海外と日本では、働き方が全然違う
という話を耳にしたことはありませんか?
・長時間労働なわりに低賃金
・有給を取得しづらい
・軍隊のような上下関係
・自分の仕事は終わってるけど、上司が帰るまで帰りづらい
などなど、日本の労働環境=ネガティブなイメージが先行しがち。
一方海外の働き方に対するイメージは、
「定時きっかりに仕事が終わる」
「有給取得率が高い」
「職場の人間関係がフラット」
などなど、ポジティブなイメージが先行しがちです。
これって実際のところはどうなんでしょうか?
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目次
海外と日本では本当に働き方は違う?
実際働いてみたら「違う」と感じる人が大半だと思います。
僕は海外でオフィスワークをしたことはないのでいわゆる会社員としての比較はわかりませんが、僕が体験したカーウォッシュや飲食店での仕事でも違いは十分に感じられました。
飲食店で働いたのは学生時代にしてたアルバイト以来なので、約8年ぶりのことでした。
かなりブランクがあるので忘れていることも多かったとはいえ、「日本はこんな感じじゃなかったよな...」と思うことは多々ありました。
その違いは働き方以前の「仕事探し」の段階からあるので順を追ってご紹介します。
ちなみに「海外と日本」としていますがオーストラリアとドイツ以外、アメリカの話も聞いたことがありますが、そのあたりは働き方や福利厚生などはどこか共通するところがあって日本とは結構違う。
という感じです。
なのでこの記事では、「海外と日本」としての比較としています。
仕事の探し方・履歴書の書き方が違う
まず仕事探しですが日本だとアルバイトにしても就職・転職にしても、今の時代大多数の人がネットの求人サイトを活用すると思います。
リクナビとか【マイナビジョブ20'sスカウト】とか。
海外には日本人向けのコミュニティサイトが存在していて、言葉や環境に不慣れな日本人はそういったサイトを活用するケースが多いです。
例えばドイツは、MixB(ミックスビー)というサイトが有名どころ。
今時はこういったサイト経由での求人・応募を主流としているお店や企業も多いですが、基本的に日本人求職者と「日本人経営者」が使うサイトです。
つまり、現地のローカルショップや企業の求人情報は無いです。たまに出てきますが、それはかなり稀なこと。
答えは、履歴書を持って直接お店に行き、オーナーに「仕事を探してる。雇ってほしい。」と言うです。
海外では紹介や引き抜きもわりと普通にありますし、待っていれば求職者の方から店に来るのでいちいち求人しないお店が多いです。
店の入り口に「アルバイト募集中」みたいな紙が貼ってあることはありますけど広告をして求人するお店ばかりではありません。
次に 履歴書の書き方。
日本だと文房具屋とかコンビニに履歴書のフォーマットが売られてるのでそれを買って書いて提出が一般的ですよね。
海外はまず履歴書のフォーマットは売られてません。ワードでも手書きでも形式はなんでもOKですし、決まった書き方も特にはありません。
さらに、【年齢・性別・顔写真】の記載・添付は不要です。
日本だと30歳を超えると転職しずらくなるとか言われますが、そういった要素で合否が分かれることはありません。
若かったら若さを武器にあえて記載するという発想もあるかもしれませんが、むしろ若過ぎると「経験値がないから、教えることが多くて大変そう」と思われることもあると思います。
「実力主義」の環境において、年齢や性別は本当に関係ありません。
試用期間は本当に「試されている」
日本でどこかの飲食店にアルバイトで応募して「じゃあとりあえず働いてみましょう」となったら、試用期間や研修期間といった正式な採用前のトレーニング期間があるところが多いですよね。これは海外でも同じで、「トライアル」と呼ばれる期間があります。
でも、この期間にも感覚に違いがあります。
まず試用期間の長さ。
日本だと1ヶ月とか何カ月単位になってることが多いですが、海外は1日~2日程度、もしくは数時間。
「カフェでバリスタをやりたい」という人だと、マシンを使ってコーヒー1杯淹れて、その場で合否みたいな感じです。
日本の場合試用期間でそつなく仕事を覚えて無難にこなせれば、アルバイトならほぼほぼ採用してもらえると思います。
「働けるかも!」と希望がさしたと思ったら、なんでダメでどうだったら良かったのか、よくわからないまま不採用宣告されることもザラです。
なので日本の感覚で、「最初は何もわからなくて当然だから、誰かが何かしら指示してくれるでしょ。」と思ってボケーっとしてると、永遠に仕事は決まりません。
30枚、50枚と履歴書を配り歩いて、数件トライアルに繋がり、1件決まればOKみたいな感じ。
ちなみに僕の経験上、語学力よりも仕事への「やる気と取り組む姿勢」技術職であれば「スキル」の方が重視されます。
言葉が流暢に交わせなくても、仕事に熱心でバリバリ働く感じであれば採用してもらえることも全然あります。
直接お客さんとのやり取りが必要な仕事は難しいかもしれませんが、裏方の仕事であればローカルのお店でもチャンスはいくらでもあります。
「採用」になったからと言って安心はない
海外にもいくつか雇用形態があるので一概ではありませんが「即日解雇できる契約」が結構普通です。
とかで、徐々にシフトが減っていったり、いきなりクビって言われたり。あるあるです。
外人に対して、陽気・大雑把・適当みたいなイメージを持つ人もいるんですけど、日本人の若者の方がよっぽど適当な働き方する人が多いくらい、みんなしっかり仕事します。
「日本人は勤勉で真面目」みたいな日本人ブランドは実際なんの価値もありません。
日本でも外資系企業で働くとよくわかりますが、成果を上げる人は上げ続ける限り重宝され成果が上げられなければ解雇。
まさに天国と地獄という感じです。
休みや残業に対する考え方
まず残業について言うと、僕のイメージ的には海外の人たちも必要あればしています。
それはそうですよね。仕事が終わってないのに定時だからと言って、投げ出して帰宅するような人はいません。
ただ、”無意味な”残業はありません。例えば、上司が帰らないから帰りづらくて残ってるとか、残業代目当てに仕事もないのにあるフリをして居座るとか。
もちろん人によりますけど、全体的に仕事・お金よりも友達や恋人、家族と過ごすプライベート時間の方が大切と考えている人が多いように感じます。
なので定時には帰れるようにスケジュールできてる人が多いです。夕方5時頃は帰宅ラッシュですごいですからね。
INOBERにある、【ドイツから学ぶ】真の働き方改革とはという記事を見るとわかりやすくて、これはドイツは日本よりも休日が多く、年間の労働時間が350時間も少ないのに、ドイツ人の方が生産性が高いという話。
本当に仕事に追われて残業をしている人がどれだけいるのか?がここから見てとれるように思いますよね。
長時間労働が問題視されていると言って、雰囲気残業や残業代稼ぎの残業がなくなったらどうなるのか?
もう1点、INOBERの記事で気になったドイツの法律が「労働時間貯蓄制度」。
残業時間を貯蓄して一定時間貯まったら有給として使えるという制度です。
割増賃金を払うのではなく休みをあげれば、従業員も残業代を抑えたい企業もどちらもハッピーというもの。この仕組みが取り入れられたら健康だなぁと思います。
休み、有給について
まず海外で多いのが、スーパーでもカフェやレストランでも「日曜・祝日はお休み」であること。
観光地なんかだと飲食店は空いてたりもしますが、スーパーは基本どこもお休みです。
日本だと、休みの日ほど売上げアップのチャンス!くらいの勢いがありますがそこは感覚が全然違います。
また、有給は難なく取得できます。有給で1ヶ月間丸々休みはめずらしいことではありません。
仕事<プライベート時間という発想がスタンダードです。
ちなみにエクスペディア・ジャパンの調査結果によると、日本の有給取得率は3年連続最下位。
ドイツ・フランス・スペインなどが取得率100%に対して、日本は50%。
有給取得に「罪悪感を感じる」という理由から有給を使えずにいる人が多いようです。
海外と日本、どちらの方が働きやすい?
これはかなり難しいところですが、個人的には海外の方が好きです。
特に人目を気にして仕事しなくて良い雰囲気は最高です。でも、絶対に海外の方がオススメというわけでもないです。
僕が見た海外環境は「きちんと教えてからスタート」ではないので、主体的に動いたり、自分の主張をハッキリ言う(やりたくない仕事はやりたくない)とかできる人には向くと思います。
一方で日本のように研修期間があって徐々に適応していけばOKという流れがあるのは、働く側からすればすごく良い環境だと思います。
時間をかけて丁寧に学びの時間が提供されるのは貴重なこと。
おわりに
海外と日本、結構違いがあったように感じられたのではないでしょうか。
でもこれに関してはもしかしたら、オーストラリアやドイツ・アメリカだからかもしれません。
というのも、これらの国の共通点は「移民が多い」ところにあります。ベルリンの中心地は在住者の2人に1人が外国人というほど移民、もしくは2世の人が多いエリア。
日本のように日本人ばかりで成り立ってきた国とは違い、いろんな文化や風習が入り乱れる多文化な環境なので容姿や年齢で入社を判断しなかったり、パフォーマンスを発揮できる人であれば誰でもウェルカムであったり、ここまでの多様性は少し特殊な環境と言えるかもしれないからです。
日本には無い良さもたくさんあり魅力を感じられることが多い一方、認められなければそれまでという厳しい社会でもあることを理解して日本社会と比較すると、日本の「ホワイト企業」に勤めることが、実は最高なんじゃないかなと思ったりもします。
労働時間や休みの日数に対する意識の変化だけでなく、僕のようにフリーランスやリモートワークという働き方そのものを変えることも年々注目度が増しています。
人生の多くの時間を費やし、働き方次第でプライベートにも大きく影響を及ぼすのが仕事です。
今のあなたの働き方は、数ある働き方の内のひとつ。
今の働き方に悩んでいるようであれば、なにか違う道を探してみてはいかがでしょうか。
日本の仕事を海外でするので現地の言葉を使う機会がなかったり、新たな知り合いが増えづらい点はありますが、「やりたい仕事を自分の好きな時間・場所でできる」ことのメリットはかなり大きいと感じます。
また、海外で仕事が見つかっても希望通りのシフトがもらえるかは当然わかりません。
思うように稼げなかったり、中途半端な空き時間ができてしまったり。
そんな時に、フリーランスやリモートワークという働き方が選択肢にあることで、すきま時間の有効活用が可能になります。
働き方を変えたいと思っている人や、今の仕事に何かプラスで仕事がしたいと思っている人にも、フリーランスやリモートワークはオススメです。
海外に住んで現地でお仕事を探すのも一つですが、日本の企業相手に、リモートワークという働き方も一つです。
日本の会社もフリーランスの方や、リモートワークで働ける人を探す会社も増えています。
リモートワークであればお仕事の内容によっては、現地で働くよりも収入が高い場合もありますし、現地の言葉が話せないうちは、日本語でやりとりできるお仕事をした方がよいケースもあります。
リモートワークとして働けるスキルを身に着けておくのも、海外に住むときの収入の柱を増やす一つかもしれません。
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