働くママなら一度は耳にする「小1の壁」問題がありますが、具体的な対策は考えられていますか?
- 言葉はよく聞くけれど、あまり実感がわかずそのままにしている
- 漠然とした不安はあるが、何を準備したらいいのか分からない
と1人で悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
この記事では、小1の壁についての概要や不安要素に加え、いつから準備すればいいのか、子育てと仕事の両立についてなど、筆者の実経験も織り交ぜながら解説していきます。
目次
小1の壁とは|知ることが不安解消への一歩
慌ただしい毎日を過ごしていると、調べたくても後回しにしてしまい、焦りも膨らみますよね。
情報を知っておけば、何をすればいいのか対策も考えられるので、不安解消につながります。まずは小1の壁についてお話します。
小1の壁ってなに?いつまで続くの?
「小1の壁」 とは、
小学校入学をきっかけに、保育園や幼稚園時代と比べて仕事と育児の両立が難しくなること
を言います。
入学後の数ヶ月間を乗り越えれば少しは時間の余裕はできますが、1年生の間はさまざまな面で親の負担は増えます。
一般的にママ側の悩みはよく見かけますが、実は子どもにとっても問題点があります。では、子ども側とママ側でどのような問題があるのでしょうか。
小1の壁で起こる問題点
働くママにとって一番の心配要素は、小学生になると子どもの生活リズムが極端に変わり、これまでの勤務時間だと登下校の時間帯に合わせづらく、親子共々ストレスが溜まってしまう点です。
保育園では朝は早く、遅い時間まで預けられますが、小学生になると出勤時間後に登校することが多々あります。
また、下校時間は早く、放課後学級や学童も18~19時までの預かりが多いので、働くママにとって毎日が時間との勝負になります。
子ども側の問題点
保育園や幼稚園では、先生が手取り足取り子ども達に声をかけてサポートをしてくれます。
しかし小学校では、自分のことは自分でするのが基本です。入学後の数ヶ月は新しい環境に戸惑う子どもも多く、家庭での精神面のケアが大切になります。
また、ランドセルを背負って長い距離を歩き、登下校します。体力面でも疲れてしまい、入学後しばらくの間は体調を崩しやすくなります。
ママが抱える問題点
1年生の間は、親が確認しなければいけないことがたくさんあります。
入学前からそれは始まっていて、入学説明会参加からの必要な教材購入の手配、持ち物への記名などがあります。
入学後は毎日の連絡帳への確認印押し、宿題の丸つけやチェック、次の日の持参物確認、紙で届くお便りの確認など、それだけでも時間を費やします。
また、参観日や個人懇談などの行事は平日に行われますし、昨今の情勢で登校後に体調がすぐれなくなると連絡が入り、迎えに行く必要があります。
平日フルタイムで働くママにとって、このような行事の参加や急な呼び出しに対応しきれず、心身の負担になります。
小1の壁は入学前から始まっている!入学前後の流れ
小学校の入学準備は卒園してからでいい、と思っていませんか?
入学にあたって実は11月頃からすでに準備が始まります。スムーズに親子で4月を迎えるためには、早めの確認と対策が大切です。
ではどんな流れで進んでいくのか、筆者が住んでいる地域での一例をご紹介します。
入学前の秋ごろ
10月下旬に就学前健診があります。市からはがきで連絡が届きますので、指定日に子どもと一緒に小学校に行きます。
平日に行われますが、仕事などで都合が悪い場合は指定の医療機関でも健診は可能です。ただ、自分で予約を取る必要があり、実費での受診となります。
学童の説明会は別途違う日程で行われることが多いので、希望される方は早めに開催日を確認しておきましょう。
食物アレルギーやその他気になることがある人は、健診後に個別で先生に相談ができます。筆者の長男は食物アレルギーがあるため、給食対応について相談しました。
給食のアレルギー対応をお願いする場合、病院で「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」を書いてもらい、学校に提出する必要があります。
上記書類の提出締切は12月中旬です。年末は病院の予約が取りづらくなるため、早めに小学校から書類を受け取り、病院を予約しておくと安心です。
提出が遅れてしまうと最悪1年間、給食のアレルギー対応をしてもらえなくなりますので、早めに動きましょう。
年明け1月~2月
1月中旬~下旬ごろに入学説明会があります。
平日開催で、年間スケジュールの紹介や必要な物品について、書類提出日の締切など説明があります。
参加が難しい人は、後日書類を受け取れます。ただ、説明会のように詳しく説明はしてくれませんので、できるだけ説明会当日に行くことをおすすめします。
説明会の時に個別相談をした方は、別途小学校から連絡が入り、入学後の対応について先生と面談する場合があります。
筆者も長男のアレルギー対応について、栄養教諭と養護教諭の先生方とお話をしました。
3月~入学式前
注文していた物品を受け取りに小学校へ行きます。そして入学式前までにすべての用具に名前を記載しておきます。
算数で使う計算ブロックや、鉛筆1本1本にもすべて名前を書かないといけません。
事前にネットなどで名前シールを注文しておくと、ママのストレス軽減になります。
物品とは別に、上靴や体操服は指定されたお店で入学前までに購入しに行きます。
入学式前になると欠品になっていたこともあったので、必要なものはとにかく早く準備しておくと安心です。
入学後
入学式が終わってホッとするのも束の間、1年生は4月中旬まで給食がなく、お昼前に帰ってきます。登校したと思ったらすぐ帰ってくる生活が約半月間続きます。
下校時は、慣れるまで親が通学路に立って見守りをお願いされる地域もあります。
学童は入学式後すぐ受け入れてくれますので、働くママにとってありがたいです。放課後学級については、給食開始後からのスタートとなる地域が多いです。
小1の壁に負けない、働くママが抱く不安の乗り越え方
小1の壁問題は、できるだけ早めに情報を仕入れて動き出せるかがカギとなります。
事前に分かっていれば、不安も少しは薄れていきますよね。
ここでは働くママの心が軽くなれるよう、3つの対策をご紹介します。
入学前から環境の変化に対応できるよう先取り準備する
事前に準備をなるべく進めていけると、心の余裕が生まれます。
近所や職場に小学生の子を持つ先輩ママがいれば、入学前にするべきことを聞けます。忙しくない時間帯を見計らって、小学校に直接電話で聞いてみるのもいいですね。
また、勤務先へ勤務時間の短縮希望や、協力のお願いを事前にしておくのも重要です。
子どもの自立機会と捉えて任せてみる
自分の子どもはいつまでも子ども。
- 忘れ物はしていないかな
- 学校からのお便りや連絡事項をきちんと受け取れているかな?
と心配になります。
しかし、すべて親がやってしまうと、子どもの自立心がいつまでたっても育たなくなります。
入学当初こそ手助けは必要ですが、大人が思う以上に子どもは環境にすぐ順応します。
手を差し伸べたい気持ちをグッと抑え、子どもを信じて成長を見守りましょう。
周りに甘える=悪と思わない
働くママに多いのが、自分1人ですべてやろうとするところ。周りに甘えるのは決して悪いことではありません。
まずは一番身近にいるパパに協力してもらえるよう話し合い、一緒に乗り切ってもらいましょう。
家族以外にも、ママ友や職場の同僚への相談や、行政サービスに頼るのも手です。
子育てはママ1人では限界があります。働きながらだと尚更です。ママの負担を少しでも減らせるよう、周りの力を借りてくださいね。
子育てと仕事の両立は本当に難しいのか
これまで小1の壁のネガティブな面をお伝えしましたが、そもそも子育てと仕事の両立は本当に難しいのでしょうか。
考え方を少し変えてみると、意外とあっさり解決するかもしれません。ここでは、ママの働き方について考えていきます。
何を大切にしたいのか改めて考えてみよう
小1の壁で生まれる悩みは、実は生活に関するさまざまな悩みが重なり合っています。
解決方法の1つとして、自分の中で何を1番に優先したいのかを改めて考えてみると、解決の糸口が見つかりやすくなります。
その際、現状できるかできないかはいったん横に置き、本当に自分が大切にしたいものを考えてみてください。
筆者の場合は、仕事もキャリアも大切だけれど、子どもが小学校に楽しく安心して通える家庭環境づくりを最優先したい思いにたどり着き、自分の働き方を考え直しました。
働き方はひとつではない
正社員、契約社員、派遣社員、パート、業務委託…など、今や雇用形態の選択肢はたくさんあります。
それに加えて、働き方もフルタイム、時短勤務、フレックス、リモートワークと多岐に渡ります。
勤務先にもよりますが、仕事内容はそのままで、ライフスタイルに合わせて雇用形態や働き方は変えられます。
仕事はあくまでも、自分と家族が豊かに生きるための手段の一つです。子どもも自分も、家族みんなが幸せになれるライフスタイルを実現したいですね。
小1の壁ストレスから解放される働き方
小学校入学に合わせて、新たに仕事を探してみたものの、
と悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたい、小1の壁問題も解決できて、ママの時間も有効に使える働き方があります。
フリーランスやリモートワークをオススメする理由
小1の壁問題に限らず、子育て中は突発的な用事が発生します。その度に周りに気をつかいながら早退したり、休みを取ったりするのはストレスになりますよね。
フリーランスやリモートワークなら、基本は「自宅」で仕事ができます。
子どもが急に熱を出したとしても、看病しながら仕事ができますし、仕事の調整もしやすいので病院にすぐ連れて行けます。
学校の参観日や個人面談などにも予定を合わせやすいので、子どもの成長を見守りながら仕事ができる醍醐味があります。
フリーランスとリモートワークって何が違うの?
フリーランスとは、企業や組織には属さず仕事をする働き方です。
時間や場所、仕事内容を自分で自由に決められるので、限られた時間の中で仕事をしたいママにも向いています。
リモートワークは、在宅で仕事をする働き方です。雇用形態は2種類あり、企業に属しながら自宅で仕事をする場合と、フリーランスとして仕事をする場合です。
どちらの働き方が良い悪いはありません。ただ共通してWebを使った仕事が多いため、自宅にパソコンとネット環境を準備する必要はあります。
最近ではスマートフォンで仕事が完結する業務もあるため、まずはそういった仕事から始めてみるのもいいと思います。
フリーランスで働くためのスキルを身につけよう
働くママにはフリーランスやリモートワークがおすすめ!と言われても、初めてのことは何かと不安になりますよね。
自分にはそんな働き方はできない、フリーランスで働いた経験もないし…と自信のない方もいらっしゃるはず。
まずは自分に何の仕事が合っているのかを知り、そのスキルを身につけてみませんか?
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まとめ
今回は、働くママの誰しもが悩む、「小1の壁」の乗り越え方についてご紹介いたしました。
家族がみんな幸せに、楽しく小学校生活を過ごせる働き方をぜひ手に入れてくださいね。
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