あなたは自分に自信がありますか?
こう聞かれて、あります!と即答できる人、特に日本では少数です。
ビジネス特化型ネットワークサービス「リンクトイン(LinkedIn)」が発表する、世界22カ国を対象とした「仕事で実現したい機会に対する意識調査(Opportunity Index 2020)」の結果を見ると、日本は自信がない人が多いことがよくわかります。
以下の表は、
- 今後1年の経済への展望
- 今後1年の個人的な経済状況
- 幸福度
- 親との比較
- 国内における仕事関連のチャンスの有無
- 今後1年の仕事関連のチャンスへのアクセスのし易さ
- 成功するという自信
上記7つのカテゴリーにおける質問をもとに、経済状況や幸福度、仕事で成功する自信などを指標として算出したものです。
残念ながら日本は、7つのカテゴリーの内5つで最も低いスコアを記録し、最下位。
リンクトインによると「平均指標より2割も低く、日本人は海外諸国と比べて仕事や成功への自信がなく、悲観的である」とのこと。
と諦めて受け入れれば、気持ちは楽になるかもしれませんが、それは同時に幸せな人生を諦めることにも繋がります。
日本人にも自信に満ちた人はいますし、自信を持った人になるポテンシャルは誰にでもあります。
この記事では、自分に自信がない人が、思い込みの力を”成功脳”に変換し、自信を持つ方法を紹介します。
目次
自信がない人に共通する3つの思い込み
まずは自信がない人によくある思い込みをまとめます。
1自信がある人は生まれつきの才能に恵まれている
自分に自信がない人には、運動神経、頭の良さ、美的センスなど、これらは生まれつきの才能によってもたらされるものと思い込む人も多いです。
確かにセンスや向き・不向きはありますが、才能開花には努力が伴うもの。生まれながらに備わる特別な才能だけで輝き続ける人などいません。
単純に努力の差ですし、「才能がない」と思い込んでいるあなたにも才能はあります。才能の見つけ方については以下の記事で紹介していますので、興味がある方は併せてご確認ください。
2成功者は家柄や運がいいと思う
- 実家がお金持ちだから、いい教育を受けている
- 親のコネでチャンスを掴んでいる
こう思う人もいますが、アメリカの億万長者の80%は、一代で富を築いていることをご存じでしょうか?
親がビジネスを持って成功していて、将来の経済的自由を約束されている人は実際いますが、それはかなり少数。大多数の成功者は、何かへの情熱と努力によって、自分の力で成功を掴んでいます。
はじめに紹介したリンクトインの調査データから、日本人は「成功には運が大事」と思っている人が多いこともわかっています。
以下のグラフは「人生で成功するためには、何が重要だと思いますか?」という問いへの回答。
日本も世界と同様、成功するためには「一生懸命働く」が1位ですが、日本は唯一、2番目に「幸運」が重要だと回答しています。
リンクトイン日本代表の村上氏は、「日本人はキャリアに対して主体性よりも外的要因任せの傾向を持っています」と語っていますが、それがよくわかる結果ではないでしょうか。
3失敗は”恥”だと思う
アメリカの文化人類学者、ルース・ベネディクト著のロングセラー本「菊と刀」をご存じでしょうか?
一言で言うと、欧米は「罪の文化」、日本は「恥の文化」と、文化の違いを紹介している本です。
欧米の罪の文化とは、「これはしてはいけないこと」と、普遍的にある考え方からはみ出さないようにする意識のこと。
日本の恥の文化とは、他者に応じて言動を変え、恥をかかないようにする意識のことです。
例えば、欧米の職場のミーティングでは、「自分の意見を言わなければ参加していないのと同じ」なので、主張しないことが罪なのに対し、日本は恥をかかないよう参加者次第で言動を変える傾向にあるイメージ。
- 自分の主張ができないことを恐れる欧米人
- 自分の主張で恥をかくことを恐れる日本人
自分を中心に見ているか、他人の中に自分がいるか、大きな違いです。
自信がない人の多くは、失敗そのものを恐れるよりも、失敗して他人からバカにされるような、恥をかくことへの恐れが大きくあります。
自分に自信が持てない原因
前述した思い込みはどうして生まれてしまうのか?その原因を解説します。
1成功体験が少ない
自信に満ちている人と自信がない人、その決定的な違いのひとつが「成功体験の有無」です。
例えば学生の頃、
- 勉強が苦手で成績が悪かった
- 入試でいつもの力を発揮できず志望校に行けなかった
- 頑張ったけど部活でレギュラーになれなかった
- 恋愛でうまくいった経験がない
といった人と、
- 成績良好で学歴がある
- 部活でずっとレギュラーで活躍していた
- ずっとモテてきた
といった人では、発言や態度、振る舞い、髪型や服装など、パッと見で自信の有無がわかるほど違いが出ることも。
自信がある人はどこかの領域で得た成功体験から、「自分はやればできる」と思い、自信がない人は成功体験の少なさから、「自分は何をやってもダメ」と思ってしまうわけです。
2周りの評価を過剰に気にする
自信がある人はあまり他人を気にせず、自信がない人ほど他人を気にする傾向にあります。特に過去、何かで失敗や恥ずかしい思いをして、それを引きずっている場合は、より気にする度合いが強いです。
自信がない人は自分の意思よりも「とにかく目立たないこと」「変と思われないよう無難であること」を意識してしまいがちです。
流行りの髪型や流行りの服装をして、流行りの店に行っておけばOKと、自分で決定したり、冒険したりすることが少なく、いつも誰かに指示をもらっているような状態。
実際思っているほど周りは自分のことを見ていないものですが、周りに”勝手に”影響されてしまうことも、自信がつかない原因のひとつです。
3人生で達成したいことが見えていない
このままの人生で本当にいいのか?と思うけど、やりたいことがあるわけでもない。
無難な道を歩み続けると、自分で選択したり、挑戦したりする機会が少ないため、新たな発見がなく、いつまで経っても何がしたいのかわからない状態が続いてしまいます。
周りの人は新しく何かを始めて楽しそうにしている、出世して充実しているなど見ると、自分の人生が空虚なものに感じられて、さらに自信をなくすことも。
また、自分に自信がない人は、自分の可能性を信じられない人も多いです。
本当はやりたいことがあったとしても、
- 自分程度の才能ではやっていけないだろう
- 今の年齢からチャレンジするのは遅い
- 今さら参入してももう遅い
といった、諦めモードであることも自信が育たない原因です。
4自分を大切にできていない
- 自分なんかがブランド品を持っていても似合わない
- 自分なんかがカッコイイor可愛い髪型をしても似合わない
- 自分なんかが体型を気にしたって仕方ない
自分が好きでないと何をするにもマイナス思考で、自己肯定感(ありのままの自分を受け入れる力)が高まりません。
自己肯定感が低いことも自分に自信がない原因です。
自信がない人は思い込みの力を”成功脳”に変換しよう
自信がない人が自信を持つためにするべきことは、ネガティブな思い込みの力を「成功脳」、つまりポジティブな思い込みの力に変換することです。
ネガティブな思い込みができるわけですから、ポジティブな思い込みができてもなんら不思議はありませんよね。どうすれば成功脳に変換できるのか?その方法を一緒に見ていきましょう。
1成功体験を作る
自信がない人が、明日から急に自分に自信を持つ方法はありません。内面から徐々に自信が持てるような行動をすることが必要です。
と思われるかもしれませんが、些細なことの積み重ねでOKです。
例えば、
- 毎日駅でエスカレーターを使わず、階段を使う
- 毎日10回腕立てをする
- 毎日1行でも良いから日記を書く
のような、日常に何かを少しプラスして、それを続けます。
と感じるような内容だとしても、自分が決めたことを継続するのは1つの成功体験となります。
すぐにできて、少し面倒なことを設定するのがおすすめです。非常に手軽な方法なので、ぜひお試しください。
個人的に思う継続のポイントは、やることは1つずつ増やすこと。あれもこれも取り入れて大きく始めようとする人もいますが、些細なことでもたくさんあると面倒で続きません。
1つのことが習慣化されて、面倒だと思うことがなくなったら次の1つを追加する、このペースで少しずつ変化を加えることをおすすめします。
2人生で達成したいことを明確にする
わかりやすい指標のひとつ「収入」を例に考えましょう。
あなたはいくら収入があれば満足でしょうか?
こう聞かれて、「やっぱ年収1,000万くらいかな!」と特に根拠もなく回答するようではいけません。
大切なのは、自分自身の理想のライフスタイルにいくら必要かを把握していることです。
年収600万あればそれなりに良く、年収1,000万あればすごい。というのは、あくまで世間の平均的な数字から算出されたものであり、あなたの理想に合った数字とは限りません。
あなたの理想のライフスタイルでは、年収300万円で十分なのであれば、年収300万円で良いわけですよね。
自分のことが見えていないと、
- Aさんは自分よりも100万円年収が高い
- Bさんは同年代で役職を持っている
- Cさんは家族ができて、家も車も買っている
それに対して自分はどうか?のような、他人と比較することでしか今の自分の充実度が測れなくなってしまいます。
他人の中に生きるのではなく、自分の人生を生きるためには、自分の人生のミッションやゴールを明確にすることが欠かせません。
3原因他人論をやめる
- こんなに頑張っているのに誰も評価してくれない
- 能力がない人と同じチームだから成果が出ない
他人のせいにする、他人に過度に期待して他力本願になっているようでは、人生変わりません。他人は変わらないし、変えられないからです。
住む場所や働く会社、休日の過ごし方など、どこでどのように生きるかは基本的にすべて自分で選んでいるわけで、うまくいかない原因はそれを選んだ自分にあると考えるのが筋。
もちろん、世の中理不尽なパワハラなどもあるので一概には言えませんし、すべて自分が原因と思って、なんでも受け入れて耐えるべきというわけではありません。
すべてを誰かの責任にせず、原因の一端は自分にもあったのではないか?と一度冷静に考えられるかがポイントです。
自分の言動をほんの少し変えることで、目の前の世界が変わることはあります。
4自己投資をする
自分のために投資をして、自分を大切にすることもとても効果的です。
例えば、
- ヨガやスポーツ、料理、プログラミングなどのスクールに通う
- 普段使っている日用品や家具、家電のグレードを上げる
- 見た目の印象を上げるための投資をする
自分の見た目が原因で自信が持てずにいる人も多いので、個人的には「見た目の印象を上げるための投資」から始めるのがおすすめです。
- 毛が濃いのが気になるなら脱毛する
- 歯並びが悪いのが気になるなら矯正する
- 体型が気になるならプライベートジムに行く
良いスーツを着て、ピシッとするだけでも気持ちは変わりますからね。見た目に自信が出ると人間大きく変化するものです。
自己投資によって変えられることは、どんどん投資しましょう。自己投資こそが最高の投資です。人のSNSばかり見ている時間があれば、自分に使う時間をもっともっと確保しましょう。
さいごに
自信がない、ネガティブな思い込みが強い自分を変えたいと本気で思う人は、自分を変えるために、積極的に自己投資をしましょう。
自分のマインドが変わることで、世界は大きく変化します。
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