副業で動画編集を初めてみようかな?
と考えている方もいらっしゃるかと思います。
近年、動画編集を副業や本業にしている人が増えています。理由としては、比較的初心者からでも手をつけやすく、報酬が得られやすいからです。
本記事では、未経験から動画編集で月5万円を稼いで副業にしていくために必要なポイントを、フリーランスで動画編集もしている筆者が解説していきます。
ぜひ動画編集を副業にしていく参考として読んでいただければと思います。
(本ページはプロモーションが含まれています。)
目次
未経験から動画編集で月5万円稼ぐことは可能?
結論から言うと未経験から動画編集で月5万円稼ぐことは可能です。
心構えとして、月5万円に到達するまでにかかる期間は人によって違います。しかし、「ほとんどの人が数ヶ月間はかかっている」と思って、焦らずに自分のペースで進めます。
ほかに「単価」も大切です。詳しくは後ほどお伝えするとして、月5万円を達成するには作業量より、単価を重視するべきターニングポイントがあります。
自分の状況を観察しながら「自分は今どこのフェーズにいるか」を確認しながら進めます。
【完全版】動画編集の副業で稼ぐロードマップ
初心者がいきなり動画編集はできません。「環境を整えること」から始めます。環境の整理から何をしていけばよいか、できるだけ具体的にお話ししていきます。
ステップ①:パソコンと編集ソフトの準備
まず必要なものは「パソコン」と「編集ソフト」です。
本当はインターネット回線会社とインターネットプロバイダーとの契約が必須ですが、会社やサービスがいくつもありますのでここでは省略します。
パソコンのスペック
パソコンも数多く製品があり
何を選んだらよいかわからない
と皆さんの声が聞こえてきそうなので、押さえるべきポイントをお伝えします。
パソコンの最低スペックとしては、下表を参考にしてみてください。
- MacでもWindowsでもどちらでも構わない
ただし、Windowsの場合64ビット(32ビットはAdobeサポート外) - CPU:Intel Core i5またはRyzen5 以上のもの
- メモリ:16GB以上
(できれば最低ラインを32GBにした方があとで悔やまずに済むと思います) - グラフィックボード:GeForce GTX 1660,GeForce GTX1650,GeForce RTX2060SUPER以上のもの
(MACの方は気にしなくてよいと思います) - SSD:256GB以上
HDD:512GB以上
筆者の体験からお伝えすると、メモリは多ければ多いほどよいです。動画編集ソフトだけでは事足りず、例えばAdobe After Effectsや他のソフトも併用するケースがあります。
複数のソフトを起動させて動画を編集すると、パソコンへの負担が大きくなりフリーズするエラーがよく出ます。エラー回避として、パソコンのスペックを上げることが、自分を守る手段になるでしょう。
SSDやHDDもできれば容量が大きい方がよいです。動画ファイルは思っている以上に容量が必要です。
本当にあっという間に容量を使ってしまいます。
個人的にはSSDもHDDも最低ラインを512GB以上にした方が使いやすいですね。
編集ソフト
筆者の個人的な見解をお伝えすると、Adobe Premiere Proをおすすめします。
なぜなら仕事を得る際に「Adobe Premiere Proを使っていること」という条件が入っているケースが散見されるためです。
実際に、筆者がクラウドソーシングやSNSで仕事を探していた際「編集ソフト:Premiere Proであること」の文言をよく見ました。
Adobe Premiere Proは、利用者が多いので操作方法を紹介しているYouTube動画も数多くあり、初心者が参考にする教材が多いのも特徴です。
ですので、これから動画編集を始める方は、Adobe Premiere Pro一択といえるでしょう。
ステップ②:動画編集の学習をする
インターネット、パソコン、動画編集ソフトが揃ったらようやく環境が整いました。次にやることは動画編集の勉強です。
動画編集の勉強をする方法はいくつかあります。
スクールで勉強する
動画編集を教えてくれるスクールはいくつもあります。
- 通学して勉強する
- オンラインで勉強する
などサービス内容がいろいろあるので、ご自身の都合に合うスクールを選択するのがよいです。
スクールによっては、
- 課題が提出されないと次に進めない
- 課題納期が過ぎた場合、追加料金が発生する
という内容があるかもしれません。
精神的にも金銭的にも圧迫され挫折する可能性があるので、残業が多い仕事をされている場合は、上述の内容があるスクールはあまりおすすめできません。
「課題の速度(スケジュール感)と頻度、追加料金の有無」を確認してからスクールを決める方がよいですね。
独学で勉強する
独学で勉強することも可能です。
- Udemyで教材を購入して勉強する
- 本を購入して勉強する
- YouTube動画を観て勉強する
などいくつか方法はあります。
上述の方法でも動画編集を習得するのは可能です。
しかし、一方的な勉強方法となるため疑問が出た場合、自身で調べる必要があります。全て自分で調べる必要が出てくるため、煩わしさを感じることもあるかもしれませんね。
ステップ③:ポートフォリオの制作
次に、ポートフォリオ制作をおすすめします。
なぜなら、仕事を得るにも名刺代わりのものが必要だからです。
もし、あなたが仕事を依頼したい側だとどうでしょうか。「顔も見たことがない人」に仕事をお願いすることに勇気が必要ではないですか。
ですので、仕事を依頼したい側のハードルを下げるためにも、ポートフォリオ制作は大切です。
この人だったらお願いしてみようかな
と思えるポートフォリオを制作します。
動画編集者のポートフォリオは、動画で制作することがポイントです。制作したら自身のYouTubeチャンネルの限定公開でアップロードしておくと便利ですよ。
ステップ④:実際に案件をやってみる
次は、実際に案件をやってみることです。現在では、クラウドソーシングを使って案件を得るルートは王道です。もちろん、知り合いに声かけをして、口コミで仕事を得る方法もよいです。
クラウドソーシングでは、CrowdWorks(クラウドワークス)やココナラが有名です。仕事をしたい人と仕事をお願いしたい人のマッチングサービスになります。
筆者も利用したことがあり、営業が苦手な人も使いやすいサービスなので使ってみるのはアリです。
なお、ムビサクのように、クリエイターを募集している動画制作会社に相談してみるという方法もあります。
ステップ⑤:継続依頼へつなげる
継続依頼に関しては、仕事を依頼する側にも都合があり思うように実現しないものなので、気長に待ちましょう。
継続依頼してもらうポイントは、
- 動画のクオリティが高い
- 連絡を密にとる
- 依頼者の要望を理解する
- 納期を守る
という当たり前なことができることです。
自分でコントロールできる範囲を理解することで、上述のポイントは網羅できます。
しつこく依頼者側にプレッシャーをかけることは、逆効果になりやすいのでスマートに「気に入っていただけましたら、いつでも依頼お待ちしております」程度に声かけをします。
ステップ⑥:単価を上げていく
単価を上げていくにもステップがあります。いきなり高単価を狙うのではなく、徐々に上げていく方が精神的にも楽です。
次に、単価を上げていくステップについてお話しします。
①低単価スタート
最初は、単価が低いものでチャレンジしてみるとよいです。単価が高いとそれなりの仕事内容になるため、負担が大きく挫折する可能性が高くなります。
単価に関係なくやることは基本的に同じです。単価の高い案件を得るために、経験を積んでいきましょう。
会社員では「仕事の報酬は仕事」とよく聞きますが、副業やフリーランスでは「仕事の報酬はお金」です。
お金を得るためにやっているのですから。
ただし、単価が低いものは1回程度で止める方がよいと思います。単価が低いと疲弊しモチベーションが続かず、動画編集を辞めてしまう可能性が高くなります。
②もう少し単価が高い案件
数千円〜1万円程度の案件でよいと思います。数をこなすとお金にもなり編集技術も蓄積されます。数をこなすフェーズになるので、無理をせずスケジュール調整をしながらチャレンジします。
③有名人や有名YouTuber等の案件
単価はあまり変わらないと思いますが、有名人や有名YouTuberの案件をすることで動画編集者としての箔が付きます。次の高額案件への布石とします。
④単価が高い案件
これまでの案件がポートフォリオとなります。有名人や有名YouTuberの案件の箔も使って
高額案件にチャレンジします。
この領域になると、Adobe After Effetcsの勉強が必要だったりプラグインソフトの勉強が必要だったりするかもしれません。
それだけ単価が高い案件は技術が必要になるので、投資と思って新たな勉強もしていきましょう。
広告動画は尺が比較的短いですが、単価が高いのでおすすめです。上述のステップで筆者は案件を得て、単価を上げていきました。
動画編集の単価を上げる3つのコツ
動画編集をするにあたって「報酬」が気になるところですよね。
筆者が単価をどのように上げていったのかコツをお話しします。
①プロフィールページをきっちり作る
クラウドソーシングやSNSで仕事を得るために、プロフィールページを作る必要があります。プロフィールページでは以下のような記載が必要です。
- 自分は何者か
- どんなことができるか
- どんな内容でどれだけの費用がかかるか
- どの程度の期間が必要か
プロフィールを見て依頼者は仕事を依頼するか判断しています。仕事を得るために、依頼者にわかりやすく信用できそうなページ作成を心がけましょう。
②周りに合わせて金額設定をしない
クラウドソーシングやSNSを見ると、非常に安い金額で仕事を請け負う方がいらっしゃいます。確かに初心者が高額案件を狙うと
- 自分でやれるだろうか?
- 依頼内容を網羅できるか?
- クオリティに納得してもらえるだろうか?
と逆にストレスとなりますので、低額も理解できます。
ですが、低額で仕事を請け負うのは最初の1回程度に留めておく方がよいです。
金額設定は、動画編集をしっかりされている方を参考にした上で、「初回サービス」などで金額を下げてスタートします。継続案件になったら「元に戻させてください」と交渉する方法があります。
以上の方法も、単価を上げるコツです。
③ポートフォリオを作る
動画編集においてポートフォリオと聞くと、「ポートフォリオ=仕事で得た案件の動画」という公式が頭に浮かんでいる人がいるかと思います。
「半分正解ですが、半分間違い」だと筆者は考えています。
初心者は仕事をしていない状態からスタートですので、上述の公式だとポートフォリオを制作できません。
初心者は、自分のスキルが理解してもらえるポートフォリオを制作するとよいです。
スキルを見せるポートフォリオだと、フリーの動画素材を使って表現できるのでハードルが下がり制作しやすいでしょう。
ポートフォリオがない人よりある人の方が、仕事として信用できます。依頼者に信用してもらえる努力をすることも単価を上げるコツです。
動画編集の副業を始める上で大切なポイント3つ
次に、もう少し踏み込んだポイントを筆者の経験からお話ししたいと思います。
①実際に稼いでいる人から学ぶ
動画編集を勉強する際に、独立に一番近いのは実際に稼いでいる人から学ぶことです。教えてくれる人も皆さんと同じような壁にぶつかって仕事を得ているので、悩みが解決しやすいと思います。
動画編集や仕事を得るコツを教えてもらえるチャンスがあり、副業を進める起爆剤にもなるかもしれませんね。
②成功体験ができるスクールを選ぶ
スクールで動画編集の勉強をする方法があります。
どこがよいスクールなのかは人によって違いますが、筆者の体験からおすすめできるのは「成功体験をさせてくれる」スクールです。
成功体験とは、「実際に自分の編集がお金になる」という体験をすることです。
動画編集の初心者の多くは
自分の編集がお金になるの?
プロみたいな編集じゃないのにお金もらえるの?もらっていいの
と感じていると思います。マインドブロックのひとつですね。
しかし、一度自分の編集でお金を得ることができれば「自分の編集でお金を得ることが怖くない」と感じ、次の仕事にチャレンジする強い気持ちとなります。
動画編集の勉強とは別に仕事としての動画編集を経験させてくれるのが、本当の意味で自立させてくれるスクールではないでしょうか。
③SNSで案件を得る
TwitterやFacebookなどで動画編集者の募集をしている人も多いので、SNSで営業をしてみるのもよいです。
有名人や有名YouTuerの案件はSNSの方が出会うチャンスがあるように感じます。
SNS→ターゲットとなる有名人のオンラインサロンに入る→仕事を得る
という流れもあるかもしれませんね。どこで仕事を得られるかセンサーを張り巡らせることも重要です。
現役動画編集者の私が月5万円まで稼いだ体験談
次に筆者が月5万円稼ぐ時に何をしたのかをお話しします。
キーワードになるのは「営業」です。
クラウドソーシングでの設定を見直す
筆者もクラウドソーシングを使っていました。当時は、「とにかく設定をしないといけない」という考えでプロフィールを設定していました。
しかし、待てど暮らせど案件の話はありませんので、自分で取りにいく動きをします。
動画編集の仲間に聞いて、プロフィールや金額などの条件を修正することになります。
プロフィールは「ずっと顧客に営業をしてくれる広報担当」ということを意識した設定が、案件に繋がりやすくなるポイントです。
知人への営業もやってみた
動画編集を始めた頃、案件を得るための実績づくりのために周りの知人に声かけをしました。残念ながら誰も「動画を作りたい」と名乗り出てくれる人がいないのですが、時間が経ち改めて知人へ声かけをします。
知人の1人から
起業したので広告動画を作成したい
という反応がありました。
ようやく周りの人からも仕事を得ることができました。SNSやクラウドソーシング以外のアナログな営業方法も忘れてはいけませんね。
初めての広告動画にチャレンジ
知人からの案件で初めて広告動画にチャレンジすることになりました。何に注意しないといけないのか調べて制作します。
広告動画なので尺は短かったですが報酬として5万円になり、目標を達成することができました。
広告動画は、YouTube動画などより尺が短いので高額案件としては比較的やりやすく、おすすめな案件ですね。
動画編集の副業でよくある質問
次に動画編集の副業でよくある質問についてお話しします。
動画編集はもう稼げないと言われる理由は?
インターネットで検索すると
- 動画編集を副業でスタートするにはもう遅い
- 動画編集はやめとけ
- 動画編集はもう飽和状態
という言葉を見ます。
結論から言うと「鵜呑みにする必要はない」と感じます。
動画編集をスタートするタイミングが問題ではなく、動画市場自体がどうなっているのかが重要です。
(引用:サイバーエージェント)
動画広告市場を見ると、まだ市場は右肩上がりで拡大していってる状態です。
企業の広告動画も増えていますが、日本のYouTubeでは1分間に60時間分の動画がアップロードされ続けています。
(引用:日本版YouTube公式ブログ)
つまり、相当な動画本数がアップロードされ続けていることから、動画編集を必要とする仕事も増えているのです。
近年、コロナ禍の影響で働き方が変わったことや国が副業を促進していることから、初心者の動画編集者も増えています。
結果、クラウドソーシングやSNSで案件にチャレンジする初心者が増え、できそうなレベルの仕事にありつけない人も増えたので「動画編集は飽和状態」と言われたのでしょう。
しかし、動画市場は増えていることから、仕事がなくなることはないと思います。焦らずにチャレンジし続けることが必要ですね。
動画編集に向いている人は?
筆者が思う動画編集に向いている人は
- 面倒な作業を最後までやり抜く人
- 仕事に関わる人とコミュニケーションが取れる人
- わからないことを自分で調べることができる人
だと思います。
動画編集はとても地味で面倒な作業ばかりなので、最後までや抜く人が顧客の信用を得られます。
顧客や仕事仲間と逐一連絡が取れ、摩擦が起きないようなコミュニケーションがとても重要です。その上で、わからないことを自分で調べて問題を解決できる人は仕事が早くできるようになります。
スマホでも編集できますか?
結論から言うと、スマホでも編集はできます。しかし、限定的すぎる編集となり、報酬が増えにくいと思います。
ショート動画やリール(縦型動画)が出てきてから、スマホで動画編集ができるアプリも出てくるようになりました。ショート動画やリールには向いているとは思いますが、YouTubeなどの普通の動画のサイズ(横型動画)には不向きです。
理由は思っているような編集ができず、クオリティを上げられないからです。最初は、パソコンで動画編集ソフトを使い編集することをおすすめします。
パソコンで動画編集ができてから、ショート動画やリールにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。スマホで編集すると簡単だけど物足りなさも感じるかと思います。
独学でも稼げますか?
個人的にはオンラインで勉強できるスクールや講座を受けることをおすすめします。
独学でも稼ぐのは可能だと思いますが、動画編集ソフトの使い方を覚えるのは思っている以上に難しく感じます。数多くの機能を覚えるのも大変で、さらに表現方法や理論を調べるのはかなり骨が折れる作業です。
スクールや講座で教えてくれる人は、動画編集経験があるはずです。経験者から教えてもらう方が、早く目標に近づくことができます。
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動画編集で稼ぐのはまだ遅くない
個人的な感想としては、動画編集は誰にでもできますが食べていけるようになるには、それなりに時間と経験が必要です。
SNSやYouTube動画にある「簡単にできる」という言葉を鵜呑みにせず、時間をかけて勉強することをおすすめします。
案件に飛びつくのもよいですが、失敗やクオリティの低さから顧客が離れると次の仕事がなくなってしまいます。きちんと対策してから案件にチャレンジできるようにしたいですね。
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