仕事がデキる人の断り方4つ|上手に断る人が成功する理由

あなたは仕事や依頼を断ることが苦手で困っていませんか?

 

他の仕事もあって今厳しいんだよな...
その価格だと見合わないんだよな...
今日の夜予定入ってるんだよな...

 

誰もが納得してくれるような理由がないと、仕事中だけでなく、プライベートでも断るのって気が引けますよね。

 

先に結論ですが、仕事を上手に断ることができると信用され、体力的にも精神的にも健康になる可能性が高まります。

 

この記事では、相手に不快な思いをさせない上手な仕事の断り方を紹介します。

仕事や依頼は断ることもすごく大切

まず最初に理解しておくべきは、仕事や依頼は時に断ってもOK、むしろ断った方が良い時もあるということです。

  • 興味のある仕事だけやりたい
  • 時間や業務量にゆとりがあるのに引き受けない
  • めんどくさいからフォローしたくない

こういった理由で断るのは当然ながらよくありません。

 

組織に所属する人は特に、乗らない仕事はあるものですし、助け合いが必要な時もあるからです。

 

でも引き受けるべきではない仕事や依頼、タイミングはあります。

 

仮に無理して引き受けた結果間に合わなかった、なんてことになればどうでしょう?

 

できないなら、最初に言ってくれ!

 

感謝されるどころか評価と信用が下がることもあるでしょう。

 

今引き受けるべきかどうかの線引きができないと、自分が損をするだけでなく周りに迷惑をかけてしまうこともあります。

 

断ることが正しい選択の時もあるこれを念頭に置きましょう。

仕事を断れない人の心理や特徴

仕事や依頼を断れない人の心理状態や特徴を紹介します。

断れない人は女性の方が多い

しらべぇ編集部が全国20~60代の男女1,589名を対象に実施した調査によると、「自分は断れない性格だと思う」と回答したのは全体の39.1%。

 

中でも20〜30代女性の割合が高い。2人に1人は断れない性格と考えると、かなり多いと感じられます。

断った後の人間関係が不安

日本人は遺伝子から「世界で最も不安を感じやすい民族」であることがわかっています。

 

”不安遺伝子”とされるS型遺伝子の保有は、

  • 日本人:80.25%
  • アメリカ人:44.53%
  • 南アフリカ人:27.79%

となっています。差は歴然ですね。

 

断ったら機嫌悪くなるかも...
アイツ仕事断ってきたと陰口を言われるかも...
もう誘ってもらえなくなるかも...

 

その後どう思われるかが気になると、断るのは勇気がいりますよね。

良い人だと思われたい

人間誰しも積極的に嫌われたいとは思いません。できれば良い人と思われたいものです。

 

NOと言うことで、非協力的な冷たい人、余裕がない人、得のあることしかやらない自己中な人、といった印象になるのを懸念して、YESと言ってしまう人は少なくありません。

自己主張が苦手

日本は察する文化であり正解至上主義でもあるので、自己主張が苦手な人が多くいます。

 

例えば授業中や会議中、海外は間違っててもいいから自分の意見を言う文化で、発言しなければ参加していないのと同じとされるため、誰もが積極的に発言します。

 

一方日本は、特定の人が発言する場面が目立ちますよね。

 

自分の意見を言うことに慣れていないのも、断れない理由のひとつと言えるでしょう。

自分が我慢すればいいと思っている

頑張り屋さんは自己犠牲をしがちです。

 

本当は引き受けたくないけど、みんな仕事終わり予定あるって言ってたから自分が残業して頑張ろう

 

平和主義で面倒ごとを嫌う人は、自分が我慢してイエスマンになれば何事も穏便に済むと考え、自己犠牲をしてしまう傾向にあります。

断る権利はないと思っている


縦社会で上司や先輩の言うことは絶対の環境だと、断る選択肢がない場合もあるでしょう。

 

筆者も社会人になりたての20代前半の頃は特に、仕事終わりの飲み会のような強制力がないものでも「若手に断る権利はない」と言われて断れないことはありました。

 

本当に用事があるとき以外不参加は認められなかったので、いつしか断る発想すらなくなっていました。

 

周りも断らない雰囲気だと余計断りづらく、プライベートの大事な予定をキャンセルしてまでYESという人もいます。

仕事を断るメリット

仕事を断るメリットを紹介します。

特定の仕事に集中できる

無理に仕事を詰め込まなければ、特定の仕事に集中することができます。

 

時間をかければかけるほどいい仕事ができるわけではありませんが、納期に遅れる心配は減りますし、集中力が1点に集まった方がクオリティは上がりやすいでしょう。

 

複数を無難にこなすよりも、1つをクオリティ高く仕上げる方が好印象なことも多いです。

仕事の優先順位がつけやすい

  • 作業工程の確認
  • 各種打ち合わせ
  • メール対応

など、1つの案件でもタスクはいくつもある中、2〜3つ案件を抱えれば関わる人や突発的な対応も増えて、混乱とミスの元です。

 

やることが増えるに応じてマルチタスクになりやすいですが、マルチタスクは何度も頭を切り替えるので、集中力を大きく消耗する原因になります。

 

集中力を欠くと忘れることが増えたり、ミスをしたりするのはありがちなこと。

 

仕事を断れるとキャパオーバーになって事故る確率が減ります。

プレッシャーやストレスが減る


やることが山積している上に上司からの圧がすごいとなれば、気が気ではありません。

 

やるべきことはちゃんとやったよね?と何度も確認しては残業になり、休みの日も心配でソワソワしてしまいます。

 

それでは体力的にも精神的にも消耗するばかり。仕事にはある程度の緊張感があった方がいいものですが、追い込みすぎると潰れてしまいます。

 

仕事を断れるとこういったプレッシャーやストレスが緩和されます。

プライベートが充実する

仕事漬けになっている人は、人より早く出社し、人より遅く退社し、休日はいつもより多めに寝て、あとは家でも仕事をしています。

 

一方仕事が断れる人は、定時に出社して定時に退社し、休日は朝一から遊びに出かけます。

 

あなたはどちらの生活が理想でしょうか?

 

仕事をするために生きているのではなく、プライベートを豊かにするために仕事をしている人がほとんどだと思います。

 

断れなければプライベートはどんどん犠牲になり、断れるとプライベートは充実します。

モチベーション高く仕事ができる

プライベートが充実していて気持ちが上がっていると、自然と仕事や職場の人間関係にも好影響をもたらしますよね。

 

月曜日がきてほしくない...

という感覚は多くの人が経験したことがあると思いますが、今が楽しくてそう感じるのと、今が辛すぎてそう感じるのでは雲泥の差です。

仕事を断れるとデキる人に近づく


自分がやるべき仕事、自分にしかできない仕事にどれだけ注力できるかで、成果と評価は大きく変わります。

 

また断ることは、上の立場になったときや独立したときはさらに重要になります。

 

上司からの的外れな要求を断れない、クライアントからの無茶振りを断れないようでは、自分の配下にいる人たちにも皺寄せがいくからです。

 

言われたことを横流しするだけの存在では信頼されませんよね。

 

上を目指す人や独立を目指す人にとって、仕事を断れるのは大きな強みです。

仕事の上手な断り方4つ

ここからは、仕事や依頼の上手な断り方を4ステップでご紹介します。

1.まずお礼を言って謝罪をする

あなたが仕事を依頼した立場だったとします。

A:「今は無理です。」
B:「ご依頼ありがとうございます!でもすみません。今は...」

どちらの方が印象が良いですか?おそらく多くの人がBと回答すると思います。

 

「頼ってくれて(誘ってくれて)ありがとう」という気持ちが伝われば、また次の機会に声をかけようと思えますよね。

 

忙しいからとぞんざいな態度で断れば、逆にあなたが頼りたい時は助けてもらえないでしょう。

 

断る時にも感謝の気持ちは大切です。

2.引き受けられない理由を明確に説明する

A:「今は無理です。」
B:「今日締め切りの提案書作成があるので、今日は無理です。」

Bの方が、それなら仕方ないか。と感じられませんか?

 

合理的な人は「結果同じことじゃん。いちいち説明する時間がもったいない」と考える傾向にありますが、気心知れた相手でなければBのような伝え方が親切です。

 

あんまり事細かに説明すると逆にうっとうしいですが、理由を明確に説明することによって「◯時でもダメですか?」といった、次の質問も阻止できます。

 

ちゃんと説明すると結果的に「無理って言ってるじゃん!」とフラストレーションを溜めないことにもつながります。

3.ハッキリと断る

断る時は淡々と、そしてハッキリ断りましょう。

 

う〜ん、どうしようかなぁ...

なんて言えば、頼み込めばなんとかなる!と思われて、余計に断りづらくなるだけです。

  • できません
  • 行けません
  • 無理です

断ると決めたら、なるべく少ないやりとりで終わるようハッキリ言うのが鉄則です。

 

その場でハッキリ断る勇気が出なければ「予定を確認する」として一旦持ち帰り、気持ちを整理してから断りましょう。

4.代替案を提示する

ハッキリと今は引き受けられないと言って、最後に代替案を提示できるとスマートです。

 

「今は引き受けられませんが、来週であれば対応可能です」

「私は引き受けられませんが、Aさんは今対応可能のようです」

 

対応できるタイミングや代わりに対応できる人を紹介すれば親切ですよね。いい人を紹介できれば相談してよかったと思われるでしょう。

仕事の断り方のメール例文


上司とクライアントの場合を例に、メールでの断り方を紹介します。参考にしてみてくださいね。

上司の場合

まずは1番断りたい機会が多いと思われる上司宛のメールです。

◯◯課長おつかれさまです。

XXX商事への提案書作成の件、お声がけいただきありがとうございます。

現在△△△出版の報告書作成をしておりまして、本日中に仕上げる必要があるため、申し訳ありませんが今からの対応は難しい状況です。

明日朝一に△△△出版での打ち合わせがあるので、明日の午後からであれば対応可能と思われますが、いかがでしょうか。

よろしくお願いいたします。

 

断ったら怒られるかも...
終電ギリギリまで残業してでもYESと言うべきか...

と考えるかもしれませんが、まずは現状をありのまま伝えましょう

 

マメにスケジュールを報告している間柄でも、忘れてしまうことはあるものです。

 

上記のように伝えると多くの場合「それならほかをあたる or 自分でやるから大丈夫!」と返事がきます。

クライアントの場合

クライアントからの依頼に対するお断りメール例です。


株式会社◯◯◯
◯◯様お世話になっております。株式会社XXXのXXと申します。この度は弊社との新規取引へのご相談をいただき、誠にありがとうございます。せっかくのご相談をいただきながら不本意ではございますが、今回のお取引は辞退させていただきたく存じます。現在当社では想定を上回るご相談をいただいております関係上、御社の希望される納期までに対応することが難しい状況にあるためです。何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。もし1ヶ月程度納期のご調整が可能でございましたら、お引き受け可能と存じます。お急ぎのところ恐縮ですが、ご検討いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

断るともう仕事を依頼してもらえないと思い、無理してでも獲得するべきと思われるかもしれませんが、無理をした結果ほかに支障が出てマイナスになることも考えられます。

 

交渉すれば都合がつくこともあるので、ハッキリ断りつつも支障が出ないスケジュールを提示しましょう。

仕事を上手に断るコツ

ここでは仕事や依頼を上手に断るコツを紹介します。

無理にその場で断らない

本当は断りたい、でもすぐにそれっぽい理由が浮かばない場合は「スケジュールを確認して連絡します」「調整中の予定があるので、それ次第です」など言って、一息入れましょう。

 

その後どう断ると良さそうか整理して、相手に伝えます。

 

相手によっては断り方ひとつでその後の関係に影響するので、慎重な対応が必要です。

断る練習をする


直接お断りするのが緊張する人は、断る練習をすることをおすすめします。

 

頭でシュミレーションしてるだけの状態と、口に出して練習するのでは全然違います。

 

わざわざ練習するようなこと?と思われるかもしれませんが、スティーブ・ジョブズのようなプレゼンの達人と言われる人も、プレゼンの数日前から練習していたと言いますからね。

 

同じ言葉を言うにも、言い方や伝え方が違えば印象はまったく変わるからです。

 

相手を想像しながら断る練習をしてみてはいかがでしょうか。

正直に伝える

スケジュール的な問題や価格的な問題など、断るにもさまざまな理由がありますが、なるべく正直な理由を伝えることを心がけましょう。

 

場当たり的に適当な嘘をついて後でバレればバツが悪いですし、本当は価格的に引き受けたくないのに納期を理由に断れば、調整して再度依頼をされる可能性もあります。

 

正直に言えば、価格の見直しをしてくれるクライアントもたくさんいますからね。

 

嘘も方便ですが、直に言える自分になれた方があらゆる場面で生きやすさを感じられるでしょう。

なるべく早めに伝える

自分が断るなら別の誰かを探す必要があると考え、なるべく早めに伝えましょう。

 

でも引き受けるか悩ましいところで...

 

優柔不断な人は特に、どうしようどうしようと考え込んでしまう人もいると思います。

 

そもそも悩む時点で本心はNOというケースが大半です。今すぐ断りましょう。

暇な人という印象を与えない


仕事に余裕がありそう、仕事終わりは予定がなさそう、なんて思われていると、声をかけられやすくなります。

 

「帰ってもやることがなくて退屈」と言って隙を見せているとつけ込まれる可能性があるので、注意しましょう。

 

趣味など見つけて忙しい人になってもいいかもしれませんね。断る口実もたくさんできますので。

 

体験談)断る人の方が出世する

筆者は以前勤めていた会社に、タイプが真逆の2人の後輩がいました。

A君:残業要請や飲み会など、なんでも基本YESと言う子
B君:残業すべき理由が自分にあり、参加すべき飲み会(歓送迎会)でなければ、基本NOと言う子

A君の方が人間関係は良く上司にも好かれていましたが、先に出世したのはB君でした。

 

なぜでしょうか?

 

疲労感や飲み過ぎを引きずることもめずらしくなかったA君と比べ、毎日シャキッとしているB君。

A君:たまに遅刻もある、仕事は人並み、些細だけどミスはちょくちょくある
B君:遅刻ゼロ、仕事の成果は良く、ミスも少ない

仕事における信頼度はB君の方が高いのは言うまでもありません。

 

また、断れることが「意志の強い人」という印象を確立させ、一目置かれる存在になっていました。

 

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まとめ

自分の人生をコントロールするには、仕事、依頼、誘いを断ることが欠かせません

 

「仕事だから仕方ない」と家族や友人、恋人との予定は簡単にキャンセルして、職場の人のなんでもない依頼を優先するのはやめましょう。

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