今回は、デザインやマーケティングに不安を抱えながらも、「もっと自由な働き方がしたい」と一歩を踏み出した男性にインタビューしました。
無料で学べる場として出会ったオープンイノベーション大学(通称イノベ大)が、人生の転機になったといいます。
この記事では、未経験からスタートし、売上1,000万円を突破。さらには特許出願にまで至ったリアルなお話をお伺いしました。
自己紹介
――自己紹介をお願いします。

中嶋さん
中嶋直喜と申します。
和歌山県の南紀白浜・南紀田辺エリアを拠点に、マーケティングの仕事をしています。
アドベンチャーワールドの近くと言えば、場所のイメージが伝わりやすいかもしれません。
最近は、「4頭のジャイアントパンダの帰国日が決定した」という話題でも注目されていますね。
現在は、主に企業のマーケティングを中心として、「内製化支援」に取り組んでいます。
私の住む和歌山は、梅・ミカン・桃など、美味しい特産品が豊富な地域です。
そのため、ECサイトを活用して食品を販売している事業者が非常に多く、必然的にEC販売に関するマーケティング支援や内製化のご相談をいただいています。
イノベ大に参加したきっかけ
――イノベ大に参加したきっかけを教えてください。

中嶋さん
もともと、Maneqlさんが運営されていた「IT社長養成学校」のデザインコースに通っていました。
そのご縁で、そのままオープンイノベーション大学でも学ばせていただく流れになりました。
――イノベ大は「無料で学べる」というコンセプトですが、それについて最初はどう感じましたか?

中嶋さん
最初は「最後に何かを売りつけられるのでは?」と身構えていました。
しかし、かれこれ4〜5年間学ばせていただいていますが、一度も勧誘や販売をされたことはありません。本当に驚きです。
――イノベ大に参加し始めたのはいつ頃ですか?

中嶋さん
2020年だと思います 。
――イノベ大に参加される前に悩みはありましたか?

中嶋さん
もともとは、酒屋として働いていました。
イメージで言うと、サザエさんに出てくる三河屋さんのような仕事で、ホテルや飲食店にお酒を運び、売上を上げていくような業務です。
ただ、この仕事はどうしても「時間」と「場所」に縛られる働き方でした。
そこで「もっと自由な働き方をしたい」と思い、Maneqlさんが運営していたIT社長養成学校のデザイン講座で学ばせていただいていました。
しかし、いざデザインを学んだあと「これをどうやって仕事にするのか」「どうやって収益化するのか」がわからず、すごく困っていたんです。
そんなとき、オープンイノベーション大学で開催されていたマーケティング合宿やライティング合宿に参加しました。
「デザインをどうやって売ると良いのか?」という最初の疑問から、マーケティングの知識を深めるきっかけをもらえたのが、私にとってのスタートです。
参加された実践会について
――オープンイノベーション大学にはさまざまな実践会があります。何か参加されましたか?

中嶋さん
ChatGPT実践会に参加させていただきました 。
私はもともと、わかやま産業振興財団で、ChatGPTをはじめとした生成AIの活用に関する年間講座の運営責任者を務めています。
この講座では、「生成AIをどう使えば業務に活かせるのか?」というテーマで、1年間にわたって学びを提供していました。
ChatGPTが登場する前から生成AIの研究に取り組んでおり、AI自体は扱える状態でした。
ただ当時は、「生成AIをどうマーケティングに活かすか」がわからず、実務への応用に課題を感じていました。
そんな中で、ChatGPT実践会に参加し、生成AIを実際のマーケティングにどう応用すればよいかを学べたのが良かった点です。
――特に印象に残っていることはありますか?

中嶋さん
Maneqlの皆さんは「ChatGPTをどうやってマーケティングに活かすか」「コピーが書けるか」といったテーマについて、毎週研究する時間をしっかり取られているそうです。
そうした継続的な取り組みの中から生まれたノウハウなのだと、実際にお話を聞いていて強く感じました。
すぐに実践で使える知恵ばかりで、「さすがだな」と思わされる内容でした。
――イノベ大のどの合宿に参加されましたか?

中嶋さん
マーケティング合宿とライティング合宿の両方に、何度も参加させてもらっています 。
――合宿に参加する前はどんな課題や悩みを抱えていましたか?

中嶋さん
デザインをどのように売ればいいのか分からず、手探りの状態でした。
そんなときに参加したのがマーケティング合宿です。
そこでは、すぐに実行できるアクションプランを提示してくれて、「これをそのままやってみよう」と思い、実際に集客を始めていきました。
すると、実際にお客様が来てくださって、商品も買っていただけるようになったんです。「この合宿に参加して本当に良かったな」と、今でも強く感じています。
また、特に印象的だったのは、「2ステップマーケティング」の考え方です。僕はもともと酒屋さんなので、目の前にいる「今すぐ買ってくれるお客様」だけを相手にしてきました。
なので、「そのうち買ってくれるかもしれないお客様(=そのうち顧客)」という存在を、完全に逃していたんです。
でも、この「そのうち顧客」のリストがあれば、自分が売上を上げたいタイミングでご案内を流し、商談を作ってクロージングしていける。
今すぐ顧客だけで生活していた頃とは、まったく違う世界が見えるようになりました。
この考え方を知ることができたのは、本当にありがたかったですし、今でも記憶に強く残っています。
それから、合宿で指導してくれる田窪さんの体力。あれは本当にすごいと思いました。
――合宿は長時間にわたりますが、参加して「大変だ」と感じませんでしたか?

中嶋さん
本当にめちゃくちゃ大変です。
毎回学ぶことばかりで、参加するたびに新しい気づきがあります。
「前回と順番が違うな」と感じる部分もあって、内容が常にブラッシュアップされているんです。
その分、持ち帰ることがたくさんあり、毎回充実した学びを得ています。
――合宿の前後でどんな意識の変化がありましたか?

中嶋さん
マーケティングと恋愛には、たくさんの類似点があることを学ばせてもらいました。
もちろん違うところもありますが、やはり似ている部分も多くて、「お客様を大切にしなきゃいけないな」という意識が、すごく高まりました。
講座では、たくさんの計算の宿題もあります。数字をもとに考えることや、みんなで取り組むワークも多くて、実践的な内容ばかりです。
たとえば、みんなでひとつの商品を実際に販売することを想定して、コピーを書く作業を行ったり、「今すぐ使える」状態で学べるワークをしたりしました。
こうした実践的な学びは、今でも強く印象に残っています。
――合宿で学んだことをその後どのように実践していますか?

中嶋さん
両方の合宿では、アクションプランを配っていただけるので、それに書き込み、やりこむ作業の繰り返しです。起業当初は本当に一生懸命取り組んでいました。
今でも迷ったときには、そのアクションプランを見返して参考にさせてもらっています。
イノベ大で学んだ成果について
――合宿から3年以上経ちましたが具体的にどんな成果や変化がありますか?

中嶋さん
世界最大級のオンライン動画学習プラットフォーム「Udemy」で、「マーケティング 生成AI」と検索すると、約1万件もの講座がヒットします。
その中で、私が提供している講座が、ありがたいことに今でも1位か2位に表示されています。
昨年の11月後半に公開してから、今年の5月後半までの約6ヶ月間は、確実に1位をキープしていました。
1万以上ある中で1位を取れたのは、本当にありがたいことだと感じています。
――今では教える立場になり、しかも沢山の人から支持されているのですね。

中嶋さん
おかげさまで。
講座名は『生成AIマーケティング超入門』です。
この講座では、ChatGPT実践会で学ばせてもらった内容を活かしつつ、生成AIやマーケティングに関する知識を、オリジナルな形で構成しています。
ただし、そのベースとなる基本的な考え方や指針には、マーケティング合宿で学んだことがしっかりと反映されています。
自分の中で核となっている学びを土台にして、講座を作らせていただきました。
――その他に集客や売上の具体的な成果はありますか?

中嶋さん
毎年、売上1,000万円を超えるようになっています。
もともとはデザイナーとして起業したのがスタートで、最初は売上ゼロでした。
そこから合宿に参加し、徐々に成果が出るようになり、今では毎年その水準の売上を更新できるようになりました。
今は売上2,000万円を目指しているので、もう一度しっかり勉強しないといけないですね。
――作業時間に変化はありましたか?

中嶋さん
合宿で習ったプラモデルセールスライティングの概念は、正直まったく分かっていませんでした。
それまでは「文章は自分で一から書くのが当たり前」と思っていたんです。
でも、ブロックで考えて、モデリングしながらコピーを書く方法を教えていただいてから、作業スピードが一気に上がりました。
感覚的には2倍以上の作業効率が上がっています。
全体を一気に見直すのと、ブロックごとに区切って見直すのとでは、かかる労力がまったく違います。
――周囲の方やお客様の反応に何か変化はありましたか?

中嶋さん
起業当初からずっと学び続けているので、自分自身ではビフォーアフターがはっきりとは分からない部分もあります。
ただ、同業のWeb制作会社の中には、マーケティングの知識をあまり持っていない方も多くいらっしゃいます。
その中で、自分は「ただのWeb制作会社」ではなく、「マーケティングに強い制作会社」として、明確に差別化できていると感じています。
実際、起業からわずか19日で、田辺市で「マーケティングに強いWeb制作会社」として、WEB幹事に認定していただきました。
それくらい、他の制作会社とは差をつけたという実感はあります。
――合宿で出会った仲間や講師との繋がりはいかがですか?

中嶋さん
田窪さんがご登壇される機会があれば、必ず参加させてもらっています。
最近は田窪さんが登場されることが少なくなって、少し寂しい気持ちもありますが……。
それでも、オープンイノベーション大学で出会った仲間とは、実際に一緒に起業もさせてもらいました。
もともと自分は、寂しがり屋で不安症なところもあったんですが、やっぱり仲間がいると「自分も頑張ろう」と気持ちが前向きになるんですよね。
たとえば、「もう今日は寝ようかな」と思ったときに、仲間からチャットの通知が飛んできて、「ああ、みんなやってるんだ。自分もやらなきゃな」って思える。その繰り返しで、行動できた部分は、本当に大きかったです。
――今振り返ってみて合宿に参加して本当に良かったと思える理由は何でしょうか?

中嶋さん
正直、ありすぎて一言では答えきれないくらいです。
困らずにご飯を食べさせてもらっていて、そして毎年しっかりと売上を立て続けられていますからね。
これらはすべて、オープンイノベーション大学で学んだことが土台になっています。
環境・知識・情報・仲間・マインド。
そのすべてが、今の自分の中に息づいていて、日々の仕事や考え方に活きていると実感しています。
だからこそ、本当に参加してよかったと思っています。
――巷にはいろんなセミナーや勉強会があると思いますが、「イノベ大の合宿はここが違う」という部分はありますか?

中嶋さん
一番の違いは、先生方がちゃんと「プレイヤーである」ということです。
実際に現場でマーケティングを行っている方々が教えてくださっている点が、他とは大きく違いますね。
僕自身もマーケティング講師をしていますが、正直、プレイヤーと講師の両立は本当に大変です。
講師として教えることに集中すれば、現場からは離れてしまいますし、逆にプレイヤーとして現場に深く関わろうとすると、人に教える時間が取れなくなる。これはどちらにも言えることです。
世の中には、高額な受講料を支払って学ぶマーケティング講座もありますが、講師の方がプレイヤーから離れているケースが多い印象です。
その点、イノベ大の合宿では、今まさに現場でマーケティングに取り組んでいる方々が教えてくれるので、説得力も信頼感もまったく違います。
本当にありがたい環境だと感じています。
中嶋さんにとってイノベ大は原点
――今の中嶋さんにとってイノベ大はどんな存在でしょうか?

中嶋さん
僕にとってイノベ大は、原点であり、立ち返る場所です。
寂しくなったときには、イノベ大で出会った仲間に連絡を取れますし、仕事が手いっぱいになったときには、「ちょっと手伝ってもらえませんか?」とお願いできるような、そんな心強い存在です。
正直、イノベ大がなかったら、人生はまったく違うものになっていたと思います。
実は今、イノベ大で学ばせてもらったことを活かして、生成AIを用いたマーケティングシステムを開発し、特許も出願済みです。現在は審査請求中で、ここまで来られたのもすべて、イノベ大での学びがあったからこそです。
イノベ大に出会ってから4年が経ちましたが、あのときの学びの“種”が、今もこうして人生を大きく動かし続けてくれています。
これからも引き続き、学ばせていただけたら本当に嬉しいです。
この場を借りて、感謝の気持ちと、「今後ともどうぞよろしくお願いします」という想いをお伝えさせてください。
いつも本当に、ありがとうございます。
――このような人生になる想像はしていましたか?

中嶋さん
いえ、全く想像できませんでした。
「特許?酒屋さんが?」って、自分でもまったく結びつかなかったです。
それが今では、目の前に特許の登録があって。もう、自分でもよく分からなくなってきているくらいです。
――最後にイノベ大に参加するか迷っている方へメッセージをお願いします。

中嶋さん
イノベ大は、お金がかからないんです。
だからこそ、自分の最大限のモチベーションと、「とにかく学んで持ち帰るぞ!」という気合いだけ持って、迷わず参加してほしいと思います。
本当に、マイナスになることが何ひとつありません。
「とにかく参加して、吸収して、自分の糧にする」
その気持ちさえあれば、必ず得るものがあります。迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
まとめ:
「自由に働きたい」という思いから始まった学びの一歩が、実績となり、やがて特許出願にまでつながった今回のストーリー。
その背景には、知識だけでなく、実践からマインドまで得られるオープンイノベーション大学という学びの環境がありました。
最初の一歩は、不安や迷いがあって当たり前。でも、「とにかく参加してみる」という行動が、未来を変えるきっかけになるかもしれません。
イノベ大はすべての講座やセミナーが無料で受講できます。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
この記事は、起業家やフリーランスの新しい生き方を支援する「オープンイノベーション大学」が提供しています。
オープンイノベーション大学とは、Webデザインやプログラミング、動画制作など、フリーで働けるさまざまなスキルが学べる学校で、総計24万6千人の方が学んできました。
私たちの強みは、
- オンラインで自宅学習が可能(海外在住でもOK)
- 各業界の”現役で活躍する講師”から実践的なノウハウが学べる
- 専門スキル以外、マーケティングや集客スキルもしっかり学べる
- 横のつながりがあるので、仲間が増える
異業種・未経験で学習を始めた初心者の方が、学習後に現場で即戦力として活躍できる、スキルやノウハウが学べるカリキュラムに定評があります。
学習後に働けるのはもちろんのこと、学習段階で案件を受注して収入を上げる人も多数。
- 転職、独立のためのスキルが欲しい会社員の方
- 隙間時間で副業がしたい個人事業主、主婦、定年を迎えた方
といった、老若男女問わず、幅広い受講生の方々にご参加いただいています。
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