海外在住フルリモート体験談|現地の仕事ではなくリモートワークを選んだ理由とは?
2018年からドイツのベルリンで生活しているRyoです。

 

年々海外移住者が増えているというニュースを見ました。

このような状況のようです。

 

今、海外に住んでいる方やこれから住む予定の方・将来住んでみたいという方も多いのではないでしょうか?

 

僕自身海外に住んでみて困ったことが働き口でした。

 

恐らく、同じ海外に住んでいる方やこれから住もうと思っている方も、どうやって生活費を稼ぐのか?どうやって仕事を探すのか?が気になる方も多いのではないでしょうか?

 

この記事では僕が見つけた新しい働き方をシェアしたいと思います。

 

今海外に住んでいる方や、
これから住もうと思っている方の参考になれば嬉しいです。

海外に移住する日本人と働き方

留学や移住で海外に長期的に滞在する日本人は年々増加しています。

 

外務省が発表している「海外在留邦人数調査統計」というデータによると海外に滞在している日本人の数は、1989年(平成元年)に58万人だったのが、2017年には135万人。

 

この記事を読んでいる人の中にも将来的に海外生活を視野に入れている人も多いのではないでしょうか。

 

現地で生活する上で欠かせないのが「仕事」です。

 

日本人が増えている分観光や飲食といった日本人向けの産業も増えているので、選ばなければ仕事は見つかります。

 

一方、スキル以外に言葉の壁やビザの期限によって選べる仕事は日本のように豊富ではありません。

 

僕は日本で企業勤めを経験し海外でも働き、現在ドイツではフリーランス/リモートワーカーとして活動しています。

 

この記事では さまざまな場所でさまざまな働き方を経験してきた僕が、今なぜ海外にいて、なぜフリーランスやリモートワークという働き方を選んだのか?

 

海外にいてリモートワークをすることの良いところや大変なところなど、海外生活をしている日本人の働き方の一例としてご紹介できればと思っています。

 

リモートワークをすることは頭の片隅にもなかった選択肢だったので自分でも驚いていますが、僕にとって現在の働き方は”最高”です。

ドイツに来なければ出会わなかった働き方だっただろうと思うと、これだけでもドイツに来た価値があったのかなと思う事もあるくらい。

 

まだまだ駆け出しのレベルですが同じような境遇だったり、働き方を変えたいと思っている人にとってひとつでも参考になることがあればと思い、経緯をご紹介することにしました。

ドイツ生活のことや、ドイツに来るまでの経緯も書くので、少し長くなりますが気になる部分だけでも読んでもらえると嬉しいです。

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働き方の前に、今の暮らしについて少しご紹介します

ーなぜドイツにいるの?

 

ドイツには「ワーキングホリデービザ」という最長1年間旅行したり、勉強したり、働いたり、何して過ごしても良い、つまり”海外で生活できるビザ”で滞在しています。

 

ドイツに来た理由はシンプルで「ヨーロッパで生活してみたい」という思いと、ビールやワインなどお酒の勉強をするために来ました。

 

正直ドイツにこだわりがあったわけではなく、ヨーロッパの中でドイツが1番ビザが取りやすい国だったのでドイツを選択しました。

 

ちなみにベルリンを選んだ理由は、「ドイツの首都だから仕事はたくさんありそう。仕事が見つからないことはないだろう」と思って決めました。

 

ドイツどころかヨーロッパのどこにも行ったことがなくて何も知らなかったので、とりあえず行ってから考えよう!というざっくりな感じです。

ードイツでの生活について(滞在している家や物価など)

 

滞在してる家は、ベルリンの中心地から比較的近くの住宅街にあるアパートです。

 

見た目的には日本では”マンション”と呼ばれる建物ですが、海外だとそういった建物は基本的に”アパート”と呼ばれます。

※マンション=超高級物件というイメージ。

 

物価はスーパーで売ってるものはドイツの方が安いと思います。野菜やフルーツは特に。トマト5個で80円とか、ニンジン1キロで100円とか。チーズやヨーグルトなどの乳製品やビールも安いです。

 

ただ、日用品や交通・外食にかかる費用は大差ないので、全体的に見れば日本とそんなに変わらないと思います。

 

学校に通ってドイツ語を学びたいという気持ちはないので、現在はフリーで働きながらベルリン散策を楽しむ日常を過ごしています。

ドイツに来るまでの働き方

日本では都内にあるIT企業で28歳になる直前まで正社員で、営業とマーケティングの仕事をしていました。一般的な日本企業の勤務形態で、平日出勤・土日祝休み。

 

残業はあまり無くて有給消化しやすかったので、そういう面ではわりと働きやすい会社だったのかなと思います

 

仙台に半年間の出張に行ったり、新潟や大阪にも行ったり、転々としていることが多かったので働く場所が固定されてない生活には慣れてました。

 

ー会社を辞めてオーストラリアに留学

突然ですが、28歳の時から2年間オーストラリアに留学に行きました。

 

会社員時代の働き方や会社自体に不満があったわけではないのですが、すごく楽しくてやってる仕事というわけではなかったので、漠然と「このままでいいのかな。」という思いがあって。

 

辞める1年前くらいから「自分のやりたい事ってなんなんだろう。」と考えることが増えていました。

 

転職した先輩から声をかけてもらえたので転職してみようかなとも考えましたが、その当時の僕にとってあまり変化のある行動にはならない気がして辞退しました。

 

そんな時にふと目に入ったのがイギリスのエコノミスト誌が毎年発表してる、世界で最も住みやすい都市ランキング」の調査結果。

 

当時は5年か6年連続で、オーストラリアのメルボルンが1位になってました。

この結果を見た時に「海外の雰囲気ってめっちゃいいな。最高に居心地が良い。これはみんな旅行で来たくなるのも頷ける」と、過去にハワイ旅行した時の感動が蘇りました。

 

めちゃくちゃ居心地の良かったハワイの住みやすさランキングはアメリカ国内では1位でしたが、世界で見ると17位。トップ10にすら入ってません。

 

「世界で最も住みやすい都市って一体どんなところなんだろう...?気になる...」

 

ということで、世界一を体感するためにオーストラリアはメルボルンに住んでみることにしました。

 

「海外に行けば何か見つかるだろう」と安易に考えてたわけではなくて、その当時の自分にとって興味あることが「メルボルンに住んでみること」しかなかっただけです。

 

絶望的に英語もわかってなかったので多少不安はありましたけどいずれにしても会社は辞めようと思ってたし行ってイマイチだったら帰国して転職すれば良いと思って行きました。

 

結果、1年の滞在予定を2年に延長するくらい僕にとってメルボルンは最高の都市でした。

ーオーストラリアでの仕事探しはどうだった?

僕のような留学生がオーストラリアでアルバイトを探す時の基本は、働きたいお店に履歴書を持って直接行き、雇ってほしいと伝える」です。

 

これは日本人以外の国籍の人たちも同じようにやっています。

 

店側がその時ちょうど人が欲しいと思っていたなど”運”も重要なので、履歴書を30枚も50枚も配り歩くのはザラです。

 

僕の友人でバリスタを希望していた人は、履歴書を50枚以上配り歩いてようやく仕事を得ていました。

 

「皿洗いでも何でも良い。」という人は比較的すぐに仕事が得られますが、何か職種を絞っていると結構苦労するケースもめずらしくありません。

 

ちなみに、僕は履歴書を配ることなく仕事が見つかりました。

というのも、その時たまたまどこかで見かけた求人に応募してみたら採用されて、しかも楽しい仕事だったので続けたというかなりラッキーなパターンです。

 

ーオーストラリアでは飲食店で働きながら、ライティングに挑戦

オーストラリアではレストランのフロアと、バーでバーテンダーの仕事をしてました。

基本週5日・週6日働いてた期間もそこそこあったのでそれなりに忙しかったのですが、夕方~の勤務が基本だったので結構時間は余裕がありました。

 

その、オーストラリア生活2年目の時に「空き時間に何かできないかな?」と思って、「副業」とか、「ネット副業」みたいなワードで調べている中でライティングの仕事に興味を持ちました。

海外にいてもできるし、空き時間にやるのにちょうど良さそうと思って。

 

オーストラリア滞在中に「次はドイツに行こう」と決めていたので、帰国した時にも何かつなぎでやっていけるものが欲しいと思ったことと、

 

当時(現在もですが)オーストラリアドルがかなり安く、日本円に換金すれば手元に残るお金が少なくなるという懸念もあってのことです。

 

ライティングしたことなかったですし自信があったわけでもなかったですが、ライティング案件の中に【オーストラリアの留学体験談】という募集があって、これなら現状を書くだけだからできそうということで応募。

見事受注!ここから僕のライター活動が始まりました。

 

と言っても、当時は月に1~2本執筆するくらいの「お試し」のような感覚。ライターの仕事や収入面といった実態に興味があった感じです。

 

ちなみに初仕事の【オーストラリアの留学体験談】の記事は、本当に自分のありのままを書くだけで良かったので比較的すんなりと書けました。

 

ーオーストラリア留学が終わって

次はドイツと決めてましたが久しぶりの帰国でしたし諸々準備もあったので、少し日本でゆっくりしてました。

 

友達や元同僚とかいろんな人と会う予定立てるんですが、みんな働いてるから当然夜か土日になります。だから日中はとにかく暇。

 

久しぶりの日本といっても実家なので、1週間もあれば飽きます。

 

そんな時、ふと始めて地味に継続していた「ライティング」が活きてきます。

 

この頃には少し実績ができてたからか、仕事が獲りやすくなっていました。ライティングの件数を増やせるだけ増やして、日中は犬の散歩かライター活動。

 

夜は飲みに行く生活を数ヶ月過ごし、現在のドイツはベルリンにやってきました。

なぜリモートワークを選んだの?どうやって今の仕事を見つけたの?

11月末にドイツに来て当初はちょっと環境に慣れ始めた頃(ざっくり年明け)に仕事探しをして、ドイツで働く気満々でした。

 

ヨーロッパで働いてみたかったですし、バーテンダーやりたかったので。

 

ドイツにおいて僕のようにワーホリビザの短期滞在者の日本人で、ドイツ語ができない人にできる仕事は、ローカル環境で言えばレストランの皿洗いやホテルのハウスキーピングのような裏方仕事が一般的です。

 

もしくは、日本人が経営してる日本食レストランやラーメン屋さんでの仕事。

 

ードイツの時給やアルバイトってどんな感じ?

ドイツでのアルバイト探しは、日本人向けのコミュニティサイト【MixB(ミックスビー)】を見て、とりあえず情報を得ていました。

 

ちなみにベルリンの最低時給は、9.19ユーロ(約1,100円)。

 

ベルリンは移民や観光客が多い都市なので、ローカルのお店でも英語ができれば雇ってもらえるところもあります。

 

僕は多少であれば英語ができるので、英語でローカルのバーに雇ってもらえないか交渉しようと考えていました。

 

ですが、今のところドイツのバーでは1度も働いていません。

 

そもそも働いてみたいバーが見つからず応募すらしていません。バーはちょっと難しいかもしれないと思い、一旦別の仕事を探してみることにしました。

 

ベルリンにはユニクロや無印良品といった日系企業が出店していて、日本人スタッフもいますし、ワーホリビザでの就業も可能としているので応募してみようと思ったら、「ドイツ語が一定レベルなければ働けません。」と回答されました。

 

スタッフ英語使ってるんだけどな...。と思いつつ、諦めました。

 

日本人経営のレストランで働くつもりはなかったので、どうしようかなと悩んでいた時に副業・つなぎの仕事感覚で、

 

いつか仕事が途切れるだろうと思いながらやっていたライティングの仕事が途切れるどころか毎月依頼が増えていたことに少し可能性を感じるようになりました。

フリーランスになってみようかな...。

 

僕はドイツに丸1年間滞在するのではなく、ビザの残り3ヶ月間はいくつかヨーロッパの国を転々とする予定をしていて、そのことも加味すると、

 

パソコン1つで生活していける環境を構築できたら移動先でも困らないし、帰国してすぐに仕事探しをする必要もなくて良さそうだなと思ったら、今の僕にとって最善の選択なんじゃないかなと思って。

 

それまでは一切考えていなかったことですし継続していけるか不安もありましたが、

仕事が途切れたらドイツで仕事を探そう!

働きたいバーが見つかったら、バーテンダーの仕事もすれば良い!

 

ということで、急遽フリーランス路線でいくことに決めました。

 

ライティングの仕事を軸にやっていこうと思っていましたが「ライティングの仕事以外にも何かできることはないかな?」とクラウドソーシングサイトの求人情報を眺めていた時に、現在お世話になっている企業(マネクル)の求人を見つけました。

 

仕事内容は、「採用」です。

 

求人を作ったり、応募者管理したり、面接したりという業務のいわゆる人事職です。

 

海外から日本の人事の仕事に関われるってすごく貴重だなと思って、ビビッと来たのですぐに応募しました。

 

ライティングの仕事でお世話になってる人や企業から、ライターの管理をする仕事とか編集・校正・企画の仕事は声をかけていただけたものがありましたが、違うジャンルの仕事を取り入れたかったのでそれらはお断りして祈るように合否待ち。

 

時差が8時間もあるので人事はハードルが高いだろうなぁ...と思ってましたが、なんと採用していただきました!

 

今現在は人事業務してないですけど(笑)

 

でも、やってみたいと思う仕事を与えてもらっているので、とても満足しています。

 

実際リモートワークをやってみて、働き方はどう変わった?

全然違います。驚くほど変わりました。

 

それを特に感じるのは、働く場所と時間が自由という点です。

これは同じリモートワークの括りでも、仕事内容や企業の考え方によって自由の度合いは異なります。

 

例えばライティングや動画編集のように、個人で進めていける仕事であれば自由度は高いですが社内の人との協業が必要なプロジェクトだったり、リアルタイムでのやり取りが必要なカスタマー対応の仕事なんかだと、場所は自由でも時間は指定があったりします。

 

また、企業によっては完全なフルリモートではなく週1回~月1回出社して、打ち合わせをすることを必須としているところもあるので、そうなると多少場所の指定も入ってきます。

 

意外とフルリモートの仕事を取り入れてる企業は少なくてフルリモートOKでも、海外はネットワークのこととか、コミュニケーションが取りづらいからと敬遠されることも少なくありません。

 

僕がフルリモートOKの企業を見つけられて、海外在住にも関わらず採用してもらって現在伸び伸び働かせてもらえていることはかなり幸運だと思っています。

 

これまで仕事をする上で当たり前にしていた「職場に出勤するという行動がいらなくなったことはかなり大きな変化。

 

部屋でも図書館でもカフェでも、ネットが繋がるところ、今自分がいる場所を仕事場とすることができる、同僚やお客さんに会うことなく仕事ができている環境は今もまだ新鮮さを感じています。

 

出勤時間や営業時間もないので寝坊や通勤ラッシュと無縁になったこともかなり大きな変化です。

 

場所と時間が自由になったことで、時間の無駄がなくなった気がしています。

 

例えば、起きてすぐから昼まで仕事して昼から出かけて、帰宅後にまた仕事するといった感じで、自分のプライベートに合わせて仕事をスケジュールしていくことができるようになったのは、本当に快適。

 

時間については”制作物の納期を守れば稼働のタイミングは自由”という意味なので100%自由ということではありません。

 

時には急ぎ対応してもらいたいという依頼もあるので、その場合は数日仕事詰めになることもあります。

 

ーリモートワークにも、大変なところや課題に感じることはある

海外生活の現状で言えば、時差はネックポイントです。

ちなみにドイツと日本は8時間の時差があって、日本が朝8時の時にドイツは夜中の0時という感じ。(日本の方が進んでる)

 

フルリモートといっても、時にスカイプのようなツールを使った打ち合わせはもちろん必要ですし、日本時間に合わせたスケジュールをすることは全然あります。

 

僕は夜型人間なので無理なく合わせられてますが普通の感覚では夜中の2時3時に打ち合わせをするってあり得ないですよね。

 

あと、現地での交友関係は広がりづらいです。

 

初めて生活する土地で交友関係が広がるのは、語学学校とか職場が手っ取り早いですが、僕みたいにどちらも行ってない人だと、「現地での出会い」を増やすには、イベントに参加するとかSNSを活用して行動を起こす必要があります。

 

でも時差に関して言えば僕の場合

・日本時間の夜中に仕事をして、朝までに提出

・自分が寝ている間にチェックしてもらって

・起きたら返事が来ている

ようなリズムで仕事のサイクルが回っているので、時間の無駄がないのは逆に良いところだとも感じています。

 

確認事項があると止まってしまうケースもありますが、個人で進められるよう事前に段取りさえしておければスムーズに進めることができます。

 

時差を逆手にとって日本の発注者が寝ている間にお仕事を終わられることは強みです。

 

例えば、日本時間の夕方にお仕事をもらって、日本の方が出勤するまでには仕上げておくといった時差を強みにする働き方も可能です。

現在の1日のスケジュールは?

特にかっちり決まった予定は無いです(笑)

その日の事はその日、もしくは前日の夜に決めてます。

 

仕事も何時~何時までするとか決めてなくて、区切りが良いところまでやるって感じです。

 

特に観たいテレビもないですし。

 

日本の人と打ち合わせする時は基本的に日本時間の朝でスケジュールしてもらってるので、こちらは深夜。日中の予定に影響が出ることはありません。

 

ドイツは天気が良い日と悪い日の波が激しいので、天気が良い日はなるべく出かけたりランニングしたりしてから仕事。

 

天気が悪い日は1日中仕事みたいな感じもよくあります。

 

1日まったく仕事をしない日は基本的にないですね。

 

1~2時間でも空き時間はあるので、空いてるタイミングで進められることはやるようにしています。

↑ちょっとわかりづらいかもしれませんが、ランニングしてる公園です。

 

土日に行った時に撮ったものですが晴れてると公園に来る人がすごく多くて、僕ものんびりしてます。

 

自分のタイミングでやることを決めてやっているので”拘束されてる感”を感じてないことが、仕事とプライベートを切り分けずにうまくやれている要因になってると感じます。

フリーランスやリモートワークは、どんな人にオススメできる働き方?

ーオススメなのはどんな人?

  • 海外生活してる/する予定がある人
  • 場所的、時間的に自由な働き方をしたい人
  • 妊娠中や子育て中、介護などで、出社するのは難しいけど家でなら働ける人
  • 今よりも収入を増やしたい人
  • 自分のスキルをいろいろなところで活かしたい人
  • 自分で仕事を選びたい人
  • いつか独立、起業したいと思ってる人
  • 今の会社の人間関係に悩んでいる人

 

などなど、幅広くいろんな人に該当すると思います。

 

特に子育てとか介護とか、働きたい気持ちはあるけど出社するのは難しいという人には、かなり適しているんじゃないかなと思います。

 

海外を旅したいけど現地でいちいち仕事を探せない人や、国際結婚して日本と海外を行き来する人とか、フリーランスやリモートワークという働き方ができることで行動の幅が広がる人はたくさんいると思います。

ー逆にオススメできないのはどんな人?

  • 時間の管理が苦手な人
  • 主体的な行動が苦手な人
  • 密にコミュニケーションを取りながら働きたい人
  • 交友関係(仕事後の飲み会など)を大事にしたい人
  • 収入面や雇用の保証がないことに不安を感じる人

 

これをいつまでにやっておいて。

 

と与えられた仕事をこなし、わからないことがあれば、隣に座ってる人にいつでも確認できるような環境が良いと感じる人には難しいかなと思います。

 

聞きたい事がすぐに聞ける環境ではない中でスケジュール立てをしていく必要があるので、”自由に組み立てていくことが楽”と感じられないと逆に苦痛に感じてしまうような気がします。

 

また、仕事以外のプライベート時間にも同僚と関わりを持ちたい人には向かないと思います。

 

海外の初めて生活する環境だと知ってる人は周りにいないので、職場での出会いって結構重要です。

 

友達が友達を紹介してくれることもあって、そこから輪が広がっていくので。

 

海外でフリーランスやリモートワークをしていく場合は、現地の人とのコミュニケーションのバランスも考えないと、後々振り返った時に海外での思い出があまりないということにもなりかねないので、偏った生活にならないようにした方が良いかなと思います。

 

現在正社員で働いている人であれば、フリーランスやリモートワークは正社員のように固定給・雇用保険はないので、収入面や福利厚生が得られないことに不安を感じる人も向かないでしょう。

自分が考える理想の働き方は?

僕は今のところ海外に「移住したい」とまでは考えてません。

 

現在ドイツに滞在してるワーキングホリデービザは申請に年齢制限があって、僕は今回が最後のチャンスでしたし、どこの国も永住権を取るのって大変なことなので。

 

でも、1年中日本にいる生活をしたいと思ってるわけでもありません。

 

日本のパスポートは世界で1番信頼されてて、世界190ヵ国を旅行できます。(旅行といっても3ヶ月くらいは滞在OKのところが多い)

 

まだまだ行ってみたい国や都市はいくらでもあるので毎年ワンシーズンは日本以外のどこかで生活できたら良いなと思っています。

 

なので、今のような働き方はこれからも継続したいと思いますし、もっと自分磨きをしてやれることを増やして、どこに住んでいても働いていける自分を確立したいと思っています。

今お世話になってるマネクルという会社は、「やりたい仕事をする」というスタンスなのですが、そこに学んだこともあって、

 

ライターだからライティングの仕事だけしかしないとか、人事担当は採用の仕事だけしかしないということはなくて、部署をまたぐことが自然にある環境はすごく良いなと思っています。

 

やりたい仕事やその時興味のあることって1つとは限らないですからね。

 

得意なことは継続して経験値を貯めながら、なにか新しいことに挑戦するチャンスがあれば挑戦して、幅を広げていきたいと思ってます。

今後実現したい事や夢など

将来的には自分で飲食店をやりたいと思っていて、その目標は変わらずに追いつつ、フリーランスやリモートワークで働くことも継続しつつ、マルチな働き方をしていきたいと思っています。

おわりに

 働き方改革   フリーランス   リモートワーク 

といったワードをよく見かける昨今、ここ数年で職業として人気を確立している「ユーチューバー」がその代表的存在でもありますが、

 

先進国の中で何かと変革の遅い日本でも確実に働き方は年々多様化してるし、外国人の数も増えていて一昔前と比べてずいぶん変わったなぁと感じています。

 

僕の周りでフリーランスやリモートワークをしてる友人はいないですし、まだまだそういった働き方が何なのかすら知らない人はたくさんいます。

 

僕の現状を話すと「何それ?将来どうするの?」と心配されることもありますが、僕は逆に、仕事もプライベートもやりがいを見出せず不満を抱えながら、今の生活をキープしようとし続ける人が心配になります。

 

今の時代当たり前のことが、5年後には過去のものになっていることも普通にある現代で、終身雇用どころか退職まで会社があるのか?大手だからと言って安心はないんじゃないかと思います。

もし、フリーランスやリモートワークに興味があるけど「ほかの人がやってないから、やらずにいる」という人がいたらすごくもったいないことをしてるかもしれません。

 

フリーランス歴10年という人もザラにいるくらい実はそんなに新しい働き方ではないですし、その時々の自分に合った働き方を柔軟に選択できることが今後大切になるのではないかなと思うからです。

 

周りの大多数の人と違うことをするって、少し勇気のいることだったりしますが、何か自分に変化を起こしたり、新しい何かを得たい場合「今を一旦ゼロにする」が僕の大事にしていることです。

 

メルボルンに行くことを決めた時「有給使って2週間くらいの旅行でも、十分住みやすい都市を体感できるんじゃない?」って言われることもありましたけど、それは全然違うんですよね。

 

何か後ろ盾があると必死になれないので。

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」じゃないですけど何かをしながら何かを得るって、よほど興味があることだったり、差し迫った理由がないと実現することは難しいと思ってて。

 

思い切りのある選択をして環境や関わる人を変えると新たに見えてくる価値観があったり、自分はこういうことが好きだったんだとか、こういうことがしたかったことなんだなって気付くこともあります。

 

一旦ゼロにリセットすると「今後どうしよう」と不安に襲われるかなと覚悟してましたが、意外とそれはなくて「前進するしかない」って、前向きになるものだということもわかりました。

 

また、今までやってきたことが無駄になることってなくて、それまでの経験は不思議と必ずどこかで活きてくるタイミングがやってきます。

 

僕は実際そう感じることが何度もありました。

 

「みんなフリーランスやリモートワークをするべき!」とは全然思わないですが、興味がある人にはたぶん向いてる働き方じゃないかなと思うので、まずは副業から挑戦してみると良いと思います。

 

将来海外に住みたいと思っている方は、今のうちにフリーランスやリモートワークができるようなスキルを見つけておくのも一つかもしれません。

 

特に将来的に海外生活をしてみたいと思ってる人や、自由に海外を旅してみたいという夢を持っている人にとっては、フリーランスやリモートワークという働き方が、生活の選択肢を広げてくれる大きな助けになることは間違いないです。

 

今の内から少しずつでも何か勉強したりスキルを身に付けるための行動をしておくと、それが将来役に立つ日がきっとくると思います。

 

海外在住の方や働き方を変えたいと思っている方にとって、なにかひとつでもお役に立てることがあったら幸いです。

 

もしご興味があれば、私のドイツでのリモートワークのお仕事体験記事も読んでみてください。
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