パラレルキャリアとは?副業との違いや始め方をまとめて解説

日本ではまだ浸透しているとは言えないパラレルキャリアですが、興味を持つ人は増えています。

 

疑問を浮かべた男性
最近パラレルキャリアが気になる
疑問を浮かべた女性
副業とは具体的にどう違うのかな?
興味深い顔の男性"
パラレルキャリアの始め方が知りたい

パラレルキャリアは今後、働き方の主流になると言っても過言ではないため、早めに取り組みを始めるのは非常におすすめです。

 

この記事では、最近注目が集まるパラレルキャリアについて、用語の意味やメリット、始め方をまとめて解説します。

パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアとは、本業を持ちながら第2のキャリアを築くことです。

 

”経営学の父”と呼ばれるオーストリア人経営学者、ピーター・ドラッカーが著書「明日を支配するもの」で提唱した、これからの社会での生き方に対する考え方のひとつです。

副業との違いは?

副業とパラレルキャリアの主な違いは、活動の目的です。

 

副業の最大の目的は、収入を増やすこと。一方パラレルキャリアは、収入増が最大の目的ではありません。

 

収入が得られることをするケースも多々ありますが、主な活動目的はキャリア形成です。

 

  • 自分の好きなことや夢に挑戦する
  • 会社ではできないことに挑戦する
  • NPO法人に所属してボランティア活動をする

 

これらを通じて視野を広げたりスキルアップしたり、独立・起業の準備をするなど、収入よりも経験そのものに価値を置くのがパラレルキャリアです。

パラレルキャリアが注目を集める理由

パラレルキャリアが注目を集める理由を紹介します。

企業の短命化

人の平均寿命は右肩上がりの一方、企業の平均寿命は下がっていることをご存知でしょうか?

 

2020年に倒産した日本企業の平均寿命は23.3年。創業100年を超える企業は、日本全国にわずか2%しかありません。

 

新陳代謝の激しいアメリカでは、1955年には75年だった企業の平均寿命が、2015年には15年。60年間で60年も短くなっています。

 

人生100年時代において第2のキャリア形成は、否が応でもやらなければならない可能性が高いわけです。

働き方の多様化

2018年の1月から副業・兼業が解禁となり、以降副業人口は年々増加しています。

 

また、コロナの影響により、リモートワークが当たり前の働き方のひとつになるなど、近年日本でも働き方が多様化しています。

 

中にはパラレルキャリアを推進する企業もあり、社外活動だけでなく、社内の別部署で活動の機会を提供しているところも。

 

働き方の多様化が、パラレルキャリアの増加にもつながっています。

パラレルキャリアのメリット

次に、パラレルキャリアのメリットを紹介します。

気軽に新しいことに挑戦できる

ワクワクする新しいアイデアを出している人たち

パラレルキャリアの大きなメリットは、気軽に新しいことに挑戦できることです。

 

例えば新たな仕事に挑戦したかった時、一昔前は副業求人が限定的だったため、挑戦には転職が必要でした。

 

ところが今はオンライン上にあらゆる選択肢があり、オンライン上で完結できるため、いちいち転職せず会社員のまま、新しいことに挑戦しやすくなっています。

 

自分の活動領域を広げやすいほか、仕事のミスマッチを防げるのも魅力です。

本業ではできない経験ができる

本業ではできない経験とは仕事内容自体もそうですが、同じ仕事の違う立場、例えば本業ではいちメンバーの人が、他社ではマネジメントを担当するといった発想もあります。

 

または、業務の立ち上げに参画したり、コンサルとして参加したり、本業で培った経験を業務以外の領域で活かすのも、スキルアップ、キャリアアップになりますよね。

 

パラレルキャリアによって、本業のレベルアップを加速させることも可能です。

人脈が広がる

新たに仕事を始めるでもボランティアを始めるでも、新たな人との出会いは必ずあります。

 

大人になるにつれて知り合いや友人はなかなか増えませんが、行動すれば増えます。

 

人伝てでまた新たな人との出会いがあったり、仕事の紹介があったり、プライベートが充実するなど、キャリア形成以外に得られるものがあるのも魅力と言えるでしょう。

収入が上がる

仕事として取り組む場合は当然報酬が発生しますので、収入が上がります。

 

副業のように収入重視ではなく、経験や人脈形成が目的の活動になるため、大きな収入アップを期待するものではありませんが、評価されれば本業並みの収入になる場合もあるでしょう。

肩書きが増える

パラレルキャリアを実践すると、自分の肩書きが増えます。

 

本業では会社の営業でも、本業以外の時間にブログを書いていれば、実績はさておき、それはもうブロガーでもあるわけです。

 

肩書きが増えれば自分の市場価値が高まるほか、どんな経験も会話のネタになるため、会話の引き出しを増やすこともできます。

自己管理能力が上がる

パラレルキャリアを通じて、自己管理能力が上がります。

 

自己管理とは例えば、時間管理やスケジュール管理、報酬を得るのであれば確定申告をするようなお金の管理も出てきます。

自己管理能力は会社員としても当然役立ちますし、いずれフリーランスに転身したり、起業したりする際にも役立つスキル。独立したい人には欠かせない能力です。

 

社会貢献もできる

社会貢献でき満足している男性

パラレルキャリアにボランティアを選べば、社会貢献もできます。

  • 災害で被災した方への支援活動
  • 老人ホームでのボランティア活動
  • 子どもへの学習支援ボランティア

など、世の中に支援を求める人はたくさんいます。

 

収入にはなりませんが、ボランティア活動を通してビジネスアイデアを掴み、最終的に金銭的に豊かになる人もいますからね。何事も経験です。

パラレルキャリアの注意点

パラレルキャリアにはメリットだけでなく、注意点もあります。注意点を踏まえた上で、検討してみてください。

自由時間が減る

当然ですが、パラレルキャリアの実践で自由時間は減ります。

 

趣味のように楽しみながらできることであれば、忙しくても充実しますが、常に楽しさしか感じられない取り組みというのは、そうありません。

 

時に何もせず、ただただゆっくり過ごしたり、1人になりたい瞬間があったりしますよね。

 

本業と第2のキャリア、自由時間とのバランスを大切にしましょう。

会社によっては歓迎されない

副業解禁となって数年が経ちますが、副業を容認する企業は未だ半数程度。

 

パラレルキャリアを推進することで、個人的にスキルアップしてくれるのは企業としてもありがたい反面、人材流出や情報流出、疲れの持ち越しなど、リスクもあるからです。

 

また上司によっては、他所で学んだ知識や経験を面白く思わず、目をつけられてしまうことも。会社と相談しながら進めるのがベターです。

芯がない人と思われることもある

会社で悪口を言われている男性

何か1つのことに心血を注ぎ、尖った存在になることが美徳と考える人もいるため、あれこれ手を出す人間は芯がないと思われることもあります。

 

パラレルキャリアに否定的な人は、嫌味や陰口を言ってくる場合もあるでしょう。

 

無視すればいい話ですが、めんどくさいですし、当然いい気はしません。不毛なストレスを抱えてしまうかもしれません。

パラレルキャリアの始め方

ここからはパラレルキャリアの始め方を紹介します。

興味のあることをリストアップする

まずは何をやるか決めるために、興味のあることをリストアップしましょう。

 

パラレルキャリアは収入にこだわらないことがポイントです。なので、単純に好きなことや興味のあること、昔に夢を抱いていたことなど、あらゆる方向から考えましょう。

 

アイデアを出すことに専念して、そこから厳選していくのがおすすめです。100個を目標にどんどん書き出してみましょう。

 

簡単に始められるものを選ぶ

興味のあることをリストアップしたら、その中でも簡単に始められるものを探しましょう。

 

考えただけで結局やらずじまいでは意味がなくて、行動に移すことが大切だからです。

 

1度着手したからには、ずっと継続しなければいけないつもりでやる必要はありません。

 

興味のあることを実験的に実践してみて、興味が持てるか探るのも行動のひとつ。

 

なので最初から大きく始めるのではなく、時間的にも金銭的にも無理のない範囲からスタートするのがおすすめです。

必要な道具や環境を整える

例えばスマホしかない人が、パソコンとネット環境が必要なことをするのであれば、その用意をするイメージです。

 

そのほか、活動用のSNSアカウントを作ったり、本業以外の収入が発生するのであれば、開業届を出したりすることが考えられます。

スキルを磨き実績を作る

やることが決まり、環境が整ったらスタートして、第2のキャリアのスキル磨き、実績作りが始まります。

 

スキルと実績、人脈が伴えば、第3、第4のキャリアは自然と展開されていくでしょう。

パラレルキャリアを成功させる秘訣

パラレルキャリアを成功させる秘訣は、学んで継続的に行動することです。

 

学びなく行動しても壁にぶつかるばかりで進みませんし、継続的に行動しなければ結果は伴わないからです。

 

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まとめ

今回はパラレルキャリアについてまとめて解説しました。

 

定年間近の人以外、若ければ若いほど、終身雇用や退職金をアテにする時代ではありません。

 

パラレルキャリアに興味がある人は、早いうちからどんどん行動を始めましょう。

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