IT業界におすすめの資格15選！初心者向けから上級者まで徹底解説

IT業界でキャリアを積みたい人は資格の取得がおすすめです。もちろん資格がなくても働けますが、スキルの証明になり転職や就職にも有利です。

 

 

このような疑問を持った人もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、IT業界でキャリアを積みたい人向けにおすすめの資格を紹介します。

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IT業界は急成長している

国内のIT業界は急成長を遂げています。

 

矢野経済研究所の調査によると、2021年度の国内民間企業のIT市場規模は前年度比4.5％増の13兆5,500億円という結果に。

2024年度には14兆6,000億円規模になると予想されています。

 

今やインターネットは欠かせない時代となり、企業でもDXやAIなどIT技術の革新が行われています。今後も急成長する分野とされているため、IT資格を取得すれば市場価値の高い人材になれるでしょう。

おすすめのIT資格15選

それでは、おすすめのIT資格をまとめて紹介します。

ITの基礎知識が学べる「ITパスポート」

ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明する国家資格です。経済産業省が認定しており、年間約20万人が受験しています。

 

IT業界で必要最低限の知識が身に付くため、これからIT業界にチャレンジする人や未経験の人におすすめ。ITの基礎知識をはじめ、セキュリティやプロジェクトマネジメント、マーケティングなどさまざまな知識を吸収できます。

 

企業の人材教育としても活用されており、評価されやすい資格のひとつです。

パソコンスキルを証明できる「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」

MOSとは、マイクロソフト社が提供するWordやExcelなどのスキルを証明できる国際資格です。

 

IT業界だけでなく事務や経理などオフィスワーク系の仕事にも役立ちます。パソコンスキルは業務スピードに直結するので、資格を持っているだけでアピールポイントになります。

 

またMOSではWordやExcelを細かく学ぶため、スキルの底上げにもつながるでしょう。

パソコンスキルに自信がない方や、これからIT業界を目指したい方におすすめの資格です。

ITエンジニアの登竜門「情報セキュリティスペシャリスト」

情報セキュリティスペシャリストは、情報処理技術を問われる国家資格で「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれています。資格を取得しておけばITやエンジニアの基礎知識が身についていると証明できるのがメリットです。

 

試験では、IT分野だけでなく経営やマネジメントなどの分野も問われます。企業によっては、入社後の取得が義務付けられているところも。そのくらい価値が高く、取得しておいて損のない資格です。

情報セキュリティの国家資格「情報処理安全確保支援士」

情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関わる国家資格です。2016年までは情報処理技術者と呼ばれていましたが、制度の変更により2017年から情報処理安全確保支援士になっています。

 

情報処理安全確保支援士は、IT業界初の士業資格です。公的にスキルを証明できるため、非常に価値の高い資格といえます。

 

参入できる案件の幅も広がり、特にセキュリティ分野では重宝されるはずです。セキュリティエンジニアやセキュリティコンサルタントを目指す人に最適な資格といえます。

情報処理で最も難しいといわれる「 ITストラテジスト」

 ITストラテジストとは、高度なITスキルを問われる専門職です。主にシステム開発の上流工程に必要な経営や戦略、プロジェクト立案などのスキルを問われます。

 

そのためITストラテジストを取得すると「実務経験5年分に値する」ともいわれています。実績がなくても、価値の高い人材として認められるのがメリットです。

 

これからIT業界でキャリアアップしていきたい人に必須の資格といえるでしょう。

ネットワーク関連の国家資格「ネットワークスペシャリスト」

ネットワークスペシャリストとは、ITエンジニアとして専門的な知識や技能を証明する資格です。経済産業省が定める、ITスキル標準の最難関であるスキルレベル4に該当する難関国家資格でもあります。

 

ネットワークに特化した資格で、ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す人におすすめ。取得すればスキルの証明になり、上流工程でも活躍できます。

 

難易度は高いですが、取得しておいて損はない資格といえるでしょう。

データベースを活用する国家資格「データベーススペシャリスト」

データベーススペシャリストとは、データベースの知識が問われる国家資格。データの管理や保守、開発に関する知識が学べます。

 

現代は情報化社会に突入し、データ活用が重要視されています。データが扱えれば、マーケティングや顧客管理が効率化でき、ビジネスを大きく加速できます。

 

データを扱う仕事だけでなく、インフラエンジニアやアプリケーション開発者など、幅広い職種で活躍できる資格です。

プログラミング能力を評価する「C言語プログラミング能力認定試験」

C言語プログラミング能力認定試験とは、C言語に特化した検定試験です。レベルは1級〜3級まであり、プログラミング能力の基礎から応用までを学べます。

 

特にプログラミング初心者は、スキルの底上げになるはずです。2級以上になれば履歴書に書いてアピールすることもできます。

 

C言語は需要の高い言語なので、エンジニアやプログラマーを目指している方はぜひ取得してみてください。

Pythonのスキルを問われる「Python 3 エンジニア認定基礎試験」

Python 3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基礎知識を問われる検定試験です。

 

Pythonはプログラミング言語の中でも、特に人気があります。汎用性が高く、Pythonが使える人材は多くの企業で重宝されています。

 

Python 3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基礎を学べるのが特徴。プログラミング初心者でも受験しやすく、スキルの証明にもなります。

 

人気のプログラミング言語を学ぶことで、自分のキャリアにも良い影響を与えてくれるはずです。

サービスの運用・保守に関わる「ITサービスマネージャ」

ITサービスマネージャ試験とは、ITサービスにおけるマネージャー職を目指す人向けの試験です。ITシステムの導入やサービスの改善、品質管理など、さまざまな知識が問われます。

 

システム運用保守に関わる資格なので、SIerに所属するITエンジニアにおすすめ。キャリアップにも有利に働くため、エンジニアからマネージャー職になりたい人は取っておくといいでしょう。

インフラ・ネットワークエンジニア向けの「CCNA（シスコ技術者認定）」

CCNAとは「Cisco Certified Network Associate」の略で、ネットワークに関する知識を網羅的に学べる試験です。

 

ネットワークの幅広い知識を問われるため、エンジニアとして最低限の知識やスキルを有している証明になります。

 

出題される内容は、ネットワークやIP接続、セキュリティ、プログラマビリティなど。ネットワークの知識がない人だとかなりの勉強時間が必要ですが、エンジニアとして働いている人なら、短期集中でも受かる場合があります。

 

ネットワーク全般について詳しくなれるため、IT業界でキャリアを積みたい人はぜひ取得してみてください。

責任者になるなら「プロジェクトマネージャ試験」

プロジェクトマネージャ試験とは、プロジェクトマネージャーに必要な知識を問われる試験です。

 

責任者として、予算や納期の管理、チームメンバーの配置など、プロジェクトを成功に導ける人材を育成します。

 

ITや情報の知識だけでなく、チームをまとめるマネジメントスキルも問われます。難易度も高く、合格にもかなりの勉強時間を要するでしょう。

 

その分、IT業界で高く評価されやすく、年収アップやキャリアアップにつながります。

セキュリティに関する「公認情報システム監査人（CISA）」

公認情報システム監査人とは、企業のシステムの点検や評価、検証などを行える資格です。

 

情報システムの監査は、さまざまな場所へ情報公開をする上場企業に欠かせないものです。情報が流出する事件も起きる中、情報システムの監査の重要性は高まっています。

 

情報の信頼性を保つ役割として、多くの企業で重宝される人材となれるはずです。

クラウドプラットフォームAWSの「AWS認定資格」

AWS認定は、Amazon Web Services（AWS）に関する知識を問われる資格試験です。

 

AWS認定資格を取得すると、AWSの仕事に関われるエンジニアとして高く評価されます。

 

特に最近は、クラウドサービスを使う企業も増えてきました。その中でAWSを導入する企業も多く、AWS認定資格を持つエンジニアが求められているのです。

 

またAWS認定資格の有効期限は3年間です。常に最新の情報が更新されており、学習をし続ける必要があります。

 

エンジニアは学習し続けることが大切なので、有効期限が定められている点は、メリットと捉えてもいいでしょう。

Googleが提供する「Google Cloud認定資格」

Google Cloud認定資格とは、Googleが提供するクラウドサービスの認定資格です。

 

資格は4つのレベルに分かれており、基礎レベルからプロフェッショナルまで自分の知識に合わせて受験できます。

 

基礎レベルであれば、エンジニア経験がない人でも取得できる難易度です。これからエンジニアを目指したい人は、入門編としてチャレンジするのもいいでしょう。

 

実際にGoogle Cloud認定資格を持つ人の4人に1人が、以前よりもキャリアアップできたというデータもあります。参照：Google Cloud

 

これからIT業界でキャリアを積みたい人におすすめの資格です。

IT資格を取得するメリット3つ

IT資格を取得するメリットを3つ紹介します。

 

それぞれについて、詳しく解説していきます。

①スキルの証明になる

資格の取得によりスキルの証明になります。

 

特に初心者や未経験者は、自分の能力をアピールしなければなりません。資格があれば、どんなスキルを持っているのか明確になり、就職や転職にも有利です。

 

企業側も有資格者を優遇する傾向があるため、経験者であっても資格の取得はおすすめです。勉強してきた証拠にもなり、高い評価を受けやすいでしょう。

②報酬アップにつながる

資格を持っていると報酬アップにつながりやすくなります。

 

資格にもよりますが、企業によって昇給を設けている場合があります。またキャリアアップにつながりやすいため、それに伴う年収アップにも効果的です。

 

もちろん資格だけでなく、経験も重視されるのは事実です。しかし資格を持っているとスキルの証明になり、周りから信頼されやすくなります。

③学び続けられる

IT業界は目まぐるしいスピードで成長しています。去年は主流だった知識でも、来年には衰退していることも。だからこそ、学び続けられる人はIT業界で生き残っていけます。

 

資格の取得を通じて学び続けられれば、時代に取り残されることなくキャリアを積んでいけます。学びながら資格を取得すると、業界からの評価も高くなり、就職や転職もスムーズになるでしょう。

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ITスキルは今の時代にぴったり

今回はおすすめのIT資格をまとめて紹介してきました。急成長を遂げているIT業界は、チャンスの宝庫です。今のうちから資格を取得しておけば、良いポジションで働ける可能性があります。ぜひ本記事を参考に、IT資格の取得を目指してみてください。

 

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