友人から最近どうしてる?と聞かれて、「リモートワークしてるよ」と言うと、「そんな働き方できて羨ましい~!」と言われる一方で、「帰国したら何するの?」と聞かれます。
フリーランスやリモートワークという働き方を”定職”と捉えていない人って結構いるんですよね。
立派な働き方のひとつですが、どうも浸透率の低い現状があります。
都内で働く友人でさえピンと来ない人も多いリモートワークですが、そんな中、都内でのオフィスワークを離れ、今年から地元仙台でリモートワークを始めたご夫婦がいます。
正社員でオフィス勤務をリモートに切り替えたご主人と、リモートワークの仕事を新たに見つけてリモートワーカーになった由美子さん。
夫婦でリモートワークしてるってめずらしいですし、お互いがオフィスワークをしてる時と比べてどのような違いがあるのか興味深いですよね。
そこで今回は仙台在住の主婦リモートワーカー由美子さんに、リモートワーカーに転身するまでの経緯や、リモートワークを始めてみて思うことなどをインタビューさせていただきました。
(本ページはプロモーションが含まれています。)
由美子さんの自己紹介をお願いします
主人と2人暮らしで、お互いの実家の中間くらいのところに住んでます。
趣味は旅行、山登り、フェス参加です。山登りはこっちに来てから熊が出そうで、怖くて行けてないですけど(笑)
そうですね、どっちも行きます。海外は年に1~2回って感じですかね。
バリ島にハマってて。バリ島に行くか、近場のグアムとか台湾に行くことが多いです。
国内旅行は本当頻繁で、週末は泊まりでパッと行きます。
「今日はどこ行く?名古屋行ってみようか」みたいな感じで。
でも、引っ越してからはまだないですよ。
引っ越す前のリモートワークになる前は、主人がすごく激務で、平日は数分しか会話する時間が取れないくらい忙しかったんです。
それを申し訳ないと思ったり、ストレス発散したくて、「週末は旅行行きたい!」とか、「会社が長期休みの時はどっか行きたい!」とか、そういうのが爆発して大変だったんですよ(笑) 「今日は富士山見に行こう」とか(笑)
突然どこか行く衝動はすごく落ち着きました。
そうなんですよ。だから全然お金が貯まらなくて困ってました。というか困ってます。(笑)
こっちにも行きたいところはたくさんあるのですが、近場でかなり満足しています。
私たちは温泉が好きなので、九州の大分別府温泉あたりはすごく良かったですね。
どういう休みの時に行くんですか?
九州はお正月休みに有給をくっつけて行きました。
あとは夏の休みに1回行くのと、あと、主人の会社は有給とは別に、必ず1年の内どこか好きな時に1週間休んでくださいという制度があってその時にもどこか行きます。
結構長期のお休みが取りやすい会社かなと思います。
そうですそうです。●▲っていう会社で。※すごく有名な企業。
そうですね。正社員としては変わらないので、福利厚生はそのままです。
とてもアクティブなご夫婦だということがよくわかりました。
由美子さんのこれまでの経歴を教えてください。
経理や人事など事務系のお仕事を中心にやってきました。
5年前に結婚してからは主人の都合で引っ越しが多く、引っ越しの度に派遣の仕事を変えていました。
これちょっと変な感じかもしれないんですけど、うちの主人は引っ越しが好きなんですよ。
「ちょっとやる気でないから引っ越そう」とか、そんなふざけたこと言うんです彼は。(笑)
これ言うと「金持ってんな」みたいに言われるんですけど、金が無くても引っ越すんです。
この4年間で、今回の仙台への引っ越し含めて、引っ越し5回やりました。1年住んでない。(笑)
とにかく気分を変えたい人みたいで、いい迷惑ですけどね。(笑)
そんなふざけた人いないだろうなと思って、説明するのもめんどくさいので転勤ってことにしてます。
東京→東京→埼玉→神奈川→宮城ですね。
ここでもご主人のアクティブさがよくわかりました。
本題に入っていきますが、なぜリモートワークという働き方を選んだのでしょうか?
この仕事を始める1つ前の仕事の時に、咳喘息(せきぜんそく)になってしまって。
満員電車とか人が多いところにいたり、あとは夜になると喘息がでちゃうんですよ。
ほかの仕事を探す時にも、通勤ってどこでもあることって考えた時にリモートが浮かびました。
そうなんですよ。でも、こっちに来てから咳喘息が1回も出てないんです。
都心みたいに人が密集してることがないのが大きいと思いますけど、夜も出ないんですよ。
主人はアレルギー性鼻炎なんですけど、それも引っ越してから出てなくて。
ご両親のことを考慮してのことでもあったんでしょうか?
そうですね。高齢ですし、主人は長男というか1人っ子なので、急にそんな話になりました。
で、一応こっちの求人も探してみたんですけど、やっぱり首都圏とは時給が全然違ってめっちゃ安いんですよ。(笑)
僕実は数年前に半年間仙台に出張で住んでたことがあって、でも正直よく覚えてないんですけど首都圏と比べてそんなに物価違います?
住んでる場所かもしれないですけど、私は仙台の中心地から少し離れた住宅地に住んでて、スーパー激戦区なんですね。
これまで神奈川に住んでた時の1番近いスーパー成城石井だったんですけど、急いでる時ってそこに行くしかなくて。
こっち来てから時間が自由になったので、初めて特売に行ける!って感じで。(笑) 食費が全然違います。
美味しさも違いますよ!食べるのが肉食から魚に変わりました。それで喘息治ったのかな?(笑)
野菜は量によりますけど、100円超えるものはあまりお見かけしないです。
キノコ類は50~100円くらい。お魚も1匹100円とか。100均かみたいな感じです(笑)
都心のスーパーと比べたら100円単位で違いますね。夕方から夜にかけて値引きが始まるので、さらに安くなります。
だから相当安いと思いますよ。でも、加工品、ウインナーとかハムとかは同じ価格です。調味料とかも。生鮮が全然違います。
都心価格の仕事を地方に持って行けたらすごく良さそうですね。
主人は年に数回長期で休みとって国内外の旅行に行けるんですけど、主人に合わせようとしても派遣社員は休み取れない。
取れないことはないですけど、だいぶ顔色伺わないと取れない会社が多かったです。
もうちょっとお休みの融通が利くのが良いな、というところもありました。
そうですね。開発職はリモートしやすいみたいですね。
リモートワークをやってみて、満足度はどうですか?
満足度は150%。
宮城県の環境が良いことも含まれてるかもしれません。
そういう場所を選べるっていうのはやっぱ良かったなぁと思いました。
それもありますし、肌にできてたブツブツが消えたりとか、食べ物、ストレス...主人の体調も一緒に良くなってるので、嬉しいです。
そうですね。”いつかは”って感じでした。
こんなに急に来るとは思ってなかったですけど、いつの日かはと思ってました。
なんでしょう?
よく話すようになったのもありますけど...うーん、1番は主人の体調ですかね。
すごく良くなってるので。前までは朝5時に出発して、夜中に帰ってくるんですよ。12時過ぎとかに。
ちょっと会社名は出せないですけど(笑)
本当そんな環境で、青白い顔を見送って、青白い顔で帰ってくるって感じで。
寝るまでの30分話せるかどうかでしたね。起きたらすぐ出ていっちゃうので。
その顔を見るのがツライっていうのはありました。
現在はですね、大体9時くらいに仕事始めます。
主人の会社は出社が10時なので、大体9時か10時から仕事始めて、17時のジム行く前くらいまで。
どんなにやっても22時を超えることはないですね。
なので、6時間?7時間?くらいですかね。
朝5時に家を出てるって、いきなり残業から始まってるような感じがしますが(笑)
そうですね。でもそれは、満員電車を避けたいっていうのもあってのことですね。
もし5時に出れなければ、満員電車のピークをずらして11時くらいに行ったりしてました。
前はガツガツ働くって感じだったんですけど、今はできることをやるみたいな感じですかね。
なので、前みたいに5時に起きてとかっていうのはなくなりました。
まだまだこれからも何年、何十年って働き続けること考えたら、
健康の方が大事だと思います。
これまでの働き方と今の働き方を比べて、良かったと思うことはありますか?
まずは満員電車ですね。何にしてもまずは満員電車が本当に嫌だったので(笑)
仙台にも満員電車はあるんですけど、都心の比ではないです(笑)
あとは引っ越しの度に仕事を辞めて、探して、1から仕事を覚えて、人間関係を構築して、仕事も引っ越しもどっちも大変でストレスで、でもそれをしなくて良くなったと思うとすごく今は良いです。
通勤がないのと、会社に行く準備をしなくて良くなったのも結構大きいですね。
今はミーティングがあってもとりあえず着替えればOKですけど、会社に出社するってなればそうはいかないですし。
僕でも出社前の準備時間が無くなったことがすごく大きな変化と感じてるので、
女性はもっとそう感じるんじゃないかと思います。
メイクの時間だけじゃなくて、メイク道具買ったりストッキング買ったり、出費も減るのでありがたいです(笑)
あと、お昼の外食とかコンビニ弁当食べることもなくなりました。コンビニ弁当たぶんもう食べない(笑)
あとは、休みというか時間と場所の自由ですね。
主人は気分転換するのが大好きなんですけど、どっかに長期で旅行するんじゃなくて、近場の温泉旅館にパソコン持って行って、そこで仕事したりとか。
それだけでもすごい気分転換になるので。場所も時間も縛られてないっていうのは最高ですよね。
派遣の時は正社員との格差があって、改善を思いついたりとかもっとこうした方がいいんじゃないかってことがあっても、正社員じゃないから派遣さんはそこまでやらなくていいみたいな。
正社員の人が自分のアイデアを取って会議で言っちゃったりとか。
あと、派遣社員同士の女性って難しくて、やる気出してあれもこれもやりますって言ってたら、同じ派遣さんに呼ばれて、「あなたがそこまでやると、みんながやらなきゃいけなくなるでしょ」みたいな。
絞められたことがありました(笑) 「ちゃんと足並み揃えて」みたいな(笑)
だから時給も上がらないし、休みを取るなんて大変なことでした。
周りに契約切られる人もいて、休みとったら辞めさせられるんじゃないかとか、子どもできたら辞めさせられるんじゃないかとか。
そういうのを考えること自体が嫌でした。
すごく羨ましがられるんですけど、みんな「特別なスキルがなくちゃできないでしょ?」、「東京住んでた由美子だからできるんでしょ」って。なんだそれって感じですけど(笑)
「すごくお仕事ができる人じゃないとできないんでしょ?」って。
それにプラス怪しさもあるんですよね。
なんか変なところにお金取られちゃうんじゃないかなとか、商材売られるんじゃないかなみたいな。
自己管理ができる人に向いてると思ってて、特に子どもを育ててる人だと子どものスケジュールに合わせて、自分のスケジュールを組み立てるっていうことが自然とできてると思うので、そういう人ならきっと自己管理はできます。
向いてると思うんですけど、手を出す人少ないんですよね(笑)
って記事を書きまして。結論として、
文字入力とグーグルでの検索ができればやれる仕事いっぱいありますよって内容なんですけど、このあたりどう思いますか?
別にエクセルできなくても大丈夫ですし。
うちの姉もそうなんですよね。「リモートやりたいんだけど、エクセルの資格持ってないし」とか言うんですよ。
なんかエクセルにこだわってるんですけど、エクセルの資格無くても大丈夫だからって言ってます(笑)
最近一緒に働いてる人は、文字入力ではなくて、音声録音で指示いただいたりしてますし(笑)
もう文字入力すらいらないんだなって(笑)
約65%の人が
テレワーク(リモートワーク)が何のことかよくわかってないって回答してました。
首都圏に住んでて、情報が入ってきてたからかもしれないですね。
主人の会社の人たちがリモートで働いてるって聞いてたので、そんなに特別なことって思ってなかったです。
前の派遣の会社も自分のデスクじゃなくて、カフェとか会議室とか、好きな場所で仕事して良かったんですよ。
自分でスケジュール管理する感じで。
それもあって、リモートにそんなに新しさとかハードルはなかったですね。
私はCrowdWorks(クラウドワークス)でした。
副業したいと思って5年くらい前から登録だけはしてて、でも怪しくて踏み出せなくて求人見てるだけだったんですけど主人の会社の人もリモートやってるし、神奈川住んでた時の周りの人で、共働きでダブル副業してる人とかいるんですよ。
それでクラウドワークス結構使っててクラウドワークスの信頼性が増して、やろうかな。って感じでした。
仙台住んでたら、なかなかそういう人に出会わなかったかもしれません。
クラウドワークスが提供するビズアシスタントっていうところが事務系のお仕事紹介してるんですけど、1回応募したら合格したのでやってみたら、全然言われてたお仕事と違って。
事務って言われてたんですけど、実際は営業のお仕事で、売り込んできてみたいな。
その時は初めてで怖さもあって、絶対できませんって言ってすぐ辞めちゃいました(笑)
同時進行で今お世話になってる企業にも応募してて合格したので、そっちで働こうって感じでした。
今が初リモートワークということですね?
私は基本的に事務で探してたので、ほかにはReworkerと、「在宅 事務」とかで調べると「オンライン秘書」っていうのが出てくるんですけど、企業の社長さんとかの秘書をやるっていうやつ。
100人に1人しか受からないって書かれてる結構難関みたいで、それは何個か登録しました。
でも、そこのテストが鬼のように難しくて量もすごいしで、ちょっとこれ無理だなと思いました。
こういうのがリモートワークのハードルを上げてるんじゃないかなと思います。
面接4回やって、応募してから決まるまでに2ヶ月かかりましたし。
ステップが多くてかなりハードル高く感じたことを
僕も思い出しました。
実際お仕事始めてみると普通にやれる内容だったりするんですけど、気軽に応募はできないですね。
私前にリモートワーカーの人が集まるミーティングに参加したことがあって「ココナラ」っていう、似顔絵を描いたり、アイコン作ったり、自分の技術を切り売りすることができるサイトがあって、そういうところだと自分で登録するだけでできるんですけど、雇われるってなると採用までにかかる時間が長いって感じでしたね。
スキルチェックみたいな感じでエクセルのテストをやってる企業もあったんですけど、私エクセルの資格持ってますけど、それでもちょっと難しいと感じる内容でした。
それができるのが前提でさらに、それを何分でできましたか?みたいな。
それに加えて、ワード、パワーポイントで課題をやるところもあります。
でも、最初にそういうハードルが課せられちゃうから、求人に登録まではするんですけど、こんなに大変なんだったらもういいやってなっちゃうんですよね。
ありふれた仕事への応募と思ってたけど採用基準がすごく高くて、
ギャップを感じるものもめずらしくないですよね。
ですよね。英語も日常会話はどれくらいできるとか。
1回くらいは行っても良いかなとは思ってましたけど、できるだけオンラインで完結するものを探してました。
完全に在宅で良くても、時間縛りがあるとこあるじゃないですか?9時~15時までは絶対働いてくださいみたいな。
そういうのもできるだけ避けて、ある程度自分の裁量でできる仕事を探してました。
ビズアシスタントから来るのは、会社の営業時間にパソコンの前にいてほしいっていう求人が多かったです。
住んでる場所によって探しやすさに違いがあると思いますか?
うーん。先入観さえ無ければ、どこに住んでても変わらないと思います。
最初のひとつ踏み出せれば、仙台いても海外いても同じじゃないかな。
場所を問わずってされてることですし、探すのはみんなネット使いますしね。
周りに同じような働き方をしてる人がいるかいないかが大きいと思います。
私があったのは、チャットツールでミーティングするんですけど、主人と同じタイミングでミーティングしようとするとPCが重くなってしまうのか、うまくできないことがありました。
ネット回線の問題ですね。スケジュール調整しなくちゃいけないことがありました。
なので、今は特にないですね。
私は自己管理があんまり得意じゃなくて(笑)
何日までにコレ仕上げてくださいっていうのがあると、夏休みの宿題と一緒で後ろに延びることがあって、今も明日提出期限のものがギリギリになってもやる気でないということはあります(笑)
そうなんです。
何時から何時まで絶対席についてなきゃいけないって縛りがないから、自分でこなせるようにスケジュールするのでそこの管理は大変ですね。自分のことですけど(笑)
-
- 6:00:起床
- 6:00:起床
-
- 6:30:散歩
- 6:30:散歩
-
- 7:00:朝食
- 7:00:朝食
-
- 8:00:家事
- 8:00:家事
-
- 9:00:仕事
- 9:00:仕事
-
- 12:00:昼食
- 12:00:昼食
-
- 13:30:お昼寝
- 13:30:お昼寝
-
- 14:30:仕事
- 14:30:仕事
-
- 17:00:ジム
- 17:00:ジム
-
- 18:30:夕食
- 18:30:夕食
-
- 19:30:仕事が残ってれば仕事、なければまったり
- 19:30:仕事が残ってれば仕事、なければまったり
あとは2人でジムに行く時間もできました。
主人が早くて、早く起きて、きれいな空気の時に散歩をしたいって言うんですよ。
それに付き合わされてるんですけど、主人がいない時はもっと遅く起きてます(笑)
それからご飯食べて家事して、お部屋掃除とか。
主人が今は週に1回くらい出張でいないんですけど、その時のスケジュールは全然違います(笑)
そうですね。東京に2泊くらい。
まだ引継ぎが済んでないものとかあるみたいで、もう少しすれば2週間に1回とかになるみたいですけど。今はまだ行ったり来たりしてる感じです。
前は一緒に掃除するとか、一緒にご飯作って洗い物してなんて絶対なかったので(笑)
リモートワークが向いてる人はどんな人だと思いますか?
自己管理だと思うんですけど、私できない人なんですよ本当に(笑)
でもその代わり、やる気が出ない時にこうするっていうのは決めてて、YouTubeで「リモートワークで月50万円稼ぎました」みたいな、リモートワーカーの人が発信してる動画があるんですけどそういうの観てやる気出します(笑)
主婦の人が「今月これくらい稼ぎました」みたいなのがあって、
そういうの見てモチベーションを上げます。
あと目標立てたり。頑張ったら次はあそこの高級旅館に行くぞみたいな(笑)
こんな感じで自分のやる気スイッチがわかってれば、自分のことをマネージメントっていうとちょっとオーバーですけど、自己管理が苦手でも、できない時の対処法がわかってればできるのかなという気がしてます。
あと、前にちょっとだけリモートしたところも含めて結構指示が曖昧なことが多いので、1個の指示を受けた時に、それが完了した時の絵が思い描ける人の方がやりやすいと感じるのかなと思います。
必須ではないと思いますけど、あった方がいいかなって。
逆に指示待ちの人はちょっとキツイかなと思います。
自分に自信が無いというか、これでいいのかなと思っちゃう人はやりにくさを感じるかなぁ。
自分が社長みたいなところがちょっとありますよね。
これまでずっと、これやってあれやってっていう指示をもらいながら仕事してた人には難しいかもしれないです。
それでもいいかもしれませんけどリモートで生計立てたいと思う場合はそうですね。
話脱線するんですけど、私昔に企業研修で徳島県の田舎町に行ったことがあって、70歳、80歳のおばあちゃんがネットやってるんですよ。ネット販売。
山で採れたものを東京の料亭とかに卸してるんですけど、年商1,000万円なんですよ。
自分で山から採ってきたものだから元手0円で、それをネットで売るんですよ。
すごいんですよ(笑) そんなおばあちゃんでもネットできるから、やればみんなできるはずなんですよ。
でも、難しそうとか、怪しそう、安定しなそうっていうのがハードルになっちゃってるんですよね。
安定はただの幻想だと思いますよ。
「安定なんてないよね」というのが共通の意見です。
本当そう思います。
特に田舎は気付いてない人が多い気がします。銀行に勤めれば安泰みたいな。
主人とも言ってますけど、安定を求める方が難しいって。
いろんな状況に対応できる能力の方が重要っていうか、価値があるのかなと思います。
もし安定を求めて就職して、そこに安定が無くなった時、何が残るの?という感じ。
田舎は役所とか勤めたらもう安泰ですごーいってなるんですけど、私たちみたいな働き方はフラフラしてるって言われます(笑)
でも首都圏とは情報格差がある気がしてて、仕方ないのかなとも思います。
今後の夢として、主人と2人でフィリピンのセブ島に語学留学に行きたいと思ってて
うちは海外行くんですけど、全然英語話せないのでコミュニケーションが全然取れなくて面白くないんですよね。
バリ島でレストラン行ってもよくわかんない食べ物出てきたり(笑)
何回言っても通じないんですよね。
スパからホテルまでの迎えを呼びたかったんですけど、英語通じなくて歩いて帰ったこともありました(笑)
だから1回半年間くらいセブで勉強して、その後に世界中を巡りたいねって話はよくしてます。
リモートなら仕事持って行けるのでいいですね。
両親のこともあるので、今すぐにってことにはならないんですけど、いつかは行きたいなと思ってます。
ご主人にもインタビューに回答いただきました。
ご主人は都内のIT企業にお勤めで、最近オフィスワークにリモートを取り入れて働いている。
現在は週に1回東京に出張し、オフィスとリモートの両方でお仕事をされています。
場所・拠点を移したいっていうのが1番でしたね。
そのやり方をどうするかで、リモートにするか、もしくは会社的に難しいということであれば、最悪転職も考えたんですけど、結果的にやり方を工夫してっていう選択肢を与えてもらえたので、それは感謝ですね。
キッカケはそれで、将来的に海外のホテルとかで仕事やりたいなと思ってはいたんですけど(笑)
それをいきなりやろうということではなくて、まずは拠点だったりスタイルを変えたいというところから、リモートを選択しました。
結構組織によって考え方は違って、自由に裁量もってやってるところもあれば、責任者によっては対面を重視する人がいて、そういう人のところだとリモートは無かったりもするんですけど、自分が所属してる部門だと、5~6割くらいの人は週に1~2回はリモートで働いてると思います。
あと社内にいたとしても、ミーティングとかなければどこでやってても良いっていうのはありますね。
リモートはほかの会社が取り入れてるのでやってみようっていうのはあるんですけど、エンジニア以外の人からすると、「それって成果が出るんだっけ?」って懐疑的な半信半疑な人もいたりして、まだリモートが良いよねってところまではいってないですかね。
リモートだと生産性が落ちるって感じますか?
自分でコントロールして進められるタイプなら良いと思うんですけど、誰かしらのプレッシャーがあってやってるようなタイプだと、甘えが出ちゃうっていうのはあるかもしれないですね。
そうですね。20~30人くらいはいると思います。
と思いますが、いかがですか?
働き方について意見を言ってくる人は多いですね。こういうのを取り入れた方が良いとか。
オフィスワークの方が良かったなとかありますか?
今の延長線上でリモートをやっていけたらいいなとは感じました。
オフィスでなにかやってる方が生産性が高いケースもあって、例えば、あんまり知らない人とか関係性が薄い人と話して決めないといけなくて、且つ、時間内でやりきらないといけないようなケースだと、信頼関係もないのでリモートだと多少やりづらさを感じることはあります。
リモートでもうちょっとやれたらいいなとは思ってます。
今後フルリモートにしようと思えばできるんですか?
今はまだ直接やった方が良さそうだなっていうのが解決できてなかったりして、1対多数でする会議体とかその中でも自分がファシリテートしないとっていう時とかだと、どうしてもやりづらさみたいなものはありますが。
仙台に引っ越したっていうことも含めですが、自分の時間が作りやすくなったとか、コントロールしやすくなったというのは良いところかなと思います。
体調面が良くなったという意見がありましたが、その辺はいかがですか?
ただ、リモートワークを始めるにあたって仕事量を調節できたことも大きいので、健康になったのはそっちの要因の方が大きいかもしれません(笑)
逆に働きに出てた方が良かったなということはありますか?
家の事に時間取れるようになって、今までだと週に1回話してみたいなスピード感だったものが、平日でもできるようになったので、家と仕事のバランスが整えやすくなりましたね。
逆にってことだと、相手に依存する部分もあるので、昼寝してると昼寝したくなるとか(笑)
仕事とプライベートの差があんまりなくなった気がします。
昼ごはんの時間長めに取りたいなと思ったら、すごい長めに取ったりとか(笑)
結果で帳尻合わせればなんとでもなるので。
という考えがまだまだ強いですがこの点についてどう思われますか?
下手したら国自体安定してるのかって話もあると思いますし、年金の話とか。
昔は良かったなという時代とは今は違うのかなというのは考えてるので、どちらかと言うと安定していける状態を作っていけるとか、ずっと考え続けるっていう方が、安定という結果に繋がるんじゃないかなっていうのは思います。
変化が激しいので。
単純に何かを作ってれば売れてくって時代でも無いと思うし、これからの10年はこれまでの10年とはまた違う変動が起きそうな気もするので、
その辺を肌で感じられてないと置いてかれてしまうってことを危惧するところはあります。
そうですね。
シリコンバレーの話なんかもそうですけど、中国もやってることが実は日本とは乖離してるというか、全然進んでて漏れてくる情報だけでもすごいなって感じます。
今の日本の方が置いてかれちゃってるんじゃないかなって。
そうですね。東京にいると、ソーシャルなものも触れざるを得ないから触れてると思うんですけど、こっちだとそういうのに興味がある人しかやってなかったりというのはあります。
都心よりもテレビとか新聞のような紙媒体からの情報が強くて、
5年10年差があると言われるのもわからなくないなみたいな。
これから10年くらい経つと、下手したら乗り物運転してないとか、場所の移動がもっと安く便利になったりだとか、留学って話もあったと思うんですけど、コミュニケーション取るのも、言葉覚えなくてもリアルタイムに翻訳できるものができてたり、整ってるんじゃないかなって。
文化とか価値観とか、多様性は身に付けないとダメだと思うんですけど、ほかの問題は解決しそうだから、どこでも働けるというか、稼げる状態になっていろんなところで生きていきたいですね。
おわりに
夫婦間のコミュニケーションが取れる時間が増え、地元のご両親の近くにやりたい仕事と共に帰省できて体調も良くなり、将来的には海外を周りながら働きたいというビジョンも描けるようになる。
働き方を変えたことによって、単純に自分の時間や場所の自由度が増しただけでなく、気持ち的な豊かさが大きく増しているように感じました。
個人的にはご主人が仰った、「仕事とプライベートの差があまりなくなった」というのは非常によくわかる点で、ここが1番の良い点かなという気がしています。
変化が目まぐるしい現代
10年後はさまざまなテクノロジーの進化が起こった未来になっているだろうということは、おそらく多くの方がどこかそう感じてると思いますがそれは技術的なことだけではなく、働き方についてもそうじゃないかなと思います。
由美子さんご夫婦のようにリモートで働く家庭が一般的になりつつあったり、定年後の仕事として選ぶ人が増えていたり、副業人口が増えたり。
リモートワークは”一部の人しかできない特殊な働き方”
というイメージがあるかもしれませんが決してそんなことはありませんし、これからの時代はこういう働き方も選択できることが強みになるように思います。
リモートワークという働き方に興味がある方はぜひ、挑戦してみてはいかがでしょうか。
もし私たちのようにリモートワークで働きたい!思った方は、こちらの記事もお勧めです。ぜひ読んでみてください。
この記事は、起業家やフリーランスの新しい生き方を支援する「オープンイノベーション大学」が提供しています。
オープンイノベーション大学とは、Webデザインやプログラミング、動画制作など、フリーで働けるさまざまなスキルが学べる学校で、総計24万6千人の方が学んできました。
私たちの強みは、
- オンラインで自宅学習が可能(海外在住でもOK)
- 各業界の”現役で活躍する講師”から実践的なノウハウが学べる
- 専門スキル以外、マーケティングや集客スキルもしっかり学べる
- 横のつながりがあるので、仲間が増える
異業種・未経験で学習を始めた初心者の方が、学習後に現場で即戦力として活躍できる、スキルやノウハウが学べるカリキュラムに定評があります。
学習後に働けるのはもちろんのこと、学習段階で案件を受注して収入を上げる人も多数。
- 転職、独立のためのスキルが欲しい会社員の方
- 隙間時間で副業がしたい個人事業主、主婦、定年を迎えた方
といった、老若男女問わず、幅広い受講生の方々にご参加いただいています。
もしあなたが、
- 働き方や生き方を変えたい!
- 新たなスキルが欲しい!
- 収入の柱を増やしたい!
と思っていたら、ぜひLINE登録(無料)していただき、私たちが発信する情報をチェックしてみてください。
「何か行動したいけど、なにをすればいいのかわからない...」という方には、適性診断(無料)もご用意しています。
LINE登録後、3分程度で回答できる内容ですので、ぜひ試してみてくださいね。きっとこれまで知らなかった自分に気が付くヒントになると思います。