤務をしている主婦のヨーコさんに1日のスケジュールを聞いてみました。

1日のスケジュール
5:45 起床、家事
6:30 仕事
7:45 朝食・お弁当の準備、家族起床
8:00 朝食、家事
9:30 子どもたちと散歩、買い物など
10:30 仕事
12:30 昼食
13:30 仕事
16:30 夕飯準備、家事
18:30 夕食
20:30 寝かしつけ
21:30 仕事
22:30 仕事終わり
23:30 就寝

子どもたちの寝ている時間や、主人の帰宅までの夜の時間は、集中して仕事に取り組めます。理想的なスケジュールですが、たいていうまくいきません。

 

在宅勤務をしていると、常に子どもと一緒にいるので体調の変化などにすぐ気が付きます。

 

仕事を中断して小児科へ行くこともできて融通の利く現場です。遊び足りない子どものために、日中外出することは、在宅勤務で変化のない時間を過ごす仕事の気分転換にもなります。

 

常に子どもとともに居るので、集中できないときもありますが、私にとって仕事をすることは家事や育児の息抜きとして楽しく取り組んでいます。

 

一緒に居ながら仕事ができるというメリットの方が大きいです。

働き方を見直すことが大切

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まとめ

今回は共働きで子育てをする問題と解決策を解説してきました。

 

忙しくて休む暇もない方は、一度立ち止まって働き方について考えてみてはいかがでしょうか

 

旦那さんとも話し合いをし、自分たちにとって働きやすい環境を整えてみてくださいね。

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