突然ですが、あなたはアフリカにどんなイメージを持ってますか?
・暑そう
・民族が多い
・自然豊かで野生動物がいる
・貧しい人が多い
・インフラが整備されてない
・治安や衛生面が悪そう
といった感じでしょうか。
原始的で治安や衛生面が悪そうなイメージが先行し、僕もまだアフリカには行ったことがありません。
そもそも、54ヵ国あるアフリカ大陸の国を10ヵ国答えるのが精一杯という人も多いのではないでしょうか。
社会の授業でアフリカ大陸の事を学習したきり。それくらい、日本とアフリカはいろんな意味で距離があるように感じます。
そんなアフリカのことが視野に入っていなかった僕ですが、今後の放浪生活を検討している中で興味深い情報を見つけました。
それは、今世界がアフリカに注目しているというもの。
日本でもTICAD(アフリカ開発会議)が開催されたばかりなので、知っている人もいるかと思います。
「なぜアフリカが注目されているのか?」
この記事ではアフリカの今と、今後予測されていることについてご紹介したいと思います。
ひょっとしたら、あなたのアイデアや想いは、日本ではなくアフリカでハマるかもしれませんよ。
なぜアフリカは世界から注目されてるの?
アフリカが注目を集めている理由は、「開拓の余地があるから」です。
アフリカはよく「最後のフロンティア」なんて表現されていますが、これは「最後の未開拓地」と理解すればOKです。
日本、アメリカ、中国などの先進国は、さまざまな公共インフラに家、車、教育、医療、娯楽施設まで何でも揃っています。
モノ・情報・サービスに溢れかえってる状態(コモディティ化)なので、例えば「新しくエアコン作って売りたい!」と思っても、何か革新的なデザインや機能が無ければ、大きはシェアは獲得できません。
でも、エアコンが普及してないところに持って行ったらどうでしょうか?
そのエリアでは爆発的に売れます。
アフリカはインターネット環境とスマホの普及は進んできたようですが、公共インフラや衛生面など、生活水準はまだ低いまま。
ちょっと脱線しますが、アフリカで有名な「マサイ族」。どこの国の民族かわかりますか?正解は「ケニア」です。
野生のライオンと対峙する彼らですが、現在はスマホを使いこなすほど、デジタル化が進んでいるようです。
ちなみにモンゴルで遊牧民をしてる人たちも、今はスマホを持っています。
インターネットで民族の人と繋がれる時代になっていると考えると、インターネットを利用したビジネスもまだまだ介入の余地がありそうです。
現在アフリカは世界一貧困と言われ、1日200円以下で生活をしてる人が億単位でいます。
日本の貧困層はアフリカの人々に比べれば、一般かそれ以上でしょう。それだけ先進国との乖離があります。
そんなアフリカですが、貧困に対する支援以外、アフリカ発のスタートアップ企業を支援する投資が活発になっており、アフリカの企業は今どんどん資金調達をして成長しています。
日本の起業家も活躍している
AF TECHのケニアの農産業で起業し、奮闘する28歳日本人男性という記事があります。
この記事は非常にわかりやすくアフリカの現状を見ることができます。
河野さんは、革新的な技術ではなく、日本で当たり前に浸透してる考え方やツールを使って起業しています。
設立1年で従業員は2名から40名に増え、10年後は営業利益で10億円を目指しています。
特別なスキルがなくてもできますし、行動力が大切だと感じる事例です。
そして、アフリカが注目されているもう1つの理由は、「人口と年齢」です。
世界で人口が多い国と言えば中国やインド、アメリカが挙がります。
しかし、国連の発表では現在アフリカ大陸の人口は約12億5千万人。2035年には倍の約25億人にまで増えると予測されています。
これは世界の4分の1の人口に当たる数字。
さらに、人口の3分の2以上が25歳以下の若者で、若い力による発想、労働力、消費力が豊富にあることも、アフリカが注目される大きなポイントです。
もし経済成長が順調に進めば、とんでもなく大きな市場になるでしょう。
まだテロや貧困などの課題もありますが、成長のポテンシャルの高さから、フランス、アメリカ、中国、イギリスなどが、莫大な資金投資をアフリカに行っています。
日本の投資額は先進国の中では目立つ存在ではありませんが、TICADなど通じてアフリカとの交流を図っており、関係構築は良好です。
アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on Africa Developmentの頭文字を取ったもので、ティカッドと読む)のことで、日本とアフリカの国際会議です。
2019年は第7回目の開催で、8月28日~30日までの3日間横浜で行われました。議長は安倍総理大臣。
テーマは「アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーション」で女性の起業支援も焦点になりました。
アフリカは女性の管理職や起業家が世界でも断トツで多い
日本では「2020年までに、女性管理職を30%にする」という目標を掲げています。
しかし、国際労働機関(ILO)の調査データを見ると、2018年の日本の女性管理職の割合は12%でG7の中で最下位。
ちなみに女性管理職が多いフランスは37%。
日本は起業数だけでなく、女性起業家の数も非常に少なく、全体の3%以下となっています。
一方セネガルやカメルーンでが、20%以上が女性起業家です。
大量虐殺の影響で、女性が社会進出せざるおえない背景もありましたが、結果として男女間の社会的地位の差が少ない、先進国が目指したい環境になってきたのは事実です。
ちなみに先日開催されたTICADでは、女性の起業支援もテーマに掲げられ、横浜では女性の起業家を支援する団体もあります:横浜企業経営支援財団
実際にアフリカで起業する日本人女性は増えており、ガーナ、ウガンダ、ルワンダなど、さまざまな場所で活躍しています。
日本の起業家のアフリカ進出を支援する「アフリカ起業支援コンソーシアム」には、15人の応募の内10人が女性です。
※参考:NKKEI STYLE「アフリカで働けますか 女性起業家が積極的な理由」
現地製品を国内外で販売したり、日本のECサイトを参考にアフリカ向けのオンラインショップを立ち上げたり、日本で当たり前のことが、現地では流行となり、軌道に乗っているそうです。
まとめ
まだまだ課題があるアフリカですが、世界各国からの支援と、ハングリー精神もあり、数年前の中国のようなインパクトを起こす日も近いのかもしれません。
起業する時「何をするか?」とアイデアを出すのが普通ですが、アフリカでは私たちが当たり前に利用しているサービスでも十分に通用します。
経験値やスキルよりも、まずは行動あるのみです。
「自分で何かやってみたい!」と思う人は、1度アフリカについて検討してみてはいかがでしょうか。
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