
働き方改革やユニークな社内制度を取り入れる企業が増えてきました。
私たちにとって、働くことは1日の多くの時間を占めています。 ですから、できるだけ楽しみのある職場環境であることは大切です。
この記事では、少し変わった働き方や、ユニークな制度を取り入れている企業を10社紹介します。 現在の働き方を振り返る材料にして、今後に活かしていきましょう。
目次
従来の働き方を振り返る
みなさんにとって「働く」とは、どのような意味を持つでしょうか。
朝、満員電車に揺られて出社。日々の仕事をオフィスでこなし、場合によっては残業をする。仕事に疲れて、帰宅したらすぐ寝てしまう…。そんな生活を送っている人も多いと思います。
生活するにはお金が必要なため、毎日、働くのは当たり前です。
しかし、毎日のように同じことの繰り返しでは、仕事にも精が出ません。昨今、長時間労働の是正などを目指し、「働き方改革」が進んでいます。
さらに、より人生を実りあるものにするには、プライベートだけではなく仕事での楽しみや面白さを見出す必要があります。
自分が働いている会社で、面白い制度や働き方があればどうでしょうか。
仕事に楽しさが出てくるはずです。従来のように、出勤、業務、残業、と淡々と仕事をするのは面白くありませんよね。
以降で紹介する、ユニークな会社を参考に自分の働き方や勤め先を振り返ってみましょう。
ユニークな働き方革命をする企業10社
では、ここから少し変わった会社を厳選して10社、紹介します。
フリーアドレス、オフィスダーツ
フリーアドレスとは、決められたデスクはなく、出勤後に好きなデスクで仕事をすることです。
毎日デスクが変われば、気持ちの切り替えもでき、業務にもいい影響が出るでしょう。
お菓子メーカーで大手のカルビーでは、フリーアドレスに少し変わった工夫をしています。毎日出社すると、専用の端末が自動で今日のデスクを選ぶ「オフィスダーツ」を導入しているんです。
懸念材料はあったようですが、日々、違う仲間とのコミュニケーションが生まれて新商品のアイデアも浮かんだりするとのこと。
単に好きなデスクを選ぶのではなく、席替えが毎日ある学校のようで面白いですよね。大人になっても、ワクワク感を抱きながら出社できます。
本社オフィス廃止
本社オフィスを廃止するという、大胆なことを行なった会社があります。
株式会社ソニックガーデンは、2016年に本社オフィスを撤廃しました。その理由は、働き方改革の推進です。
社員は40名ほどいますが、全社員が地方や海外に在住していて、テレワークで会社が成り立っています。中にはオーストラリアや東南アジアを旅しながら仕事をする社員もいます。
しかし、オフィスは社員のコミュニケーションをとるには重要な場です。そこで、ソニックガーデン社は、仮想オフィスの導入で各所に居る社員を数分おきにカメラで撮影。
チャットでのやり取りを時系列に流し読みできるので、社内で起きていることを把握できるようになりました。
テレワークやリモートワークが当たり前になれば、仮想オフィスの導入も進むでしょう。ソニックガーデン社の事例は、今後の働き方の参考になります。
旅する支社
こちらも大胆な施策です。
株式会社カヤックは、自社メディアで「面白法人 カヤック」とうたっているように、ユニークな取り組みを行う会社です。
そのひとつに、世界中に支社を設ける「旅する支社」というものがあります。
カヤック社は、神奈川県鎌倉市に本社がありますが、仕事はネット環境とパソコンがあればできると考え、各地に支社を設けているんです。
あくまでも臨時的な支社ですが、ハワイやイタリア、ベトナム、伊豆や沖縄など、世界各国や日本国内で支社を設置してきました。
2011年に発生した東日本大震災の際は、支援を目的として3ヶ月間、仙台に臨時オフィスを設けています。
自由な働き方に挑戦しているカヤック社からは、見習うべき部分が他にもあります。ぜひ、「面白法人 カヤック」を覗いみてください。
どこに住んでいても家賃補助
賃貸物件に住んでいたり住宅ローンがあったりすると、住宅補助はありがたいものです。
アメブロでお馴染みの株式会社サイバーエージェントは、勤務しているオフィスから各線2駅圏内に住んでいる正社員に月3万円の家賃補助制度があります。
さらに、勤続年数が5年を経過した正社員は、「どこに住んでいても月5万円」の家賃補助を支給しています。
家賃の支払いは賃貸に住んでいる限り、永続的に続くため、社員の定着率も向上するでしょう。
女子マネ弁当
株式会社ドワンゴの取り組みは、業種にマッチしたものです。ドワンゴ社は多くのエンジニアを抱えており、不規則な生活になる人も少なくありません。
そこで、午前10時半からジャージを着た女子マネージャーとラジオ体操を促しました。参加すると、スタンプカードにスタンプが1つ押印されます。
そのスタンプをカフェテリアに持っていくと、少々豪華な弁当を女子マネから手渡しでもらえます。
男心をうまくくすぐった取り組みではないでしょうか。
ただし、2019年8月現在で、確実に行われている制度なのか不明です。(2013年8月ごろは実施している)
マッサージ・昼寝スペース
朝のうちは元気でも、業務をこなすうちに疲れが出てきます。
インターネット関連企業で大手のGMOインターネットグループでは、マッサージやお昼寝スペースを設置。
マッサージは10分500円、昼寝スペースは30分程度の仮眠ができます。
別スペースの「お昼寝スペース GMO Siesta」なら、ベッドが30台も置かれており、アイマスクや耳栓も使えます。
お昼からの仕事までにスッキリしたいときには重宝するスペースでしょう。
11ヶ月働いて1ヶ月休み
日本では、GWやお盆の時期でも10日前後が連休の限界です。
しかし、中には1か月の休暇を設けている会社があるんです。
ワヴデザインは2012年から11ヶ月働いて1ヶ月休む、という試みを続けています。
もちろん、全社員が一斉に休みを取るのではなく、交代で休暇をとります。2011年に前段階として2週間の休暇を導入したようですが、休暇前の引き継ぎや人員配置で苦労したとのこと。
その課題を踏まえて、2012年から1ヶ月の休暇取得を実現しました。
長期休暇が取れれば、海外旅行や資格取得の勉強、趣味に没頭するなど、腰を据えて楽しめます。
このような長期休暇の取得は欧米の働き方に似ています。日本も導入企業が増えて欲しいところです。
幕張手当・ろくじろう
千葉県に本社を構える通販サイト大手のZOZOTOWNは、幕張地域の活性化を図るために指定エリアに住むスタッフに現金5万円を支給しています。
手当の用途は自由で、近場に住むスタッフとの交流に活用する社員が多いようです。この制度は全社員の6割が使用しています。
また、6時間労働制を導入して、仕事の効率化も図っています。6時間で帰ってもいいという制度ではなく、業務の効率化をして早めの帰宅を促しているようです。
自分の業務をどうやったら効率化できるかが問われる制度です。チームワークも必要になると思いますが、これまでの8時間労働や長時間労働を見直すにはいい取り組みではないでしょうか。
オタスケマン
業務の効率化を図るには、うまく処理できないことや困ったことを一人で抱え込まないことが大切です。
CROOZ(クローズ)では、困りごとがあったら全社員に協力要請ができる仕組みがあります。
周辺にいる同僚や上司だけではなく、全社員に頼れるのは心強いものです。
企画で悩んでいたら、いろんな社員から切り口の違うアイデアが出てくるでしょう。自分が気づかない視点からの意見があるのは嬉しいですよね。
サッカー休暇
サッカー好きやスポーツ好きには嬉しい休暇です。サッカー休暇を取り入れているのは、株式会社ジオコードです。
サッカーのビッグ大会である、ワールドカップやオリンピックなどの公式戦があると、社員一丸となって応援をします。
日本戦の応援に参加した社員は当日や翌日に臨時休暇の取得が可能です。
中継時間の都合で、ホテルへの宿泊やタクシー利用があれば会社が負担します。翌日の仕事だけではなく、深夜の中継でも気兼ねなく楽しめるのは嬉しいポイントです。
これまでの働き方を見直してみよう
日本でもユニークな取り組みをする会社が増えてきました。みなさんが働いている会社はどうでしょう。何か面白い取り組みや制度はあるでしょうか。
これからの働き方は仕事や職場においても楽しみが必要です。もちろん、取り組みや制度を設けるには段階があると思います。
しかし、淡々と仕事をこなす時代は、終わりに近づいています。プライベートも仕事も充実してこそ、働き方改革です。ぜひ、これまでの働き方を振り返り、新たなことに取り組んでみませんか。
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