【美容系資格おすすめ9選】仕事や趣味に役立つスキルを身につける!
笑顔の若い女性
  • 美容関係の仕事をしてみたい
  • 美容関係の仕事でスキルアップしたい
  • 美容の知識を趣味や実生活に役立てたい

 

などの理由で、美容系の資格に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、美容系の仕事をしていた筆者の経験も踏まえて趣味や仕事に活かせる美容系の資格をお伝えしていきます。

 

美容資格に興味を持つきっかけになれたら幸いです。

美容系資格を活かせる仕事の種類

エステで頭をマッサージされて横たわっている女性とセラピスト

資格を持っていると就職や独立の際に一定の技術をアピールできて便利です。

また、美容業界の特質上、スキルと仕事の経験値は「あればある程」仕事の幅が広がります。

 

まずは美容系資格を活かせる仕事の種類を紹介します。

美容師・ヘアメイク

美容師の主な仕事内容はカットやカラー、パーマの施術です。複数のスキルを持ち、ヘアメイクやネイル、着付けなどトータルビューティーの提供をする人も多く活躍しています。

 

ヘアメイクは主にヘアセットとメイクを行います。舞台や撮影、ブライダルなど活動の場は広いです。

 

美容師、ヘアメイクアーティストになるには国家資格である美容師免許が必要となります。

なお、美容師免許の他に民間資格でスキンケア、ヘアケア、メイクの知識を強化して仕事の幅を広げられます。

ビューティーアドバイザー

ビューティーアドバイザー(美容部員)は主に百貨店などの化粧品販売コーナーで化粧品を販売する仕事です。化粧品の使用感を案内するためにお客さんにメイクを施します。

 

資格は不要です。ただし接客の中でスキンケアと化粧品知識、メイク技術は必須となるので民間資格で強化しておくと良いでしょう。

 

また、商品のブランドイメージを損なわないように高い接客能力が求められます。

ネイリスト

基本的には、爪の手入れをする「ネイルケア」、色を塗る「ネイルカラー」、装飾する「ネイルアート」を行います。

 

基本的に、入社の際に技術試験が実施されます。サロンによっては指定の資格が必要です。

 

なお、ネイリストはお客さんに色の知識や美容情報を提供する機会が多くあります。民間資格で専門知識を増やし提供できる情報が増えればリピートにつながるはずです。

 

筆者はネイル講習アシスタントの経験があります。資格試験のために何度も練習をしたので、今でも自分でネイルケアを楽しんでいます。

エステシャン

エステシャンは主に美肌のためのフェイシャルやボディケア、痩身やリラクゼーションの施術を行います。

 

サロンによって資格取得が必須です。なお、サロンのメニューに合わせて新たにスキルを増やす場合もあります。

 

筆者は以前、未経験でエステサロンに入社し、社内の研修を終えて認定試験を受けました。

 

サロンでコスメの案内をする際はメイク技術、スキンケア講習を実施する際にはスキンケア知識が活かされます。

 

さらにステップアップを目指すなら民間資格でスキンケアや化粧品知識を学ぶのがおすすめです。より広い視点で美容の理解を深められます。

美容系の仕事に人気の資格9選

美容師がヘアカットしている様子

 

美容系の仕事ではどのような資格が人気なのでしょうか。

 

ここでは人気の資格を9つに厳選してご紹介していきます。

美容師免許

美容師免許の活かせる仕事は美容師の他、ヘアメイク、アイリスト、アイブロウリスト、ブライダルサロンなど多岐に渡ります。

 

受験資格は、美容師養成施設にて2年以上の課程を修了している必要があります。

 

試験は毎年2月と8月に実施され、筆記と実技があります。合格率は2月は80%~90%、8月は50%~60%です。

引用 リジョブ 美容師の資格と取得方法を紹介

JNECネイリスト技能検定

内閣総理大臣が認可している「 公益財団法人 日本ネイリスト試験センター」が運営しています。日本のネイル資格として最も歴史が長く、受験者数は約99万人(2023年10月)です。ネイル業界で最も認知度が高く、一定の技術力を証明できます。

 

義務教育を修了していれば誰でも3級から受験可能です。筆記と実技があり、実技試験ではモデルの同伴または「JNEC認定モデルハンド」が必要です。

 

有名なネイル資格は他に、

  • ジェルネイルに関する「JNAジェルネイル技能検定」
  • 足の爪に関する「JNAフットケア理論検定試験」
  • 国際的な水準で審査される「INAネイルスペシャリスト技能検定」

 

などがあります。

日本化粧品検定(コスメ検定)

美容の基礎から法律などの専門知識まで幅広く学べる文部科学省後援の資格です。受験者は約132万人(2023年6月)に上り、メディアや著名人の間でも話題になっています。

 

3級は無料となっており、web上からいつでも受験可能です。2〜1級試験は年2回会場で実施されダブル受験が可能です。

 

40名以上の専門家が監修した内容で、化粧品メーカーや各種美容サロンで社員教育として導入されています。

 

美容業界でのキャリアアップはもちろん、美容好きの方やコスメデビュー前の方の予備知識としても人気です。

 

引用: 一般社団法人 日本化粧品検定協会

JMA日本メイクアップ技術検定

メイクアップ関連の仕事を志す人や職業としている人の技術向上を目指す資格です。一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が運営しています。

 

検定は3〜1級まであり、メイクアップ技術の他に接客マナーや化粧品知識を学べます。

毎年夏と冬に1回ずつの実施です。1級合格率は約30%と低いため、メイクに関する仕事では技術証明として期待できます。

 

注意点はメイクのモデル同伴で受験する必要があり、モデルの条件もあります。受験の際は概要を確認しましょう。

引用 好きを仕事に未来のトビラ

スキンケアアドバイザー

一般社団法人 日本スキンケア協会が主催する、肌理論や化粧品知識を学べる資格講座です。医師、大学教授、トップエステティシャンが監修していて、皮膚の構造や薬機法、化粧品成分の効果などが修得できます。

 

特にエステティシャンを志す方に人気で、プロとして接客時の心得や、カウンセリングの進め方を身につけます。

 

なお、動画を見ながら課題を進めて、正解率が70%以上で合格です。

AJESTHE認定エステティシャン

「AJESTHE(アジェステ)」は1972年に設立され、エステ関連団体としては日本で最も歴史があります。

 

AJESTHE認定エステティシャン」は高い技術でサービスを適切に提供できる能力を証明でき、就職や開業の際に役立ちます。

 

受験条件には一定の基準があるため、自分に受験資格があるか確認が必要です。

試験にはフェイシャルとボディの実技試験に加えて100問の筆記試験があります。

JLAリンパケア検定

JLAリンパケア検定は、リンパに関する知識に基づいたケアができる能力を証明します。健康・美容業界に従事している人のスキルアップに繋がります。

 

試験には2〜1級があり、Web受験も可能です。(2024年1月現在はWeb開催のみ)

1級合格者は会員になることで「リンパケアアドバイザー」の試験に挑戦できます。資格取得後は同団体のイベントに参加でき、名刺など肩書として使用可能です。

AEAJアロマテラピー検定

AEAJは内閣府に公益認定された、アロマテラピー関連で唯一の公益法人です。

アロマテラピー検定に挑戦すると、アロマの基礎を体系的に学んで活用できるようになります。

 

アロマの資格が活かせる職業はアロマセラピストです。アロマオイルで全身のトリートメントを行います。

 

香りのテストもあるのですが筆者は受験にあたり、友人や子供とゲーム感覚で香りを覚えたのが楽しかったです。なお、自宅でWeb受験できる気軽さも受験理由の一つでした。

色彩検定

色彩検定は、色に関する知識と技能を問う試験です。「公益社団法人 色彩検定協会」が主催しています。

 

1990年の第1回開催より累計170万人以上が受験し、幅広い年齢層の人に人気です。

なお、文部科学省後援の公的資格となっているので知名度が高いといえます。

 

筆者の経験上ですが、色の知識は美容ではメイクやネイルなどのデザインに役立ちます。特にメイクではファッションや肌、髪の色を配慮した上での色選びが大切です。ネイルでは色の配色に関わるのでデザインの提案の際に説得力が出てきます。

美容系資格を選ぶ3つのポイント

本と時計と砂時計

 美容系資格を選ぶ際の3つのポイントをお伝えします。

自分の目的に合っているか

美容系の資格に挑戦する目的は就職や趣味など人それぞれです。

 

まずは、資格取得によってどんな内容を学べるかの確認をし、資格の活用イメージを明確にしましょう。また、同様の資格が複数ある場合は総合的に判断する必要があります。

 

例えばエステの就職を目指すなら、スキンケアや化粧品知識がしっかりと学べるかがポイントです。

 

一方で趣味が目的の場合は、どこまで美容スキルを生活に取り入れたいかを明確にしましょう。特に初心者の方は、Webで受験でき良心的な価格のものから始めてみてはいかがでしょうか。

受験条件をクリアしているか

資格によっては、「認定校を卒業」「◯◯資格所持」など受験条件が設けられている場合があります。

 

飛び級やダブル受験ができる資格もあるので、自分の実力を見極めて資格を選択しましょう。

 

なお、メイク・ネイル・エステなど技術試験がある場合、基本的に試験当日にモデル同伴が必須です。(美容師免許試験はウィッグを使用)

 

筆者の経験上、練習や試験同伴のためのモデル依頼には心遣いが重要です。モデルを探すのも一苦労ですが、丁寧に依頼し必要事項を伝えます。

美容系資格の取得をする際は、ゆとりをもって準備にとりかかりましょう。            

費用と勉強時間の確保

費用の中には、受験料の他に登録料や年会費が必要な場合があります。資格を肩書として名乗るために継続的な支払いができるか、肩書きの必要性や予算を考えておきましょう。

 

また、参考書の料金や会場への移動費なども確認が必要です。

技術試験がある場合、化粧品など揃えるものが多いため費用がかかる傾向があります。

 

資格取得にあたってどの程度の知識やスキルを求めているのか、費用と時間を考慮しましょう。

 

計画を立て、無理なく楽しく学べるように準備を始めましょう。

美容系資格を取得する3つのメリット

美容系資格を取得する3つのメリットをお伝えします。

美容系の専門知識が身に付く

資格取得は専門知識を集中的に学べるチャンスです。知識が身に付き学びの証明もできるので一石二鳥といえます。

 

筆者の経験上では、専門知識と経験値によって会話に説得力が出て、プロとしてお客さんと向き合えるようになりました。コミュニケーションの満足度が上がれば信頼や売上につながります。

 

また、美容系で学ぶ内容は健康分野との関連が深いです。体の仕組みや流行、施術スキルなど多岐に渡ります。特に身近なスキンケアや化粧品知識系の資格は美容マニアには飽きない趣味になるでしょう。

正しい美容法を自分に活かせる

美容系資格は職場だけでなく自分自身の美容に活かせるのが最大のメリットです。

 

筆者の場合は、昔習った美容法がすっかり日々の生活に溶け込んでいます。日々の中で美容を意識すると気持ちのリフレッシュやリラックスにつながっていきます。

 

美容スキルは自分にとって一生物です。美容系の仕事をやめてもずっと活かすことができます。

 

美容系資格は持っていて損はありません。

就職、転職、独立、スキルアップに役立つ

転職や再就職、開業を少しでも有利にしたい方は美容系資格を取得しています。

自分の能力を証明し、自己流だけでは不足しがちな最新のトレンドや一定の情報量を得られます。

 

なお、資格は一つに絞らず興味あるものがあれば積極的に挑戦しましょう。

一つのスキルを極めるのも魅力的ですが、美容系の場合は知見が多く現場経験がある方が有利です。

美容系資格よくある質問5つ

考えている女性

美容系資格について、よくある質問をご紹介します。

美容系の資格がなくても就職できる?

美容師、アイリスト(まつ毛の美容)、アイブロウリスト、ヘアメイクは美容師免許が必要です。

 

その他、ネイリストやエステシャンを目指す場合は就職先により必要な資格が異なります。

就職後に働きながら所定の資格取得を目指せる場合もあるのでよく確認しましょう。

 

資格を取得する前に、働きたいサロンが明確に決まっている場合は資格条件をチェックしておくのがおすすめです。

 

就職や開業の際は、資格があることで簡単に技術レベルを提示できます。

資格取得に効果的な勉強方法とは?

ここでは筆者おすすめの勉強法をご紹介します。

 

  • まずは過去問を何度も解きましょう。問題の形式や量、難易度、時間配分をつかむのが最大のポイントです。自分の実力にあった具体的な勉強法が見えてきます。
  • もう一つの勉強法は動画コンテンツの視聴です。資料を見て問題を解くのも大事ですが、動画で解説されていると理解が深まるのでおすすめです。家事などで「ながら勉強」ができて便利なので、ぜひYouTubeなどで探してみてください。

なお、公式アプリなどの対策コンテンツがあるかもしれません。問題の傾向をブログなどでまとめている人もいます。活用できるコンテンツを最初に探しておきましょう。

美容系資格は履歴書に書けるの?

就職を希望する企業で活かせる資格は積極的にアピールしましょう。

 

まずは資格欄に資格の正式名と主催元を明記します。免許証は「取得」、合格証・認定証が発行されるものは「合格」と表記します。

 

取得予定の資格は、「◯◯検定◯級に向けて勉強中」、合格見込みの資格は「◯月取得予定」などと書きます。

 

ただし、企業によっては「取得してから書いて欲しい」など受け止め方も異なるので独自の判断が必要です。筆者の場合は、前向きな姿勢が伝わると思うので書きます。

 

また、応募先と関連の薄い資格や、あまりにも簡単に取得できるものは「趣味・特技欄」に記入すると良いでしょう。人柄を伝える要素になります。

 

履歴書が完成したらコピーをとり、面接に備えましょう。今後、履歴書が必要な時に役立つので大切に保管してください。

男性におすすめの美容系資格は?

メンズスキンケアは20年以上前から注目されていますが近年ではコスメも人気です。メンズ美容は「清潔感と身だしなみ」が主なポイントと言われています。ここでは男性に人気の美容系資格を2つご紹介します。

 

  • 一つはJMA(日本メイクアップ技術検定協会)が運営する「メンズスタイルアップ検定」です。メイクアップ、ヘア、ニオイケア、スーツなどについて基本知識を学べます。

  • もう一つは、日本メンズコスメ協会の「日本メンズコスメ検定」です。メンズコスメ、メンズメイクの理論を学べます。

美容資格で注意すべきことは?

最初に資格概要を熟読しておかないと「思っていたのと違う」という事態になりかねません。

 

別の項目でも書きましたが、資格更新や認定料などが必要なケースが多くあります。資格取得後の流れについては細心の注意が必要です。

 

また、受験を検討する際に合格率や試験内容の確認をしてください。実力圏外の場合は計画を見直す必要も出てくるでしょう。

 

なお、美容師免許の通信制などスクーリングが必要な資格の場合は「確実に通えるか」は重要です。

 

美容情報は流行と関連している部分もあるので変化していく場合があります。資格取得後も学びを更新し次のステップを目指していきましょう。

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まとめ

この記事では仕事や趣味に活かせる美容系の資格をご紹介しました。

美容系の資格は転職や開業に役立つ他、日々の生活がより豊かになるのが大きな魅力です。

 

この記事が美容系資格に挑戦する人の参考になればうれしいです。

 

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