働き方が多様化し、オフィスに出社せずに仕事をする人も増えてきました。
この記事では、フリーランスやノマドがよく使う仕事場、
さらに、自宅で作業するときの環境を解説していきます。
今までは、起業をするとなると事務所やオフィスを借りる必要がありました。
家賃や水道光熱費、備品などにコストがかかり、起業時からある程度資金が必要な場合が多かったです。
しかし最近では、フリーランスやノマドワーカーのために便利な施設やサービスが整っています。
今回は、仕事場として使える施設やサービスと自宅をオフィスとして使う際に、おすすめの環境をお教えします!
これからフリーランスやノマド、リモートワーカーとして働きたい人は参考にしてみましょう。
目次
フリーランスやノマドが事務所を構えるのは大変
フリーランスやノマド、リモートワーカーは仕事場所にとらわれないメリットがあります。
一方で、「作業に集中したい」という理由から、事務所を借りることを検討している人もいるでしょう。
確かに事務所を構えると、気分も向上して作業の意欲が上がっていくかもしれません。
しかし、家賃のコストがかかるため、いきなり事務所を借りるのはハードルが高いです。
また家賃だけでなく、初期費用や光熱費、通信費などもかかります。総合的に考えると、経済的な意味で苦しくなるかもしれません。
よって、多くのフリーランスやノマドは、作業場所を自宅やカフェなどに設定しています。
フリーランスやノマドが仕事場に選ぶ基準
フリーランスやノマドで活動するには仕事場も重要です。
ここでは、仕事場を選ぶ基準を解説していきます。次に紹介する基準を参考にしてみましょう。
・通信環境(インターネット環境)
・電源環境
・騒音の程度
・机や椅子
・場所の混み具合
・料金
以上の6点を仕事場選びの基準にしてみてください。特に通信環境と電源環境は必須条件です。
ポケットwi-fiや携帯電話のテザリングなど、自分で通信環境を整えていない場合は、インターネットが利用できる場所を選びましょう。
また、電源環境も重要です。ある程度の時間、作業をするのであればパソコン本体の電池残量だけでは足りないことも予想されるからです。
さらに周囲の人の会話やBGM、交通量などによる騒音も、仕事場の基準として考えておいてください。
机や椅子に関しては、疲れない座り心地であったり丁度良い高さであったりすることがポイントです。
多くの人が利用するお店であれば、隣の人と距離が近くなるほど作業に集中できません。十分なスペースが確保できる場所を確保しましょう。
料金についてもできるだけ安く、長時間利用できる場所がいいです。頻繁に利用することを考えれば、経済的に負担が少ないことも大切です。
以上は個人の判断で若干の違いがあると思いますが、6つの基準をもとに作業場所を選んでみましょう。
フリーランスやノマドにオススメしたい仕事場
ここからは、フリーランスやノマドにおすすめしたい仕事場を紹介します。
全国チェーンのカフェ
全国チェーンのカフェには「スターバックス」「ドトール」「タリーズ」「コメダ珈琲」「ルノアール」などがあります。
それぞれのお店で細かな特徴は違いますが、多くのノマドが利用する場所でもあります。皆さんもパソコンを広げて作業をしている人を見たことがあると思います。
全国規模で展開するカフェのメリットは、通信環境や電源環境が整っていることです(お店により状況は異なる可能性あり)
また、一人で占有できるスペースも広く、効率的な作業につながるでしょう。
例えば、コメダ珈琲であればファミリーレストランのように、個別の座席でソファーがあります。長時間の作業でも疲れにくいです。
ただし場所(地域)や時間帯によって混雑も考えられます。事前に混雑状況を調べておくといいでしょう。
個人経営のカフェ
カフェでいうと個人経営のお店も選択肢のひとつです。
全国チェーンのカフェよりも落ち着いた雰囲気のお店が多く、作業も捗ります。
個人経営のカフェは物静かな雰囲気ですので、読書で仕事についてのアイデアを出したり知識をつけたりすることに向いているでしょう。
がっちりとした作業ができなくても、使い方次第で有効活用できます。
ただし、長時間作業を禁止しているお店や、通信環境や電源環境が整っていないお店もあります。そのため、あらかじめ確認をしておいてください。
なお、カフェに関しては「電源カフェ」「nomadoma(ノマドマ)」といったスマートフォンアプリで検索が可能です。
ファミリーレストラン
ファミリーレストランは2人掛けや4人掛けのスペースを占有できるため、作業進行もスムーズでしょう。
カフェでは状況により、作業ができないこともありますが、ファミレスなら長時間利用ができる場合がほとんどです。
24時間営業のお店もあるため、時間を選ばないのも嬉しいポイントです。
注意点として、学生や家族連れでにぎわうことがあること。そのため混雑する時間帯を避けて利用をしてください。また、通信環境や電源が整備されていないこと場合もあるので、あらかじめ確認をしておきましょう。
カラオケボックス
カラオケボックスは穴場の作業スポットです。
個室で騒音を気にする必要もありません。ドリンクバーの利用やフードメニューの注文もできるため、使い勝手がいいです。
料金もリーズナブルで、平日の早めの時間であれば、フリータイムで数百円程度の料金で利用できます。
混雑する時間帯は入店ができないこともありますが、その時間帯を外せば穴場スポットとして有効活用できるでしょう。
図書館
図書館は公営のため、無料で利用できるのがメリットです。静かな環境なので、作業もしやすいでしょう。
最近の図書館は仕事をする人向けに、別室や専用スペースを設けていることもあります。
Wi-fi環境やコンセントも完備され、非常に使いやすい図書館も存在します。
ただし、多くの図書館はノマド向けには整えられていません。静かな場所でタイピングはしづらく、気を遣ってしまいます。
そのため、事前に調べたり問い合わせたりして作業ができるかを確認しておいてください。
インターネットカフェ
インターネットカフェは、長時間滞在や騒音を気にすることなく利用できます。
料金は割高になりますが、集中できる環境をしっかりと確保できるでしょう。
個別に仕切られていたり、シートタイプも選べるたりするため、好みに合わせやすいです。料金も3時間や6時間、フリータイムなど、パッケージプランを用意するお店もあり、滞在時間から選べます。
頻繁に使うと費用がかさみますが、週1回など自分の経済状況に合わせて利用をしてみてください。
レンタルオフィス
レンタルオフィスとは、机や椅子など事務用品、通信環境などがあらかじめ備えてある空間です。完全個室になっていないこともありますが、仕切りがあり隣接する人とのプライバシーは確保されます。
また、住所を登記できるため起業にも適しています。通常の貸事務所よりコストが低く、オフィスを構えることが可能です。
カフェやファミレスなどはその都度、お店選びをする必要がありますが、レンタルオフィスを契約すればその心配もいりません。
ただし、月額費用が固定費としてかかります。
相場は1名部屋で5万円程度からです(東京の場合)。固定費として捻出できるのであれば、レンタルオフィスも選択肢のひとつとして考えてもいいでしょう。
コワーキングスペース
最近、都市部だけではなく地方にも増えているのがコワーキングスペース。コワーキングスペースはフリーアドレスで利用できるワークスペースです。
数時間や1日だけの利用や、月額料金を払って毎日使うことも可能です。
フリーアドレスのため、レンタルオフィスよりも月額料金はかなり安くなります。(月額数千円からのこともある)
施設によって登記などにも対応している場合があります。またFAXやプリンターなど細かい備品の利用ができるところもあるようです。
「Coworking DB(https://coworking-db.com/)」というサイトでは、全国のコワーキングスペースが検索できます。
お近くの施設を探すときに利用してください。もしくは「東京都千代田区 コワーキングスペース」などと検索すると施設のサイトが表示されます。
コワーキングスペースは月額料金や都度利用にかかわらず、1日あたり数百円程度で借りられます。
通信環境や電源環境、サブモニターなどの設備面を考えるとノマドが一番利用しやすいでしょう。場所選びに迷ったらコワーキングスペースがおすすめです。
自宅での仕事を効率化する便利な9つのアイテム
リモートワーカーやノマドであれば、仕事場の固定費やコストを抑えたいですよね。そのため自宅での作業を考えている人も多いかと思います。
自宅で効率的に作業するには、次の9つのアイテムを用意してみてください。
なお、SNSで「#仕事部屋」「#作業部屋」と検索すれば、いろんな人の作業環境がわかります。参考にしたいときは検索してみましょう。
椅子
長時間座る椅子は、こだわって選びましょう。
直接座るものですから、体に負担のかかりにくい椅子を選んでください。
リビングで食事をするような椅子は、背もたれやクッションが硬いこともあります。そのような椅子で作業をしていると、疲れやすいです。オフィス用の椅子を使うと負担が少なく済みます。
広い机
会社勤めをしたことがある人であれば、イメージできると思います。
与えられた机の広さはどうでしたか。かなり広いスペースの机ではないでしょうか。
広めのデスクはモノを整理して置くことができて、作業効率も良くなります。
何がどこにあるかを把握できれば、作業手順もスムーズになるわけです。
「パソコンが置けるくらいのデスクでいいや」と考えて小さめの机を用意すると、整理整頓がしにくくなります。
自室にも置けるようなL字デスクなど、広めの机も販売されていますので、用意をしてみましょう。
電源タップやUSBハブ
パソコンやモニター、プリンター、充電など作業に必要な電源は多くなりがちです。
電源数が足りないと作業ができなくなります。必要な電源を確保できるように電源タップを用意しておきましょう。
また、パソコンにUSB端子を必要とする機器(テンキーや外付けキーボード)を利用するならば、USBハブも備えましょう。
周辺機器を充実させると、作業も効率的に進みます。
ヘッドホンやスピーカー
自宅で仕事をする場合でも、近隣の騒音が気になることがありますよね。
そんなときは、ヘッドホンを装着して音楽を聴きながら作業してみてはどうでしょうか。
作業のはかどるBGMを聞けば、集中力やテンションが上がります。
周辺のノイズが気にならないならば、スピーカーを使って音楽を流して作業してみましょう。
モニター
パソコンの画面だけでは、作業効率が上がりません。
例えば、記事作成の場合ならリサーチした記事をモニターで表示させて、パソコン画面は執筆用にするといった使い方ができます。
2画面使うことで作業効率は格段に上がります。職種や好みによって3画面以上を駆使する人もいます。
自分の仕事内容によって、モニターの導入も考えてみてください。
無線LAN中継器
自宅の自室で作業するにあたり、通信環境は必ず整えましょう。
無線機の位置と自室が遠い場合、通信環境が悪い状態で作業をしなければなりません。そのため、中継器を使って電波をしっかりキャッチできるようにしましょう。
通信が途切れると仕事に支障が出ますし、データが保存されていないなどの不具合も出ます。
通信環境を整えるときは無線LAN中継器を用意してください。
デスクワゴン
デスクワゴンは整理整頓に便利なアイテムです。
文房具や仕事に必要な小物類、資料関係など取り出しやすいように収納するのに便利です。
必ず用意すべきものではありませんが、状況に応じて活用しましょう。
ホワイトボード
ホワイトボードは、何かメモするときや予定を記載するときに重宝します。
ノートや付箋と違ってホワイトボードは書いたり消したりがスムーズです。アイデアや考えの整理もしやすいです。急な電話でメモが取りにくいときにもすぐ対応できます。
学校に置いてあるようなホワイトボードではく、壁掛けホワイトボードでも十分です。
ドリンクメーカーやコーヒーサーバー
水分補給は職種問わず大切なことです。
好みのドリンクがあれば、作業も意欲的に取り組めるでしょう。ドリンクメーカー、コーヒーサーバーなど好みに合わせて用意してみてください。
仕事環境を整えて効率よく仕事しよう
今回は作業場所としておすすめできるお店、自宅で作業するときに用意したいアイテムを紹介しました。
フリーランスやノマド、リモートワーカーにとって作業場所選びは重要です。集中して効率よく作業することを考えて、仕事場を選ぶ必要があります。
ぜひ、自分に最適な仕事場を見つけていきましょう。
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