旅をするように、場所に縛られない生活ができたらなぁ
このような憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。
そんなあなたにおすすめなのが、アドレスホッパーという生き方です。
今回は元アドレスホッパーの筆者が、アドレスホッパーの意味や魅力、向いてる人の特徴などを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アドレスホッパーとは
アドレスホッパーとは、定住する家を持たず、場所を転々としながら生活する人や、そのような生活スタイルのことです。
アドレス(住所)とホッピング(あちこち渡り歩く)を掛け合わせた造語で、ここ数年で認知度が高まってきた言葉です。
アドレスホッパーに明確な定義はありません。日本全国を順に周る人もいれば、春は京都、夏は沖縄、秋は東京、冬は北海道のように、好きなエリアのみ周る人もいます。
また、数日単位で拠点を変える人もいれば、数週間〜数ヶ月単位で拠点を変える人もいるなど、行動パターンは人それぞれです。
ノマドワーカーやデュアラーとは違う?
アドレスホッパーは、ノマドワーカーやデュアラーとは違うの?
と思われた方もいるのではないでしょうか。結論は、違います。
- ノマドワーカーは、オフィスや家、カフェなど、好きな場所で働く人を意味する言葉です。場所を移動するのは仕事中のみ。基本的に定住する家があるため、住む場所は転々としません。
- デュアラーは、主に都市部と田舎での二拠点生活をする人のことです。定住する家を2つ持ち、行き来する暮らし方を意味します。
日本だけでなく海外を転々とする人もいる?
もちろんいます。
僕は過去にワーキングホリデービザを取得し、ドイツやフランス、スペイン、イタリアなどを転々としながら生活したこともあります。
アドレスホッパーの生活場所
アドレスホッパーは、ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設か、ADDressのような住まいのサブスクを利用する人が多いです。
1日〜数日単位で移動する人の中には宿泊予約が面倒で、時にサウナや漫喫で寝泊まりする人もいるようです。
ちなみに僕は大体、民泊サービスでお馴染みの「Airbnb」を利用して宿を確保しています。
Airbnbは選択肢が豊富で、1週間以上の連泊には割引を設定している物件も多く、比較的安く泊まれるのでおすすめです。
28連泊以上にして検索すると、長期滞在割引でかなりお得になる物件もありますのでご参考まで。
住民票はどうしているの?
大多数のアドレスホッパーは、住民票は実家に置いています。
中にはシェアオフィスに住民票を置いている人もいますが、住民票を置かせてもらえるかどうかはシェアオフィス次第のため、確認が必要です。
郵便物の中には保険料の納付書のような、重要でかつ急ぎ対応が必要なものもあると考えると、実家に置くのがベターと言えます。
アドレスホッパーになるメリット・デメリット
アドレスホッパーになるメリット・デメリットを解説します。
アドレスホッパーになるメリット
まず、アドレスホッパーになるメリットをみていきましょう。
気分や季節で自由に生活場所を変えられる
アドレスホッパーの魅力は、その時々の自分の気分次第で、自由に生活場所を変えられるところです。
筆者は過去に、北海道や大阪、京都、広島、福岡などを転々としましたが、生活に刺激があり、日々ワクワクしながら過ごしていました。
僕の場合、1ヶ月滞在する場所が多かったですが、個人的には1ヶ月程度の滞在がおすすめです。なぜなら、移動先での生活をゆっくり満喫できるからです。
現地のスーパーで買い物して自炊したり、カフェで仕事をしてみたり、旅行感覚ではなく移住感覚で過ごすとまた見え方が違って、いろんな発見や面白みがあります。
経験値が増える
場所を転々としながら生活すると、その分経験値が増えます。
例えば移動先で観光地を巡ったり、有名な飲食店に行ったりするのも立派な経験です。テレビで観て知っている状態と実際に経験したのでは、まったく違います。
いろいろ経験すると会話の引き出しが増えるので、コミュニケーションに役立つのもメリットと言えます。
新たな出会いがある
過ごし方によっては、人脈を広げられるのもアドレスホッパーの魅力です。
例えば僕は福岡に行った時、新たな出会いがほしくて、ゲストハウスに1ヶ月滞在しました。
長期滞在の人が多かったこともあり、しっかり仲良くなれた人は結構いて、福岡を離れた後もちょこちょこ会っています。
年を重ねるにつれて友人と呼べる人はそうできるものではないので、とても貴重な機会だったと思っています。友人の中にはオーストラリア人と仲良くなり、オーストラリアまで遊びに行った人も。
住む場所を変え、関わる人を変えると、未来がガラっと変わるケースもあるので、現状を変えたい人には特におすすめです。
行動力が上がる
生活する場所を転々とする、という行動を繰り返していると、自然と行動力が養われます。
知り合いがいない土地に行けば、観光や飲食店での食事、美術館巡りに野球観戦など、何をするにも1人行動です。
僕は昔、1人で旅行に行くなんて考えられないと思うタイプでしたが、今では海外も1人で楽しめるほどになりました。
定住したい場所が見つかる可能性がある
アドレスホッパーの中には、移住先探しを兼ねて、各地を転々としている人もいます。
僕が知り合ったアドレスホッパーにも新たな拠点探しをしていた人がいて、結果離島に移住したと聞きました。
自分にとって居心地のよい場所が見つかる可能性があるのも、アドレスホッパーになる魅力と言えるでしょう。
アドレスホッパーになるデメリット
次に、アドレスホッパーになるデメリットを解説します。
居住空間や身なりにこだわれない
アドレスホッパーは宿泊施設を利用し、各地に滞在します。したがって、自分の好きな家具家電、インテリアを揃えた部屋での生活はできません。
滞在する場所によっては、デスクがなくて仕事がしづらかったり、寝具が合わなくて寝づらかったり、何かしら我慢はつきものです。
また、移動が多い生活では、荷物を最小限にするのが基本です。コートや靴のようなかさばるものはいくつも持って行けません(自分の車で移動するなら話は別ですが)。
居住空間や服装にこだわりたい人には、それなりにストレスになるでしょう。
郵便物の受け取りが面倒
アドレスホッパーの難点は、郵便物の受け取りです。
僕は実家に郵送されるようにしていたので、受け取り自体は漏れなくできていました。
また、免許更新の通知や保険料の納付書のような、重要とわかるものが届いた際には連絡をくれたため、早めの対応も可能でした。
ただ、都度回収しに帰るわけにもいかず、滞在先にまとめて送ってもらうこともしばしば。家族に面倒をかけてしまうのが申し訳なく、悩みの種になっていました。
移動の準備が面倒
アドレスホッパーはみな基本的に、移動が好きです。
ただ、スーツケースやリュックの整理、飛行機や新幹線で移動するならチケット予約、宿泊先の予約など、移動の準備は面倒なもの。
とは言え早めに予約しておかないと、割高になったり予約が取れなかったりするため、後回しにもできません。
僕は移動先での生活をゆっくり満喫したかったことに加え、短期間での移動を繰り返すのが面倒で、1ヶ月程度の滞在をメインにしていました。
体力がないと辛い
場所を転々としながらの生活は、肉体的にも精神的にも結構疲れます。
移動の連続、見知らぬ環境への適応、ゲストハウスのような宿泊施設に滞在する場合は人間関係の構築もあり、神経を使います。
またせっかく移動したからには、街を散策したり観光地に行ったりしたいので外出が増え、気づけばヘトヘトになっている時も。
移動は慣れていて、新たな人間関係の構築も苦にならないタイプの僕ですが、疲れが溜まって動く気になれず、引きこもり生活をした場所もありました。
アドレスホッパーに向いてる人の特徴
アドレスホッパーに向いてる人の特徴は以下の通りです。
- 移動が好きな人
- 自己管理ができる人
- 新しい生き方に挑戦してみたい人
- 定住する家がなくて不安にならない人
- ミニマルな暮らしが好きな人
- リモートワークができる人
アドレスホッパーのスタイルや目的はさまざまです。頻繁に移動する必要はありませんし、積極的に人とコミュニケーションを取る必要もありません。
移動は月に1回、宿泊先はホテルのような、スローペース・単独行動でもいいわけです。
積極的に動きコミュニケーションを取る、超アクティブな人向けの生き方と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
ひとつの場所に固定された生活が合わないと感じる人には、向いてるでしょう。
性格や価値観以外で考えると、生活を続ける上では仕事が欠かせません。アドレスホッパーになるためにはどんな仕事や働き方が合うのでしょうか?
アドレスホッパーになりたい人におすすめの仕事と働き方
アドレスホッパーになりたい人におすすめの仕事や働き方は、Web系のフリーランスです。
僕自身Web系フリーランスとして活動していますが、アドレスホッパーと最も相性がよいと感じます。
特に、WebライターやWebデザイナー、Webマーケター、今話題のLステップ構築などの職種がおすすめです。
理由は、パソコンとネット環境があればできる仕事の中でも、特に自由度が高いからです。
僕はフリーランスのWebライターをしながら、各地を転々としていました。ライターは納期までに記事を仕上げればOKなので、働く時間や曜日は自分で決定できます。
移動や観光は平日の空いてる時間帯に済ませられたので、ほぼノーストレスで行動できました。
新たな出会いを増やしたい人には、リゾートバイト(通称リゾバ)もおすすめです。
リゾバとは、日本全国のリゾート地(観光地)にあるホテルや旅館などに、住み込みでアルバイトをすることです。
フリーランスに比べると自由度は下がりますが、宿代無料で交通費をもらえるケースが多いので、なるべくお金をかけずに周りたい人には合うでしょう。
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アドレスホッパーになって好きな場所で生活しよう
今回はアドレスホッパーの意味や魅力、向いてる人の特徴を解説しました。
ホテル以外にもAirbnbで手軽に宿探しができたり、リモートワークが普及していたり、今はアドレスホッパーになりやすい時代です。
興味がある人はぜひ、アドレスホッパーに挑戦してみてください。
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