YouTubeで「KEITO【AI&WEB ch】」を運営する、AIディレクターのKEITOさんと、イノベ大創設者でありLステップ開発者でもある弊社田窪が、LINEとAIをテーマに対談を行いました。
- LINE×AIの活用事例
- 最新のオートウェビナーシステムとは?
- LステップとAIの可能性
など、AIとLINEマーケティングに精通した両者が、事例や活用例をふまえて、具体的に語られています。
LINE×AIに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
目次
オープニング

田窪
よろしくお願いします。
Lステップの簡単な概要を教えていただけますか?

KEITO
僕のチャンネルの視聴者だと、Lステップについて知らない方もいると思いますので、Lステップの簡単な概要を教えていただけますか?

田窪
LINE公式アカウント専用の拡張ツールです。LINEだけで簡単に予約をできるようにしたり、メッセージを自動で配信できるようにしたりするシステムですね。

KEITO
メルマガに近い感じですか?

田窪
そうですね。メルマガにもステップ配信がありますが、それをLINEで、高度に配信できるMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
共演の経緯はビジネスを無料で学べる「オープンイノベーション大学」

KEITO
ありがとうございます。以前から田窪さんには、頻繁にセミナーにも呼んでいただいて。

田窪
そうなんですよ。簡単に経緯をお話しさせていただきますと、弊社Maneqlではオープンイノベーション大学という、ビジネスを教える無料のスクールをやっているんです。
そこで、AIの専門家の方をお呼びして講義を開いてもらっているのですが、その中の1人がKEITOさんでした。

KEITO
ありがたいです。

田窪
KEITOさんには、AIをデザインや動画に活用する方法など、色々と講義をしていただいていますよね。詳細はまだ先ですが、2月にも登壇していただく予定です。
AIを使って業務を効率化した事例はありますか?

KEITO
何度かAI活用のセミナーをやらせていただきましたが、実際に社内やLステップを使ってるユーザーさんで、AIを使って業務を効率化した事例はありますか?

田窪
身近な例で言いますと、デザイナーのデザイン力が格段に上がりました。弊社はRIZINのスポンサーもやっているのですが、最近では告知用のチラシをAIで作成しています。

KEITO
おお、すげー!

田窪
イラストレーターさんに頼んでもなかなか難しいレベルですよね。それこそKEITOさんに教えてもらったやり方で作成しています。

KEITO
人間もAIですか?

田窪
はい。コピーの部分だけ人力で対応しています。他にデザインの例で言いますと、LステップではLINEの中で診断ゲームを作れるのですが、診断結果の画像をAIで作って配信している人も多いようです。
デザインをやってる人がAIを使えるようになると、ものすごくパワーアップする印象がありますね。

KEITO
ちなみに、画像の作成はどのようなツールを使っていますか?

田窪
MidjourneyとAdobe Fireflyです。商用に利用するならAdobe Fireflyがいいと教えてくれたのは、KEITOさんでしたよね。

KEITO
そうですね。Adobe Stockと呼ばれるAdobeのストックサイトから学習しているので、Adobe側が商用利用を許可しているんです。
スキルとAIの掛け算1番効果的だと感じています

KEITO
このレベルのチラシができて、しかも実際に配られているんですよね。

田窪
はい。AIはスキルのない人が何でもできるようになるツール、と思われがちですが、そうではないですよね。
例えばデザインや動画、ライティングも含め、スキルのある人とAIの掛け算が1番効果的だと感じています。

KEITO
間違いないですね。

田窪
品質の良し悪しが判断できる専門的な部門でAIを使うと、ものすごく戦闘力が上がると感じています。

KEITO
その点で言うと、LINEマーケティング×AIでうまくいった事例はありますか?
LINEマーケティング×AIのManeql式活用事例

田窪
はい。例えば弊社では、説明会への誘導をメールとLINEで、同時に配信しているのですが、その文章をChatGPTで作成しています。
出力した配信文を人間が添削して送るイメージですね。まるまるコピーはまだ難しいですが、それでも80%程工数を減らせている印象です。

KEITO
僕もメールではよく活用しますね。特に謝罪のメールやお断りのメールって、カチカチでいいので使いやすいですよね(笑)

田窪
確かに、お問い合わせ対応にも活用できそうですね。実際にお客さんから聞いた話ですが、クレームに専門家っぽく返してくれるので、便利だと言っていました。
自分でどう返していいかわからない質問にAIを使用する、こういった人もLステップユーザーの中には多いと聞きますね。

KEITO
ちなみに、メールの文章とLINEの文章は変えていますか?

田窪
変えています。LINEは文字数を短くしたり絵文字を使ったり、また件名もありませんよね。

KEITO
確かに。それをGPTで変換するんですか?

田窪
おっしゃる通りです。メールの文章を要約するイメージですね。LINEは到達率が高いから届く、メールではしっかりと詳細を送る、といった使い分けをしています。
詳細があれば要約するのは簡単なので、メールから作ってLINEをセットに作るのが効率的です。

KEITO
なるほど。

田窪
その他で言いますと、LINEの規約チェックにも活用しています。LINEの規約は結構厳しくて、例えば、悪気なく薬事法に違反した文章を送ってしまったり、誇大広告なってしまったりと、それでアカウントを消されるケースも少なくありません。

KEITO
情報商材系みたいなイメージですか?

田窪
そうですね。そのようなリスクがあるので、1度AIでチェックして、修正してから送るようにしています。

KEITO
AIがチェック項目を理解し、それを判断するチャットルームのようなものを作っているのでしょうか?

田窪
はい。規約チェック用のプロンプトを作って、ChatGPTやClaudeのプロジェクトに入れ込んでいます。

KEITO
LINEで作った本文を入れ込んで、この辺に注意した方がいいよ、みたいなのが返ってくるイメージですか?

田窪
そうです。注意だけでなく、規約に触れそうな部分を書き換えてくれる設計にしています。

KEITO
LINE以外にも応用できそうですね。
オートウェビナーシステムの説明会を、オートウェビナーシステムでやっているんです

KEITO
「L-CAST(Lキャスト)」というサービスを最近リリースされたと思いますが、あれは動画配信サービスですか?

田窪
動画を擬似ライブで配信して、マーケティングを行うオートウェビナーシステムです。
例えば、ライブ配信は動画と違ってスキップができないので、ナーチャリングに役立ちますよね。ですがZoomの説明会など、連日開催すると疲れてしまう。それを自動化できるツールです。
それこそ、以前KEITOさんに作っていただいた、HeyGen※のマニュアルを参考に、LキャストでもAIを活用させていただいています。
※自分や写真を撮影してアバターを作れるツール

KEITO
やりましたね、セミナー。

田窪
今このLキャストですが、オートウェビナーシステムの説明会を、オートウェビナーシステムでやっているんです。

KEITO
なるほど、こんな感じで。

田窪
ですが、システムはどんどん機能開発していきますよね。なので、実際に動画を撮った時と販売する時では、重要な機能が増えているケースもあります。
例えば機能が9個だったものが10個になった時、今までだったら説明会の動画を全部撮り直さないといけなかった。
そういった時にAIで追加の部分だけ作成し、カットして編集したいところだけを生成する、このような使い方をしています。

KEITO
これアバターですか?

田窪
アバターなんです。KEITOさんに教えてもらった方法で作っています。

KEITO
全然わからないですね。

田窪
まだ完全に自分の声を再生するのは違和感があるので、声だけアテレコして、リップシンクで声に合わせて動きを生成してもらっています。

KEITO
要は同じ服装、同じ髪型、同じ背景で8話分は撮っていて、9話目のこの動画だけアバターで撮っているわけですね。

田窪
おっしゃる通りです。通常の説明会で撮ったものをAIに学習させて、必要な部分を追加しています。

KEITO
めちゃくちゃ便利ですね。

田窪
全部をAIに任せるのは現時点では難しいですが、部分的には十分活用できますよね。
AIを使えばセグメントウェビナーを簡単に作れる

田窪
例えばLステップの場合、美容室向け、採用担当向け、治療院向けなど、開催するウェビナーによって事例や内容を変えた方がいいですよね。

田窪
ですが実際リアルでやると、それは難しいじゃないですか。その部分を動画を撮ってオートウェビナーで自動化すると、成約率も上がっていくのではないかと思っています。AIを使えば動画も効率的に編集できますからね。

KEITO
いいですね。

田窪
例えば、3本セグメントウェビナーをするのに3倍撮るのではなく、1本撮ったらそれを元に、残りの動画をAIで編集するやり方もできますよね。

KEITO
それいいですね。他の企業さんの動画系案件で使わせてもらいます(笑)
LINE×AIで年商1億円!?

KEITO
ちなみに、AIとLINEマーケティングを活用して、目に見えて売上が上がった事例はありますか

田窪
ありますね。うちの正規代理店の方の話ですが、その方はクライアントと一緒に事業をやっているんですよね。
ですが子供が中学受験の時期になり、仕事を一旦辞めなければならなくなった。そんな時にChatGPTが出てきて、元々年商が1,000万円程だったのが、1億円まで伸びたそうです。

KEITO
売上が減ってもいいぐらいの時期だったのに。

田窪
はい。それこそKEITOさんのセミナーもそうですし、ライティングやChatGPTの使い方など、そういった講義をオープンイノベーション大学で学んだことによって、子供の面倒を見ながらでも両立できるんじゃないか、と思われたようです。
そして実際にビジネスをやられて、しかも売上も上がった。稀なケースかもしれませんが、そういう話もチラホラ出てきています。
ビジネスの在り方が変わってきている感覚はありますね。

KEITO
そうですね。僕自身、もうAIがないと今のタスクはこなせないですから。それぐらいAIは必須になってきています。

田窪
ChatGPTにどんどん値上げされても、言うこと聞くしかないみたいな(笑)

KEITO
10万円ぐらいまでは出すかもしれないです(笑)
Lステップ×AIで実現する新しい可能性

田窪
最後にご相談です。私たちのユーザーがAIを使って成果を出してきています。
ただ、Lステップのどの部分にAIを取り入れれば、よりお客さんの利便性や成果が上がるのか、ずっと考えているんです。
KEITOさんなら、Lステップのどの部分にAIを使うとか、もっとこういう風にしたらいいよなど、ワンポイントアドバイスをいただければと思っています。

KEITO
Lステップはあまり使ったことがないので、理解してない人の目線からフラットに言いますと、AIのチャットボット的なものがあってもいいのかな、とは思います。
Lステップって、こうなったらこうなる、みたいに、カチカチに決まっているイメージがあるんですよね。
なので、自分オリジナルのRAG(検索拡張生成)※を構築できる機能があれば、自由に質問ややり取りができるようになるのかな、と思います。
※自分のデータベースを入れ込み、オリジナルの回答を生成するシステム

田窪
それは普通のお客さんが送信する、LINEの返信にAIを入れるイメージですか?

KEITO
そうですね。それをフォローするシステムがあればいいのかな、と。LINE公式アカウントでもできるのですが、構築するのってすごく難しいんですよ。
なので、サードパーティー製のそういったサービスで、簡単にRAGを構築できる仕組みがあれば面白いですよね。

田窪
なるほど。

KEITO
ちなみに僕も、割と簡単にAIチャットボットを作れる、Difyというアプリを使い、オリジナルのチャットボットを構築しています。
Diffyに僕のYouTube動画の全ての文字起こしを入れ込んで、例えば「ディープリサーチって何?」と質問をする。すると、文字起こしから質問に対する簡単な説明文と、YouTubeのリンクが出てくる仕組みです。
例えばLステップなら、ビジネスのQ&Aを落とし込んだRAGを構築できれば、より利便性も上がると思います。

田窪
お客さん自身が商品やサービスを学べるような場を作って、そこで何か質問されたらAIが答える。RAGを構築しているから、一般的なChatGPTの回答ではなく、企業ごとの商品やサービスに特化した返信ができる、と。それは面白いですね。

KEITO
ありがとうございます。それがあれば僕も使いたいですね。

田窪
クレームが来た時も、AIが商品をちゃんと理解しているから適切に返答できるし、料金のことを聞かれたら料金の内容を返せるわけですね。手動とAIの両立もできますね。

KEITO
はい。間違えてはいけない情報は、既存のやり方で対応するべきだと思いますが、AIでも答えられそうな質問は全部AIに任せちゃうみたいな。

田窪
エスカレーション機能で上司に質問して、オッケーだったら承認するような流れがありますが、まずはAIに質問して、AIがわからなかったら人間に聞く仕組みもつくれるかもしれませんね。
わかる時だけAIが答える感じで、人とAIを自動的に振り分けられるようにしても面白いと思いました。さすがです。

KEITO
ありがとうございます。

田窪
そういった機能も、今後Lステップの中に入れていければと思っています。

KEITO
今回は、LINEのマーケティングツール、Lステップの開発者の田窪さんに来ていただきました。田窪さんありがとうございました。

田窪
ありがとうございました。
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YouTubeで「KEITO【AI&WEB ch】」を運営する、AIディレクターのKEITOさんと弊社の田窪が、LINEとAIをテーマに対談した内容をご紹介しました。
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