パチンコのバイトはやめたほうがいい?経験者が語るメリット・デメリット
将来を考える人の顔
  • パチンコのバイトはやめたほうがいいって聞くけど実際どうなの?
  • パチンコの仕事ってやっぱりきついのかな?
  • パチンコの求人に興味はあるけど自分に向いているのかわからない…

 

パチンコ店のアルバイトは、時給が高く派手なイメージがある一方で、「きつい」といった印象を持たれている人も多いのではないでしょうか?

 

そんな、悪い噂が聞こえがちなパチンコ店のアルバイト。

 

業界の実情を知るには、実際にその業界で働いた経験のある人に聞くのが1番です。

 

そこで今回は、パチンコ店アルバイト歴5年以上の筆者が、パチンコ店で実際に働いてみた感想や、メリット・デメリットを紹介します。

パチンコバイトはやめたほうがいい?

パチンコバイト

「やめたほうがいい」と、断言はできませんが、向き不向きがあるのは事実でしょう。

 

パチンコのアルバイトは、基本的に力仕事も多く、また、接客の大変さから、きついと感じてしまう人も少なくないようです。

 

その反面、時給も高く、覚える内容も多くはないため、人と関わる仕事が好きな人には適職と言えるかもしれませんね。

 

自分に合わないアルバイトを選択した結果、体や精神に不調をきたしてしまうのは避けたいところです。

 

そのため、パチンコのアルバイトにしても、初めに自分に向いているかどうかの見極めが重要になります。

パチンコ店の仕事内容・職種

実際にパチンコ店では何をするのか?その業務内容をみていきましょう。仕事内容は職種によって異なり、主な職種は次の4つです。

  1. カウンタースタッフ
  2. ホールスタッフ
  3. 清掃スタッフ
  4. カフェスタッフ

 

それぞれ順に解説していきます。

カウンタースタッフ

お店の顔とも言われるカウンタースタッフ。主な仕事内容は、景品の交換や補充、お客様のご案内などが含まれます。

 

体を使う作業が少ない一方で、金銭に関わる職種のため、責任感が要求される重要なポジションと言えるでしょう。

 

また、対面での接客がメインとなりますので、笑顔と身だしなみの清潔さには気をつけなくてはなりません。

ホールスタッフ

パチンコ店のアルバイトと聞いて、一般的にイメージしやすいのがホールスタッフ。

 

店内を巡回し、パチンコ台の清掃やドル箱(玉の入った箱)の運搬がメインとなる仕事です。

 

常に店内を歩き回る必要があり、重たいドル箱を運ぶ作業が多いため、体力勝負の職種と言えます。

 

その他、接客やパチンコ台のトラブル対応など細かな作業はありますが、覚える仕事内容は少ない印象です。

清掃スタッフ

清掃スタッフは、ホール内、トイレ、パチンコ台など、ホール全体の清掃が仕事内容です。

 

営業時間中の清掃だけでなく、開店前や開店後の清掃も仕事内容に含まれます。

 

営業時間外では短時間での勤務が可能なため、スキマ時間を活用したい主婦や大学生にも人気の職種です。

 

パチンコ店が直接求人を応募する場合もありますが、清掃業者に依頼しているケースもあるため、気になる人は求人情報をチェックしてみてください。

カフェスタッフ

店舗によっては、コーヒーレディやワゴンスタッフともよばれる、カフェスタッフ。

 

オーダーされたドリンクや軽食をお客様へ届けるのが主な仕事内容となっています。

 

別のスタッフが兼任する場合もありますが、大型店舗では専門のカフェスタッフを募集しているパターンもめずらしくありません。

 

営業的な接客が求められるケースも多く、常連のお客様をつくるのも重要な仕事のひとつと言えるでしょう。

 

積極的にコミュニケーションを取る必要があるため、コーヒー専門店などで働くカフェスタッフとはイメージが異なります。

パチンコバイトできつい・危ないと感じたこと4つ

実際に働いて、きつい・危ないと感じたこと4つを紹介します。

体力的にきつい

パチンコ店のアルバイトは、職種に関わらず基本は立ち仕事です。とくにホールスタッフとなれば、常に店内を歩き続け、重たいドル箱を運ばなくてはなりません。

 

なんと言っても、このドル箱の移動がかなりの重労働なのです。

 

パチンコで使用される玉には規格が定められており、1玉で約5.5gとされています。ドル箱1つに入る玉数は、1,500〜2,000個が主流。

 

かりに1,500個入るドル箱だとしても、1箱あたりの重さは8,250gとなり、箱自体の重さを合わせると10㎏程が目安でしょう。

 

ピーク時には休むヒマもなくこの箱を上げ下げし、計数の際には3〜4つのドル箱を同時に持ち上げなければなりません。

 

体力面での負担はもちろんですが、パチンコ店スタッフに慢性的な腰痛持ちが多いのもこれが原因です。

クレーム対応がきつい

クレーム対応
肉体的な負担にくわえ、パチンコのバイトではクレームが多いのも特徴です。金銭が関わる遊技である以上、常に機嫌がいいお客様ばかりではありません。

 

筆者が実際に対応したクレームの一例を挙げると、

  • 「金返せ!」
  • 「おまえが裏で操作してるだろ!」
  • 「なに笑ってんだ!」

 

といったもの。負けてイライラする気持ちもわかりますが、理不尽に当たられたときにはさすがに精神的にきついと感じます。

 

他の接客業よりもクレーム対応は多いので、繊細過ぎる人にはあまりおすすめしません。

接客がきつい

パチンコのアルバイトも立派な接客業のひとつです。

 

大手ともなれば、接客がすべて、と言っても過言ではないでしょう。ときには理不尽な八つ当たりを受ける場面もありますが、常に笑顔での対応が基本となります。

 

筆者の働くパチンコ店も接客に力を入れているため、それなりに厳しく指導を受けました。ときには事務所に連れていかれ、笑顔とあいさつの練習を数時間させられた経験も…。

 

とくに人付き合いが苦手で人見知りな筆者は、アルバイト初日から、「場違いなところに来てしまったな…」と内心後悔していたのをよく覚えています。

耳が遠くなった

パチンコ店で長く勤めた結果、耳が遠くなってしまう人も少なくありません。その原因となるのが、

  • ホール内の騒音
  • インカムの音量

この2つです。

 

ホール内は常に騒音のため、インカムとよばれる無線機の着用が必須となります。周囲の音で聞き取りづらいぶん、インカムの音量も最大ボリュームが基本となってきます。

 

環境省が公表する「騒音の目安」によると、パチンコ店の騒音はおおよそ90デシベル。この音がどれくらいのレベルかと言うと、地下鉄の車内以上です。

 

また、騒音性難聴に関する調査では、85デシベル以上の音響が、慢性的な難聴を引き起こす一因として示唆されています。

 

イヤホンの音が片耳だけ聞こえづらくなっているのを自覚したときには、危ないと感じました。

 

引用:図1 騒音の目安(都心・近郊用)

引用:騒音性難聴による生活の質と労働生産性の低下を防ぐ予防から発症後まで 俯瞰したデータ収集

パチンコバイトのメリット・デメリット

ここからは、パチンコ店でアルバイトをするメリット・デメリットを紹介します。

パチンコバイトのメリット

まずはメリットからみていきましょう。

時給が高い


パチンコ店アルバイトの平均時給は、1,194円です。

 

大手求人サイトの調査によると、すべてのアルバイトを対象とした全国平均は、2023年4月時点で1,187円。

年々増加しつつあるアルバイトの平均時給とくらべても、パチンコ店の時給は高い水準を維持しているのがわかります。

 

パチンコ店は夜間の営業も行っているため、より効率的に稼ぎたい人は深夜手当が付く遅番シフトが狙い目でしょう。

覚える内容が少ない

パチンコ店のアルバイトは基本的におなじ作業のくり返しです。

 

カウンタースタッフであれば景品の交換と補充。ホールスタッフならドル箱の移動やパチンコ台の清掃がメインの仕事内容となります。

 

パチンコに詳しくない人は台の知識などを覚える必要がありますが、なれてしまえばさほど難しい作業はありません。

適度な運動ができる

常にテキパキと動き回るパチンコ店のアルバイトは、普段あまり体を動かさない人にはいい運動となるでしょう。

 

健康のために効果的とされる運動量として、厚生労働省では1日1,0000万歩を推奨しています。

 

10分の歩行が約1,000歩とされているので、1日に2時間程度の短時間シフトだとしても達成可能な数値です。

 

運動をしながらお金が貰えると考えたら、なかなか割のよいアルバイトだと思いませんか?

 

引用:2 身体活動・運動

接客が学べる

働きながら接客マナーが学べるのもパチンコバイトの魅力です。

 

複数の店舗を持つチェーン店ともなれば、しっかりとした研修期間を設けているケースも多く、初めての人でも安心して始められます。

 

将来的に接客業に就きたいと考えているなら、パチンコ店でのアルバイトはよい経験となるかもしれません。

多様な価値観にふれられる

接客の水準も高く、力仕事や精神的にきつい業務もあるため、スタッフの入れ替わりが激しいのもパチンコ業界の特徴です。

 

求人の多さをみてもわかる通り、業界は常に人材確保に苦労しており、学歴や年齢を不問としているケースも多くみられます。

 

ミュージシャンや占い師、アマチュア格闘家や元大手IT企業の会社員など、さまざまな過去や経歴を持つ人たちが集まるのがパチンコバイトの魅力です。

 

さまざまな価値観の人たちと交流ができるため、人とのつながりを重視する人にはよい環境と言えますね。

パチンコバイトのデメリット


次はパチンコバイトのデメリットです。

店舗によっては重労働

パチンコ店のアルバイトに興味はあるけど、きつい運動はしたくない

といった不安をお持ちの人もいるでしょう。

 

現在はパーソナルシステムとよばれる機器が導入され始め、以前よりも体力面での負担は大きくありません。

 

パーソナルシステムとは、各台ごとに出玉を計数する機器の名称で、これによりドル箱の運搬が不要となったのです。

 

しかし、ドル箱の上げ下げ以外にも、清掃や巡回と、パチンコバイトの基本は立ち仕事。パチンコ店で働くと考えた場合、やはりある程度の肉体労働は覚悟しておかなければなりません。

 

なるべく力仕事を避けたい人は、全台パーソナルシステムを導入している店舗を探してみてはいかがでしょうか。

人間関係が複雑

間口の広さから人間関係は複雑になる場合も。社員同士の派閥争いはもちろん、社員とバイトが対立しているケースもめずらしくありません。

 

とくに開店してから数年経つ店舗であれば、暗黙のうちに入り組んだ人間関係が成立している場合が多いようです。

 

面倒な人間関係が苦手な人はパチンコバイトを避けるのが無難でしょう。

体に悪い

体に悪い
パチンコ店の仕事は体に悪いです。とくに腰や耳へのダメージは大きく、場合によっては後遺症となる危険性も考えられます。

 

また、身体的な負担はもちろんですが、精神的なダメージで辞めてしまう人も少なくありません。

 

クレーム対応や理不尽な八つ当たり、さらには複雑な人間関係が重なって、中には精神面に不調をきたしてしまう人も。

 

パチンコバイトを検討しているなら、身体的な負担だけでなく、精神的なダメージも考慮に入れておきましょう。

女性は犯罪に巻き込まれる危険性も

とくに女性だと、犯罪に巻き込まれてしまう危険性が高いと言えます。筆者が実際に聞いた話を例に挙げると、

  • 盗撮
  • セクハラ
  • ストーカー
  • 恫喝

 

など、どれも悪質なものばかりでした。女性の場合、男性にくらべ体力面でどうしても不利になりがちです。

 

とくにパチンコ店のスタッフは金銭に関わる仕事ですので、逆恨みや犯罪の対象とされやすい事実を忘れないようにしてください。

パチンコ以外の知識が身につかない

パチンコ店の仕事では、別の職種に活かせるような知識が得られません。

 

力仕事やくり返しの作業が基本となるので、パチンコ店以外で応用できるスキルが身につかないのです。

 

また、接客についても高級ホテルなみのサービスが求められるわけではありません。基礎は学べたとしても、キャリアに活かせるような柔軟性が身につくかは疑問です。

 

そのため、一度業界を離れた人が、再就職先が見つからず、また別のパチンコ店で働きだすといった話もめずらしくはありません。

パチンコバイトに向いている人

パチンコ店のアルバイトには向き不向きがあると言いました。では、実際に向いている人とはどのような特徴を持っているのでしょうか?

時給でバイトを選びたい人

時給の高さだけでバイトを選びたい人にはおすすめです。

 

パチンコバイトの平均時給は全国的にみても高く、さらに首都圏ともなれば1,200〜1,300円の求人が出ているケースもめずらしくありません。

 

また、求人の豊富さもポイントのひとつでしょう。すぐにでも働きたくて、そこそこお金が稼げるバイトを探している人には向いているかもしれませんね。

接客が苦にならない人

人と関わるのが好きで、接客が苦にならない人は検討してみるのもいいでしょう。

 

いろいろな人たちと交流もできますし、接客の中で常連のお客様に名前を覚えてもらえるような機会もあります。

 

スタッフや社員に関わらず、連携の取れたチームプレイが必要とされる仕事ですので、とにかく活気のある職場で働きたい人にはおすすめです。

パチンコが好きな人

パチンコが好きな人
普段からパチンコを打っている人なら、最新台の情報が得られるパチンコバイトは魅力的でしょう。

 

実際に、働いているスタッフにはパチンコが趣味の人も多く、パチンコが好きで社員になった人も少なくありません。

 

パチンコの知識を仕事に活かしながら、共通の趣味を持つ友人を見つけられるので、パチンコ好きな人にはこれ以上ない職場です。

パチンコバイトは長く続けるには向かない

パチンコバイトを長らく続けてきた筆者ですが、最終的な結論は、

パチンコ店のアルバイトは将来性を考えるとおすすめしない

です。


パチンコ店で得られた知識は、その特性上ほかの分野でのつぶしがききません。また、体と精神を酷使する仕事でもあるため、心身に悪影響をおよぼす可能性も考えられます。

 

実際に社員の中には、体や精神を壊してしまい、回復できないまま退職してしまう人もいました。

 

パチンコ店の仕事が天職だと思える人ならいいですが、もしあなたが今後別の道を考えているのなら、今の段階から必要なスキルを身につけておくのをおすすめします。

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まとめ

今回はパチンコ店のバイトはやめたほうがいいのかと、働くメリット・デメリットを紹介しました。

 

パチンコのバイトは向き不向きが大きくわかれるため、事前に自分に適した仕事かどうかの判断が重要になります。

 

パチンコ店で働くのが不安な人にとって、この記事が参考になりましたら幸いです。

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