在宅勤務やリモートワークなど、会社に出社せずに働ける時代になりました。
そんな中、注目を集めているのが拠点を持たない「ノマド」というライフスタイルです。
特にフリーランスを中心に人気を集めており、時間と場所に囚われずに働けるのが魅力のひとつです。
筆者の私もノマド経験があり、海外生活をしながらパソコンひとつで仕事をしていました。
ノマドワーカーに憧れる人は、どんな生活なのか気になりますよね。
今回は私の経験を踏まえつつ、ノマドの意味や持ち物、生活費、おすすめの職種をまとめて紹介します。
目次
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ノマドとは?
ノマドとは、英語で「nomad(遊牧民)」を意味する言葉です。
遊牧民は、定住する場所を持たずに移動しながら暮らしています。
その遊牧民(ノマド)から派生したのが、働く場所と時間に囚われないノマドワーカーです。
ノマドワーカーの中には、世界を転々としながら働く人や、カフェでまったり仕事をする人など、さまざまなスタイルが存在します。
またIT職種で働きながらノマドをする人を「デジタルノマド」と呼びます。
現在はテレワークや在宅勤務ができる会社も増え、ノマド的な働き方をする人が増えてきました。
ノマドワーカーの魅力やメリット
ノマドワーカーになる魅力やメリットを紹介します。
好きな場所で好きな時間に働ける
最大のメリットは、好きな場所で好きな時間に働けることです。
パソコンとネット環境されあれば、働く場所は問われません。またフリーランスであれば、好きな時間に働けます。
筆者の私はフリーランスのWebライターをしています。
働く場所は自由なので、2019年にワーホリビザを取得して、ポーランドで一人暮らしをしながらノマドをしていました。
(ポーランド・ワルシャワの旧市街地)
海外生活をしながら仕事ができるのは、ノマドワーカーのメリットをいえるでしょう。
ストレスが少ない
ノマドは全てのストレスから解放されます。
- 早起きして準備
- 満員電車
- 職場の人間関係
- 月曜日の憂鬱な気持ち
会社に出社する必要がないため、これらのストレスを排除できます。
(ポーランドのカフェで仕事をしながらの一杯)
特に人間関係は大きなストレスとなるため、ノマドワーカーに憧れる人も多いようです。
新鮮な気持ちで仕事ができる
仕事に煮詰まったら場所を変えて、気分をリフレッシュできるのもノマドのメリットです。
新しいカフェに行ったり、知らない土地に移動したりと、日常に飽きることはありません。
(新しいカフェを開拓するのも楽しみのひとつ)
ひとつの場所でじっとしているのが苦手な人にとって、おすすめの働き方といえるでしょう。
旅行気分を味わえる
ノマドになると、旅行気分を味わいながら仕事できます。
観光地のカフェで作業したり、仕事終わりにビーチを散歩したりと、旅行を楽しめるのがメリット。
(仕事終わりにビールとソーセージ)
私は仕事終わりに現地のレストランに行くのが楽しみでした。刺激のある日々で本当に楽しかったです。
友達が増える
(チェコからドイツへ列車移動)
ノマドで各地を転々としていると友達が増えます。
特にゲストハウスに宿泊すると、同じノマドワーカーや旅人と遭遇するからです。
自分と似た人に出会えるため、すぐに意気投合して仲良くなれるでしょう。
ノマドワーカーのデメリット
自由度の高いノマドですが、デメリットも存在します。
自己管理が必要
ノマドワークする上で最も大切なのが自己管理です。
フリーランスになると、自分の行動を注意してくれる人はいません。
サボろうと思えばいくらでもサボれる環境です。特にノマドは旅先にいるような感覚なので、「遊びたい」という気持ちが勝ってしまう可能性があります。
(チェコ・プラハ を観光している様子)
私も独立した頃は、自己管理ができずに苦しんだ経験があります。
個人的には、自己管理できるようになってからノマドすることをおすすめします。そうでないと、旅先で仕事をするのは難しいでしょう。
社会的信用が低い
フリーランスは社会的信用が低い傾向にあります。
クレジットカードやローンの審査が通らなかったり、物件を契約できなかったりと、不自由に感じる場面が多いです。
私も家賃3万円のアパートを探している時に「自営業の人は無理です」と、断られた経験があります。
どんなに収入が高くても、フリーランスというだけで入居を断られてしまうのです。
現在はフリーランス人口も増え、ある程度は緩和されてきていますが、まだまだ風当たりは厳しいでしょう。
急な出費がかさみやすい
ノマド生活をしていると急な出費がかさみます。
- カフェが2時間制で移動しないといけない
- ゲストハウスにキッチンがなく自炊ができない
- 遊べる場所が少ない
- 出会った人と飲みに行く
- 体調を崩して収入が激減
そうでなくても、移動費や宿泊費、日用品など、ノマド生活はお金がかかります。
(誘惑の多い海外生活。ドイツで飲んだビール)
お金に余裕を持っていなければ、ノマド生活を続けることはできません。
ノマド暮らしに必要な持ち物
ノマドワーカーにか欠かせない持ち物がいくつもあります。
そこでノマド生活に必要な持ち物をピックアップしてみました。
- リュック
- 身分証(パスポートなど)
- 財布(海外なら2〜3個)
- クレジットカード(2〜3枚)
- パソコン
- モバイルバッテリー
- ポケットWi-Fi
- イヤホン
- 充電器類
- 着替え(2〜3日分)
- タオル
- 耳栓
- 化粧品
- 常備薬
- 変換プラグ・変圧器
必需品だけでもこれだけの準備が必要です。
私は海外に1年ほど滞在する予定だったので、リュックとキャリーケースで渡航しました。
ライフスタイルにもよりますが、使いやすいリュックを購入してストレスのないノマド生活を送ってくださいね。
ノマドワークの1ヶ月の生活費
ノマドワークするには、どのくらいの生活費がかかるのでしょうか?
そこで私を含め、ノマド経験のある人に1ヶ月の生活費を聞いてみました。
Yuichiの場合
- 職業:Webライター
- 滞在地:ポーランド
内訳 | 金額 |
家賃(光熱費・Wi-Fi込み) | 50,000円 |
食費 | 20,000円 |
スマホ代(SIM) | 1,000円 |
日用品 | 5,000円 |
娯楽費 | 20,000円 |
合計 | 96,000円 |
RYOの場合
- 職業:Webライター
- 滞在地:ドイツ
内訳 | 金額 |
家賃(光熱費込み) | 75,000円 |
Wi-Fi | 3,000円 |
食費(お酒込み) | 40,000円 |
スマホ代(SIM) | 3,000円 |
日用品 | 5,000円 |
娯楽費 | 30,000円 |
合計 | 156,000円 |
ノマドワーカーの1日のスケジュール
私がノマドワークをしていた時の1日のスケジュールを公開します。
このスケジュールは2019年にポーランドで生活していた時のものです
- 7:00〜仕事
- 12:00〜昼休憩
- 13:00〜仕事
- 17:00〜買い物、自由時間
- 22:00〜就寝
私は自宅で作業したい派なので、海外のアパートに引きこもって仕事をしていました。
(アパートに引きこもってひたすら仕事)
(自炊している様子)
ノマドワーカーにもいろんなタイプの人がいるので、自分が一番働きやすい環境を見つけることが大切です。
快適なノマド生活を送るコツ
ストレスの少ないノマド生活ですが、自己管理や急な出費など苦労する場面も多いです。
そこで快適なノマド生活を送るコツをいくつか紹介します。
ルーティン化する
ノマドワークは生活が乱れやすい傾向にあります。
生活が乱れると集中力が損なわれ、仕事に支障が出てしまいます。
だからこそ、生活をルーティン化して仕事環境を整えましょう。
私の場合は、起床時間と就寝時間、仕事時間を決めて、その通りに行動していました。
やるべきことが明確になっているため、効率的に作業ができます。
(栄養バランスを考えて自炊)
ノマドワーカーの中には、いろんな場所に移動して仕事する人もいますが、それだとリズムが崩れてしまう場合があります。
ぜひ集中できるルーティンを見つけて、快適なノマド生活を送ってくださいね。
時差を考慮する(海外の場
ノマドワークは生活が乱れやすい傾向にあります。
海外でノマドをする場合、時差を考慮しなければなりません。
基本的に日本の方が時差が早いため、連絡には気を遣います。
(ポーランド・ワルシャワで生活していたアパート)
私はポーランドに住んでいたので、日本との時差は7時間でした。
朝早く起きても日本は昼過ぎなので、連絡が遅れる可能性があります。そのため朝起きたらすぐにメールチェックしていました。
またオンラインミーティングに参加するために、深夜3時に起きることも。
時差で仕事の進捗が遅れないように、配慮することが大切です。
移動を増やさない
(ポーランドの首都ワルシャワから第二の都市クラクフに移動する時の様子)
ノマドワーカーは、国や地域を転々としながら生活をします。
しかし移動しながらの生活は、体力的にも精神的にも辛いものがあります。
仕事どころではなくなり、体調を崩してしまう人も少なくありません。
そのため、移動は最小限に抑えることが大切です。
私の場合は「1ヵ所につき1ヶ月以上は滞在する」というルールのもとでノマド生活をしていました。
その結果、体力の温存につながり仕事に集中できました。
お金に余裕を持つ
ノマド生活をするなら、お金に余裕を持ちましょう。
なぜなら生活費以外に、急な出費が発生しやすいからです。
(基本はスーパーで買い物をして節約)
お金に余裕がないと、心が貧しくなり仕事に集中できません。
可能なら、ノマドする期間の生活費をまかなえるくらいの貯金があると安心できるでしょう。
私の場合は、1年間の生活費くらいは貯金していました。
体調管理を徹底する
ノマド生活で欠かせないのが体調管理です。
知らない土地での生活で体調を崩す人も少なくありません。
特に移動が多い人は、疲労が溜まりやすいので注意が必要です。
自由度の高いノマドですが、自宅にいる時以上に生活リズムを整える必要があります。
(洋食に飽きて週4回は寿司を食べていた)
私の場合は、規則正しい生活を心がけ8時間以上の睡眠時間を確保していました。
また移動日の前後は休日にするなど、体力的に負担が少ないように心がけましょう。
ノマドワーカーになる方法
自由な生活に憧れてノマドワーカーに挑戦したい人もいるでしょう。
それでは、どうやってノマドワーカー(フリーランス)になればいいのでしょうか?
そこで、どこでも働けるWeb系フリーランスになる手順を簡単に解説します。
- 教材やスクールでスキルを学ぶ
- 学んだことを実践しながら案件を獲得する
- 効率化して稼ぐ金額を増やす
- 収入が安定したら独立する
あくまで流れなので、詳しい内容は割愛します。
さらに詳しくフリーランスになる方法が知りたい方は以下の記事を参照ください。
ノマドワーカーに向いてる職種
ノマドワーカーに向いてる職種をまとめてみました。
- WebWライター
- Webデザイナー
- イラストレーター
- プログラマー
- 動画編集者
- マーケッター
これらの職種は、パソコンとネット環境さえあればどこでも仕事ができます。
私もフリーランスのWebライターとして活動しており、自由な生活をしています。
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まとめ
(帰国前の様子)
今回はノマド生活の魅力や生活の実態についてお話してきました。
自由度の高いノマド生活ですが、自己管理やお金の工面など大変なことも少なくありません。
ぜひ本記事を参考に、ノマドワーカーへの一歩を踏み出してみてくださいね。
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