アウトプット力を鍛えるトレーニング方法8つ|メリットやコツ、おすすめの本も解説
興味深く知りたい顔
アウトプットした方が定着率が上がるって聞いた
興味深く知りたい顔
アウトプットって何をすればいいんだろう?
興味深く知りたい顔
効果的なアウトプットの方法が知りたい!

 

アウトプットすることで学習効率が上がる、というのはよく聞く話ですよね。

 

ただ、具体的に何をすればいいのか、どれくらいメリットがあるのかまで理解している人は多くありません。

 

そこで今回は、アウトプットのトレーニング方法やアウトプットをするメリット、さらにアウトプット力を伸ばすのに役立つおすすめの本まで、まとめて紹介します。

インプット・アウトプットの意味

インプット、アウトプットを表示している画像
まずはじめに、インプット・アウトプットの意味を簡単に解説します。

 

インプット(input)は「入力」という意味で、主にコンピューターにデータを取り込むことを意味します。

学習面においては、覚える、記憶するといった意味合いで使われます。

 

アウトプット(output)はその逆で「出力」を意味しており、データを取り出すことを指します。

学習面においては、覚えた内容を発信するといった意味合いで使われます。

 

読書するのはインプット、読んだ内容を誰かにシェアするのはアウトプット、というイメージです。

アウトプットのトレーニング方法8つ

アウトプットのトレーニング方法を紹介します。

1. インプットの質を上げる

アウトプット力を高めるには、土台となるインプットの質が重要です。

 

インプットの質を高めるには、意識改革をするだけでも効果があります。

 

例えば次に読むビジネス書を選ぶ時、

 

自分は今何を学びたいのか?
学びをどう活かしたいのか?

 

問いかけてから選ぶイメージです。

 

目的を明確にした上でインプットを始めることによって、必要な情報をみた時の集中力が高まり、記憶に残りやすくなるとされています。

 

闇雲にインプットの量を増やすのではなく、インプットする目的を考えてみましょう。

2. インプットの仕方を変える

インプットの仕方を変えるのも効果的です。

 

例えば、これまではYouTubeや書籍でのみ勉強していたのであれば、塾やセミナー、オンラインサロンなどに参加して学んでみるのもいいでしょう。

 

自分に合う場所が見つかればインプットの質は上がりますし、そこで学びをシェアする機会があれば、アウトプットにもつながりますからね。

3. 手書きで書く

手書きするためのペンとノート
インプットした内容を手書きで書くことで、脳が活性化し定着率アップにつながります。

 

アメリカの研究によると、講義の内容をパソコンで記録する生徒より、ノートに手書きで記録する生徒の方が成績が良いことがわかっています。

 

見た内容をただ書き写すのではなく、自分の言葉で翻訳・要約してまとめるのがおすすめ。自分で考えることも定着率アップにつながるからです。

 

語学を学んでいる人であれば、その日学んだ単語を使って日記を書くのもいいでしょう。

 

頭の中を整理したい時は、マインドマップを使うのもおすすめです。

 4. 声に出す

黙読よりも声に出して音読をした方が、記憶力アップに効果的とされています。

 

黙読は「目で見て記憶」のステップですが、音読は「目で見て記憶、発声、音声認識、音として記憶」のステップになるため、より脳が活性化されることが確認されています。

 

読書や語学の勉強をする際は、声に出すことを意識してみてください。

5. SNSやブログで発信する

アウトプットのひとつの定番になっているのが、SNSやブログでの発信です。

 

発信するメリットは復習になることに加え、わかりやすく訴求する意識が働くので、要約力や伝える力が鍛えられることです。

 

また、自分の発信に対してリアクションがあれば、自分の理解や訴求力の良し悪しを測れるのもメリットと言えるでしょう。

 

手軽に始めたい人はTwitterがおすすめ。要約力を鍛えるにも最適です。

6. 仲間と議論する

アウトプットすることで理解ができている二人

インプットした内容について、仲間と議論するのも効果的です。

 

まずはアニメや映画のような、身近なものをテーマに試してみるといいでしょう。

 

ハッキリと面白いと感じたアニメがあったとしても、具体的に何が面白いのか人に伝えようと思うと、意外とうまく伝えられません。

 

言語化すると理解度は上がりますし、他者の解釈や要約が参考になり、より記憶に定着することも期待できます。

7. 体験する

体験するとは例えば、料理の作り方を教わって、実際に作ってみることです。

 

何事も知っているからと言って、できるわけではありませんよね。頭で理解できていても、やってみると思い通りにいかないことってよくあります。

 

スポーツや料理、楽器などやってきた人には、体で覚える感覚が染み付いている人も少なくないと思いますが、自分の体を使って感覚を掴むのは実際効果的なアウトプットです。

 

百聞は一見にしかず。経験に勝るものはありません。

8. 人に教える

アメリカの国立訓練研究所が発表した、学習の定着率を表す「ラーニングピラミッド」によると、人に教えることが最も定着率の高いアウトプットとされています。

 

ラーニングピラミッドの図

※引用:LEARN TERN

 

自分の中で感覚的に理解していることを、他者がわかるように順序立てて伝えるのは、実はすごく難しいからです。

 

見聞きした内容を自分の言葉にせず、ただ横流しするだけでは意外と伝わりませんし、曖昧な理解の状態で教えても、突っ込んだ質問をされれば返答に詰まってしまいます。

 

人に教えることを通じて曖昧さがなくなり、しっかりと理解できるわけです。

9.アウトプットが上手な人の真似をする

あなたの周りにも、アウトプットが上手な人はいると思います。

  • 資料のまとめ方がうまい
  • 説明に無駄がなくわかりやすい
  • プレゼンが上手

このような人は、アウトプットのコツを掴んでいます。

 

資料をまとめるポイントや、話は何からどのように使えるといいのか、観察して真似するのもおすすめです。

 

まずは真似から入り、ベースができたらオリジナリティを加えてみるといいでしょう。

アウトプットのトレーニングをするメリット

次に、アウトプットのトレーニングをするメリットを解説します。

インプットした内容の定着率が上がる

アウトプットの最大のメリットは、インプットした内容の定着率が上がることです。

 

授業を目で見る、耳で聞く、このインプットだけで受験に受かる人はそういませんよね。

 

自分で考えて要約する、何度も書く、議論したり教えたり口に出す、これらのアウトプットをしたからこそ定着させることができて、結果につながったわけです。

 

活きる学びにするためには、アウトプットが欠かせません。

曖昧さのない学びにつながる

アウトプットするとインプットした内容が定着するだけでなく、曖昧さのない学びにつながります。

 

例えば未経験者に説明するつもりでアウトプットしていると、想定される疑問が生まれ、それに回答するために自然と新たな学びが生まれます。

 

また、曖昧さがなくしっかり理解できると、例え話が浮かびやすくなるといった、自分なりの解釈ができるようになるため、より記憶に残るようになります。

説明が上手になる

感覚的な理解ではなく、言語化して順序立てて理解できていれば、必然的に説明が上手にもなります。

 

アウトプットのトレーニングを通じて、記憶力、理解力、説明力までつけば、大きなスキルアップですよね。

 

仕事のパフォーマンスは上がるでしょうし、新たな学びに取り組む際の吸収力にも差が出るでしょう。

アウトプットの効果をより高めるコツ

アウトプットの効果をより高めるコツを紹介します。

できることから始める

アウトプットは、すぐにできることから始めましょう。

 

前段でラーニングピラミッドを紹介したので、もしかしたら特に数値のいいものに絞って、アウトプットを始めようと感じた方もいるかもしれません。

 

でもあれはあくまでも参考値。インプットで終わらずアウトプットをするだけで効果はありますし、人それぞれ適したやり方はあるので、必ずしも全員に当てはまるとは言えません。

 

人に教える機会を待って、結局アウトプットできずに終わってはもったいないですよね。

 

いつでもできるアウトプット方法を採用しましょう。

学習後なるべく早めに復習する

あなたは忘却曲線という言葉を聞いたことがありますか?

 

時間の経過と記憶の関係を表すもので、人の記憶は以下のように推移するとされています。

  • 20分後に42%のことを忘れる
  • 1時間後に56%のことを忘れる
  • 1日経つと67%のことを忘れる

 

何もしなければ、たった1日で70%近くのことを忘れてしまうわけです。

 

ただ、学習後24時間以内に10分の復習をすると記憶は100%戻り、その後は1週間以内に5分の復習をすれば、記憶は蘇るとされています。

 

なので、学習後はなるべく早めの復習を心がけましょう。

些細なことは気にしない

少しワクワクしている顔
Twitterのアイコンは何にしよう
少しワクワクしている顔
おしゃれなノートや文房具を使おう

 

など、なんでも形から入りたい人もいると思います。

 

気分を上げるのは大切ですが、最も大切なのはアウトプットを実践することです。

 

選んだアウトプット方法が定着するかわからないので、あまり些細なことは気にせず、とりあえず着手しましょう。

アウトプットの習慣化を目標にする

1度のアウトプットで完全に定着するわけではありません。

 

繰り返しアウトプットをすることで定着率が上がって、やがて完全な記憶になります。つまりアウトプットはたまにするのではなく、継続することが重要です。

 

土日に1〜2時間のまとまった時間を作ってやろうとするよりも、毎日10分のアウトプットの方が継続しやすく、身にもなります。

 

アウトプットの中身も大切ですが、まずはアウトプットすること自体の定着を目標にするのがおすすめです。

 

アウトプット力が伸びるおすすめの本

アウトプット力が伸びるおすすめの本を紹介します。

学びを結果に変えるアウトプット大全

メルマガ毎日発行13年、Facebook毎日更新8年、YouTube毎日更新5年など、日本一アウトプットしている精神科医、樺沢紫苑さんが教えるアウトプット術です。

 

本書ではインプットとアウトプットの割合は「3:7」が最も記憶に残りやすく、最も自己成長につながりやすいと説明しています。

 

そして紹介されるアウトプット方法はなんと80個。きっとあなたに合う方法が見つかるでしょう。

インプットした情報を「お金」に変える黄金のアウトプット術

元日本マイクロソフト社長、成毛眞さんの著書。

 

アウトプットの大切さと価値を改めて理解できて、具体的なアウトプット方法も学べる一冊です。

 

アウトプットをお金につなげたい人におすすめです。

読書は「アウトプット」が99%

普段読書をする人におすすめなのが本書です。

 

読書をどのようにアウトプットするべきかという点はもちろん、アウトプット以前の読書の仕方も学べるため、読書の仕方が大きく変わるキッカケになるかもしれません。

アウトプットできる環境に身を置くのもおすすめ

もし1人だとなかなか継続ができない方は、仲間と学び、学びをシェアできるコミュニティに参加して、アウトプット力を伸ばすのがおすすめです。

 

私たちは起業やフリーランスに必要なスキルを無料で身に付けられる、オープンイノベーション大学という学校を運営しています。

 

定期的にセミナーやイベントを開催していて、多い時には500人規模になることも。※オンラインでの参加も可能です。

 

さまざまなワークを通して、参加者の方同士アウトプットできる仕組みを整えています。

 

参加費はすべて完全無料なので、ぜひLINE登録して情報をゲットしてくださいね。

 

まとめ

今回はアウトプットのトレーニング方法について解説しました。

 

相手がいないとできない方法もありますが、多くは1人でもできることです。

 

外食したお店のレビューを残すというのも、立派なアウトプットのひとつですからね。今できる取り組みを続けて、アウトプット体質になりましょう。

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